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2008年1月31日 (木)

オレは必ず正しい3題

「それがオレのジャスティス」
たぁ私見に対してグダグダ吐かす外野を黙らせるネットスラングであるが。

「キチンと調査した」
ああそうですか。その後時々見ましたか?
「直ちに調査した。検出されなかった」
じゃぁコレ何なの。
正当化って端から見ると滑稽なのね。乏しい根拠に基づき必死に力説してると尚。

「ソースはアサヒでフルタチ」なんだけど、アメリカで、BSEの可能性もある「立てなくなった牛」を食肉加工場に「運搬」する映像が映ったのね。それがひでーの。紐で引っ張りのフォークリフトで持って行きのしまいに鉄棒で顔ド突きの。
で、「クジラを捕るのは虐待です」
ウシならええんか…鯨油だけ目的にクジラ狩ってた民族が良く言うわ。

97年には学会でネタにされたとある現象。
…配慮されてない部品を作っちゃって客先で故障したのね。それがウチのカスタムで21世紀に入ってからの設計なもんだから、客先への補償をウチがやるか部品会社がやるか大もめ。

「仕様書通りに作っただけじゃん」
「仕様書見りゃ現象が生じること類推できるじゃん」
「う~」
「わう~」

知らん。寝る。

2008年1月30日 (水)

なんやわからんけど深刻そうなので

検索サイト Google  検索ワード 掲示板 わきが いじめ ケミコン

1.両親のどちらかが該当しますか?
2.耳垢は湿ったタイプですか?
3.下着に変色がありますか?

何が展開されてるか予想は付くけどね。

女の子なら永久脱毛してしまうことを勧めます。事実を伝えるとショック受けるでしょうが、「南方の血脈」の発露なので仕方ありません。但し抜いてしまえばそこで終わりです。
男の子なら脱毛でも構いませんが、殺菌の薬もあります。
http://www.rohto.co.jp/prod/?jan=117383
http://www.kracie.co.jp/products/h_mittel/h_mitteru_cream.html
女の子もこれで当面を繋ぐといいでしょう。

ちなみに、お子さんが被害を訴えておられるなら、もうその学校に行かせる必要はありません。行かせるべきではありません。引っ越しも念頭に転校をお勧めします。

こういうパターンは非常に深刻で、治ったから無くなるというものでもありません。授業中気持ち悪くなった、トイレに間に合わなかった…一度の出来事をいつまでも繰り返し言われます。
私の通っていた小学校には、小児マヒで少々手足の不自由な女の子がいました。彼女の書いた卒業文集の内容は当然、まつわる「いじめ」です。今読むと彼女に関する児童各人の心象を書かせ、黒板に貼り付け…その後そのようなことは無くなった、と彼女は書いてますが(でもそれって教員が行うにしてはかなり酷薄な行為だと思うし…結果好転であったとしても)、少なくとも卒業近くまで彼女に対し残酷な言葉を浴びせ去る者の存在を私は記憶に認めています。
まぁ、よそ者いじめ食らって精神的に不安定になった子どもの親に、「精神病院に連れて行け」(要約でも意訳でもなく、まんま)平然と言う公立の小学校ですから、推して知るべしではあるのですが。

そりゃねーだろ3題

隣席専任氏が昼過ぎて突如出張。
「5時に来いってんだよ」
なんでまた。
「製造ライン止められるの5時以降だから、夜っぴて調整してくれって」
んな無茶な。

翌日昼過ぎ、目の下にどす黒~い隈を作った隣席氏がふらりと顔を出し。
…課長にボソッと何か告げて帰って行った。生きろよ。


夕刻営業から突撃電話。
「お客さんが工場の入り口に製品持って見えてるんですがね」
は?
はぁ?
…例えば炊飯器壊れたって炊飯器抱えて炊飯器の製造工場突撃しますか?

「修理しろゴルァ」
「いきなり来られても部品の手配もできんわオルァ」
「知るかお前の責任じゃ今日中にやれドルァ」
「ホンマにウチの責任かおんどれの回路見せアルァ」
「そんなのかんけーねぇ!トラックに乗っけてわざわざ持ってきたんじゃ!やるまで帰らんぞワレ」
(意訳)

…レンタカーのトラック手配して重量200キロからのシステム積み込み、高速道路600キロ延々ぶっ飛ばしてくる手間とコスト考えたら、フツーに買った商社経由で修理頼まれた方が合切こっち持ちで賢明だと思うんですがね。よい子の皆さんはマネしないでくださいね。


「これ、マズイよ」
娘が残した弁当のおかずについて、率直に妻に言ったのは一昨日のこと。
http://www.jti.co.jp/JTI/attention/about_recall_20080130.html
「これ、買ってあるよ。食べる前で良かった」
他にも弁当用に用意してあった冷凍食品見れば見るほど中国中国中華人民共和国。

この天津甘栗、中国製じゃないだろね…

2008年1月29日 (火)

常識非常識鉄道ヲタク目線

日経web版の遥●洋子氏のコラム

「タクシー派の自分が電車で行ったら160円で驚いた」

(・o・)

「東京駅京葉地下ホームで海浜幕張に行くかと乗客に訊いたら、ハッキリした返事が来ず、乗っていったら府中本町に連れて行かれた」(京葉線に乗るべきが武蔵野線に乗った)

ヽ(。_゜)ノ?

で、コラムの主旨は東京は他人に無関心だ…と続くのだけれど。

その前に一つ二つ突っ込ませて下さい。

1.とりあえず、目的地がどこにあり、自分が「ナニ線」の「ドコ行き」(ここ重要)に乗ればよいか事前に把握すること。
2.客に訊いて判らなければ駅係員に訊くこと。

噛みつくトコロが違うでしょ。
ちなみにアナタの東京駅の懊悩は、ブルー一色の電車か、銀ピカにピンクのストライプを巻いた電車に乗れば事足りたんだけどね。

さておき、いっつも思うんだけど、こういうタイプの人、自分がどこにいてどこに向かっているのか、向かうべきか、正確に把握してなくて不安でないのかね。根本問題として、ワカランなら何で路線図と行き先の突き合わせをしない。
…まぁここまで来ると逆に無体な要求かも知れんが。
(これはこれで鉄ヲタにしかワカラン暗号だぞJR東。しかもこれ運変があると前後がしっちゃかになるだろーが)

自分の場合鉄ヲタなので、行く行かない、どう行けばいいかの問いには判る範囲で答えている。乗り換えが必要な場合は少なくて済む、きっぷ1枚で済むルート方法を答えている。この際、「わからんけどとりあえず乗ってみた」人であれば、「はは~ん」とピンと来る。その場にあるまじきトンチンカンなお問い合わせになるからだ。

「北新地(大阪)に行くにはコレ乗ればいいですか?」

電車が兵庫県は尼崎駅に着いた時、プラットホームの困り顔したおばさんから訊かれた内容。
オレ東京出身の名古屋人なんだがね。さておき正解はあんたがたの後ろのソイツ、な話なのだが、その電車は「木津」行きであるため、北新地に行くかどうか判らないのである。

尼崎を通る人には「ハァ?」な話。

これを別の都市圏で言うなら、例えば名鉄の岐阜行きに乗って一宮通るかどうか判らず。
東横線で元町・中華街行きに乗って横浜を通るかどうか判らず。
福岡で福岡空港行きに乗って博多を通るかどうか判らず。
札幌…ええい列挙も面倒くさい。

うん。
そういうレベルの話。
でも「その程度」のようなのだ。こういう方々の「常識」は。

行きたい場所が電車に明示されていない限り、行くかどうか判らないのである。だから遥さん、アナタがオレンジストライプの電車の方に言われた「知らない」は、その人に取って本当に行くかどうか知らなかった可能性が高い。自分が向かう駅に行くかどうか判ればいいんだもん。中間もその先も「知らない」のですよ。

えーそんなあまりにも…いやいや。

別例。出張帰りに熊谷から新幹線東京行きに乗った。自由席は満員なので通路に立っていた。つーても東京まで30分。どっちゅーことはない。
車掌が通りかかった時、同様に立っていた傍らのおばさんが訊いた。
「仙台、行きたいんですけど」
「大宮で『やまびこ』号に乗り換えて下さい」(八戸開業前)
「えっ!乗り換えできるんですか?」

新幹線to新幹線の乗り換え…それは禁断の秘法らしいのである。

ここで車掌氏のエラいところは、おばさんの切符を見て(上野まで買ってあった。東京じゃなくて上野なのがミソ)、不足分車内発券したこと。ちなみに大宮はホームが6本あるので、次何番線かの話はオレが補足した。…新潟でも行かれちゃタマラン(と、書いてる間に、なんで新潟が出てくるのかワカランという方が存在することを承知している)。
「2階建てのバカでかい図体したのが来ますんで、それ乗って下さい。盛岡行きですが、仙台止まります」
絶対、間違えないだろう。

「事前に調べる」それは難しいことだろうか。そして、鉄道使ってどこか行くって、そんなに複雑困難なのだろうか。
まぁ、中学の頃、目にも止まらぬ早業?で時刻表繰るオレサマ見て尊敬してくれた女の子いたが。

to 名古屋市交通局

「名城線左回り」「名城線右回り」…こ~いう方々に理解できる親切な案内だと思いますか?しかも字面が似ている「右」と「左」。

あなた方の決めたこの言い方は、頭の中に路線図を持ってる、路線図から行き先を見付けられる人にのみ有効で、そういう人は逆に行き先なんか見る必要もないのです。

2008年1月28日 (月)

2ちゃんねる

やってますが、何か?
鉄道模型板ばかりだけどね。後はお馬鹿なニュース見たりとかAAで笑ったりとか。
最もググレカスのAA貼ってる時点で重症といえば重症。ギコナビ突っ込んであるし。

最近訴訟ネタでネットが震源とされるものは大抵ブログか2ちゃんねる。相互に油を注ぎ合って「ネット世論」に成長する場合もあり。

実はいろんな見方捉え方は2ちゃん流離って「学んだ」部分もかなり大きい。同じものでも違って見える。思いこみが誤解を招く。

「叩き」「やりすぎ」も確かにある。でも、「2ちゃん見ていて助かった」ということもあったりする。
是非論はさておき「リテラシー」ってヤツを身につけるに一役買ったのことは確か。

だから藻前らも芸能人の2ちゃん叩きくらいで特攻すんなや。
「華麗にスルー」
2ちゃん発の情報リテラシーに対するテーゼじゃないか。脊髄反射しねーでマターリ汁。
知性にじませてバカを書き込む便所の落書き。それが、2ちゃんクオリテー。
違うけ?

(しかし2ちゃん語ってこうやって書くと日本語で書かれた異国の言語だな)

2008年1月27日 (日)

携帯電話を持っていますか?いつから持ち始め、今まで何台、どんな機種を使っていましたか?

ブログペットのお題。キライじゃないから乗ってみよう。最初はこれ。

「ドコモN101」

果たしてどのくらいの方がご存じか。
TDMA式PDC…すなわち「デジタル携帯電話」のまさに初号機である。
http://www.doplaza.jp/museum/docomo/photo93_87.html
「通話だけ」である。着メロは無機質な電子音で3種類から選ぶ。バイブもない。番号メモリは100件待ち受け30時間連続通話1時間。ボディはアルミ製で重量250g。これでも1993年当時ハイテクの最先端にあった。正式名称は「携帯電話無線機」である。新規購入価格11万円(レンタル契約も出来た)。
こいつを研修明けの入社2年目が手にした。工場長より早かった(爆)。理由は幾つか。まず社員寮で一人暮らしであり、普通に電話を引いたところで、主要な電話先である電器屋やCDショップとの通話には全く無関係であったこと(営業時間は昼間だ)。固定電話加入代金7万よりもレンタル契約携帯電話の方が圧倒的に初期費用が安かったからだ。ちなみにこの時代、携帯に掛ける場合は、相手までの距離が160キロ以下かどうかで、030と040を使い分ける必要があった。…どこにいるかワカランくても繋がるのが携帯なのに、とか思った遠いあの日。「030は『携帯市』への市外局番みたいなもの」とか説明したっけなぁ。

2台目はN206
http://www.doplaza.jp/museum/docomo/photo98.html
女子高校生が持ち始めて授業中に使うなど社会問題化の徴候が見られ始めた頃だ。電池が劣化してきた上、さすがにデザイン的にも陳腐化してきたことから、秋葉原に出かけたおりに「ふらっ」と、ドコモショップに寄って手にした。「東海のメカですが」「あ、いいですよ~」この頃はまだドコモも融通が効き、文字通り王者の余裕があった。ちなみにそんなわけでレンタル機である101は現在無いのだ。

3代目はN209
http://www.doplaza.jp/museum/docomo/photo00.html
206があっさりぶっ壊れ、しかもそれが出先九州だったため、慌てて手近のドコモショップに「飛び込んで」購入した。
「ピンクしかないんですけど…」
「構いません」
自動的にiモードデビュー。クールでプライベートを語らない事で知られたオレサマが出張から帰ると唐突にピンクの「ケータイ」。これは職場でウケた(何狙ってんだか)。ちなみにピンクでiモードであることから、勝手に「愛ちゃん」と名付けて可愛がった。…ら、本物の愛を連れてきた。妻との交際はコイツでのメールのやりとりに始まる。

4代目はN505
Aho

ケータイ向けwebコンテンツがカラー標準となり、モノクロの愛ちゃんでは支障を来しつつあったために乗り換えた。妻がN251。しかしこの時のドコモショップの対応、そして何よりフラッグシップ機であるにもかかわらずな機台仕様・性能のグダグダ振りが、2006年に「それが俺のジャスティス」を招来することとなる。

5代目 W43H

P1270044
現行機。auのハイエンドマシンである。CDMAでワンセグ搭載。そう、MNPを機にドコモを見限ったのだ。13年ドコモを使った人間があっさりと袖にしたのである。それくらい、ドコモには不満が募っていたのだ。妻は色違い同型でsuica機能をロード。

で、程なく出てくるであろう「緊急地震速報対応機」が出れば、6代目に乗り替える予定である。但しドコモに戻す気はない。なぜならドコモのCDMA(FOMA)は、実家で通話が成立しないことすらあるからだ。
ドコモよ、ドコへ行く。
(ベタなオチでごめんなさい)

2008年1月26日 (土)

初詣 バッグを買って エビフライ

初詣に行ってない。
ついズルズルうだうだしてしまうというのもあるが、地元の神社がメジャーすぎて人大杉という側面もある。
熱田神宮。
「草薙の剣」が祀られていたのだから由緒格式は推して知るべし。
この週末で1月の休みは終わりだし、明日にしようとかいうと明日「行かなきゃならない」気分になるので鼓舞して出る(そこまで自分煽らなくちゃ出る気無いらしい)。昼スタートのお出かけは久々。いつもの駅から「ドニチエコきっぷ」で入場、地下鉄で神宮へ。
駅から少し歩くのだが、「まだ~?まだ~?」とけだるけだったウチの娘さん。お参りした後、境内の茶屋で「ぜんざい」をチャージして俄然元気百倍(アンパンマンか君は)。率先して駅へとって返す。ナニ?何祈ったって?世界平和と生物安寧だ。他に必要かい?
地下鉄で市の中心部へ流れデパート詣で。通勤バッグとワイシャツなど購入。男の買い物は早い。しかしもう娘さんつまらない帰りたい。ワンフロア上では催事コーナー「九州物産展」開催中。何か飲めないかと思って乱入を企てる。気がつくと「梅が枝餅」の行列に並ぶワタシ…だって思ったより短かったんだもん。九州博多は母親の郷里。「マストアイテム」は幾つか持ってる。
ほくほくの10個ほど抱えてデパートチェンジ。妻の買い物に付き合う。娘はどこかの小さな女の子とぺちゃくちゃキャッキャ。一期一会。君の知らない言葉。
夕食には少し早い時刻になったが、それは逆に言うと有名店で待たずに食べられるチャンスということ。向かったのは名古屋が誇る本格派エビフライ
「まるは食堂」
いつぞや行った本店が、旅館の大広間に座卓並べてワイワイがやがや…ってな雰囲気だったのに比べ、こちらはいかにもデパートレストランエリアのオシャレな作り。椅子にテーブル飾り鏡。出てくるのはLa nourriture frite du homardですかい?
でもやっぱり「まるは」。普通、「揚げ物」ってぇと、どこかのウーロン茶の宣伝じゃないが、ウーイ脂、な後味なんだが、ここのは爽快なのだ。しつこくない。お腹いっぱい感がないのだ。「夕食には少し早い」と言っていた妻ですら2本ペロリ。
ああ、食った食った

※あくまでメインは初詣

2008年1月25日 (金)

単なるコラム

その昔(37歳で昔もねーが)、アイドル・芸能人の情報というと、テレビなどマスコミから「一方的に」与えられる情報が全てだった。idolとは本来「偶像」の意味だが、その点で一方的時代の「アイドル」は、その少ない情報に基づいて我々視聴者が脳内で勝手に作り上げた偶像そのものであったと言って良い。「かわいいあの娘はピンクが好きで屁もしない」本人の人間像とかけ離れたものと言って良い。米国になるが「カーペンターズ」兄妹の悲劇的末路、「キャンディーズ」の有名な引退時のセリフ「普通の女の子に戻りたい」は、この辺の乖離が当人達に心理的圧迫を与えた証左であろう。

その辺もあってか、仮に町中で「本人」に巡り会ってもギャーギャー言わないことにしようと、いつの頃からか心に決めていた。確率的に「要らぬ心配」の類に近いが、普通の時くらい普通でいさせてあげたいと単純に思ったのだ。ちなみに「要らぬ心配」は過去3回。新幹線車中で笑福亭鶴瓶師匠と通路挟んで隣同士、特急「スーパーあずさ」車中でリチャード・クレイダーマン・バンドご一行様、出張先ターミナル駅にて篠原ともえchan、と遭遇した。ちなみに師匠はお弟子さんと一緒で気配りの人、通りがかりの乗客に「応援してるよ~」と言われ「おおきに~」。…でも「鶴瓶師匠」してなくちゃなんない。クレイダーマン氏は座席に膝立ちで背もたれ越しにバンドメンバーとニコニコ会話。ジャケ写のまんま。あのスマイルは営業じゃなくて「まんま」なのでしょう。ちなみにこの時一般人の通行はなかった。気になったのはともえchan。いわゆるバカキャラのはしりと言っていいのだろうが、プラットホームを歩くうつむいたその姿は傷ついた女の子そのものだった。芸能人がグリーン車から寂しく降りるなよぉ。彼女の姿がテレビの低劣バラエティから消えたのはその後間もなくの頃である。八王子の娘だし、声を掛けたくなったが、その後の転身ぶりを見る限り、やはり余計なことはしなくて正解で、そして傷ついた姿もさもありなんと今は言える。どれであれ、「やはり良くも悪くも『キャラ演じてる』部分はみんなあるんだな」とは思った。

こんな「一方通行」を変える時代が今到来した。ネットであり「ブログ」である。ありのままを本人自身が語り、そこに直接、我々「イパーン人」が反応できる時代が来たのだ。「好きな色はピンクで、好きなフルーツはイチゴ」マスコミの演出脚色は過去になった。偶像自身が偶像のメッキを剥がしたのだ。ここで面白いのは「雲の上」であるがゆえにそれこそ人が殺到しそうなものの、案外同じ目線でやりとりがなされていること。時々イタイこと書いてそれこそマスコミにバッシングされるブログもあるが、逆に言えば「本音」「素顔」「ありのまま」の裏返しであろう。

で、実はこうしたネットのもたらすパラダイムシフトにまるで頓着せず、旧態依然の一方通行を続けようとしているのが当のマスコミであったりする。先の某アイドルの耳に関する告白で、先に当人がブログで発表してジタバタしたのは実に滑稽だ。改めて「芸能リポート」なんかされんでも、夜の間にネットで広がっている。そしてその後の、彼女に声を掛けたら反応はこうでした…なんて報道は、主導権を取り返そうとあがいているようしか見えず、バカバカしい以外の何物でもない。そしてそこに…そんなこと逐一チクチクチェックされ、都度放出される彼女の気持ち、配慮が全く見えないのは文字通り外道としか思えない。いじめでなくて何だありゃ。そんなことより本当に「不治」なのかどうか、彼女の報道で飯食ってきたんだから、逆に徹底的に調べて可能性を追求するくらいしてやってもいいのではないか?悲劇のヒロインに仕立ててお涙頂戴…でも病気になっても尚かじりつくゴキブリ。「骨までしゃぶる」ように感じるのは言い過ぎ?

我々「イパーン人」は今やマスコミの介在を必要とせず、同じ事象をいろんな立場から見る窓をリビングに持っている。極端だがわかりやすい例として、ブッシュとアルカイダの言い分双方を取得することが出来る。この例の場合、アルカイダは確かにやり過ぎであると思うが、ブッシュの行為もイスラム社会に対し勝手に自分の流儀を押しつけている不快さふんぷんと言える。ここに「歩み寄り」または「一歩下がる」が無い限り解決の糸口はないと我々は理解する。すなわちメディア・リテラシー(※)能力を確保したのである。対しマスコミの論陣はどうか。「アサヒる」「ソースはフルタチ」といった揶揄語が登場した背景はどこにあるか。正論ぶると「エーほんとかよ」とググられ、スクープのつもりが「何を今さら」になっているのはなぜか。

何のことはない。ネット社会は、「情報」がマスコミの中に入り、どういう形で出力されるか、「使用前」「使用後」が存在することを暴き、そしてマスコミが今や「裸の王様」であることを明らかにしたのだ。そして、裸の王様は、未だ裸の王様…

●おまけ●
ボトックス治療で死者16人…なんだこれ?

ボトックス注射ガイド
ボトックス注射ガイドはしわに対して効果的な美容法「ボトックス注射」についてのガイドサイトです。ボトックス注射とはどのようなもので、どういった効果があるのかまとめています。気軽さが人気のプチ整形「ボトックス注射」についてまずはしっかりと ...

ボトックス注射で小顔、美肌に
ボトックス治療はしわを消すことが一般的ですが、エラを取る小顔効果、多汗症(わきが)、ふくらはぎに注射することで美脚になることも可能なプチ整形です。 副作用などの危険はほとんどないと言われていますが、全く危険がない治療とはいいきれません。

食中毒の原因菌で知られるボツリヌス菌毒素から抽出した成分を、シワが気になる部分に注射するというシワ治療です。

ぼ、ボツリヌス菌!?馬鹿野郎。食中毒どころの騒ぎじゃねーぞ。生物化学兵器に使われる超絶の猛毒ぞ?

ボツリヌス菌毒素の致死量はよくわかっていません。ただし、サルの研究から、体重70kgのヒトの純粋なA型毒素の致死量は、静脈注射あるいは筋肉注射で0.09-0.15マイクログラム、吸入で0.70-0.90マイクログラム、経口摂取で70マイクログラムと推測されています。
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/infection_inf/botulism1.htm
(横浜市HPより)

それでも塗る?注射する?
美容と健康のために死ぬ?(このフレーズの著作権:タモリ)

…途中の注釈は敢えてここに入れておこう

※メディア・リテラシー(英:media literacy)とは、情報メディアを批判的に読み解いて、必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。「情報を評価・識別する能力」とも言える。(WiKiより)

サイト更新して寝る

2008年1月24日 (木)

いつか来る話

「東海地震を想定した防災訓練を行います。30秒間、効果音を流します」
何その甘ったれ。

東海地震では数百キロに渡って大地岩盤が揺れ動き持ち上がる。それは地球規模の変動であって秒単位では終わらない。しかも東海地震は過去単独で起きたことはなく、同時か時間差はあれど、必ず東南海、或いは南海地震とペア、トリオで生じる。

近似類例を私たちはスマトラ地震(2004/12/26)に見る。この地震は上記「トリオ」に相当し、7分間にわたり1300キロの岩盤が動いた。地震動は長いところで当然その7分に達した。日本の震度に直せば5強程度だったとされるが、それが「7分」継続する恐怖は想像するに余りある。試みにじっと押し黙って秒針が時計を7周りする間眺めていると良い。その長さが判るはずである。

とかやってたら、日本で想定される最大規模の地震は、東海・東南海・南海・琉球まで同時に動く「4連動」であるとする説が最近出された。
http://cais.gsi.go.jp/YOCHIREN/report/kaihou78/11_07.pdf
高知県に美観で知られる海岸段丘が存在するのをご存じの方もあると思うが、あの段丘はこの種の巨大地震で土地が持ち上がって形成された物に他ならない。そこから割り出される発生間隔と、他の類例と引き比べた時、日本では1700年前後の間隔でこのクラスの超巨大地震が起きているのでは?とするのがこの論文の主旨である。確かに理科年表にも記紀時代の地震記録が載せてあり、684年は確実に巨大地震、アトランティス類例の「冠島伝説」が701年などとある。但し「可能性の指摘」であり仮説に過ぎない。

しかし、その内容はスマトラレベルがほぼそっくりそのまま日本近海で起こる可能性を示唆する。東海道沿いの3大都市圏は3連動でさえ震度5強~6強の揺れが「数分」続くとあるから、もし、「それ」が起こり遭遇した時、人は果てなく続くかの如き恐怖の中に放り出され、精神の正常性を維持することすら困難な状況に直面しよう。

さんざ脅かした。しかし、幸いなことに我々はそうした情報を知識として有し、幾千の貴い犠牲に学び、記録した。

持ちうる情報と取りうる行動を全て記す。

情報

1.次の東海地震はこれまでのパターンを踏襲するなら「3連動」(マグニチュード8.5以上)であり、2050年あたりまでに必ずやってくる。
2.上記仮説を正と置くなら、スマトラ級超巨大地震となる可能性もある
3.その前後には内陸断層を震源とするM7クラス直下型が頻発する。この直下型は日本列島のどこでも区別なく起こりうる。阪神・淡路大震災/新潟県中越地震クラスの非常に激しい揺れを伴う
4.直下型は突然襲来し、予知は不可能である

行動

1.激しい揺れは人を翻弄し、その恐怖もあって何も出来ないと考えるべきである。確保すべきは身の安全であり、日頃からそのための場所と落下破損の発生防止に努める必要がある
2.深甚なる恐怖に打ち勝ち身の安全を図る手段は、日頃の鍛錬で身体に憶えさせる以外に手はない。シミュレーションを繰り返し自らを鍛えよ
3.「緊急地震速報」は「数秒」の猶予を与えてくれるシステムと捉えて良い。可能な限り速報把握手段を保有し、最悪の環境下(天ぷらを調理中・ストーブ等高温器具使用中)で、「1秒」「3秒」「5秒」のうちに何が出来るか訓練しておくと良い。
天ぷらシミュレーション:1秒ならフタをする。3秒ならフタを被せ、火を消し、ガス台から離れる(熱いのがこぼれるから)。5秒なら更にテーブルの下などに潜る。
4.巨大地震は数秒から数十秒の初期微動から始まる。この間であれば震動下でも何らかの行動を取ることは不可能ではない。同様に訓練しておくと良い
5.ガスレンジは使用量メータ内蔵の電子回路で自動遮断される場合が多い。使用機器が自動遮断装置付きか確認しておくと良い。「火を消す」1秒を「火の元から離れる」3歩に使える
6.地震だ火を消せは格言であるが、何よりも生き延びよを金言とせよ

重要なのは、東海地震が「言われている通りの内容で起こるとは限らない」及び、「その前に予知不可能で揺れの激しい直下型が来る」と知ること。そして「人は揺れに翻弄され、何も出来ない」を前提に置くことである。

★Newtonムック「連動して発生する巨大地震」(2007/12刊)によると、スパコン「地球シミュレータ」にデータを与えたところ、1707年宝永地震から1946年南海地震まで、誤差30年程度で正確に再現したという(万年スケールのテクトニクスで誤差数十年は驚異的高精度である)。
この地球シミュレータの解によると、「次東海地震」は2019年3連動である。とはいえ誤差数十年。明日かも知れない。

※他に台風もいじったりするので「防災」カテを作りました。検索する人どれだけあるか知らんけど

2008年1月23日 (水)

慟哭

生まれてすぐの男の子を目の前で強殺された。
先に起こった事件である。

そのお母さんが自ら命を絶ってしまった。

確かに、状況からして精神の正常性を維持することすら困難であったろうことは想像できる。
その心に掛ける言葉、差し伸べる手。意を尽くしたところで、届くものは、触れられるものは、あるまい。かけがえ無きものゆえに。

自死は認めたくない。命は生きることが本質であって、自死はそれに背くがゆえに。

しかし。

うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!

2008年1月22日 (火)

おとうさん、おはなしして~

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんとおじいさんとおばあさんとおじいさんとおばあさんがすんでいました。おじいさんその1は山へ芝刈りに。おじいさんその2は畑を耕しに、おじいさんその3は竹を切りに出かけました。また、その日はおばあさんその1がじゃんけんに負けたので、川へ洗濯に出かけました。
おじいさんその2が畑を耕していると犬のポチが「ここ掘れワンワン」。おじいさんその3が竹を切ろうとしていると、竹がピカ~リと光りました。そのころ川で洗濯をしていたおばあさんの目の前に、大きな桃がどんぶりこ~どんぶりこ~と流れてきました。
が、おばあさんは6人分の洗濯をするので目の回る忙しさ。流れる桃には目もくれず…

あれ?

※でもアジアの一部には「天女の羽衣」「一寸法師」「浦島伝説」がゴッチャになって伝わったモノがあります。例えば天女に羽衣を返すかわりに竜宮城へ連れて行くとか…

2008年1月21日 (月)

仕事して、メシ食って、風呂入って

いやネタがねんだけどもが、風呂と寝るの間に「話書く」ってのが挟まるのがオレ流なんだろうなって。
んだけ。

最近風呂で娘としりとりをしている。そうやって言葉を少しずつ覚えさせている。
「え~また『る』?」
「累積赤字」
…幼児にナニ教えとんねん。

2008年1月20日 (日)

ねぼー

昨日今日と起床11時。
大体独身時代はそんなもんだったので戻ったと言えば戻った。典型的な夜更かし寝だめ(のだめじゃないぞ)。
ただ違うのは…寝入るのに睡眠薬が必要かどうか。まぁ、先週の3連休殆ど休まず動いてた、ってのもあるけどね。

疲れた時にはコイツが一番。
ぐびぐび、ウーイ。
P1200029


2008年1月19日 (土)

あなたの2007年の買い物の中から、買って失敗した!と思うものをランキング形式で紹介してください。だってさ

ネタもこれと言ってないし、乗ってみようか
 
1.DT61副番間違い←いきなりマニアックすぎるだろ
2.亀山の16インチ←レコーダとのリンクシステム登場前だった(質そのものは悪くない)
3.win VISTA←USBキーボードを認識しないバカ
4.C62←外見に惹かれて買うとガクガクブルブル
5.ドリエル←処方される睡眠導入剤と同じと信じると目がランラン
6.マックスバリュの鍋焼きうどん←本当に食い物?これ
 
うん。こんなもんか。
大体、衝動買いと安物買いは後悔することが多い。
 

2008年1月18日 (金)

三昧?

はくしょ~い!

で、本日から通うことにしたのは耳鼻科。元々そろそろ始めようかと思っていたら先に症状が出始めた。
言わずと知れた花粉症である。
閉店?間際に飛び込むと。
「ああ、もう出始めてる方いますよ」
そんなわけで今週から

心療内科(隔週)
腰痛リハビリ(水曜)
耳鼻科(隔週)

病院三昧。
素晴らしきかな、人生←本当か

2008年1月17日 (木)

13年か

いつになっても変わらないよ。1月17日に取り上げる内容は。

なんか、時が経つほど、あの時のリアルタイムを思い起こして押し黙ってしまう。
「こんなのってありかよ」
理不尽な爆撃を受けたような東灘区や長田区。
新聞に並んだ膨大な数の名前。(0)とか(1)とか。

「親」になったせいかな。だめだ。

でもこの国に住む限り、いつかそれは自分の身にも訪れる。

確実に。

2008年1月16日 (水)

オレの血かねぇ

「そっくり」
幼少のみぎりの(?)オレの写真と、今現在の娘の写真を並べて、妻はのたまう。
「…」
言われるとコトバがない。
DNAは他にも濃く受け継がれている部分がある。女の子の遊びといったら普通思い浮かぶのはお人形さんにおままごと…ママの真似事…だろうが、娘はちがう。「ぽぽちゃん」なんかノーパンのまま放置されて幾星霜。
「かも知れない」と最初に思ったのは2005年、愛知万博で「サツキとメイの家」に訪れた時だった。
娘は見事に「メイ」と化し、勝手知ったる我が家の如く、家の中を映画のように走り回って見せたのである。
この3歳児はパースペクティブを施された2次元のカリカチュアライズをしっかり3次元の空間として復調認識し、実態空間と近似性を見いだしてトレースしてのけたのだ。
だったら…とインスコしたのが「ぐーぐるあーす」
「ホレ地球だよ」
ぐるんぐるん回して自宅やら双方の実家やら幼稚園やら出してやったら喜ぶ喜ぶ。
こうなれば完全にオレモード。「プリキュア」のパズルは1日でオレより早く組めるようになった。
そして買って…もご…サンタクロースに持たせたのがレゴ。
「家」を組み立て、脳内キャラで一人芝居。それはタタミの縁を道路に見立ててミニカーを走らせていたオレの投影。
デパートでバラのパーツセットを売っていたので追加した。
バリエーションが増えてきたようだ。

2008年1月15日 (火)

今こそシャア専用にわかせんぺいを作るのだ

ナニ?昼間と違うって?
権利モノ長々貼っておけるかい。

ちなみにタイトルは特に思い浮かばないので自己のポアンカレ的着眼をまんま付けてみただけ。判らない方はそれぞれググって比較してみてください。…但しナニか飲みながらググらないこと。

3連休開けて仕事再開である。であるがしかし、デジタルテレビいじりで終わったので休んだ気はしない。
とかやってたらOパブ氏が
「ウチのテレビの故障原因が判りました」
ナニ?壊れたん?
「ちびっ子が伝い歩きしているウチにメインスイッチに触ったらしくて」
それ“故障原因”言わない。
「メインスイッチがあることすら知りませんで…実は社員ですとか恥ずかしくて言えませんでした…」
そのなんだ。パソが「NO SYSTEM FILES」のまま起動しねーってさんざメーカに文句垂れたらフロッピ突っ込んであったのと一緒やね。←金曜に空っぽのメモリカードアダプタで似たようなコトしたヤツ(でもメーカサポートに電話なんかしてないぞ)
ソフトウェア社会の弊害だ。

養老さん…いや別にフロイトのマネせんでもいいでしょが。とりあえずオレに近づかないでね♪
(脳科学者が薬物中毒の構造を知らんわけではなかろうに)

2008年1月14日 (月)

東名って退屈

名古屋-東京間を車で移動する、とした時、一般的に思い浮かぶルートは東名高速だろう。
しかし実家が江戸の外れの人間としては中央道の方が都合がよい。また、中央道の方が山岳地帯を走るために風景が良く、長大トンネルだの諏訪湖だのランドマークがあるので、ここまで来た、とか、あとどのくらいとか、見当が付きやすいのだ。
でも今回の帰省行、復路は河口湖から御殿場へワープして東名で帰ってきた。諏訪地区の温度が氷点下で、オールシーズンタイヤ(225/40のスノータイヤなんか探したくもないし、探しても買うカネ無いし、買っても置く場所がない)のローダウン、リアウィンドウたれぱんだ搭載としては、「降れば雪。凍結可能性アリ」は困るからだ。
そんなわけで久々に東名を走ったわけだが…まぁ単調な道だわね。アップダウンのある中央道より疲れる。10キロ長いがガソリン消費は少ない。でも疲れる。
単調だけが理由ではないのでは?濃いコーヒーをグビグビ煽りながら考える(グビグビ煽ってもあくまでコーヒーです)。
ひとつ自己完結したのがこれ。
「行けども行けども静岡県」
東西に長い県を東西にぶち抜くから当たり前なのだが、なまじ「ずっと静岡」なもんだから、先へ進んでいる実感が湧かないのだ。御殿場は静岡。裾野駆け下りても静岡。海が見えても静岡。薩多トンネルくぐったら静岡(笑)。日本坂トンネルくぐっても静岡。茶畑見えても静岡。牧ノ原台地越えても静岡。浜名湖見えても静岡。
全行程350キロ余の200キロ超が静岡なのだ。
伊豆と駿河と遠江に分けたらどうだ。…道路脇の標識だけ。

ナニ?じゃ北海道はどうなるんだって?

