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2016年2月 1日 (月)

kalafina整いました【ハイレゾ音源再生】

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クレカ決済月変わってDL。これでアルバム音源はハイレゾで揃った。まぁここまでハマるとは思わなんだ。

ちなみに彼女らのハイレゾはベスト盤「Red」「Blue」が初出で、以降の新譜はハイレゾ同発、追って過去4作がハイレゾ化、という経緯をたどった。自分はそのベスト盤から入ったのでスムーズにハイレゾオンリーで整えられたが、CDで過去作持ってた音質厨は…まぁ、買ったか、構わず。kalafinaに限らないが、販売側はハイレゾを出すならタイムラグ置かずに同時に、そしてCDは単純にハイレゾを44/16にコンピュータで演算した物で出して欲しい。良くヤマハの10モニやラジカセでCDの音質をチューンするとか聞くが、ハイレゾ環境はやはりオーディオセットの対象としては敷居が高く、限られた器の中で音質が欲しいとなるとCD、となる。「どんな機械でもそれなりに」は圧縮音源でやっていただければ良い。CD回してスッカスカだと寂しいことこの上ない。

さてこのブログで扱うからには音質に触れる。率直書くと以下のよう。

・初作「Seventh Heaven」から最新「far on the water」まで音質の差は感じない
・クラシックの最新盤に比して「掠れ」「しゃりつき」「輪郭のささくれ」を感じる部分があり、高域方向の伸びは丸い
・44/16に変換すると驚くほど情報量が減る

まとめると「ハイレゾらしさは存分に持っているが、最新・最高と比べると差がある」。音の掠れ方から、プロセスのどこかにアナログ段が入っている物と見られる。まぁそれはそれで「音色」を作るので一概に否定は出来ないが、「純化結晶」はこのコーラス・ハーモニクスには似合って美麗のはずで、是非最高峰の音質を目指していただきたい。オレは最高音質のクラシックとタメ張れと過去に書いたアーティストは無いはず。そこを競れと書いている。相応の価値があるように思う。「音楽」のf特を再掲しておく。

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kalafinaは3人ヴォーカルのコーラスワークが何よりの特徴で、「ring your bell」の終曲部分などハーモニクスに包まれて至福の瞬間、となるのだが、楽器に何でも使うというのも特出しして良いであろう。ハイレゾだとハーモニーとの親和性もあって特に弦楽が似合うのであるが、ギター・ベース・ドラムス、電子楽器もじゃんじゃん出て来る。アラビックなテイストを持つ物(シタールか?二胡も?)まである。和にしてアジアン、女性的で遺伝子に直接コンタクトしてくる。

ちなみに生楽器とサンプリングの差は結構歴然と出て来る。生楽器は指向性情報が多いせいか音像がスピーカと自分の間の空間にからせり出して結像し、一方電子楽器はスピーカ同士を結んだ線にぺたっと貼り付く。

まぁ「最高」とは言わないが「ハイレゾとして素直に楽しめる」音質は有していると判断する。ただ、「しゃり」「ささくれ」はシステムによっては「刺さり」と感じる可能性があると見られ、装置をハイレゾ化する場合は音源USBに放り込んで、店に持ってって視聴して決められたい(「うすむらさき」なんか出やすい)。アキュフェーズ+ソナスファベールとかB&Wのダイヤモンドシリーズとかで好きな傾向を探して、予算に合わせて選んでもらうといいだろう。オペラに近いのでボーカル物と言うよりはクラシック向きのチューンでOK。まぁ、贅沢していいと思うわ。

通奏低音を有する歌姫トリオの至宝に栄光あれ。

2016年1月28日 (木)

1万2千キロ彼方より調和の霊感どぶろく1杯

喉が痛い。痰の切れも悪い(きたねぇなヲイ)。

近々プレゼンで喋るので、治しておくべきと考え、インフルエンザだと困るので休みにして病院へ。「インフルエンザ?そんなんじゃないよ」あそ。薬もらって帰る。睡眠薬に花粉症、そして咳止め関係。薬漬けジジイ肝臓平気か。

さてこういう場合は音楽聞いてゴロゴロしてるのが一番なのだが、その時タイムラインに配信会社から新譜案内が飛んできた…駄菓子菓子。

「あの名演がハイレゾでよみがえる!」

レコードのハイレゾ化は文化継承の面から粛々とやっておればよく、ハイレゾの大義を考えると、それを前面に押し出すのは間違いとちゃうんけ。良く書くけど。

で、そんなのが流れてきてカチンと来たのと、以前、ヴィヴァルディの「四季」を含んだ組曲「和声と創意の試み」のSACDを買ったので、ペアであるべき(?)「調和の霊感」も欲しいなぁと思っていた所、

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円盤だと2枚組定価4700円大元の配信サービスで27ユーロであることを発見。

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ポチる。NagoyaCityとかアカウント作ってクレカ決済。ZIPロックのDSDファイル3.7GB12000キロ彼方オランダより召還、である。ただまぁネットは距離より管の太さであって、15分くらいで落ちた。

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AudioGateに取り込んでDVD-Rに焼く。

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「レコード芸術」レコードアカデミー賞音楽史部門、ポッジャー指揮&バイオリン「調和の霊感」SACDどぶろく完成。1枚に全曲収まったので使い勝手はこっちが上。192/24に変換してNASにも放り込んでおく。こういう「買った後の使い勝手」はSACDではどうにもならん。

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しかもCDと同じブックレットがpdfで付いてくる。この辺り、楽曲だけで歌詞すら付いてこない(あるいは別売り)の国内ハイレゾ配信各社改善して欲しい。「よりよい音で聞きたい」それだけのためにサーチャージ。こんな優良ユーザー()無視かい。

