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2013年6月23日 (日)

子宮頸がんワクチン【5】

●ワクチンがしていること
.
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒトパピローマウィルス(HPV)ワクチンに関する。
.
ワクチンの特許そのもの。ちょっと見てみよう。
難しいことは書かない。まずこれまでのおさらい。
.
・HPVは自身のDNA「E6」「E7」によって人間の細胞サイクルを騙し、自分を再生産させる
・一般に上記のアプローチは免疫で挫折させられる。がん化するにせよ数年から数十年。あるいは免疫力の低下などの時間や条件を要する
・免疫を克服してがん化に移行するメカニズムは不明確な部分がまだある
.
踏まえて
【0009】
本発明はまたワクチン製造方法にも関し、該方法は、a)ワクチンを形成するためにHPV16VLP、HPV18VLP、およびアジュバントを組み合わせ、かつ、b)20μgを超えるHPV16VLPおよび20μgを超えるHPV18VLPを含んでなるワクチンのヒトへの用量で、貯蔵容器または送達容器を満たすことを含んでなる。
.
「いきなり難しいじゃねぇか」
待って。16とか18はHPVの種類で、がん化の能力が強いもの(というか、がん細胞中から見つかっている奴ら)、アジュバント(Adjuvant)はこいつらが抗原としてしばらく体内にとどまってもらうための補助剤。
02_0101zu
出典:http://cervarix.jp/basic_info/about_hpv/
こいつはHPVの外観的なモデルである。このシリーズ記事の一番最初で、免疫の働きとして「縛り付けて動けなくする」というたとえを使った。ワクチンの目指すところはこのウィルスのこの形に対応し、それこそ「この形」が来たらしがみついて動けなくする抗体を作ることにある。
従って、ワクチンはこの「形」をしていれば良く、ウィルスそのものである必要は無い。そこでウィルスのDNAを解析し、この形をしたタンパク質(つまり殻だけでDNAなし。ウィルス様粒子・VLP:Virus-Like Particle)を他の細胞で合成させている(ちなみにこの特許では昆虫で合成としてある)。
それを身体が抗体を作るのに充分な時間存在させるためにアジュバントが必要、とこういうわけだ。
以下は読まなくて良い。VLPの作り方は一般的だよという単なる証拠として掲げておく。
.
【0043】
VLPは、解離および再構成技術により作ることができる。例えばMcCarthy et al, 1998 "Quantitative Disassembly and Reassembly of Human Papillomavirus Type 11 Virus like Particles in Vitro" J. Virology 72(1):33-41には、VLPの均一な調製品を得るための、昆虫細胞から精製された組み換えL1 HPV11VLPの解離および再構成について記載される。国際公開第99/13056号および米国特許第6245568号にもまた、HPV VLP作製のための解離/再構成過程について記載される。
【0044】
一態様によればHPV VLPは、国際公開第99/13056号および米国特許第6245568号に記載されるように作られる。
【0045】
あるいはVLPは、L1タンパク質または免疫原性断片を発現させること、これを産生システムまたは細胞基質から抽出すること、およびタンパク質を、それが主にL1単量体または五量体(カプソメア)の形である間に精製すること、ならびに精製したタンパク質からVLPを形成することにより作ることができる。一態様によれば、抽出および/または精製工程は、VLP形成を阻止するためにβ-メルカプトエタノール(BME)のような還元剤の存在下で行われる。一態様によれば、この過程は、VLPを自然に形成させるためにBMEのような還元剤を除去する工程を含んでなる。
.
●ここまでのまとめ
・子宮頸癌ワクチンはウィルスの「形」に着目して開発されている
・既知の手段でDNAなしの「同じ形」を合成、それをしばらく体内にとどまるよう添加剤を加えたものを投与している
.
次回ラスト。有効性と予防のために。

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