「見晴らし」が違うでしょうが。

なお、東名高速の名誉のために書いておくと、当初この道のバンク角は、「自重1トンの車が時速100キロで走っていれば、ハンドルに軽く手を添えているだけで勝手に誘導される」というまるで鉄道線路のような設計になっていたという。
だから全体にゆる~いのである。

実家システム革命過渡期【2】

地デジが始まったからって早速飛びついたかと言うとそうでもない。むしろ慎重派で、壊れ次第ボチボチ更新して行けばいいや程度の認識だった。実家はアナ-アナ変換の対象地域だったが、アナログテレビ5台とVHS4台の設定変更はそりゃ業者サマにはご苦労なことだったであろう。
それが急速に地デジ対応液晶テレビが繁殖することとなる。きっかけはメインモニターだったトリニトロンの32インチが逝ってしまったことだ。
この期に及んで拒む必要もないので地デジ対応とする。そうなると地デジならではの機能を活かせないと面白くない。…すなわち「地デジを見られるが録画できないってどんだけ?」なわけだ。ただ、録画可能とするのはいいが、普段いじるのは団塊エリアの両親である。
HDD内蔵液晶テレビ。それが答えだった。自ずと当時のラインナップからヒターチになった。
ところが。
番組表見ながら…キーワードで勝手に…再生するにもボタン一発…はその両親にとって革命的だったようで。
「ベッドサイドのテレビでも地デジ見たい」
と言い出したのは母親。はいはいパーソナルユースの液晶にしましょ…で、地デジ液晶2号機、アクオスが2007年見参する。
が、今回の里帰りで母親がまた無茶を言い出した。
「録画したい」
をいをい。
録画したのを寝ながら見たいと。だったら最初からそう言えや。
「(ヒターチみたいな)内蔵ないの?」
ない!。内蔵はデカいのだけ。…しかしなんだ、「テレビデオ」は14インチとかパーソナルユース向けが多かったのに、地デジの録画内蔵はなんでデケーのばかりなんだ?
さておき、そういう利便性求めようとしたら各社昨今流行りの「○○リンク」噛ませばいいのだが、先に購入したアクオス君は対応前だ。
仕方ないのでアクオス君は父親のベッドサイドに転籍。母親ベッドサイドには「ビエラリンク」でシステムを再構築する。そ、新たにテレビとレコーダー買ったわけ。HDMIで接続して電源まで完全同期制御。松下にした故は名古屋のレコーダが松下だからナニか訊かれてもすぐ答えられるし、まぁ、システムとして破綻はあるまい、との判断による。つなぎ替えてグチャグチャ。母親に操作説明。番組表から録画を叩けばデータがレコーダに転送される。レコーダの中身を見たけりゃビエラリンクボタンからうんにゃらもんにゃら。これなら内蔵と変わらんめ?
これでなんと実家テレビは全てデジタル化されてしまった。そうなると残ったのが音声側の対応というわけで、Z11なのだ。
ちなみに価格と納期を訊いたら…ふんふんそうかい。デノンのあれとパイオニアのあれの価格を聞いてからでも遅くはないな。
「で、話変わりまして…こいつ今在庫あります?」
「あ、ありますよ」
こいつ。
Hi380067
「最新DSPデジタル規格対応のアンプの話しながらレコードプレーヤ買うのもアレですが…Z11ってMMのイコライザー積んでるんですよね~」
「だったらプレーヤのイコライザーはオフにしてアンプのイコライザー使われた方が良いかと」
あ~そうですか。
昨日のリスト修正。アナログレコードプレーヤ デノン DP-29F
そして現在父親がi・Linkを使ったテレビHDDから単体HDDへの「ムーブ」を勉強中である。
デジタルの利便性は、AV機器に疎かった両親を刺激したようだ。

ちなみに、現在実家屋内には、任を解かれたトリニトロン数台とアナログ液晶テレビ、経年でリタイアしたパソのモニタ、VHS2台、CD/LDプレーヤなどが累々と横たわっている…

2008年1月12日 (土)

実家システム革命過渡期【1】

●ピュアオーディオ系
CD アキュフェーズDP-65
チューナ DENON TU-1500
カセットデッキ パイオニア T-1000S
DAT TCD-D7(名古屋出張中)
レコード パイオニアPL-X505(ミニコン「プライベート」システム品+テクニカMMカートリッジ)
●ビジュアル系
LD/DVDマルチ パイオニア DVL-9
HDD/DVDレコーダ 日立 DV-DH1000S
VHS 三菱 HV-BS89
ディスプレイ 日立 W32L-HR9000
●アンプ
プリ ソニー TA-E9000ES
パワー
フロントメイン ソニー TA-F555ESJ(プリメインのパワー部のみ使用)
センター ソニー TA-N330ES
リア 同上(同じアンプ2台)
●スピーカ
フロントメイン BOSE 363
センター BOSE 121
リア BOSE 101イタリアーノ
サブウーハ ヤマハ YST-SW500

「は?」「え」「お」「?」…反応は様々と思われる。マニア向けに書くので「?」の方には正直判らないと思う。ご了承下さい。

上記は実家のシアターシステムの全貌である。セパレートアンプでドライブされデュアルセンターである。DP-65は555のダイレクトにアナログRCAで接続し「2chピュア」相当のコトが出来るようにしてある。BOSEなので上の方のノビはないが、送り出しが送り出しなので鮮明であり、音像が確実に虚空に定位するので気に入っている。ちなみにプリは元々ヤマハのAVC-3000DSPだったが、ドルデジ時代に対応し、かつパワー系を生かすために9000ESにした次第。こんなのを米軍機騒音対応で防音工事ガチコの部屋で轟々と鳴らしている。

しかし、それもここに来て限界が見えている。レコーダが地デジ対応になっていることから判るように、HDMI対応が必要になってきているのだ。経年の問題もある。
「アンプとスピーカは最新が最高を意味しない」
とはオーディオの金言だが、フォーマットに対応できないのは如何ともしがたい。スピーカはさておき、アンプ系はどうにかしないとならない。

幸か不幸か、その3000DSP使用により「ヤマハ・ビューティ」に感染したヤマハ信者である。そのせいか?9000ESは琴線に触れる…とまでは行かず、結果、以前書いたが、名古屋の自宅アパートシステムはAX4600になり、ここにパナのレコーダが繋がった。当然、次いで実家システムの更新が必要なのであるが、この現状に対してナニを持ってくればよい?3800では現状より下がってしまう。

うん、選択肢はないのだ。

Z11。デノンのあれとパイオニアのアレが出てくればもう少し値段もこなれて来よう。マレーシア製のようだが、質が確保されていればどこで作ろうと関係はない。

2008年1月11日 (金)

なんぢゃそら

幼稚園から帰った娘を待って実家へ。
パソコン持参。以前妻の実家に持って行く時、「電源遮断作業中にUSB機器を引っこ抜いたら再起動せず」というビスタ様のワケワカランご性格を考慮、電源が完全に遮断した後、各機器を引っこ抜く。
中央道をカッ飛んで実家着。
電源オン、…あら?
無線LANの動作LEDが点いてから先へ進まない。
何で?ルータからIP割り当て受けてるから?

セーフモードなどいじり倒した挙げ句、判ったのが、脇に付いてるSDカードソケット。
ケータイがマイクロSDなので、変換アダプターをここに常時半差しにしてある(半差しの故は、抜き差し繰り返すには結構ヤワな構造のため)。移動中振動でひん曲がらないようにと、バッグに収めるに際し、パソの中に押し込んできたのだ。しかしソケットだけでメモリ自体は入っていない。このため起動時「読み込むべきドライバ」が?になったビスタ様はそのまま何もできなくなってしまったのである。
アダプタ引っこ抜いたらあっさり起動した。だからこれ書いてる。
しかしそんな程度でまぁ…

マイクロソフトのバーカ。どうにかなれ、本気で。っても「はたけフリーズ」されるのもまた。

2008年1月10日 (木)

温暖化ねぇ…

ソースはアサヒでフルタチ。

戯れ言はさておき扱っていたのはバングラディシュ。
ここが元々災害…とりわけ水害に対し脆弱なのは確かである。大河のほとりで海抜が低く人口密度が高い。人々は情報を得る術が無く、災害や避難に対する知識も乏しい。なのに治水対策は進まず熱帯低気圧が上陸する。

凄まじい数の被害者の情報にどんだけの強大な…と思ったが、最盛期データ(上陸前日くらい)で945hPaとあった。日本の台風被害で最も甚大な伊勢湾台風で上陸時929であるから、なるほど構造的・人的要因で被害が大きくなったと考えられる。

で。

温暖化がナニ悪さしてるって低地を浸食しているというのだ。ただでさえ低い土地に海水が進入してきているのである。何でも温暖化に結びつける風潮は好きではないが、この現象は事実である。そして地球シミュレータあたりの解析結果から、温暖化が進むと熱帯低気圧は「数は減るが個々は強力」になることが予想されている。また、全地球的に温かくなる…のみならず、「降るところはより多く、降らないところはより降らなく」なることが段々分かってきた。これは言わずとも、こうした「貧しさ故の災害脆弱性」に深刻なダメージを与える。格差社会の世界拡大が言われているが、温暖化は貧しい地域の命の危険をより高める可能性があるのだ。

アメリカ人は今世界で何が起こっているか知らないという。報道されないからである。アメリカが富める国であれば世界はどうでもいいからである。全てはアメリカが優先なのだ。温暖化すらもアメリカには逆らえない。

そして2004年、史上初の「南大西洋サイクロン」がブラジルを襲い…当然ながら政府側の対応困難もあって、人的被害をもたらす。
拡大写真

カトリーナはこの翌年のこと。

2008年1月 9日 (水)

外道三題

では引き続き超古代文明とオーパーツについて…書かねーよ←外道

1.不良機関車を交換して交換しない話
年末に買った模型の機関車がどうにも調子が良くない。付属パーツ類は取り付けてしまったので「新品」の状態ではない。でもまぁメーカー調整くらいは頼めるんじゃないか。持っていって店員に説明。
「動きがヘンで」
「新品不良扱いで交換いたします。この中からお選び下さい」
おろ?
数台持ってきてくれたので走らせてみる。駄菓子菓子。
オレが交換してもらおうと持ってきたヤツが一番調子いいじゃんよ。
そういう「仕様」か。…蒸気機関車の動輪位相調整って鉄道模型のメカニズムで一番面倒臭いんだぜ。
「いいです。交換しません」
「そ、そうですか…」
用意した新品、テスト走行用のジオラマ。引っ込めさせた。
外道である。

2.佃煮屋の位置を海苔屋に訊いた話
実家に行くので手みやげに佃煮でも持って行こうという話になった。デパ地下に行ったはいいが、小店が分散しているので容易に売場が見つからない。
「すんません」
声を掛けて振り返ったのは海苔屋のおばちゃん。
駄菓子菓子。
「佃煮屋はどこですか?」
買いもせんのに。
「ああ、えーとですね。…こちら、ですね」
「どーも」
しかし買いもせず。
外道である。

3.れいてんいちみりに関するひんしつほしょーてきコーサツの話
会議に出てくれ。部品メーカーが部品の仕様を変える。せっけー若手君が説明。
「電気的特性は一緒です。温度も問題ありません」
「図体寸法は?」
「一緒です」
彼が出してきた製品カタログ…確かに一緒に見える。
駄菓子菓子。
「0.1ミリ背が高いやん」
「えっ!?」
それイカンことなの?そんな表情。
「自動実装装置って3次元座標で動くんでしょ?既に基板に密着したのに更に0.1ミリ分奥に押しつけようとするよ?」
そう、0.1ミリって結構大きな数値なのだ。
結局、彼は部品の組み付け、最終組み立て、図面作製、発注等々、各部門へ確認と調整に追われるハメに追い込まれた。
外道である。

