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2014年11月23日 (日)

【実体験】平成26年11月22日22時08分頃の長野県北部の地震について

●はじめに

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22日付け記事として「温泉なう。信濃大町温泉郷」と書いているが、当然、主題の同地直近を震源とする地震を経験した。以下、

・旅先
・停電
・直下型

とレアケースが重なった貴重な経験をしたので書き留めておく。なお、大町の震度は「5弱」であった。

1.経緯と概況

風呂も食事も終えた9時半頃、娘が眠いから照明を消せと言った。我々夫婦は普段午前0時前後の就寝であるから不本意ながら床についた。が、眠れるわけもなく丁度当該時刻頃、用便に立った。

出たところで地震動を受けた。一般に地震は「初期微動の縦揺れ→主要動の横揺れ」と教科書で習うと思うが、いきなり主要動相当、最大の震幅と加速度で揺れが始まった。いきなりクライマックスというか、サビから始まる歌というか。これは初期微動と主要動に時間差が生じない=至近であり、上下動では無く左右動=表面を突っ走ってきた揺れ、と考えられた(つまりこの時点でほぼ直下で地表に近いと個人的に断定)。揺れ方は擬音で書くと「ガッタガッタ」である。但し鉄筋構造物自体の固有振動も含んでいるので地震動そのものの表現としては的確では無いかも知れぬ。周期は短く、加速度は早い。振動の方向は南北の横揺れ。体感震度は5弱か5強か。ちなみに3.11の余震系で言うと11年4月12日午前8時8分の物に近い。

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(大町の地震波形。ソースはここ。加速度120gal(0.12G)白馬村は589gal(0.60G))

続き。立っていたのと、3.11以降一連の余震を千葉で受けていた慣れもあり、恐怖感などは無かった。妻が感知して身を起こし、10秒ほど揺れたところで家族3台の携帯電話が緊急地震速報を受けて相次いで鳴動、同時に建物が停電した。

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しかし携帯画面が点灯したこともあり、基づいて内蔵の照明を点灯、室内の非常灯を点灯し、携帯電話で情報収集を試みた。そこで揺れは終息した。始まった時と同様、いきなり止まった。20秒ちょっとであろうか。天体観測に覚えのある方は体感で秒カウント取る能力を備えておられよう。基づく20秒である。室内に落下破壊等の被害は見られず。

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なお、館内放送や、旅館職員による声かけの類いは一切無かった。これはNGであろう。また、暖房は温水循環なので止まっただけであった。

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初報、上記をツイッターで取得した。直後、電気が復旧しテレビを付け、M6.8震度6弱(22:09時点速報値)を知った。余震、および、これを前震とする更に大きな地震、双子地震等の恐れがあるため娘を起こした。近隣に救急車が来、程なく去った。大町のけが人3人のうち幾らかは温泉郷の方であるとみられる。

2.メカニズム

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気象庁解析に基づく震源位置、及び旅館位置まで含んだ縮尺を示す。直線距離20キロというところか。現地は被害写真等から断層面が地表に露出しているようだ。

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(しかしこういう報道や特にワイドショー系、もう少し正確かつ的確な表現できんのか)

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今回発震機構は北西-南東に圧力軸を持つ(それら方向から押し合った)逆断層型。震度分布を示す。こういう分布は糸魚川-静岡構造線(一般にフォッサマグナ。正確にはその西端に位置する断層群)内部で起きた地震に特徴的と言えると考える。すなわち一般に東北の地震はフォッサマグナで遮られ西に届かず。逆もまた然り。「東京と名古屋が同時に揺れる」のは、巨大地震か、フォッサマグナ上で揺れたか、そのどっちかだからだ。ちなみに地元新聞には1714年大町組の地震(1707年「宝永地震」の誘発系)に類似とあり、気象庁解析では糸魚川-静岡構造線の一角をなす「神城(かみしろ)断層」の活動の可能性があるという

★補遺:政府の地震調査委員会も神城と推定と公表。M6.7。深さ5km。水準点「白馬」が南東に29センチ移動・12センチ沈下。逆断層で「潜った」側。なお当然震源域直上では上下動が卓越し「下から突き上げるような」という証言、家屋倒壊多数を裏打ちする。24日午前9時集約。

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「新編・日本の活断層」第63図より、1714年震源近辺、そこに今回震源をラクガキしたものを示す。図内「1」が神城断層であり、大町北端まで延びている。同断層は、同書において「活動度が高い」「きわめて新しい時代の段丘面を変化させている」と評価されており、南海トラフや三陸沖のような大きな擾乱に伴って(前震・余震・誘発)活動している可能性があるのではないか。今後の評価が待たれる。なお、この地域の著名な地震としては1847年「善光寺地震」が知られ、今回の地震でも長野市で震度5強、善光寺で石塔の損壊など被害を生じているが、これは断層面に力の働いた軸上に長野市があったためで、震源とメカニズムは異なる。

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解析図より推定震度図を抜粋する。神城断層より東西方向に主として強震動域が分布している。

3.教訓

冬期に灯火を失うというのが非常に恐ろしい。携帯電話は警報を拾えば画面が点灯するが、今回のように間に合わないこともあり、警報が正確かつ的確に出されない場合もある。これに対し例えばスマートホンはケーブル接続状態で電源が断たれると画面が点灯しその旨表示される。色々言われるが

①「携帯電話は枕元で充電状態にしておく」のは一つの策である。

②また非常灯の位置、点灯状態は必ず事前に確認

③防寒具の類いはサッと身につけられるようにしておく

以上が肝要であろうか。

また、今回の宿は温水循環式、すなわちほぼ完全電気式暖房であったが、電気ではどうにもならず火力を用いたり、こたつに炭火を用いる・暖炉を使う等を売り物にしている宿もあると思われる。当然、これを知っておく必要がある。

④即座に火を消す(及びその方法)

そしてついでだが、いきなり強い震動は火を消そうにも身を守ろうにも「身体がすくんで動けない」という状態に陥りやすい。こういう

⑤震動が怖い場合は足踏みすると震動と相殺され恐怖感が軽減する。

電車などでお試しあれ。

日本という国に住む以上、どこでいつ大きな地震が来てもおかしくはない。自分の身・家族の安全を確保し、以降は地域のルールに従って行動されるよう願いたい。

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そして何より現地、都市の電車なみの間隔で余震が来ている。直下型の余震は直下の故に震度が大きくなることが多い。どうぞ引き続きご警戒を。なお、今般の地震においてけが人はあっても人命への影響は無く安堵というところであるが、これは日頃の隣同士の声かけ、お年寄り世帯の把握と初動による面が非常に大きかったようだ。非常灯もそうだが「万が一」の取り組みはいつか必ず役に立つ。

良く書くが「阪神淡路大震災」以降、日本は地震活動期に入ったと言われる。その行き着く先は南海トラフである。畢竟、地震の影響を受けない都道府県はこの先存在しない。

「ウチは滅多に起きない」などと侮ること無く。名古屋なんか南海トラフ以外震度5を越える物は起きない。だからこそ南海トラフで大きなパニックが心配されるのである。

どうぞ皆様ご安全に。

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