ちなみに音は弦が生々しく大変よろしい。倍音ゆんゆんで癒やし効果抜群。音像も空間にふわり定位し目の前でポッジャー氏他面々に演奏いただいているかのよう。SNの良さは圧倒的で、がんがん音量上げてもひずみもビビリもしない。雑誌の特選だの受賞だの頷ける。ハイレゾはこうじゃなきゃ。どんどん気鋭の演奏家を高いレートで録ってくれ。実力派の円熟を細大漏らさず録ってくれ。

ええ買い物したわ。ちゅーか日本の売り手の古さを思い知らされたわ。すぐ出しゃばるJASRACとかただの利権バカにしか見えん。

さて癒やされる霊感なのでウォークマンにも転送しとこうか。編成小規模でヘッドホンで聴いてもみすぼらしくならないだろうし。

2016年1月 8日 (金)

N700で聞く物は

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西下する。

新幹線の中ではヘッドホンをかぶる。高速度のゆえに合わせてダンス系を聞くことが多かったが、最近は耽溺できる癒やし系を好むようになった。この点でKalafinaと巡り会えたのは幸せである。気分良くなってうとうと。

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からの、何故か伊吹山で目覚める。雪の無い冬の伊吹山はただの禿げ山。

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551のシュウマイ買って帰りはレベッカ。ウォークマンに突っ込んで持ち歩くのはなるべく新しい楽曲……にしているが、レベッカだけはハイレゾリマスターを待って整えた。

音質・ノリ重視・リラックス重視……25年分の奔放なわがままを集積した256GB。

2015年12月19日 (土)

【ハイレゾ音源再生】Precure meets DCD-SX11

★2015/12/30「Go!プリ」のハイレゾが出たので追記。

プリキュアの楽曲をガチ高音質で聞いてみようという試みは、以前、アキュフェーズ+DSP-Z11(及び「スタックス」)でやった

ならば。

最新鋭ハイレゾ対応CDプレーヤDCD-SX11。しかも現行「Go!プリンセスプリキュア」ではついにハイレゾ配信が開始された(2015/12/26)。やらねば、であろう。

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やった。「プリキュアソングを2015年の30まんえんのCDプレーヤで聴いた結果」お届けする。但し、娘がプリキュア見ること卒業したので以下のお断りがある。

・各作品「ボーカルアルバム」を基本とするが、「ドキドキ」までである
・「ハピネスチャージ」は映画挿入歌。
・「Go!プリ」はOP/ED含む4曲のハイレゾ版(48/24)となる
・「プリキュア音頭」を加えるが、音質は良くない(あーあ言っちゃったよ)
・リッピングしてあるため、NASから同軸デジタル接続した音質である

シリーズ初期の物から個人的に好きな奴つまみ食い的に書いて行く。

1.初代無印・MH

・DANZEN! ふたりはプリキュア(Ver.Max Heart)

初代好評を受けて作られた続編のOP。ほぼ同一で「マックスハート♪」というコーラスが加わっている。現状、五條さんがライブで歌うのはこっちのバージョン。
とにかく音が飛び交い広がる。五條さんボーカルは中央に定位して変わらないのだが、ホーンや打ち込みが飛び回り広がり、音がグッと前に出て来て包み込まれる。これ楽しい。ワクワクする番組が始まる。イメージばっちりである。音質は今聞くと若干硬質だが、何より鮮度が高く生き生きしており、特段もの申すところは無い。

・Beautiful World

次作「スプラッシュスター」のOPを歌うことになる、うちやえゆかさんの初参加作品。静かな曲というのはバックグラウンドのノイズ低減が求められ、オーディオソースとしてはしんどい部類。

オルゴールで始まるが、これが「ピン」と弾ける音として認知できるのはアルファプロセッサの恩恵であろう。2本のスピーカの間にゆったりと流れる。前に広がってくることはないが(音の数が少ないため)、上下の立体感はあり、最後中央に収束して行く。日だまりと、閉じるまぶたを感じられる歌。

・情熱∞

プリキュアの世界観をよく体現していると評される高BPMのハイパーナンバー。これは逆に硬質さが愛おしい。ギターかき鳴らすバックトラックに乗っかって突っ走る。ギターが出しゃばらず、五條さんのボーカルが埋もれず、シンセのキラキラしたサウンドも聴き取れる、絶妙なバランスで「整いました」となる。吼え猛るように鳴らしてナンボであろう。激しいまでの高揚感は「女児向けアニメ」のそれではない。

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聞けば2015年になって配信カラオケに登録されたとか。ゆえに「知る人ぞ知る」と書くか。これは音に包まれる。パーカッションが左から、時折のギターがハッとするほどのリアルさで右側から出て来て耳の後ろまで回る。目を閉じると色んな音が聞こえる。

2.スプラッシュスター

・まかせてスプラッシュスター

一度書いてるがそれを読んでというのもアレなので。
この曲はうちやえさんのハイトーンに合わせてストリングスメインなっており、応じて高周波で指向性情報が多く、色んな音が耳に向かって飛んで来、広がりと包囲感は他に類を見ず。弦のピチカートやピアノの音色はアルファであろう。合いの手コーラスで「チョッピ」の声はリアルに耳元で響く。永遠に。

・エガオノチカラ

ギターを基幹に豪壮に突っ走る。骨太の表現になる。基本的にスピーカー同士を結んだラインで展開されるが、高周波の音が混じるとシャリッと響いて前に出て来る。その陰影・ダイナミズムが気持ちよい。ちなみにスプラッシュのボーカル曲は全体的に音域の重心が高めに来る。

・奇蹟の雫

僅かにリバーブの効いたうちやえさんの声が丁寧にメロディをなぞって行く。サ行の発音が刺さらないこと、間奏ギターの音離れが良いこと、柔らかく優しい楽曲を引き立てることだろう。

3.Yes!プリキュア5/5GoGo

・プリキュア5、フルスロットルGO GO!