「おとうちゃん、千秋(「のだめ」のイケメン)になって」
…娘よ、それは外道というものだ。

2008年1月 8日 (火)

ムー大陸の場合

こうなりゃ流れだ。
「ムー大陸」
と書くと、なぜか樹木希林さんの顔が思い浮かぶ←そりゃ「ムー一族」だ←古すぎて誰もワカランわ
こっちは太平洋の真ん中に、であり、同様に海中に没した、とされる。ミクロネシア・メラネシア・ポリネシアの各島嶼群はこれの生き残りであり、沖縄海底にある「階段」「通路」様構造を持った岩礁は当時の城跡の一部…というもの。根拠はこれら島嶼群に共通に存在する洪水伝説に基づく。果たして?
縄文海進(じょうもんかいしん)…地球物理学の出した答えがこれ。現在地球温暖化で海水面の上昇が…と心配されていますが、同じことが6000年前縄文時代に起こりました。最後の氷河期が終わったのが1万2千年前ですが、その後急速に地球の温度が上昇、伴って氷河期中蓄積された極地の氷が溶け、世界的な海水面上昇をもたらしたのです。それは現在進行中の温暖化が示すように、上記南洋の島々には水没の危機をもたらし、実際水没した島もあり、そして世界中に豪雨や強力な熱帯低気圧など激しい気象現象をたらしたことでしょう。当然、島々には「豪雨」「嵐」「沈む」伝承が共通に発生します。世界中に豪雨洪水の伝承が現れます。「ノアの洪水」はその末端でしょう。確かに洪水と海中に没する現象はあったのです。ただ、ムーという巨大大陸ではなかった。
確かにムーではなかった。但し。
太平洋の真ん中の大陸ではないにせよ、この氷河期とその後の温暖化で、陸から海に転じた領域は確かに存在します。現在確実視されているのがアリューシャン…ユーラシアとアラスカの間と、豪亜地中海…マレー半島からニューギニア・オーストラリア周辺です。これら「失われた陸地」は、アメリカやオーストラリアへ人類が最初に足を踏み入れるルートとなりました。いわゆる「グレート・ジャーニー」の大事なマイルストーンです。
そしてこの時代。6000年前。
それは農耕牧畜に端を発する人類の定住と「文明」の萌芽を見る時代でもあります。温暖化のもたらした肥沃な大地は、放っておいても植物を繁茂させ、動物を養ったことでしょう。例えばエジプト文明は「ナイルの雪解け洪水が引いた後に麦を蒔くと秋に実る」発見から始まります。すなわち人類は食料を求めてさまよい歩く必要性を感じなくなったのです。その後温暖化は収まり、次第に現在の温度へと推移して行きますが、食料を効率よく、確実に確保する方策を得、また狩猟採集のみでは生活できないほど大きな集団…部族となった人々は、農耕牧畜を確実に行うためにあれやこれやと考えるようになって行くのです。

2008年1月 7日 (月)

レムリアの場合

レ「あたし?」

でなくて、君が使ってるその通り名の大元。アトランティス出したからレムリアもついでにってわけよ(しかし硬派なネタ書いてるのに隣に萌え娘が貼り付いてるってのは…)。

レムリア(lemuria)というのは、ワオキツネザル(輪尾狐猿:レムール)類の分布の説明に立てられた仮説に基づきます。連中はマダガスカルとインド亜大陸・東南アジアという、インド洋を隔てた遥かな2カ所に住んでいますが、こんだけ離れているところに同じ種がなんで?というわけです。そこで、インドとマダガスカルは太古陸続きだったのではないか。インド洋にかつて巨大な大陸があり、今は消えて無くなったのではないか。
で、レムールの大地…レムリア大陸が想定されたわけです。そう、元々は立派なガクジュツテキ仮説だったわけです。
この答えはその後のプレートテクトニクス(大陸移動説)で、かつてインドとマダガスカルは隣同士でした…で科学的には終わります。しかし、インド洋丸ごと分の大陸がかつてあり、そして消えたというネタは、それこそアトランティスの話もあってオカルティスト達を大いに刺激、「Newton」(1995年2月)によれば1888年、アメリカのオカルティスト、ヘレナ=ブラッキー夫人(←「神智学」の創始者エレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー)によって著された「秘法」によって、(広義の)ファンタジーの世界へとデビューすることになります。レムリアは良く「人類の故郷である古代文明」とされますが、これも上記おばさん作品が最初に用いた設定です。ちなみにレムリア大陸の地図を描いた「神智学者」ウィリアム・スコット・エリオットによると「古い記録の断片とインスピレーション」がその根拠とか。でもまぁ、レムールは原猿類なわけで、そういう意味では彼らが住んでいた古インド亜大陸…ゴンドワナは、人類の故郷っちゃ故郷ですわな(韻を踏んだわけではない)。ナニ?超絶的な文明の結果地殻変動兵器で沈んだ?地球が南北逆転した影響だ?
…大陸一個無くなればバケモノみたいな津波が発生するから、世界中に地質学的な証拠(一定標高まで海中生成物の多い地層が形成される)が出来るでしょーが。んなものあるけ?は?エベレスト頂上付近の貝の化石?そらそれこそインドがユーラシアにぶつかった時にン万年かかってめくれ上がった海底だってば。

ナニ?新風舎の民事再生法について一言?掲示板でも見ておくれ。ブログに書くこっちゃない。

2008年1月 6日 (日)

三昧

P1060076検索用キーワードの羅列 オリエント急行 オリエントエクスプレス オステンデ ウィーン フレッシュ・ドール プルマン ワゴン・リ
一日中コイツら転がしてました。タタミの上を周回するのをひたすら眺めているだけ。正真正銘の馬鹿者です。
逆に言えばそれだけ楽しめる。何故?いろんな国を通過するから、それに合わせて機関車を変える。機関車が変われば全体のイメージも変わる。
実際にはあれこれ改造を加えているので、長期耐久試験という側面もあり、まったり眺めるというわけには行かなかったのだけれど。
P1050071
夜を行く青きプリマドンナ。ん?某画像掲示板とは撮影法変えただけよ。


2008年1月 5日 (土)

出エジプト記

海が割れてモーセに率いられたユダヤ人の一行がエジプトから脱出ってあれですわ。ベツレヘムの星と同じく、信者さんにして科学者という人が、科学的説明を求めてあれこれ探しているエピソードのひとつ。
んで、その仮説を検証する番組をテレビでやってたのでちょっと見てみた。曰く、「サントリーニ島の噴火で全て説明できる」
ほう。
サントリーニ島と言えば「アトランティス伝説」の元になったと言われている。紀元前15世紀頃、まっとうな島の形をしていたこの火山島は、数回の噴火を起こした後山体崩壊。火山本体が海中のため、溶岩が抜けて出来た大穴に回りの海水が流れ込んで海中に没した。「一夜にして沈んだ」のである。ちなみにこの際、大規模な津波を起こしている。…洗面器を湯船に沈めてご覧遊ばせ。回りからゴーッと流れ込んだ後、ザップンと水の山が出来て、今度は回りに戻って行く。ちなみに同じメカニズムで出来たのが桜島である。
さておき。
番組ではエジプトにもたらされた「10の災い」も火山活動によると説明していた。なるほど、

血に染まる河川:酸化鉄による
雹:火山弾付き火山雷
暗黒:火山灰の侵入
大量死:二酸化炭素の発生
疫病・皮膚病:水質変化と生物腐敗

現実(ニオス湖の惨事)例を引き合いに出して、説得力のある説明をしている。そして海割れは山体崩壊の津波(引き波→海の底が現れる→押し波→エジプト兵を飲み込む)だとしている。なるほど辻褄は合いそうだ。ただ、問題は出エジプト記の時代同定が難しいこと。ファラオの名前のひとつでも残ってればねぇ。
ちなみに、エジプト側には「一神教の民」として彼らが住んでいたという記述があるそうな。

日がな一日

線路の中の人
「よくやることがあるねぇ」(妻)

…同じ舞台が演者演目で違う世界になるように、走る列車で変わるのさ。それに線路をただ眺めてるだけの場合もあるし。

急行「鳥海」
P1050066
(の、イメージ)


2008年1月 4日 (金)

ふわふわでくたくた

三が日タイマーで小話が出るようにしておいた理由

1月1日
モチ食って買い物して線路の中の人
1月2日
モチ食って妻の実家行って食って帰る
1月3日
モチ食って線路の中の人

書くネタがない。

で、今日4日である。「ふわふわ」ってあんべ。エアートランポリン。あれをわんさかナゴヤドームに集めてってイベントに娘を連れ出す。新聞社の入場券プレゼントが当たったのだ。
たーだーし。
当たったのは「ドームの中に入る権利」だけ。ふわふわ個々には100円1ポイントの「ポイント券」を購入、3~5ポイント分の券を支払うか、Edy決済。
うざいのでEdyに2万(!)突っ込んで持って行く。ポイント券は11枚綴り1000円なんだが、計算通りに使い切らないし、だからって「余ると勿体ないからもう一回」「こまめに買い足す」なんてのはメンドクセだからだ。こういう時は目先の100円200円より打ち出の小槌。
で、走り回ること10機ほど。単なるトランポリンの他、迷路タイプ、滑り台タイプなど様々。当初昼過ぎには飽きるかと思ったが、「あと1回いい?」を3回繰り返し、終わったのは3時過ぎ。そればかりでなくステージで着ぐるみショーなんかもあったのだが、オーロラビジョンの映像を一瞥「あ、しまじろうだ」とのたまって終わり。どうでもいいらしい。終いの方はくたびれて、滑り台のハシゴ登る足元もおぼつかない。
ソフトクリームを頬張り、そのまんまテメエの心療内科へ直行。かわいいねぇと言われてニコニコ。
「いつもはお父さんの事なんて呼んでるの?」
「ダディと呼ばせてます」

…とりあえず初笑いは取ってきた。

2008年1月 3日 (木)

更新サボリを主目的とした、三が日連載小説「神様のバカっ!」【3】

1月1日分
1月2日分

(承前)

