氷河期を生き抜くために~就職難に寄せて~【2】
今日は「Bizスポ」で就職ネタでっか。
●目的は就職ではない、就職して何をしたいか
「当社を選んだ理由は何ですか?」
「給料高そうだしぃ。休み多そうだしぃ」
別に否定はしない。それはそれで立派な動機。しかし企業が知りたいのは
「あなたは当社にどんな貢献をしてくれますか?」
これは現状に対し一つの示唆を与える。「どこでもいいから」とばかりに片っ端からエントリーしている学生いるが、「Aに落ちたからB」なんて学生、いらん。「あの子に振られたから君と付き合いたい」言われたらどうする?ふざけんなってぶん殴るんじゃないのか。企業だって同じだ。ついで・オマケ・でも別にいいやってな扱いにされてたまるかっての。
「二番じゃダメなんですか?」
だめだ。帰れ。
すなわち
処遇・あなたができること・会社がしてほしいこと
この3つの視点のトレードオフが就職活動の要点となる。
「あなたが出来ることはその会社が求めている内容ですか?その会社の処遇で提供する用意がありますか?」
一つ留意して欲しいのは「やりたい」ことを訊いてはいない「できる」ことを知りたいという点だ。
「御社でXXをやりたいと考えております」
「それは卒業研究の内容と直接結びつかないように感じますが、どのように応用するのですか?必要なスキルは何ですか?いつまでどうやってスキルアップしますか?計画をお聞かせ下さい」
目算の立たない机上の空論に無駄金払う会社はない。仕事して欲しい。
「野心」や「憧れ」を持つのは別に構わないのだ。ただ、それが確実に実現でき、更に会社の利となるという裏付けが無い限り、説得力はゼロと思って欲しい。向上心は結構だが、目先の利益と将来の成長のために使ってくれ。
その目先と将来に対し、企業が考えるのは、大体、次の2点だ。
・強いところをより伸ばしたい
・弱いところをテコ入れしたい
「新規事業」はその次だ。失敗しても損失ペイ出来る程度の安定した収益構造を確保してからではないと、冒険は出来ない。社運を賭してとか昭和の武勇伝をチラホラ聞くが、半島や大陸のハイエナみたいなのがウヨウヨしている現代では失敗したら復旧は難しい。
あなたはこの就職難の時代に会社と心中する勇気があるか?ということだ。
→NEXT「自分を知り、会社を知る」
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