くどまゆの魅力全開の「GoGo」OP曲。ティンパニなどパーカッションが多く配され、勢いを付け重心を下げてある。低音域が出て来ないと軽薄になる。この辺りから楽器一つ一つがクリアに分離されて聞こえる。しかし楽器一杯使って贅沢な作りだぜ。エンディングでシンバル類がシャーン…と綺麗に余韻付けて消えて行く所絶品。

・Rose in Rose

これも一回紹介してるが再掲。できるだけ大音量で再生しろ。剛直で大スケールの曲想にひたれる。五條真由美の「強さ」が目一杯発揮される。ひたすらに前を向き上り続ける「流れ」に抱かれる。サビに合わせて低音がドーンと来るが、そこはあまり出しゃばらない程度に。

・ミルク・ミラクル・ミルキィ伝説

「5」あたりから声優歌唱のキャラソンが増えてくる。これは仙台エリさんの歌唱によるが、彼女上手いので違和感は無い。この曲はキャラ(美々野くるみ)に合わせた面白い歌詞を管弦楽ビッグバンドで壮大に歌い上げるという中々見ない、楽しい構成。ボーカルにフォーカスしてあり、バックサウンドのレベルは応じて下がるので、管・弦に「痩せ」を感じず聞こえるか、がチェックポイントとなるだろう。

4.フレッシュプリキュア!

・ミライノキミヘ

小松由佳さんの歌唱。ハスキーボイスは再生が実は難しい。これオーディオ的にED歌唱の林ももこさんと対比させてる…なら相当に計算高い。
ストリングメインをバックに切なく(せつなが切なく)一生懸命、その感じよく出ている。打ち込み系が音場の奧に貼り付いているのは年代なり。つーかそこまで表現するかねこのキカイは。サビに向かって盛り上がって行くが、そこで小松さんの声が埋もれないように。

→パソコンとリスニングポジションとの行き来が面倒になり送り出しをウォークマン+光→

・Special Thanks

林ももこによる。フレッシュは大人っぽい楽曲多いが、ももさんボイスはよくフィットする。これはドラムスがメインでセンターに来る。ボーカルと被りそうだが、そこは音場内の「上下」に別れてクリアに伝わる。間奏の掻き鳴らされるベースと良い対比を成す。

・ハッピーカムカム

沖佳苗さんによる。「声優さんによる歌唱」とわかり、必要充分な質と言ったらこんな感じなんじゃね?という最適解の一つ。彼女の声が大好きという向きにはたまらん出来上がりだろう。発音時の唇の動きまで見えるかのようだ。シンセサイザーの音を散らして重心高めにしたバックトラックは軽やかでスピーディであり、キュアピーチの躍動感をアシストする。

5.ハートキャッチプリキュア

・ハートキャッチパラダイス

ダンスもろとも有名になった。「ハトプリ」人気の一端はこの楽曲にある。軽やかだが意外や重心は低く、ベース、バスドラが良く効く。エンディングに向かい未来への予感と、少しの不安を感じさせるようなサウンドデザインで、そこらピカピカと描き出せれば快活。打ち込みが多いので音場の広がりは薄め。ハンドクラップが俊敏に聞けるか。

・OPEN THE WORLD

水樹奈々特出ししないわけにはいかんだろ。「アニソン」ネタで書いたが、彼女は歌に関してはどのキャラやってても「水樹奈々」である。これも同じ。弦とドラムス、ギターにコーラスを伴って文字通り花咲くように歌う。アコースティックが多いのと、彼女の声の倍音成分があるので、左右と中央から耳元に一直線で音が来る。そして空ヘ吸い込まれるように終わって行く。

・MOON ~月光~ ATTACK

久川綾さんは「キャラソン」草創期から歌っているので質は問題無い。辛い過去背負って戦うゆりの心情超高速バックトラックに乗せてリニア加速する。ほぼ弦系一辺倒で押して押して押しまくる。音場は固いがそのくらい締まっている方がこの曲には合うのかも知れぬ。ギターのエッジの切れ味。その再現性がこの曲の持つカミソリの刃のような鋭さに効く。

6.スイートプリキュア

・スマイルエール

タイトルスマイルだが「スイート」の楽曲なので念のため。くどまゆ・いけあやのダブルボーカルにギターとドラムス、打ち込みで応戦。音と声多いのだが、スッキリ描き分けるのは録音・再生、双方の相乗効果か。明るさとパワフルさが音色から感じられればベスト。

・ララルー♪OYFUL

「JOYFUL」と読む。ハイビートでかっ飛ばして行く軽やかな楽曲。なのだが、以外や重心は低い。なので尚のことキラキラ歌うくどまゆボイスが浮き立つ。ボーカルバックに耳元で飛び跳ねる小さな音たちを楽しんで聞ける。エンディング近くの本人コーラス多重は位相をいじってあり、脳内に定位して正解。

・BEAT LOVE

キュアビート豊口さん歌唱。これも丁寧な歌い方で好感が持てる(がっつり「声色と発音」が聞ける)。打ち込みメインで音場は薄め。右チャンネルでギターが「凝ってる」ので、そこカリカリ描き出せれば面白い感じに聞ける。システムによっては刺さるかも知れない。