 「出ないじゃないか」
 「バカはひっくり返すしか知らないらしい」
 「ちきしょー!」
 ひろ君ペットボトルをブンブン振り回す。シェイカーみたいに上下に振る。
 でも振っただけじゃタカが知れてる。
 「ほれほれこっちはドンドン無くなるぞ、ほれほれ」
 ここでちょっと不思議なこと。その借りてきたヘビ君(オスだそうで)、束帯の下からドテッと出てきて、寒かったせいかどうなのか。息子氏の傍らでぐるりとトグロ。
 「あっ!」
 この叫び。息子氏が、ヘビに対して“勝手に出てきて!”みたいな意図で思わず言ったらしいんだけど。
 ひろ君は“その格好しちゃダメだ”と言ったように思えたらしくて。
 トグロを模したか、ペットボトルを両手で挟んで古代の火起こしみたいにぐるぐる回転。
 中のぬとろん墨汁がが振り回されて竜巻型。
 すると竜巻の真ん中が反対側のペットボトルに開通して。
 “ペットボトルからジュースが出てくるのは何故か”…代わりに空気が入るからです。だから竜巻を作って空気の通り道作ると、一気にドドド。
 私も勉強になりました先生ハイ。
 もちろん、こうなれば勝負は一気。墨汁真っ黒のペットボトルから現れたプラシートに一文字
 “の”
 「ええい勝負はまだだ」
 息子氏懐中電灯を消し、わざとらしくどんがら音を立て、ヘビ君持って退場。
 ここで、どんがら音を立てて置いていったのはハンドル。
 このハンドルを持って行って欲しいんだけど…私が思いながらステージ奥から見ていると、ひろ君はしばらくじっと動かない。
 …目が慣れるまで待っているのだと気が付いたのは、私の目がそうやって見えてきたから。
 ひろ君はハンドルを手に取ると、蛇の這った跡(?)に沿って走って行った。
 いけない。次の仕掛け人は私だった。
 その私の仕掛け。同じくヘビ目のコンタクトレンズを付け、例の巨人用ブレスレットみたいな磁石のリングを冠のように頭に被り、“どこも見ていない目”で、非常灯だけの地下道で待ち伏せ。
 果たしてひろ君は地下道を走って来、私の姿を見るや、立ち止まった。
 「あ、お姉ちゃん!」
 でも何も反応してはいけない。
 「お姉ちゃん…じゃないの?」
 何かおかしい…彼がうすうすそんな風に思い始めたタイミングで、館内放送。
 『読~め~』
 放送のノドを潰した声は神主氏。
 私はひろ君にクリアファイルを提示する。但し、砂鉄で真っ黒け。第3のからくり。
 ひろ君はファイルを奪う。“非常口”の走る人のライトに透かしたり、ブンブン振ってみたり。偏光フィルターで覗いてみたり。でもごめん、ボンドで入り口封じてあるから、その程度じゃ動かないんだ。
 …ヒントを出してあげたいけど。
 「アイテムがないじゃないか!」
 ひろ君は大声で抗議。そういえば何もないように…感じるよね。
 『バカ者には判らないぞバカ者』
 神主さんてばヒドス。
 ひろ君はあちこち見渡す。古いタイムマシンもののSF映画で『チキン』と言われると同じくムキになる主役がいたっけ。
 そのうちひろ君は壁際の“非常口”ライトの上に足をかけ、天井へ手を伸ばした。
 でも、そこまでさせる気はないよ。さすがにそれは危な…
 「あっ!」
 ひろ君がバランスを崩し、手をバタつかせる。
 そのクリアファイルを持ったまま。
 …鉄粉を敷き詰めたクリアファイルって、要するに薄い鉄板と変わらないわけで。
 私の頭をクリーンヒット。声なき声で痛いと叫ぶ。もちろん、磁石な冠はばっちりくっついた。
 「あっ!」
 ひろ君、気が付いた。
 冠でクリアファイルをぐるぐるこする。砂鉄が引きつけられて集まり、ボンドで字を書いた部分の砂鉄だけ、残る。
 “中”
 全部繋げて。
 「倉・の・中か!お姉ちゃん。待ってて!」
 倉…倉庫は本殿裏の池のそばだよ。磁石の冠ちゃんと持って来てね。
 先回り。今度こそ囚われのお姫様。ああ忙しい。
 さて倉庫で縛られていると、向こうから駆け込んでくる足音。
 「た・す・け・て~」
 私の声が聞こえたのは、ひろ君にとっては黒い巨大ビニールシートの向こうのはず。
 ビニールシートがサーッと真ん中から裂けて行く。その向こうに現れたのは、低い冬の陽光を背に、大きな虫眼鏡を持ったひろ君。そう、彼は虫眼鏡でビニールシートを溶かした。
 彼と目が合う。仁王立ちの姿が勇ましい。でも。
 「おねえちゃ…うわっ!」
 ひろ君はさすがにたじろいだか、数歩下がった。
 彼の前に浮かび上がったのは…どこから持ってきたんだか、南米の大蛇アナコンダ。全長10メートルはバス1台分。胴回りの太さは私のウェストより太いくらい。
 つまり彼から見ると、大蛇がデデンと居座るその向こうに、私がチョウの翅のように両手を広げて上から吊られ…という構図。
 『勇気あるなら大蛇に触れよ。近づいて見てみよ。勇気を示せ…バカ者』
 上から降ってくる息子氏の声。わざわざパソコンで“ドルビーデジタル5.1チャンネルサラウンド”に合成したらしいです。
 要は立体音響。その理由は…
 と、ひろ君まず虫眼鏡をヘビに向けた。少しずつ近づき、ビームの焦点をヘビに合わせようとする。光のチカラで焼こうというわけ。お、かしこい。
 しかしそこでタイミング良く(?)アナコンダが巨大な口を開いて威嚇。
 ひろ君たじろぐ。
 アイテム入れた手提げカバンをゴソゴソ。磁石の冠を近づける…無反応。ファンは手にして…首を傾げるだけ。
 偏光フィルター。…んと、それはこっちの目的とは違うアイテムなんだけど。
 「ん?」
 何か気付いたかな?
 と、そこでひろ君、虫眼鏡を再度手にしてヘビに近づいて行く。
 実はこれ立体映像。レンチキュラーという特殊な構造のスクリーンに2台のプロジェクターで投影して浮かび上がらせたもの。…見る角度によって絵柄が違って見えるシールあるでしょ。あれと同じ構造のスクリーン。
 しかし、偏光フィルターを通した結果、そのレンチキュラー構造がキラキラして見えたらしく、そこにスクリーンがあると判ったみたい。予想外の展開。
 「ウソんこじゃないか!」
 ひろ君は虫眼鏡の向こうで大きな目を動かして叫んだ。そう、勇気を示せ…ヘビにビビらず、逆に虫眼鏡で拡大すると、ヘビはプロジェクターが作った光の三原色に分解されるわけ。
 ひろ君はスクリーンを迂回し、こっち側へ回り込んできた。ちなみにそこにはファンとか磁石とか取り付ける、例の台座が置いてある。
 最終関門。
 「たすけて…」
 私のこの声。実はリアルだったりして。
 というのも、私の頭の上で、水がたっぷり入った風船がぶくぶく膨張中。
 ちなみに倉の裏手では、大人達が何台かの自転車ポンプを必死こいてプシュポンしてるはず。
 「待ってね。今助けるから」
 ひろ君は、私の手首を上から吊ってるビニール紐を切ろうというつもりらしい。まず様子を見、最初に金属板であるファンのエッジ部分でガリガリ切ろうとする。
 でもこのファン…アルミなんだけど薄くて柔らかいんだよね。
 「だめだ切れない。でもこいつら使うはずなんだよな」
 「あれもだよ」
 私は台座をアゴで差し示した。いやマジ水も滴るいい女になる気はないので。
 ちなみに最後のこのからくりは父親の提案。私にも解答を教えてくれなかった。
 「あ、これって…」
 ひろ君は手提げをひっくり返し、集めたアイテムを全部出す。
 ハンドルを組み付け…そうそう。
 ファンをつけ。
 「ひょっとしてこれも?」
 磁石の冠を組み付け、歯車を噛み合わせる。
 “アラゴの円盤”実験セット。
 ハンドルを回すと、ギアで噛み合った磁石の冠が回り出し、やがて、その磁石の回転に引きずられるように、アルミのファンも回り出す。
 「何これ。磁石にくっつかないのに磁石に引きずられて回る!」
 ひろ君ハンドルをガンガン回す。ファンの構造をしているのでぶーんと音を立てて風が起こる。
 まずその風をビニール紐に向かって吹かせる…もちろん、風如きじゃどうにもならない。
 風船が頭の上にのしかかってきた。重い…
 「どう使うんだよ~」
 ひろ君は困ったような顔でブンブン回す。でも回すだけじゃ何も起こらない。
 一旦下に置く。取り出したのは虫眼鏡。
 ビニール紐に焦点を…しかし、レンチキュラースクリーンが邪魔して僅かな光しか入って来ない。焦点合わせすら難しい。
 「違うよな。やっぱこれだよな。畜生むずかしい」
 ひろ君は再度アラゴの実験セットを持とうとして
 ファンの部分を握った。
 その瞬間。
 「あちっ!」
 「熱いの?」
 私は訊いた。
 「うん、めっちゃ熱くなってる…そうか判ったぞ!」
 ひろ君が勇んでハンドルをブンブン回している間に説明。
 “あらごー”…アラゴの円盤。
 電気を流す物体…この場合ファン…の周囲で“磁界”を回転させると、ファンに電流が発生し、その電流が更に磁界を発生させる。
 この電流が作った磁界は、大元の磁界…この場合磁石の冠…と吸引反発し合い、引きずられるように回ることになる。
 つまり、アルミのファン自身が磁石にくっつくようになったわけじゃなくて、アルミに発生した電流と冠の磁石とが反応し合っているわけ。
 そして、電流が流れるということは、当然、熱持って熱くなる。これは“オームの法則”なんだとさすがの私でも判る(アルミがぴらぴらに薄いから抵抗値が大きいってのもあるんだぜby作者)。
 説明終わり。
 「お姉ちゃん待ってね」
 ひろ君はゴォーッと盛大な音が立つまでファンを回し、ビニール紐に押しつけた。
 ファンが止まる。と同時に、じゅ~っと音を立てて紐が溶ける。
 「やった!」
 もう一本も切る。
 大蛇に囚われの姫救出。
 「やめろ!お姉ちゃんは助けたぞ!僕の勝ちだ」
 風船の膨張停止。
 レンチキュラースクリーンが巻き上げられる。電動の借りてきたんですかい?
 なんか、改めて考えるとムチャクチャ手間とお金掛かってません?てゆーか、仕掛け人側がしっかり楽しん…
と、スクリーンの向こうには、大人の皆さんプラス白ヘビ君全員集合。…いや、あの、ヘビはいいです。
 「大した勇気だ」
 神主氏。
 「へーんだ」
 ひろ君鼻が高い。
 「そして、神社としても尊の名において君にきちんと望み通り“ゲーム”を提供したわけだが。テレビの中のを操るんじゃなくて、自分が実際に主人公になってみた気分はどうだね?」
 ひろ君、ハッとしたような表情。
 そしてニコッと笑って。
 「またやろうよ!」
 「こら!まずは“ありがとうございました”でしょうが。どこまでワガママなのこの子は!」
 お母様が思わず?言った。
 で。
 その後、ひろ君はテレビゲームへのこだわりは少なくなり、外に出て自分で“冒険的”になるように工夫して遊ぶようになったとか。
 それはいいとして。
 問題は私。実はバイト巫女が学校にバレバレ。まぁそもそも論として、知り合いの多い地元の神社を選んだ私が浅はかだったわけで。
 新学期早々、生活指導に呼びつけられた…ところで茶先生が助け船。
 「まぁ彼女それはそれとして特別学習しているようでして。なぁ林」
 「は、はい…」
 「君は今回“アラゴの円盤”がどんなものか判ったわけだな」
 「はい」
 説明書いたように後で調べたので。
 「じゃぁ“IHクッキングヒータ”でアルミ鍋が使えないとされる理由も判るだろう。はいレポート提出。…後で居残りテストするからネットの記事コピペはやめとけよ」
 え~っ!
 なんであたしが?ちゃんと神様の沽券保ったじゃんイザナギさん。

神様のバカ…


神様のバカっ!/終

2008年1月 2日 (水)

更新サボリを主目的とした、三が日連載小説「神様のバカっ!」【2】

元日の分はこっち

(承前)

