甥っ子が遊びに来るというので新幹線と新型×有名で「四季島」など並べておく。「プラレースアドバンスで走行音で形式が分かる」というレベルだったのだが。
「スマホ見せて」
「新しいポケモン何捕まえた?」
「あ、レイドやってる!」
これ見て「すげ~」とは言ったものの。そこまで。一通り走らせてオシマイ。
「?」
「ここで向きを変える。ハンドルを下に下げるとだんだんスピードが上がる。上に上げるとブレーキ。真ん中でスピードを維持」
「?」
動くか・止まるかのプラレールに対してチト複雑だったか。でもホンモノはこーいう操作系だぞ。
「Switchやりたい」
はいはい。
飯食ってゲーム。ケーキ食ってゲーム。飽きてポケモンの写生。
まぁ勝てんわな。原理を理解し自分で構築する(間違うと壊す)のと、宛がわれたコンテンツでリセット可能なのとどっちが手軽で夢中になるか。身体動かした経験に後付けで知識を得て「だからそうなったのか」と納得することこそ「真の理解」という貴重な経験になるんだがね。
まぁ土日鉄道は身近な列車がメインだから新幹線は「廃業」ですなぁ。売り飛ばすかぁ。
えーとね。
「手伝って。●●やっといて」
「やったことない」
「え?あーしてこーしてこーするだけじゃん」
「わかったよ」
(10分後)
「え?まだこんだけなの?しかも何これ全然だめじゃん。いいよもう」
世の中のお父さんのかなりの数がこれを経験したはずだ。立場を変えてみようか。
「これ操作して模型の電車ピタリと駅に止めてみい」
できるわけないわな。それを「こんなこともできないのか」ってなじられたらどうよ。いきなりスマートに同じようにできるわけがないってこと。でも、なじってしまっていませんか?
首の座ってない乳飲み子を夫に抱かせられますか?
自分は特殊である。弟と年が離れていてオムツ交換とか手伝ったし、数多生き物飼ってきたから、自分が「弱いところにストレス」を与えているか直感的にわかる。妻が育児に慣れるまで応じて積極的に動いた。自分の方がアドバンテージがあると思ったから。
「育児」は基本母親とセットで、であるからして家に居ることで成立する「家事」とは親和性が高い。男優先社会の結果とか嘘で、その方が育児に都合がいいから応じた夫婦の役割分担が成立していったに過ぎない。むしろ子供のためにはそちらの方が良いと詭弁を弄しておく。
しかるに、子供と母親を引きはがすのであれば、母親の代わりがどうしても必要になる。実はそれが「祖母」だったのだが、核家族化でその機会は減少してしまった。
「令和な育児スタイル」を確立する必要があるのだが、一方的に男に何か求めている…そう、「●●やっといて」そのものである。だからいきなりできるわけねーっつてんだろがこのフェミのバカどもが。
・育児における「母親の代わり」システム化
・職場における「スキル継承」と「育児休暇に伴う企業側の業務停滞の補填」
正面から、そして本質的な議論をされているとはとても思われない。その間にも晩婚化は進展し、「祖母」に助力を貰える時間はどんどん少なくなっている。
・専業主婦が成り立つ十分な男の給料
・祖父母と暮らせる住環境の整備
どっちが「子供のため」を考えてるのかな?