7.スマイルプリキュア

・Let's Go!スマイルプリキュア

池田彩。音質が上がる。クリアネスが向上している。「叩き起こす気持ちで歌った」と彩しゃんはインタビューに答えているが、「カーン」と擬態語付けたいよく張ったボーカル、ギターとドラムス、多重コーラスによってテンションアゲアゲに出来ている。キャラクタボイスのコーラス含め、「音量上げてもうるさくならない」…システムの描写力を試される。

・100%ヒーロー

金元寿子さん歌唱。これはその可愛い声と重厚なバックトラックの対比が非常に面白く聞き所。バスドラが終始ドスっているので、これを深くパワフルに再生し、しかし跳ね飛ぶ「あざとい」声が引きずられないかがカギ。音場は高周波成分の多さによって前に出て来る。

・オンリーワンダフル

田野アサミさん歌唱。声優としての経歴浅い頃の出演・歌唱になるが、歌は上手でビックリした記憶がある。グイグイ来るベースと、比較的控えめなドラムスでキャラクタの心情をよく出す。電子楽器が多く音場は控えめ。その代わり低音を深く強く出せるか。

8.ドキドキプリキュア

・5minutes

釘宮理恵さん歌唱。「キュアエースだがくぎゅボイス」ってのがスゴイと思う。もろロックンロールでギターとドラムがメイン。所々で弦が弾ける。この楽曲盛り上げるのはコーラスで、強さに華やかさを纏わせる。コーラスの「ハッとするような」効果が出せれば万々歳であろう。ギターはピックの動きがミリ単位で聞き取れる。

・I’m home

林ももこ。「ドキドキ」の楽曲は佳曲が多く、硬軟自在なのが特徴的。これはしっとり系統で「エース」と良い対極を成す。ピアノが切なく、そのハーモニクスが聞き所。

・負けない翼で

黒沢ともよ。これも再掲となる。めろめろな楽曲だが、ベースが軸になっており、音像自体は骨太。奥へ吸い込まれるように音場が作られ、差し伸べる手のようにボーカルが降りてくる。

9.Go!プリンセスプリキュア(48kHz/24bit)

ハイレゾ版が出たと聞いてe-onkyo見に行ったら「48kHz」……今後に期待して4曲のみDL。なお、過去作も配信準備中とのこと。

・Miracle Go!プリンセスプリキュア

OP曲。歌唱は礒部花凜さん。fs「48」だがハイトーンの音は刺さるほどでエッジが効いている。ヴォーカルにエフェクトを掛けていることが目立ってしまう。時々書いているが後付け効果装置は「ハイレゾ」に対してボトルネックになっているのではないか。打ち込みとアコースティック・コーラス(声)で広がりが違う。アコースティック系の音色の柔らかさはシリーズでも出色

・Be a Princess☆

歌唱は嶋村侑さん(キュアフローラ)。作曲がうちやえゆか。シリーズ歌ってる方の昨曲だけあって、プリキュアの世界観を反映しつつ「プリンセスのレガートさ」をよく捉え、もちろん、嶋村さんの音域も把握してのメロディライン。音質的には間奏のホーンセッションにハイレゾのならではを聞くことが出来る。やはりプリキュアはアコースティック系で固めた方が似合う気がする。

・夢旅☆Go!ng My Way

茂家瑞季。作曲は林ももこ・編曲は安保一平さんで「茂家の声」を把握してる皆さん。軽快なポップでちりばめられた音が広がり、転がる。オーディオ的には面白い。音の粒子たち個々が丁寧で「ハイレゾ24bit」ならでは。

・ドリーミング☆プリンセスプリキュア

ED。歌唱はミュージカル経験もある北川理恵さん。作曲の多田さんはオーケストレーションを多数手がけ、指揮者でもある。姫様×オーケストラはイメージバッチリ。弦楽多用し音場は広い。iTunesも聞いたことがあるが、音の広がり、粒立ち、俊敏な反応、比較するだけ野暮である。スピーカ間隔広く取った方がスケール大きく聞ける。ごきげんよう~

10.その他

・勇気が生まれる場所

「ハピネスチャージ」映画劇中歌。映画用なのでバックトラックは豪壮である。Aメロ・Bメロと進むに従い楽器の数が増えて行き、サビで最高潮となり全力で包み込まれる。4人の声と、松ヤニ飛ぶようなヴァイオリンの強さ感じられれば勝利。

・プリキュア音頭

2015年リリースだが、実家の町内会夏祭りに間に合わず。歌唱は五條さん。笛に太鼓がメインだがサイズは小さい。リズム重視で「音質」語るのは野暮かも知れぬ。音色が少ないのでシステムによっては痩せ気味に聞こえるかも知れない。

以上

●まとめ

一気に聞くと、「音源の電子化進展」と「声優さん歌唱の一般化」の流れが見えてくる。「こういう音作りにするんだ」というポリシー一貫してるのは凄いところ。一方で電子化に伴い、音場感が後退気味に感じるのが惜しいところ。電子楽器打ち込みキカイ進歩しる。また声優さん歌唱も「アニソンの類型」として仕方ないのかも知れないが、発音や音域の広さなど、音キチとしては、「聞こえてしまう」というのは否定できない。プリキュアはアニソンの中でも特別扱いしていたが、 まだ矜持は保っていると言えるが、「親も楽しめるお子様の音楽への入口」としての機能と質、どうか失わないで、と祈らずにいられない。