 段ボールを前に腕組みして悩んでいたら、弟が入ってきた。ちなみに小6。
 「ねーちゃん家出か?」
 「違うよ。これで謎解きのトリックを考えろって謎解き」
 「なんじゃそりゃ。…あ、これ同じの“科学技術館”で見たぞ」
 「えっ?」
 弟が手に取ったのは卓球のラケットみたいなヤツ。2枚重ねて、片方90度くるっと回すと、ブラインドが閉じたみたいに真っ黒になって向こうが見えない。
 「あ、面白~い。あ、だから90度ひねってか」
 「その透明な板とオレンジの板あるじゃん。二つ重ねるとさ、オレンジの板は見えなくなる。だけど、この黒いヤツで覗くと、オレンジの部分が見えるんだ」
 「へぇ~」
 とかやってたら。
 「なんじゃそりゃ。お、偏光フィルターじゃないか、懐かしいなぁ」
 トイレから出てきた父親。…そうか『なんじゃそりゃ』は父ちゃんの遺伝か。
 こうなりゃもののついで。父親も巻き込む。いきさつを説明したら父親はニタニタ。ちなみに、光の性質と90度の話は父親が説明してくれた。
 「で?神社の八岐大蛇はどうするって?」
 父親は言いながら、そのブレスレットみたいな磁石を見、ファンをぺんぺんと指で弾き、弾いたファンを台座につけて、フッと吹いてくるくる回し。
 「まだ何も…」
 「そりゃ打ち合わせをせにゃ」
 で、冬休み最後から2番目、金曜日。
 カレンダーこの辺りまで来ると、社会人の皆さんは一般に営業開始。休みなのは学校だけ。なので神社はがら~ん。
 ひろ君がご両親に連れられ、神社に“お詫び”に訪れたのはそんな昼下がり。もちろん、ミッションは既に始まっている。
 私が出迎え、まずは社務所に向かい、神主氏が応対。ちなみに、今回私は(当然?)無償奉仕。
 「ごめんなさい…」
 ひろ君が縮こまって謝ったところで。
 「私に謝っても仕方がないだろう。君が謝る相手はお祀りしている神様、素戔嗚尊だ。私に出来ることは君の気持ちを尊にお伝えすることだけだ。ま、一緒に来なさい」
 向かったのは拝殿。結婚式や赤ちゃんの宮参りの際に使用される…ぶっちゃけ、ホール。
 一応、所定の次第に則り、畏(かしこ)み畏み…私は習った通り三方に榊を載せてうんにゃらもんにゃら。
 そこで照明が落ちて真っ暗け。館内放送で雷の音。
 「きゃ~」
 絹裂くような乙女の悲鳴(?)を発し、私はその場からドタバタ…と隅っこへ移動。
 「あ、お姉ちゃん!」
 「うろたえるな弱虫。これは尊のお答えだ」
 神主氏は微動だにせず…そりゃ仕掛け人側だから驚きもしませんが…しんと静まったところで、暗闇の中、まずライターで火を灯す。
 手に持っているのは書状。“挑戦状”とある。
 時代劇の文書のようにバッと広げると…白紙。
 「何も書いてないじゃないか」
 「バカ者には読めないように出来ておる」
 神主氏、書状を順次ライターにかざして行く。
 ちょっと焦げ臭い匂いと共に、次第に浮かび上がる文字…あぶり出し。
 でもこの古典?からくりにひろ君はちょっと驚いたようで。
 「あ、あ…何か出てきた」
 「では読め」
 「あ、はい。暗闇を越え、謎を解き、道具を集め、ありかを考え、退治せよ。君が真に勇気持つ者ならば、振り返らずに歩き出し、そして救い出せ…あ!」
 今度はすごく驚いたようで。それも当然、その言葉は、そのゲームの一番最初に表示される能書きそのまんまだから。
 「続きは?」
 「え…」
 そりゃ小学生に読めってのが無体でしょ。そこから先は崩し字だし。…ってこの達筆誰に書いてもらったやら。
 「ご両親は如何か?」
 「え?えーと…」
 お母さんが解読。このゲームの背景とルール。それっぽい書き方をすると

 ・お姉さんは私(尊)がヘビの化身を遣わして攫い、この神社のどこかに隠した。
 ・他にヘビの化身が3人いる。探して見つけろ。
 ・化身3人はそれぞれ問題を持っている。その場にある物を使い、問題を解け。
 ・問題が解けると文字が出てくる。文字が読めれば勝ち。化身が持っているアイテムをゲットせよ。
 ・全ての文字が揃うとお姉ちゃんの隠し場所が判る。集めたアイテムを使ってお姉ちゃんを救い出せ

 「判ったかい?」
 と、お母さん。すると神主氏が。
 「よろしいか、尊は八岐大蛇という、八つの山にまたがる八つの頭を持った大蛇を退治なされた武勇の持ち主だ。そのことと、君が今読んだ尊のお言葉を重ね合わせるとこうなる。尊は、君に真の勇気があるかどうか、お尋ねなのだ。君が勇者であることを持って、お許し下さるであろう。そして、君の勇気を試すために、美穂お姉ちゃんをこの神社のどこかに隠された。君を助け、かばってくれた美穂お姉ちゃんだ。君は、捜し出す勇気があるか?」
 「うん」
 「暗闇も迷路もあるぞ」
 「うん」
 「尊が使わしたヘビの化身は八岐大蛇そのものかも知れんぞ」
 「…うそつけ!そんなデカいヘビいるもんか」
 「大きく出たな。よし判った。では行って探してみよ。時にご両親、これは尊が少年へ科した試練であるから、ご両親も手を出してはならない。だが、何も無しでは少年も困るであろう。ひとつずつ、ヒントのような物を言っても良い。何かあるか?」
 「えー、では」
 まず、お父さんの方。
 「迷路は、左手で壁を伝いながら歩けば、必ず抜け出せる」
 「母君は何かあるかね?」
 「闇に閉ざされたら慌てず騒がず、目が闇に慣れるまでじっと動くんじゃないよ」
 「なるほど…覚えたかね?少年」
 神主氏が訊く。ちなみに、全部シナリオなのでご注意を。
 「うん」
 ひろ君は頷いた。すると神主氏は、
 「勇者は“うん”などとは言わぬ」
 「う…はい!」
 「良い返事だ。では行け。制限時間は日の入りまでだ」
 神主氏は会館へ繋がる通路の方へ腕をバッと伸ばす。…そうされるとそっちに行きたくなるという心理を応用した誘導なのだけれど。ただ、その頃には暗闇に目が慣れて、ライターの光と、“非常口”の例の表示で、通路がどう繋がってるくらいは見えた。
 さて以下は聞いた話。まず照明が落とされたのは会館の方も一緒。入り口の自動ドアも内側から分厚いカーテンを閉じ、外光は僅か。中は結構“幽霊騒ぎのある無人ビル”状態。
 ひろ君が中に入ると、受付だけ、その自動ドアからの陽光で、ぼわ~んと明るい。
 「どうしたね?ぼく」
 おばさんは“魔女っぽく”と言われていたので、その僅かな光の中で、そうやって言ったんだって。
 「おばあさん」
 この開口一番、結構、グサッ、と来たらしいけど。
 「な、なんだいバカで弱虫なガキタレ君」
 「バカじゃね~よ!このくそばばぁ!」
 ぐさぐさっ…おばさんゴメンナサイ。
 「言ってくれるじゃないのさ。バカじゃないってならこれ判るだろう。文字が書いてある、読んでみな」
 おばさんは第1のからくり、アクリル板を取り出した。オレンジ板の間に透明の板を挟んだもの。
 オレンジと透明を組み合わせると何も見えない。従って
 「何も書いてないじゃないか」
 「バカには読めないのさ」
 おばさんはラケット型の方…偏光フィルターを2枚取り出すと、自分の顔の前で2枚を重ねて90度傾けたり、また元に戻したり。
 当然、その度におばさんの顔が見えたり隠れたり。
 ひろ君、“魔女の秘密道具”と気付いたようで。
 「それ、貸せ!」
 「やなこった。人様に物借りるのに貸せだのくそばばぁだの、誰が貸すか」
 「お姉ちゃん助けるんだ!」
 「賢い者は自分が頭を下げる時ってのを知ってるもんだ」
 「…貸して…下さい」
 「なんだって?くそばばあなもんで、最近耳が遠くなってねえ」
 「貸してください!!」
 「わぁ」
 わざとら~しく驚いて、偏光フィルターを取り落とす。そこをひろ君が奪う。
 当然、偏光フィルターを通してアクリル板を覗く。
 何か気付いたみたいで、入り口のカーテンをバッと開く。
 「うわぁ!光を入れるんじゃないよ!」
 おばさんは“ファン”で日射しを遮る。こうして縦偏光フィルターを通して、縦偏光成分のみ反射するオレンジアクリル板の文字が浮かび上がる。
 “倉”
 「読めたぞ。倉、だ」
 ひろ君、勝ち誇ったように。
 「生意気な小僧だよ。でもルールだから仕方がない。持って行きな」
 おばさんは会館の紙袋…引き出物なんかを入れる手提げ…に、ファンを入れてひろ君に渡した。
 「これがアイテムか」
 「お前に使いこなせるかどうかワカランがね」
 おばさんチクリと一言。ちなみにバカにされるとムキになる…というのはご両親から事前に。
 ここで私の出番。
 「助けて~」
 絹裂く(以下略)地下からの声。
 「お姉ちゃん!」
 ひろ君すっかり勇者。真っ暗な地下へと階段を下りてくる様子。
 私は再びドタバタ。
 さて、地下は大きな宴会場なんだけれど、パーティション駆使して迷路状態。会館の皆さんがそこここに隠れて、うちわで風を送ったり、ヒッヒッヒとか不気味な声。
 監視カメラの映像には、左手で壁を触りながら歩くひろ君の姿。
 お、結構冷静。
 「お姉ちゃんどこ?」
 ドサッと音がしたのはホールのステージ。
 第2のからくり。用意したのは、ペットボトルの口同士を万能ボンドでくっつけて、テープでしっかり縛ったもの。
 片方のボトルには、片栗粉を混ぜた墨汁。
 砂時計の液体版。
 それと、砂時計を持って、ステージに現れたのは、束帯姿の息子氏。八岐大蛇担当。
 ひろ君到着を待ち、懐中電灯スイッチオン。
 「あ…」
 “自分を捕まえた”おじさんに、ひろ君はたじろいだような仕草を見せたけど。
 「遅かったようだ。お姉さんは大蛇が連れ去った」
 「うそつけ。大蛇なんかいるもんか。これゲームだろ?」
 「じゃぁそこを見てみろ」
 ぬめぬめ光る物体が、ステージ下からホールの向こうまで、床にべったり。
 これが凝った話で、ぬとねば系オモチャでおなじみ“スライム”を自作し、蛍光塗料を混ぜたんだとか。スライムの材料はポリビニルアルコールの入った洗濯ノリにホウ砂を混ぜて…詳細省略。ぐぐって下さい。でもこういう“這いつくばった跡”ってナメクジがつけるもので、ヘビは付かないんじゃ…
 「このボトルの中身はそのヘビのよだれだ」
 うそつき。
 「この砂時計と勝負だ。どっちが早く終わるか」
 「なんでおじさんと勝負するんだよ」
 「私が人間の姿でいられるのは、砂時計が落ちるまでの3分間だってことだ、小童(こわっぱ)!」
 ここで息子氏、束帯の下から白い蛇の尻尾をちょろり。
 これが本物の白ヘビだったりして。アオダイショウの色変わり(アルビノって言うんだよby作者)。神の使いとして飼育してる神社があって、借りてきたんだって。そこまでやるかねしかし。あんた大わっぱだ。
 ちなみに私はステージの奥でこれ見てて、ヘビの尻尾に思わず出そうになる声押し殺すのに必死。ヘビ君ごめんね。私はヘビ嫌いだ。
 「お前本当にヘビのバケモノ…」
 「どんどん砂時計は減ってるが?」
 自慢の八重歯をぎらり。爬虫類なコンタクトレンズまで用意してまぁ。
 「…くそっ!」
 さて、ひろ君が持たされた、ぬとろんとした液体時計。単純にひっくり返しても容易なこっちゃ出てこない。

(つづく)

2008年1月 1日 (火)

更新サボリを主目的とした、三が日連載小説「神様のバカっ!」【1】

神様のバカっ!

