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2014年5月22日 (木)

ライブ円盤Plz

ここに「Carnegie Hall Salutes The Jazz Masters」という円盤がある。

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Verveレコードというレーベルの創立50周年記念として、ニューヨーク・カーネギーホールで録られたライブ盤である。ジャズとしてのみならず、ライブ録音という分野自体で至宝の名盤と言われる。個人的にCDフォーマットのデジタル生録でピアノの音がまともに録れたものを知らぬが、これはピアノがピアノらしい音で聞こえる。ヴォーカルなんかマイクと口元との距離感すらわかる。

ライブ録音の永遠の課題は「臨場感」と「ミュージシャンが届けたかった音」の両立であろう。臨場感については「バイノーラル録音」などが過去より試された。これは人形の耳にマイクを仕込み、聞こえたままを録音する。聞くときはヘッドホンを使う。鼓膜を模擬して音を拾い、鼓膜に直接叩き込む。

一方でライブ会場では音が充満する。この状況を家庭内で再現するにはオーディオシステムとスピーカで頑張ってもらうしかなくて、スピーカが言わばピンホールカメラの「穴」と」なって写像を作る。しかし悲しいかなマイクもスピーカも完璧な「穴」にはなりえず、ここでマイク2本録りとかマルチマイクとか技法が出てくる。80年代には一部ドルビーサラウンドで収録したものもあって、「ザ・ガッド・ギャング」「サムルノリ」なんかその筋じゃ有名だし、中島みゆきも「さらうどんで録っちゃったぁ」などとラジオでボケている。

戻って。実はこの辺理想追求に大きな尽力をした一人がかのカラヤンである。「生を聞きに来い!」という音楽家が多い中「最高を記録すると共に、音楽を愛する人々の手元にあまねく届けたい」という要望も持っていたカラヤンは、時々の至高と思われた方法を用い、折々に交響曲のライブ録音をしている。

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このSACDリマスター盤がそうだし、レーザーディスクの存在を知った晩年のマイスターが、ソニーと共同で1インチビデオとデジタル録音機を回し、ライブビデオを残したのはオーディオビジュアルの金字塔に数えられている。

で、21世紀。

ぶっちゃけフォーマットは192/24、或いはDSD(5.6とは言わん)。マイクの本数は箱(ライブ会場)のサイズで選び、マルチトラックでまるっと録ってミキシングすりゃええんちゃう?というのが個人的印象である。その背景は。

DTM(Desk top Music)を中心とするオーディオビジュアル系のライター、藤本健氏と、指揮者・作曲家・編曲家(時々ミュージシャン)の多田彰文氏のネット番組「DTMステーションPlus」で「Melodyne」(めろだいん)という音源編集ソフトの実演紹介をしていた。オレ時々「ヴォーカル音程いじったのSTAXで聞くと分かるぞ」とか書いてるが、その「音程いじり」のソフトそのものである。音を取り込み、音程を分析し、時系列に並べ、波形をちぎっていずらかす(名古屋表現)。これは本当はオーディオマニアが見てはいけない禁断の機械と作業を見てしまったのかも知れない。ちなみに「聞いて分かる」のは「編集時に音をちぎった切れ目がノイズとして聞こえる」のと「不自然=その人本来の声質と変わってしまう」からなのだが、このソフトはフォルマント(formant:各人固有の周波数特性。体格・骨格・喉のサイズなどで定まり、音程変化の影響を受けない)をコントロールできるという。すなわち、音程(どれみふぁ)を調整して不自然になった場合、音程にくっついて動いてしまったフォルマントを分離調整して再調合できてしまう(詳しくはこの辺)。つまり「不自然」に関してはほぼ補正ができてしまうことになる。なおこいつは音痴を美声に捏造ポジティブな使い方としては、アニメのキャラソンでキャラ声だと出ない声域を「っぽく」するのに、などだそうだ。

で、そこまでできるなら、ライブで特定の楽器やボーカルのピークディップ、箱固有の周波数特性による不快な部分も容易にいじれるだろうな、というわけ。「聞かせたかった音」に「その場の雰囲気」を適切に盛れる。しかも現代は「最初から電気信号を作り出す」楽器と、「マイクで電気信号に変換する必要がある」楽器とが混在している。会場で実際出た音を新たにマイクで拾うより、ミキシングで会場をヴァーチャルに再構築した方が質的にも良いだろう(電子楽器の信号→会場のスピーカーから出た音→再度マイクで信号化なんぞバカバカしい)。となると怖いのは録音機材が音に追いつけずノイズやクリップが発生することだけで、それは192/24で拾えばほぼまるっと録れるでしょ、となる。なお当然24bitキッチリ使えなどとは言わぬ。レベルオーバーにならなきゃいい。周波数方向も同じ。余裕のために、それもハイレゾフォーマットの有意義な使い道。

熱さと密度、一方でスカーンとした切れ味と透明感をも備えたライブ盤激しく渇望す。

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