リンク

  • 創作物語の館@ココログ出張所
    別途お話を書いています。携帯端末で気軽に読めそうな短いのと、携帯端末でどうにか読めそうなデータ量に小刻みに切り分けた長いのと。 メインはファンタジー、冒険、命を守る。先端科学、魔法、超能力、妖精さん、てんこ盛り、暇つぶしにでも覗いてやって。50作少々あるので。
  • 竹谷内医院カイロプラクティックセンター
    ヘルニアや座骨神経痛と闘うあなたに。ここが私の安心サポート。 (カイロプラクティックまとめ記事はこちら
  • 朋和カイロホームページ
    名古屋におけるオレのケツ腰の守護神。JAC認定カイロプラクティック。さあアナタもLet’sバキボキ
  • ポケモンGOの記録@Sunop2000
    日々のポケ活記録(但し毎日更新するとは限らない)

ついったー

  • ついったー(暫定運用)

天気予報です

  • ウェザーニュース

めーるぼっくす

無料ブログはココログ

« 立ち会い出産体験記【10】 | トップページ | 立ち会い出産体験記【12・最終回】 »

2011年10月12日 (水)

立ち会い出産体験記【11】

→【12】へ
 
「赤ちゃんの頭が見えてきたよ」
素晴らしい言葉が私たちを包みました。私はもう妻が、いちいち指示せずとも自分で看護婦さんの言葉を咀嚼し、行動に移せることに気づきました。
最終工程です。天からの贈り物を届けてくれるのはドクターでした。麻酔処置を施し、吸引分娩のシステムが作動します。そして程なく、羊水が満ち潮のように、そして新しい命のスタートを先導するかのように、勢いよく、産道から流れ出します。
赤ちゃんの頭が出ます。目に見えぬ何かの力が作用したかのように、なめらかにその頭が回転します。
最後の回旋。
「もういきまなくていいよ」
妻は教わったとおり、両腕を胸に乗せ、ファーファーと声を出しました。
赤ちゃんが、するりと、妻の体を、離れました。
「生まれたよ」
私は言いました。次いで
「良かったね、おめでとう、生まれたよ、女の子、16時41分」
用意していた言葉ではありません。勝手に出てきた言葉です。
同時に私の意識に反抗するかのように、目からこみ上げ、あふれ出す液体。
別に感動したとか、特別な形容詞で表現される感情があったわけではありません(赤ちゃんが産声を上げ、妻が無事であるかを気にしていた)。でも、でも、なぜか、なぜか、涙腺から液体が溢れ、流れ出してしまうのです。ここに生まれた小さな命。今スタートラインに立った小さな命。母から確かにバトンを受け取った小さな命。
私たちの子ども。
赤ちゃんが羊水吸引の処置を受けます。その間に私はビデオカメラをスタートさせ、看護婦さんに撮影を依頼します。そう、私は取り乱してはいないし、我を失っていたわけではないのです。でも、でも、涙が止まらない。ぼろぼろぼろぼろ勝手に流れて止まらない。意識は全く正常なのに涙が制御できない。
→【12】へ

« 立ち会い出産体験記【10】 | トップページ | 立ち会い出産体験記【12・最終回】 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 立ち会い出産体験記【11】:

« 立ち会い出産体験記【10】 | トップページ | 立ち会い出産体験記【12・最終回】 »

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック