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2007年11月17日 (土)

プルマングレード

メルセデス・ベンツが、「プルマン」というグレードを復活させるという。最上位車種の最上位グレードである。要はVIPサルーン。

「Pullman」

意味:特等の

気の利いた辞書にはこう書いてある。
P3300078a_3
Voiture salon pullman(ヴァチュール・サロン・プルマン…フランス語)
※右クリックで「開く」とやると全貌をご覧いただけます

「で?何で客車?」
プルマンというのは本来客車のグレードとしての特等、及びそういう客車の概念を確立した男の名前にちなむ。

George Mortimer Pullman(1831-1897)

19世紀。当時最速の移動手段は鉄道であったが、乗り心地、接客の点では「業苦」に近いモノだった。特に広大なアメリカ大陸の移動では深刻な問題であった。そこで鉄道による旅行を快適なものにしたいと考えた彼は、自ら会社を興してエンジニアに言った。「動く宮殿」を作れ。
かくて出来上がった客車は、凝った意匠の壁・天井・窓枠に彩られ、フカフカのカーペットが敷かれ、大型のソファとそれを挟む形でテーブルが並ぶ。1輛の定員は30名ほどで、各々の車輛に給仕(ウェイター)が配され、テーブルにはウェッジウッドに盛られた食事と、荷物車内冷蔵庫より持ち出されたワイン類が供される。それはレールを走る高級ホテルロビーのサロン室であり、乗る人には服装や立ち居振る舞い、話題にすら、それなりの「品格」が要求された。文字通り破格の座席車なのだ。かくて彼の座席車は「プルマン車」と呼ばれ、王侯貴族が乗る車輛としてステイタスを確立した。日本では皇族が乗る専用車輛として「御料車」(ごりょうしゃ)を製作したが、イギリス王室はプルマンをそのまま利用した。エリザベス女王がデフォルト仕様そのままで利用されて良いと判断されたのだ。写真の模型は、オリエント急行の運営会社「ワゴンリ」が、主に欧州大陸を日中走る急行列車向けとして、プルマンの名を冠して製作したそういうサロン車である。数輛保存車がいて、それこそオリエント急行に時々連結されているほか、箱根のラリック美術館が1輛持っていて中でお茶が楽しめる。なぜ持っているかというとインテリアデザインの担当者がラリックだからである。当然、彼の手による本物のガラス工芸(飾り窓)にお目にかかれる。このことはプルマン車が「ラリックが判る人」を客層に想定していることを意味する。

「ロイヤル」「マジェスタ」「プレジデント」…いかにも高級車っぽい響きを持つグレード・車種が日本にはゴロゴロしているが、プルマンはこのように実はその上を行く。単に「高額な車を買える」のではない。それが「プルマングレード」である。

メルセデスが要求しているのはカネではなく、引き換えに供しているのは単なる高額車ではない。
同社の意を解されよ。

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