一方、「Go!プリ」からハイレゾ配信が加わった。よく書くが「48kHz」はやはり「食い足りない感」が否めず、とりわけアコースティックを多用した楽曲では「もう少し出るのになぁ」という残念感の方が大きい。ただ、音場は48の割にはふくよかに出てくると書けるか。次回以降は是非88/96以上のサンプリング周波数で録音を願いたい。

∞にプリティでキュアキュアであれ。

2015年12月15日 (火)

記録の価格~ZX100のメモリ拡張~

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「で?幾らなの?」
「3万」
「さんまんえん?」

まぁ、割引クーポンと地味に溜めたポイントで実出費はそれなりに。

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ウォークマンZX100のここに挿すわけだが、デジカメ等と違って色々儀式があるらしい。ちなみにデジタル音楽プレーヤは、今後内蔵の記憶容量は減らし、必要に応じてメモリカード買い足してね、という方向。ウォークマンAの最安価なモデルが23000円くらいだから、本体より領域の方が高価という。今後ストリーミングがスムーズになれば、この方向は更に加速しよう。なお、今回のカードソニー製だが、オカルトと騒がれた

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では無いので念のため。
(これで音質が変わるというなら、シールドなどウォークマン自身のEMI/EMC性能が悪いだけだと思うが)

さておきやってみよう。まず取説を読む。

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ふんふん。

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フォーマットも本体でやんなさいと。はいはい。その通り実行してみる。

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カードは裏刺し。すなわち、電極のある側を本体の表に。

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フォーマット。さて何分…

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5秒でオワタ。ノーパソ本体だけ買い、20GBのハードディスクを8万円だかで買い、フォーマット実行させてその間に風呂とかやってた身には隔世の感。

さてこれで128+128=256GBの記憶容量確保出来た。但し256の大部屋一つというわけではない。

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本体と、切り替えて

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メモリカード(容量すっからかん)。言わば「一つのボディに二つのプレーヤが入ってる」状態。なので、例えば本体に入り切らない分はカードに転送、とかそうはならない。プレイリスト作ってるなら「それぞれに」作る必要あるし、アルバムやアーティスト単位なら、計算してどっちに入れるか自分で考える、こうなる。さて本体容量まだあるが、今回はお試しでカードの方にレベッカのプレイリストを転送してみよう。しかし「A857」の時はCDフォーマットWAVファイル

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(それはラブライブ)

で3年掛かっても64GB埋まらなかったのに、ZX1購入2年で80GB越えとは。ハイレゾオソロシス。

お、転送終わった。転送速度は本体操作とそう変わらない。

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アルバムリスト。ちゃんとレベッカ混ざってます。

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プレイリストもシームレス。

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フォルダを覗いてみる。レベッカはフォルダが切られ、プレイリストもメモリカード側に保存されている(相対アドレス記述)。なお、本体側を覗く場合、ウォークマンの操作ボタンで切り替える。

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…音楽をDAPに転送するのに結局パソコン関係の知識を要求する。ましてや残量計算とかアホか。そういうのはダメ。

さておき。256大空間。どう使おうかね。単純に突っ込んでいって溢れた分はSD、なら楽なんだけど、上記のように別管理。現状、ユーロビートとかkalafinaとかまだ増えるので、「振り分けて入れざるを得ない」状況が必ず訪れる。どっちか本体でどっちかカード。更に将来を見れば、必聴愛聴を本体に、TPOで入れ替えるようなのをSDに、辺りになるんだろうね。出張時には寝しなにクラシック聞くのでクラシックのカード、ドライブ時はジャズのカード、とかね。一晩ぶっ通しでも128GB分も聞けないけどね。「余って勿体ない」容量調節は、「プレイリストに入れてないが、アルバム丸ごと入れてある」というのがあるので、そういうのを隙間に押し込むように…パズルじゃんか。そんなことユーザーにやらせていいのか。

って、悩む頃には次のもっと大容量か、カード2枚刺しか、ストリーミングでハイレゾ充分か。今のテンポで行けば、あと3年は256で戦える。

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2015年12月10日 (木)

ヘッドホン沼

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「スタックス」をヘッドホンの範疇に入れていいのかはさておくとして、「の、様に見えるキカイとその親戚」現下こんなラインナップ。

・スタックス
・MDR-EX1000
・MDR-1A
・MDR-NW750

「全部耳に直接音を放り込むキカイとしては一緒なんだろ?なんでそんなにいるの?」

うん、実はそれどころの騒ぎじゃなくて、用途別に彷徨ってハイレゾ対応を図り、現下ここに収まったわけだが、それでもなお「別の音が聞きたい」という衝動が消えない。

スタックスは写真掲げたが、コンセントの電源を要するキカイで、その代わり音楽信号を劣化なく耳に放り込むことが出来る。但し振動板がむき出しなので遮音性は皆無である。

「1A」はその辺補填する要するに「普通のヘッドホン」で、冬場の耳当て代わりと、出張時には外へ持ち出される。EX1000は通勤用の常用イヤホン、NW750はノイズキャンセルで飛行機に乗ると出番。

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NW750を常用しないのは音質イマイチだから。出張に1A持ち出すのはEX1000ずっと挿してると耳が痛いのと、「ふくよかな音」が聞きたくなるから。

で、なお、まだ、別のに興味がある。

こういうのを「ヘッドホン沼」という。ハマったら抜け出せない。症状を持つ人は多く、「やっと固まった」と思っても、ネットで音質のウワサを聞くと日和る。

原因色々考えていたが、要は「ヘッドホンで音楽を聞く」というのは「味の濃いおかずを食う」のと一緒なのではないか、という結論に達した。すなわち、大好きでそこに戻ってくるのだが、毎日それだと飽きる、のである。

