初詣の名目と実態
妻がお出かけ電波を目から放出するので熱田神宮へ向かう。地元の氏神様と熱田様と両方参ってようやく「初詣」フルセットである(なんぢゃそら)。
地下鉄で最寄り駅に降りると人大杉。さすが200万都市×神社のネームバリューである。香具師(このヤシは本当の使い方です)の皆さん頑張るテキ屋の軒先をかすめつつ、ん?
「……キリストは命です」
そういう人たち。ドコでナニやってんだよオマエラ。土着に敬意を払わないのはニセモノです。
鳥居くぐってお手々洗ってぞろぞろ歩いてパンパン。
「つかれた~おなかすいた~」
「ちゅるちゅるたべようか」
「たべる~」
この神社は中できしめんが食べられる。その名も「宮きしめん」。ここでしか食べられないので通販可。ん?
さて宮きしめんへ赴くと食券買うにも大行列。しかしきしめんは名古屋駅立ち食いの経験ある方はご存じの通り。吉牛と同じくらい短時間で出てくる。ゾロゾロ並んで受け取る有様工場弁当の麺の如し。ああ、明日から会社か……。
「食券こちらへー麺3つーお待たせー」
娘さんかぶりつくが……
半分でギブアップ。おいおい油揚げもシイタケもネギもそのまんまで麺だけ食ったんかい。
お盆を両手に空席待ちの皆さんがおいでなので掻き込んで立ち上がる。
さて今後の予定はみそかつ「矢場とん」で晩飯用のカツを仕入れることと、デパート街ぶらり。
対して
「あるくのつかれたー」
キタコレ。
予想済み。大須に出るわけだし。
「あまーいの、食べに行くか?」
「うん」
見事なまでにスイーツ(笑)なオンナです。
地下鉄に乗って大須の商店街。結構ワンサで、よそ見すると人に当たる。
「まだー?」
あそこだ。納屋橋まんじゅう。
我々は抹茶セット。渋いだろ。娘は栗ぜんざい。
「お腹いっぱいー」
あのな。
さて甘味を含んだところで次は矢場とん。カツを揚げるのに時間が掛かるので、オレだけ早足で店へ。いようメイド喫茶のお姉ちゃん正月からご苦労さん。←4日だっつの
矢場とんビルに着くと相も変わらず行列。あのーテイクアウトも並ぶ必要アリ?
「いいですよ~」
わらじ、ひれかつ、くしかつ。
トンカツ持って栄を闊歩。ゴスロリねーちゃん晴れ着のねーちゃん。ブーツにダウンの小学生。おにゃのこばっか見てんじゃねーよオレ。
松坂屋をトンカツ持って縦断跋渉。買うモノあるかい?無いなら帰ろう。
今日もたらふく食べました。
そう、今日は初詣の仮面を被った名古屋メシの日……
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