娘は妻と高校の説明会。合わせて制服の採寸と、
「学用品を買うから」
カネな。はいはい。
で。大荷物持って帰って。
「入学金は入学式の時に現金徴収」
おう。
「定期券は通学証明書が出てから」
はい…。
「駅までは電動自転車で」
…まぁ、うん。
「スマホはiPhoneSEでいいよ」
約束したからね…。
『ジョーシン電気から発売日確定のお知らせです』
orz
なのだが、全然おめでたい気分じゃない。理由は簡単で、公立高校の受験はこれからだから。
どーしてこんなスケジュールにしてるのかサッパリワカラネェ。不条理な規則いっぱい作るくせに子供の味方であるという根本原則がどっか行ってないか?残り3週間分の教員の給料分税金引けや。
卒業してから正念場。なんだかなぁ。
「偏差値に注目して学習をお願いします」
塾の面談で塾長は言った。
偏差値ねぇ。
「正規化された分布において、分布の中心『0』を『50』にスライドしたもの」
(Wiki)
客観的指標、とされるが、色々問題はある。点数自体が低くても、平均値も低ければ偏差値はさほど下がらない。固まると僅かな違いでも偏差値は大きく変わる。
そして何と言っても偏差値はその時点での「過去」でしかない。実際にはみんな勉強するので分布全体が高い方向へ動いて行く。「自分これだけあるから大丈夫」…次の試験で地獄を見る。
・計算問題は毎日の鍛錬。数学と理科の武器
・漢字と英単語はがんがん暗記
・どうしてもイヤ、興味が持てない教科は教科書を良く読み込んで覚える勢いで
来年高校受験という現在中2の諸君。入試は2月が多いから、受験までは1年切ったのだよ。
娘がバレエの発表会の観覧に出かけるという。問題は校則で生徒が単独で学区外へ出ちゃいけないこと。親がついて行く、のだが。
「チケット私の分しかないから…」
2時間程度なら音響屋と模型屋で暇はつぶせるが。3時間と来たもんだ。
「ポケモンでも狩ってて」
親をなんだと思ってやがる。でもまぁ、ヒマは潰れるか。冒険の旅に出ようw
会場に送り届けて卵を孵化器に入れて大須へGO。なお、名古屋中心部ご覧のあんばいだが、途中松坂屋にはポケモンセンターがあるのだが、GPS電波拾わず何も出来ず、何も起こらず。
大須赤門前はポケストップ。名古屋大須は東京秋葉原に該当するエリアで当然壮大な狩り場。いいから通せよ。
eイヤホンに行き、娘用のイヤホン1万円クラスをこんこんと聞いて回る。オンキヨー悪くなかったが音漏れは如何ともしがたい。ソニー750悪くない。が
ZERO AUDIO ZH-BX700-CD。協和電線という京都のケーブル屋さんのオーディオ事業。いやびっくりした。本当に1万円のイヤホンかこれ。好バランスで少しシャリ。つまり高域強め。でもイヤホンなんだからムリして低音出すより小ささ=機敏さを生かして解像度ギャン振りでいい。それを体現。「まかせてスプラッシュスター」とか「うすむらさき」とか聞いて行くと、サ行のギリギリ攻めた表現はもちろん、音の広がり、弦楽の表現も上等。濃密まで言わないが、空間を満たす音の数として十分だ。スペック自体はf特16000であり、例えばそれはゴシップハープで弦を弾く「ピン」という音の鋭さ不足、などに出るのだが、娘のウォークマンにはヴォーカル物しか入ってないし、kalafinaの再生問題なく(※)「カリカリ感」存分に味わえる。他のも聞いたがそれぞれ「クセ」を感じ、結局コレに決めた。求ム1万円イヤンホホ完結である。ちなみに、耳介に引っかける「シュア掛け」をしないタイプ、普通にそのまま耳穴に押し込むタイプだが、しっかり押し込み外耳道をふさぐと、簡易な耳栓に使えるくらいの遮音性を有する。
(※オイラの耳のf特はテスト用サイン波で16kHzである。但し、マンソン曲線に従う増幅を要する。低域にはめっぽう強いので「シャリ志向」になる)
「ありがとうございましたー」
女性店員に見送られて小休止。
ちなみに音響機器屋で女性店員のアドバイスが得られるのは希有と言って良い。「音質」に興味がある・「ハイレゾ」という言葉を知っている音楽女子はeイヤで機材の相談をしてみるのも良い。
じょーしんで でんしゃ の はこ の なかじき を てに いれたぞ。
ちなみにKATOのスペシャルC50を4割引でオススメされたが涙をのんで振ってきた。土日鉄道の場合、テンダ旅客機は全国にいた8620か、本格派パシのC51の方が多分合う。C50は少し半端だ。
