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2007年12月14日 (金)

命のマニュアル

マニュアル…手引き書には2種類ある。
「事前に読んで把握しておいて下さいね」ってヤツと「その場で開いてご活用下さい」ってヤツだ。天体望遠鏡の操作法なんかは前者だし、プラモデルの組立方なんての後者だ。前者なんか夜空の下いちいち懐中電灯でマニュアル見てたらバカだろう。
そうすると、こいつはどっちに分類されるか。
1
正解は「両方」である。すなわち「身体で覚える」のがベストであるから前者であるし、でもイザとなるとアタマ真っ白になったり、習った通りの結果にならなかったり、何も知らない人がその事態に直面することもあるから後者なのだ。
果たしてその内容はどうか。
ここにこうして書いてるくらいだから、単なる紹介ではなく「問題提起したい」が主旨だいうことは予想が付かれよう。そうこれ、シロトが見て全容把握できる・その場で開いて活用できる、どっちの観点からも疑義がある。
2
まず問題点は表紙開いた2ページ目のここだ。
「早わかりチャート」としてあるが、矢印が行きつ戻りつで全然早わかりじゃない。上から下へ流れて行く形じゃないと、1次蘇生施術者が「行程のドコを行っているのか」が判らなくなる。
3
次にここだ。問題点はここだ。ここだけ見るとこう読み取れる。

電気ショックで心拍回復しても胸骨圧迫を続けるのか?

胸骨圧迫式心マッサージのそもそもの目的って何だ。鼓動の復古を促すことと「手ポンプによる血流循環の維持」であろう。鼓動が復古して尚手心臓を続けるのは、心臓の本来機能を却って妨げるように思えるが如何か。

あと、一番気にくわないのが「回復体位にして観察を続けろ」…観察って何だ?ボケッと見てろと?違うであろう。
知る限り、
1.大抵のAEDには波形なりランプ点滅なりで鼓動の有無を施術者に知らせるモニタがあるので、拍動が安定しているか見てろ
2.AEDが再度心停止と判定した場合は、AEDコンピュータの指示に従って、呼吸なり心マッサージなり行え
3.そして心拍安定なら吐瀉物の除去や気道確保、毛布などによる保温
など、やれることやっとけ。という意味のはず。でもそうした中身なく「観察」。「観察」と言われてその真意を承知している人がどれだけいるか。

これは、全体を掌握しており、ある程度予備知識や判断基準を「常識」として持っている人の単なる「まとめ資料」の書き方なのだ。だから、文言をうにうに追いかけて一端全部目を通さなくちゃいけない作りになっている。
AEDはこんな機械です。CPR(1次蘇生)全体の構造はこうで各個作業はこうです…「エーまず全体の流れを説明します」目の前で親族に倒れられた人にまず言うべきがそれか?道ばたに倒れた人を発見した人が「とりあえずアクション」と感じた時開いて目にするのがそれか?突然修羅場に放り込まれた、とか、蘇生のメカニズムや段階についての知識はありません…という方が、パッと見てスラスラ理解できる・判断に使える内容ではない。
また、AEDが手に入ることを前提とした書き方もどうかと思う。AEDの使い方のマニュアルなのは確かだが、それ以前の目的は「命を救う」であろう。だとしたら「AEDがない場合」でも出来ることとやるべきことを書いておくべきではないか?(一応、AED到着まで続けなさいの対応がそれに該当するが、そこまで注意して読む余裕が果たしてその場その人に生まれるか)。

ネットで検索すると、ほぼ同じ内容の「ガイドライン」があちこちの自治体HPにペタペタ貼ってある。
お上から「かようなキカイがある。下知セヨ」「御意」でまんまコピーして貼ったのであろう。でもこれシロトが読んで覚えられるどころか、イザという時開いて使える物でもない。
「えーっと次のアクションはどのページだっけ…」
これだけで10秒失う。「日本蘇生学会」さん、ええのん?こんなんで。

このページにおいで下さった方の中にも、「高齢のご両親が実家に…」という方が多くおられよう。そうした方々がこれを目にすれば真剣に読まれるはず。でも、この有様であり、実際その場に出くわした時「あれ?次どうするの」に陥ることは容易に想像が付く。

だったら「これだけやっとけばいい」のほうがまだマシ。生半可よりバカの一つ覚えの方がよほど有用。

1.声を掛け、反応がなければ救急車とAEDの手配を要請する。自分一人しか周囲にいない場合は救急車。
2.呼吸と脈の有無を見る。呼吸は吐息を頬や唇で感じる。脈は手首や首筋に指先で触れるか、心臓の部位に耳を当てて鼓動を聞く。この結果は人体の仕組み上、両方あるか、脈だけあるか、両方無か、のいずれかである。
3.「両方ない」の場合心臓マッサージ+人工呼吸。脈だけある場合は人工呼吸を行う。なお、自分一人しかいない場合は、ひたすら心臓マッサージだけでも構わない。
4.AEDが到着したら見開きにイラストで使い方が描いてあるのでそれに従う。その後の動作はAEDの合成音声の指示に従う。呼吸と脈は確認し続け、脈がなければ心臓マッサージ。脈があるけど呼吸がなければ人工呼吸。

盆暮れは寒さにお酒や餅が加わり、こういうのが起きやすい。皆様どうぞお気を付け下さい。

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