 初詣客で賑わう神社の境内。
 バイト巫女の私が、破魔矢と、お釣りの五百円玉を渡そうとしたその時。
 「神様のバカっ!ウソツキっ!死んじまえっ!」
 男の子の叫び声に、賑やかだった一帯は一瞬で静まりかえった。
 どんど焼き…と書いていいのだろうか(違うよby作者)、古いお飾りや破魔矢を焼く焚き火の音がパチパチと聞こえるだけ。
 「バカーッ!」
 ひとたびの叫び声と、敷き詰められた砂利の上を走り出す、ジャクジャクという音。
 人々がバッと避けるように動いて空けた道を、男の子が走って来る。まるで弟が拗ねた時みたいだ。小学校2年か3年か。
 「こ、こらっ!」
 神様罵倒。普通、あり得ない事態だろう。隣で目を円くしていたここの神主の息子さんが、今さらのように“授与所”から草履突っかけて走って行く。
 砂利道草履とはいえ所詮子ども。男の子は鳥居の下で神主息子さんにむんずと掴まった。
 「悪い子だっ!」
 「うるせぇ!ばか!ウソツキ神社!うんこちんちん!」
 口を極めて罵倒するというか、知る限り悪口雑言ありったけ繰り出すというか。
 「ドコの子だ!許さないぞ!」
 「うんこぶりぶり!ちんちん毛だらけっ!みなさ~ん!ここの神様はウソツキですよ~っ!」
 砂利を蹴散らしながら喉をからして叫ぶ。本気で神社に怒っているのだろう。見ている人々からクスクス失笑。
 こうなると叱れば叱るほど逆効果。私は神主息子さんが手を上げようとしたところで、見かねて出た。叩いたってダメです。仕返しに噛みつかれますよ。
 「とんでもないクソガキだ!美穂(みほ)ちゃんこんな…」
 「まぁまぁ、ボク一人?」
 訊いてから気付いたが、訊くまでもなく一人だろう。Tシャツに直接ジャンパー。下は半ズボン。真冬ド寒い正月にこんな格好をさせて連れ歩く親がいるもんか。
 答えより先にくしゃみ。派手に鼻水。
 …風邪でもひかれたら今度は親御さんに口を極めて罵倒される。
 「温かいの、飲む?」
 ティッシュに顔を埋めて、男の子は頷いた。
 社務所に連れて行き、とりあえず迷子と説明してストーブの前に座らせ、甘酒を持たせる。
 「ひとりで来たの?」
 無言で、こくん。まぁ、親の了解を得て出てきた服装じゃない。
 「おうちは?」
 指差した方角は鳥居の方向。そりゃそうだ。
 「お父さんお母さん心配してるよ?」
 言ったら涙ぐんだ。一人の心細さ。叱られるという不安。そんなところか。
 「叱ったり、しないからさ。お姉ちゃん、送っていってあげようか。おうちまで」
 すると近づく足音に男の子がびくり、という反応。
 振り向くと装束を着た神主さん。“神様”に叱られると思ったかな?
 「ちょっと、この子家まで送ってきますね」
 装束で覆い隠すようにして立つ。小さな子が一人で来たんだ。大した距離じゃない。
 「あ、ああ…」
 何事?という表情の神主さんを残して、私は男の子を連れ出した。
 息子氏のいる授与所前を通るのもアレなので、披露宴などが行われる2階建てビル“神社会館”の中を通っ面玄関へ。祈祷待ちのリアル崇敬者さんと見られる方々が談笑する中、巫女装束のまま横断。
 自動ドアから外へ。参拝帰りの親子連れだろうか。私を見て「あら」と一言。
 「どっち?」
 指差す方角へ歩く。交差点ごと以下繰り返し。
 踏切を越えたところで、線路際の家の前で男の子は止まった。
 2階建てのお宅。車庫には昨今流行りの背の高いクルマ(ミニバンだよby作者)。表札にはローマ字でSAKURAIとある。
 すると背後…線路を挟んだ向こうから。
 「ひろくん!どこ行ってたの!?」
 振り向くとエプロン姿の女性。まだ若いお母さん。そんな感じ。
 「…子安(こやす)神社の巫女さんですか?」
 お母さんの声は、線路を挟んで家々が立ち並ぶ中で良く響いた。
 「ええ、はい」
 「あらまぁまぁまぁすいません。中へお入り下さい。寒いでしょう」
 お母さんが踏切をぐるりと回ってくる間に、玄関ドアががちゃんと開いた。
 セーター姿の男性。
 「あ、どうも。すいません」
 「神社に一人で…」
 「は?…ひろ、何でそんなとこ行ったんだ?」
 男の子は無言のまま。そりゃ、何も言わないだろう。叱られると思ってるんだから。
 お母さんが走ってきた。
 「すいませんどうもご迷惑を…ひろ、何で神社なんか行ったの?」
 男の子はたまりかねたように走り出し、靴を脱ぎ捨て、階段を2階へと駆け上がって行く。
 「あ、こら!ひろ!…ったく、何時までへそ曲げてるんだ」
 お父さんのそのセリフと、躊躇いがちに後を追わない辺り、何か、あったのだろう。
 「実はですね」
 私は事の次第を話した。
 「まぁそんな失礼なこと…」
 「あ~怒ったりしないでください。私も弟がいますからね。傷ついてるなって、判るんですよ。何か、夢破れるようなことありました?」
 すると夫婦は顔を見合わせ、お母さんが。
 「ま、中へ入ってください。お寒い中申し訳ない」
 …ごめんなさい、実際、寒い。
 ココアを頂いた。
 「実はですね」
 人気のテレビゲーム機がクリスマスプレゼントに用意出来なかった。お年玉を手にデパートへ足を運んだが見つからなかった。
 「去年も買えなかったんですよ。朝から並んで整理券。しかも抽選」
 こなたひろ君は、初詣でお願いしーの、サンタクロースにお願いしーの。しかし叶わず。
 仕方ないので、“サンタクロース”のゴメンナサイの手紙を添えて合体ロボットを用意したのだが。
 「見向きもしませんで…まさか神社様にそんなとは。ごめんなさいねぇ」
 「いえいえ。事情はよく判りました。社の方はそれで納得すると思います。お気になさらないで、そしてどうか叱らないでやってください」
 部屋の隅っこに拗ねて座ってる姿が容易に浮かぶ。しかし神社への説明はさておき、ひろくんは解決しないだろう。
 とはいえこればかりは…まさか同じく何度も抽選でようやく買った弟のやるわけにも行かないし。
 と、携帯にメール「忙しいんだけど」。
 「ああ、お邪魔してしまいました。この辺で」
 「失礼な上にわざわざ…すみませんでした」
 申し訳ないほど頭下げられて送り出される。それこそゲームじゃないが“モンスター”な親が跋扈する昨今、こんなまじめで丁寧な家庭にゲームのひとつも当たっていいんじゃないの?
 …学校に無断でバイトやってる私の家にあるというのに。
 “社メール”して戻ると授与所はてんてこまい。説明は後回しにして“捌く”。
 お昼の休憩。会館2階奥の食堂。
 「で?何だったのあのガキ」
 怒り収まらずという表情で神主息子氏が訊いてきた。ちなみに、氏は独身。
 「ああ、あの、『うんこちんちん』少年かい?」
 口を挟んでテーブルを移ってきたのは、会館受付のおばさん。旅館の女将と一緒で、ちょっと年配の女性が丁寧に案内する方がいいんだとか。
 …そしておばさんが知ってるということは、神社全体に知れ渡ったということだろう。
 私はやりとりを説明した。その間に、神主氏が話題のテーブルに加わった。
 「何だよ。文句ひとつ言って来なかったのかい?」
 「まぁ明雄、そりゃ子どもさんにとっては神様ウソツキ神様のバカにもなるだろよ。しかし抽選ねぇ。メーカーの煽り戦略なんだろうけどねぇ。純粋に確率論の話だからねぇ。だろ?現役女子高生美穂ちゃん」
 「え、ええ多分」
 でも確率やるの3年だし私1年だし。ってか神様が確率論に勝てないってどんだけ?
 「でもそんなに面白いの?そのゲーム」
 神主氏に訊かれて、とりあえず弟が夢中でやっているソフトの内容を説明。迷路、海中、レンガの通路などを舞台に主人公が走り回り、壁や天井、特定のレンガをひっぱたいてコインやアイテムを獲得。繰り出される敵キャラを倒しつつ中枢へ向かい、怪物によって囚われの身のお姫様を救い出す。
 と、受付のおばさんが。
 「そんなんだったらノリちゃん。あんたがこの境内でやってたことじゃん。木登りしーの会館走りーの。池に落ちーの」
 「おばさんそんな黒歴史をここで…オチまでつけて…」
 神主氏、眉毛がへの字。
 「いっくら衣冠束帯でエバっててもだめよ。あたしゃそれこそあんたの『うんこちんちん』まで全部知ってるんだから。美穂ちゃん。この二人に何か言われたらあたしんとこおいでよ」
 「それだ!」
 私は思いついて思わず叫んだ。
 「え?それって?うんこちんちん?」
 「…違いますよぉ。この境内で存分にリアルにゲームしてくださいってこと。だめですか?」
 「走り回ってお姫様、かい?なるほど。アイディアはいいと思うが…鳥居のこっち側はなぁ…」
 「でもここで解答を出さないと素盞鳴尊(すさのおのみこと)の沽券に関わるのではないかと」
 「う~む」
 神主氏は腕組みし、…私に目を向けた。
 「条件出していい?」
 「はい?」
 「美穂ちゃんとらわれの姫。後、そーゆーアイテムとか謎解きのタネ考えて」
 「え~っ!」
 「言い出しっぺ責任」
 ひど。でも。
 「…判りました」
 いいや、学校の先生に訊いちゃえ。
 すると息子氏。
 「で?バケモノどうすんの?そんなの記紀にあったっけ?」
 「お前はアホか。素戔嗚尊と言ったら八岐大蛇(やまたのおろち)に決まってるだろうが。大体、そのゲームのシナリオ自体、その話や、アンドロメダ姫の神話が元だ。出エジプト記だって元を辿れば…」
 「“シェモース”ですね」
 これはおばさん。…後でググッたらユダヤ教での呼び方だとか。
 「要するに不勉強なのは明雄。お前だけだ…てなわけで罰だ。お前八岐大蛇やるか作るかしろ」
 「ぎゃふん」
 さておき、とりあえずOKが出たので、まずは帰りがけサクライさんのお宅へ。
 「どなた?…ああ、巫女の」
 お母様曰く、ブーツにコートは別人でどこのお嬢様かと…だとか。ハハハ。
 耳打ちで事の次第を説明。ひろ君にバレたら面白くない。
 「いいんですか?」
 ひそひそ。
 「そおゆう冒険の元祖たる方をお祭りしてるわけですから…」
 こそこそ。
 で、帰宅して自分の先生に電話。物理の岸本(きしもと)先生。さっぱり系のお姉さんタイプ…で、茶道の師範代だったりするので付いたあだ名が茶(ちゃー)先生。本人許諾済み。ちなみに、バイト巫女は違う高校の友人が、という話に改ざん。
 『ほう。面白そうじゃないか』
 「で、小学生でも判る何かこう~トリックをですね」
 『林(はやし)自身は何か考えてるか?』
 えっ!
 「いやその…あぶり出しとか…」
 出任せ。
 『そうか。まぁ基本だな。じゃぁ何か見つくろって送ってやるよ。がんばれ』
 電話は切れた。で、翌日宅配で届いた段ボールがひとつ。
 早速開いたら入っていたのは。
 砂時計。レンズが手のひらより大きな超でっかい虫眼鏡。A4サイズのクリアファイルと挟んである白紙。2リットルのペットボトル2個。片方は半分くらいまで砂鉄。万能ボンド無色透明。墨汁一本。卓球のラケットみたいな形をした、薄墨色のアクリル板2枚。何かCDみたいにキラキラ光る透明アクリル板と、オレンジアクリル板それぞれ一枚。銀色の金属板で出来た顔ほどのサイズのファン。そのファンより一回り大きくて、それこそギリシャ神話の巨人が使いそうなブレスレットみたいなもの。ブレスレットみたいなものは透明のチューブ状になっていて、外側に歯車が切ってあり、中には、青と赤に塗り分けてある磁石がズラッと並んでる。後はどう見てもそれを回すためのギアの付いたハンドル。そのハンドルやファンやら取り付けられそうな台座。ちなみに、この青赤に、ペットの砂粒が反応したので、それぞれ磁石と砂鉄と判った。
 後何も無し。どーしろと。
 ただ、クリアファイルの白紙は、透かしてみたら何かシミみたいな物が見えたので、それこそあぶり出しと思いやってみたら文字が出た。

 “やぁ林美穂君。冬休みをエンジョイしてるかね。面白そうだから協力してあげよう。但しこれらをどうすればいいかは君が考えるんだ。隠しておいた物が見えるもよし。そこにある物がなくなるも良し。ヒントは以下の通り。ペットボトルからジュースが出てくるのは何故か。光は首を90度ひねって考えよう。あらごー”

 なんじゃそりゃ。電話の最後の“がんばれ”はそういう意味か。

(明日につづく)

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