毎日必ず食う物の代表は米飯だが、味自体は殆ど無い。スピーカーは多く生活雑音と共にあり、ステレオフォニックの原則通りに鳴る。比してヘッドホンが作る音場は閉鎖的で不自然であると共に、「音楽だけを強制的に聞かせる」。

特徴があるからこそ、別の特徴を時折欲する…味の濃いおかずの特徴そのものである。

なれば、おかずのレパートリーを増やすのはまこと理に叶った情動と言って良い←待て

同好の士よ、どっぷりハマって暖まろうずw

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2015年11月28日 (土)

ウォークマンZX100とお出かけ

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買って1ヶ月再生時間100時間ほど経過。気づいたこと・変化・小ネタもろもろ。

●スタンダードなスタイル

本体にイヤホンMDR-EX1000を直刺し(イヤホンのユニットは秋口にリニューアル)。切れ味が出てきてマイクロ秒単位の変化を細大漏らさず表現するかのよう。鋭く細かくダイナミックでスケール広大。それはハイレゾの高域方向よく効く。EX1000の能力を最大限引き出していると感じる。ZX1と基本傾向は同じなのだが、彼奴はここまで「高速で叩き込まれる」音にはなっていなかったように思う。電池の持ちは良い。DSEEはハイレゾとCD音源の差違を縮めるのに有効。混ぜ合わせたプレイリストなのでオンのまま。電池は1週間充電せずに持つので十分。

●冬場の耳当て兼用と泊まりの出張

本体+ポタアンOPPO・HA-2+MDR-1A。1A直刺しだと制動が緩くガサツになる。1Aのケーブルは写真の通り4極改造し、HA-2のGND分離出力を有効活用。くっきりと鳴り、もう戻れない。本体との接続は音源によりアナログだったりデジタルだったり。すっきりとクリアなデジタル、ラウドネスを効かせたようでパンチの効いたアナログ、といった案配。ただ、高域方向の解像感はEX1000の方が分がある。出張の泊まりはこいつでハイレゾ楽しみタイマー使って寝落ち。おやすみなさい。

●ノイズキャンセル

ZX1の時ブルートゥース接続のNCイヤホンを使っていた。その出力部(NC33)をつないでみたが、音の狭さはいかんともしがたく、「ハイレゾ対応」NCイヤホン750を購入に及ぶ。
まぁ「気休め」やね。CDフォーマットならまあいいか。でもハイレゾの「ならでは感」出てるかと言うとウソ。NC33よりはレンジ広いから使うか、みたいな。どっちかいうと乗り物で隣席の方にシャカシャカさせないツール。航空機では必須、新幹線では気分次第。在来線特急なら1Aでガタンゴトンもろとも楽しむ。

●トラブル

・NCイヤホンの抜き差しはスリープ状態でやらないとノイズがブチブチ入る。
・フリーズしてリセットボタンを扱ったこと1回あり。でもアンドロイドより安定感は遙かに上。

まぁこんなもんか。ZX1のような「高級機」感はないが、実用性はこっちの方が高い。人に見せるでなくポッケに入れるキカイなのでそれでよい。何せあっちは何もしなくても電池食うしね。ただ、ポッケに入れる分、曲の送り・戻しと再生・停止ボタンは側面に欲しかった。

2015年11月23日 (月)

【ハイレゾ音源再生】アニソンmeets DCD-SX11

●あのキカイでアニソンを聴きたい

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デノンのCDプレーヤ「DCD-SX11」については、選定の経緯や音質について以前記事にしたが、今般「ならでは」のネタとしてやりたいことがあった。「アニメソング」とりわけ声優さんによるキャラソンを中心とした歌唱のレビューである。「趣味がアニメ」というのは一般認知されたとはいえ、声優さんの歌唱を店舗や展示会の5桁6桁万円のキカイで鳴らすというのは、「『歌手』ではない」という引け目もあってか、頼むことすら勇気が要るもの。こうした状況に鑑み、ウチに存在する声優さん歌唱がどうなるか紹介してみる次第。プリキュアばかりで他の番組の曲は少ないのだが、歌声で知られる声優さんに付き、その少ないいくつかと、ハイレゾが見つかったものはその楽曲と。

ちなみにプリキュア音源の特徴をまとめておく。まずボーカルにフォーカスし、中央に定位するが少し大きめ。中高域を少し張り、聞きやすくしてある一方、ノイズステージが低く抑えられ、システムに応じて細かい音まで拾い出すことが出来る。音場は音数に応じて広がり、基本手前及び左右方向。高周波が多いと指向性が増えて耳元まで飛んでくる。逆に言うと同じ条件で個々の差が聞き比べできるし、同じ声優さんで他の作品・レーベルの楽曲と比較できるわけ。文字通りのリファレンス。くぎゅ~さんとか水樹奈々とか、如何に!

