水爆の屁理屈
こういうのを「キチガイに刃物」という。
水爆を求める理由は簡単である。原爆より出力大きいから。原爆は核「分裂」なので、爆発力を大きくすると、「炸薬」である核物質そのものが飛び散ってしまい、密度が不足する。一方水爆は核「融合」なので、高温高圧は反応を促進する。炸薬の量に応じて爆発力は幾らでも高まる。「最強」として有名なツアーリ・ボンバ(ソ連・1961年)は広島型原爆の3300倍の威力を持つ。
水爆の炸薬は名の通り水素である。但し教科書的な水素(陽子1個と電子1個。以下電子は省略)ではなく、重水素(陽子1+中性子1)や三重水素(陽子1+中性子2)を使う。重水素は水に一定量含まれ簡単に分離出来、三重水素は原子炉(原発)にリチウムを放り込んでやれば作れる。そして、核融合の起爆に必要な高温高圧は、
「原爆」で作る。
水爆の起爆剤は原爆である。は?放射能?爆弾であり破壊と殺戮が目的だから原爆であってむしろ好都合なのである。誰の的確な思いつきは知らないがここらはキチガイの発想そのものであって、原爆を手にしたキチガイが水爆に手を出すのは自明の理である。むしろ「原爆よりパワフルで原爆ほど放射能汚染が酷くない」こういう結論になる。もっと言うと「所望の爆発力を計算で得られる」。
本当に水爆であれば、だが(地震波形は気象庁より)。
本当に水爆であれば、「所望の爆発力」を作ってミサイルの先っぽにくっつけるようになるまで程なく、であろう。それは攻撃力であると同時に、それを販売して大きな外貨を得ることになる。核爆弾は時間と共に威力下がるのでメンテが必要だが、応じたコストは技術販売で得られる。キチガイと国交を持っている国は恥ずべきであろう。ちなみに日本に落とすためにはどうにかして長距離を運搬しなくてはならず、その間に発見して落とすことは可能だが、大陸の付け根や半島の南半分は気付いた時にはキノコ雲が立つ。
最後に核爆弾は「爆発させるのに適切な高さ」が存在する。低すぎたら熱と爆風が遠く広がらず、高すぎると地上に届かないからである。
さつじんの巨大な力を手にしたと満面の笑みで報じる婆
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