中古オーディオ屋を冷やかし、マンガ屋もぶらついてタイムリミット。狩りをしながらバレエ会場へ戻る。
但しGPS働かせて歩けたのは2キロちょっと。
卵が反応。
ピカチュウを狩ったとか、最初にゲットする方法とかネットで見かけるが、オレのは卵から生まれた。
娘からメール。
『終わった』
「下で狩っとる」
ちなみに名古屋の栄周辺3キロ程度うろついてスマホ画面のポケモン率7割超。突如立ち止まる輩が多いので注意して歩いていただきたい。ちゅーかオマエラ道の端に寄ってからモンスターボール投擲しろやw
なお娘が帰路ジムで戦いを挑みフルボッコにされた模様。
ご承知の通り、「少子高齢化」で最も影響を受ける業界の一つである。バンダイがナムコとくっつき、タカラがトミーとくっついて現況は「お察し」である。
娘の成長に併せて各種の栄枯盛衰を見てきた。各種ゲーム機や「たまごっち」「妖怪ウオッチ」…何もかも懐かしい。
さて今般総合ショッピングセンターの売り場を覗いてトホホ状態になった。売り場は縮小しているし、おもちゃ自体もチャチになってコストダウンされている。男の子は「プラレール」「ミニカー」が定番で安定しており、後は1ワゴン単位でテレビのヒーローもの。女の子はネズミ屋とサンリオが強く、リカちゃん、シルバニアなど定番がつづき、テレビ連動は辛うじてプリキュアがワゴン丸ごと。アイカツは半分だ。
コストダウン、と書いた。デザインも質感も「ちゃち」である。「硬質さ」と、男の子なら「抑えた輝き」女の子なら「ブリリアントな美しさ」が欲しいのだが。着色ABS。この物質の触った時のカサカサ感は一気に期待を冷めさせる。
鉄道模型。国鉄型のセット売りと、新幹線の入門セット、がとにかく目立つ。
理由は簡単で、
・団塊世代(金持ち)は国鉄型が好き(なので抱き合わせで高値で売りつける)
・生粋の鉄道ファンじゃなくても新幹線は好きだろう。テレビゲームとどっこいどっこいの値段なら親の財布のヒモも緩むかも知れない
(とはいえこれはボりすぎ)
で、実はこっちにも「ちゃち」がある。入門セットの新幹線を走らせるとこうなる。
(ジョーシンの制御装置試作品レポートより)
短い新幹線が小さな線路をくるくる回る。本物は緩いカーブを長大編成でぶっ飛ばす。
模型がオモチャになっちゃだめだろ。
「おもちゃ」と「鉄道模型」。唐突に並べたようだが共通点が分かったと思う。安直な売上げのために本質を失っちゃダメだということ。なぜなら。
子どもは子供だましを見抜く。
「入門セットに新幹線」で見てみよう。新幹線は線路の幅や電気方式が異なり、在来線や私鉄車両と同じ線路を走る事は出来ない。そういう所を「本物っぽく」こだわることこそ、オモチャと模型の違いなのだ。全線複線高架を高速でぶっ飛ばす。
それこそ新幹線の「あるべき姿」であり、単線で3両編成ぐーるぐるなんかやってはならない。
一方。
今年のプリキュアの必殺アイテム。
宝石付け替えると反応が変わり、ピカピカ光る魔法の杖、なわけだが、これで5000円する。
「は?オマエコストダウンって」
原価下げれば利益は増えるだろうが。
さてこれ、写真だけでもプラスチック感丸出しなわけだが
作品中ではこうなる。これの「質感」期待されるべきは何だろう。
「魔法の杖」それ自体はケルトのドルイド辺りに遡るモノで、されば木の枝、或いは鉱物、オカルト性を持たせるならばオパール化したベレムナイト(直角貝の置換化石)
辺りになるか。どっちにせよ硬さと冷ややかさが欲しくて、されど金属やガラスはおもちゃとしては不適切なので。
エンジニアリングプラスチック
一歩譲ってポリカーボネイトにアルミ蒸着(要するにCDと一緒)ではあるまいか。薄膜化すればラメって光るであろう。しかもその輝きは一人一人違う。同じ製品であっても個性がある。しかも安直な塗装ではなく屈折という自然科学の法則に則り光る。
ツメが当たるとカサカサ言い、やがて金色が剥げてくる、よりナンボかマシと思うがどうか。
子どもが「欲しい」と思うモノは、
多く純粋な心にビビッドに働きかけてくる「本物志向」である。
大人がほしがるモノは子どもも欲しがるんだよ。逆に言うと、その辺で最近のオモチャはちょっと、「ちょっと一手間」が大いに不足している←ちょっとか大いにかどっちなんだ。
そも「おもちゃ」って、本物のデフォルメじゃないのか?
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