・宮本佳那子
・戸松遥
・金元寿子
・寿美菜子
・黒沢ともよ
・茅原実里
・釘宮理恵
・水樹奈々
・Suara(DSD11.2MHz)
・fhana(96kHz/32bit)

①宮本佳那子

今回のネタは、SX11買った直後に思いついたが、彼女が11/22林ももこライブでオープニングアクトを勤めると知って後ろにずらした。どうせなら「今の生の声」確認してから書きたいと思ったからさ。

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コロムビアの円盤をデノンのプレーヤに入れるの図。これぞ大正義。
(「日本コロムビア」の音響機器製造部門として成長したのが「日本電氣音響」→「電音」→「DENON」です)。

・~SONGBIRD~(44/16・ドキドキプリキュアキャラソンアルバム)
・笑顔のひだまり(44/16・オリジナルアルバム「ありがとうのうた」)

その生歌聞けた物をチョイスした。彼女はテレビ神奈川で子供向け番組のレギュラー持ってるが、「ありがとうのうた」はリンクしての曲集である。
「SONGBIRD」はかっ飛ばして行く系の楽曲で、音域もノリも彼女に「剣崎真琴」に合わせてあると感じる。録音はプリキュアシリーズと同一と言って良く、音場の広大さが疾走感・飛翔感をより強くし心地よい。
「~ひだまり」は「yes my home」という歌詞が「家・住まい・ホーム」と引っかけてあるんだとか。丁寧な歌い方に彼女のまじめさが出ているのと、デンオンの音というか、童謡で慣れ親しんだコロムビアの音というか、レコードの時代から続くかまぼこバランスの温かい音。もう少し情報量欲しいと思うが、再生機器を選ばないように…となると、こうなるのだろう。

②戸松遥

・勇気が生まれる場所(44/16・映画ハピネスチャージプリキュア劇中歌)
音域上「スピーディでかっこ良い」楽曲の方向に行くわけだが、応じた似合った出来映え。プリキュアは中高域に張りがあって心地よく聞こえるように出来ており、応じて音場が作られる。映画用のBGMなので曲想もバックトラックも豪壮だ。ヴォーカルはバランス良く配され大いに盛り上がる。映画での使用タイミングが絶妙なのは見た方ご存じの通り。

・courage(AAC256kbps)
「あれ?戸松遥ならスフィアのハイレゾで……」うん、そうなのだが、48/24とかで出てたなと思って探しに行ったら96/24にされてて、

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こねくり回して元よりいい音になるわけねーだろ。てなわけで恐れをなして逆に何もしてないiTunes版シングルをDL。
これも彼女の音域に合わせた作りになっているようでテンポ良くかっ飛ばしてゆく。が、何せフルビットのプリキュアに比べると音場は狭いし輪郭は歪みを持ち、細かい音は整理されすぎてしょんぼり方向。逆に言うとそこまで「えぐるように描き出す」のがこのSX11という機械だと言える。ヴォーカルの録音、表現は少し平面的だが、息づかいとかはっとするような生々しさを伴う。なお、システムによってはサ行発音が刺さると見られる。

③金元寿子
・100%ヒーロー(44/16・スマイルプリキュアボーカルアルバム)
・ピースフルデイズ(同)
・昨日、今日、明日(48/24・「悪魔のリドル」キャラクターエンディングテーマ集)
・SayonaraStrawberry(AAC256)

他に「イカ娘」で知られる可愛らしい声の持ち主で、気合い入れてそれを生かそうしたのが分かる録音楽曲群。音域狭いが声質生かしたいのでこれで良かろう。ころっとした感じ、こそばゆいようなニュアンスよく出ている。iTunesでもエッセンスは健在で特に不満はないが、48/24と比べると差は出る。48/24では一音一音大切に発音していることがよく聞き取れ、ファンには必携と言って良いだろう。録音は中低域厚くしたせいか、少しボーカル音圧与えすぎな気もするが。

④寿美菜子
・COCORO♦Diamond(44/16・ドキドキプリキュアボーカルアルバム)
・Clear Eyes(同)
・Hurry up QUEEN!(48/24:『TIGER & BUNNY』シングル -SINGLE RELAY PROJECT)
・FLY@WAY(AAC256)

「ドキドキプリキュア」菱川六花のお嬢様ボイスで多くの大きなお友達をトリコにした彼女。聞かせる歌唱力の持ち主で、「ClearEyes」などゆっくり楽曲で難しいのだが、しっとり流れる。「タイバニ」はユーロビートなんだが音がスピーカー結んだ線に貼り付く。左右バランスは良いが貼り付くすなわち手前方向がいまひとつ。ボーカル音像は大きいがクリア、クリアだが大きいと言うべきか。なんじゃ、「聞きやすい音作り」のまま、たまたま48/24です、って感じ。「FLY@WAY」は同じかっ飛ばすでも声色がらっと変わっていて「あっ!」となる。この切り替えは逆にさすが声優さんと感心した。ランティスはちゃんと録ってやれよ。

⑤黒沢ともよ
・フォルテ~Jump up,Girls!~(44/16・ドキドキプリキュアボーカルアルバム)
・負けない翼で(同)
・トゥッティ!(96/24*響けユーフォニアムOP)
・ベルアップ!(同)

プリキュアはOP歌唱でアルバムに歌手参加。「ユーフォ」は主役黄前久美子役としてOP/EDも歌う。元々ミュージカルにも出ており歌唱力は期待できる。声質に合わせろというより彼女自身の拡張開発(!)を期待したい。「負けない翼で」はプリキュアでは珍しいめろっめろのバラードなのだが、感心するレベルで聞かせる。これなら「声優の歌唱は本流ではない」とか言われずにすむ。
問題はユーフォの楽曲である。立派なハイレゾなはずなのだが、音がスピーカ結んだラインにぺたっと貼り付いて出てこない。楽器とボーカルがぽいぽいと配されてガシャガシャと鳴り、歌う。おいおいSX11は手前にどーんとせり出す音場の持ち主だぞ。どうしてこうなった。これじゃマルチモノラルだ。ハイレゾならではの~を言う以前に聞こえが不満。「ランティスのハイレゾ」幾らか増えたが、みんなコレなのでそういうコンセプトなのだろう。うーんオレの指向とは違うとしておく。なお本曲に関してがしゃがしゃ原因の一端はこれである。

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96/24なのに24kHz以上含まれず、ノイズフロアが非常に高い。断定的にマスター48/24で、「何かやった」のだろう。情報が欠損したと判断する。エンベロープもほぼフルレンで、ダイナミックレンジも生かした作り方と言えず、これでともよchanの歌声判断されたらオレは怒る。なので注記の意味で「*」

⑥茅原実里
・アルバム「Reincarnation」(96kHz/24bit)

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彼女はプリキュアには参加していないので念のため。このアルバム単独での確認となる。知名度ある方がハイレゾ出だしたので買ってみた、という流れ。
まずバックトラックたるオーケストラは、96/24をフルに生かした、そして最新の録音で手放しOKである。輝くブラス、広がる音場、純クラシック系の楽曲の録り方そのものである。弦・管が爽やかな風のようでとにかく気持ちが良い。フェードアウトの残響が耳をくすぐる。ちなみに、アレンジと指揮の多田彰文さん自身がオーディオ系造詣深く、応じた出来映えと歓迎。ハイレゾはこうやって多くの音がどーんとせり出してきてナンボ。
ただ、後からかぶせるヴォーカルは少ししんどかったかなという印象。どうしてもエネルギ違うのでヴォーカル音圧上げざるを得ない部分があり、そこは頭を打つ(コンプレッサの作動を感じる)。24bitは足元でもビット数あるので、少し下げても階調再現にあまり影響は出ないので、そっちでバランスとってもいいかも。
歌声はそんなわけで別録りで、みのりんのあの中毒性のある歌声ばっちり録ってある。教科書通りと言って良く、余裕を持たせ整っており十分である。SX11は掘り出して音場提示する。リバーブ抱いて朗々と響く。なので響かせるように鳴らせ。

⑦釘宮理恵
・5minutes(44/16・ドキドキプリキュアボーカルアルバム)
・愛の力(同)
・Creation ReCreation(96/24・「トリニティセブン」キャラソン集)

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「釘宮病」なる言葉を生んだ多様な声の持ち主。ドキドキプリキュア「円あぐり」は小学生である。歌声も役声のバリエーションとしてコントロールされ、楽曲もそれに追従する形。まぁ、それでいいだろ。録音トリニティはニュアンス表現プリキュアと段違いではあるが、96奢るならもっと出て欲しい。くぎゅさんは精細に録ることで絶妙な、マイクロ秒単位の変化やトランジェント楽しめるはずだからだ。少し追いつけてない。マイクか。なお、低音出るシステムの方が楽しめる。
「え~父ちゃんなんでこの曲持ってるの?…ウォークマン持ってくるからよろしく」
はいはい。

⑧水樹奈々
・FlowerMessage(44/16・ハートキャッチプリキュアボーカルアルバム)
・Open The World(同)
・つ.ぼ.み.~FutureFlower~(同)
・SOUND OF DESTINY(SACD・Aquaplusボーカルコレクション)

「水樹奈々」の配信でハイレゾは存在しないが、SACDは1曲だけ存在する。

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見た通り萌え萌えだがゲーム・アニメのキャラソン集である。2012年発売はハイレゾ爆発前であり、SACDは妥当な選択。
プリソンは概して録音クリアであるが、比してこの円盤は一線を画す出来映えである。f特的には低域は殆どないのだが、それが重心を持ち上げ浮遊感につながっている。傑出の歌姫奈々様はスピーカと耳が作る三角形の中央奥寄り中空にふわりと定位し、その声透明な風のように舞い踊る。限らずここまでいい意味の「軽さ」を持って録られたボーカル曲を他に知らぬ。水樹奈々は「1曲だけ」だが、その1曲のためだけにこの円盤を買いSACD再生機持つ価値はあるとしておく(在庫あるか知らんよ)。奈々ソン聞き込んだ人ほどその「価値」の重きに気づくだろう。なおキングは早くこの人をハイレゾで出すこと。
声と録音はプリキュア含めてあまり「キャラクタの個性」意識してない。むしろ水樹奈々の歌声であり歌い方である。花咲つぼみも歌えばプロ級ということ。SX11とこの円盤は水晶の中のような空間を部屋に持ち込む。

~以下はキャラソンではないが、アニメつながりで実験的な高音質楽曲として紹介~

⑨Suara
・キミガタメ(DSD11.2MHz)

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名前は知っていたが、その萌え萌えSACDにいくつか収録されてて逆に興味を持った。すると最高品位11.2MHzで録音配信されているではないか。
果たして音が充満する。そこにスピーカーはなく、声と楽器が空間を作り出す。f特あまり伸びを感じないが、それは録音スタジオの吸音性も効いてるであろう。彼女も整った歌い方で中毒性高いと思うが、ハイレゾたくさん出してくれているので、ファンは揃えるといいだろう。SX11手を出すのもちろんOK。というか、256DSDとSACDどっちも行けるキカイは多分こいつしかない。

⑩fhana
・コメットルシファー ~The Seed and the Sower~(96kHz/32bit)

彼らは「アニメロサマーライブ」に出ていてチェックしていた。で、娘が「コメルシ」気に入って歌が欲しい。そこで32bit。こういう先進的な試みされるとヒョイヒョイ入れたい。
32bitは2^32=4294967296≒43億階調、となるわけだが、24bit1677万階調と違うか言われると正直言い切る答えを持たぬ。ただ、応じた繊細な運びは有しており、惜しむらくはもう少しヘッドルーム余裕持っても良かったかな、という位。基本的には96/24の系列。少し上品で滑らかになる。イントロの立ち上がりが浮かび上がって行くようで秀逸。

●まとめ
ハイレゾと一口に言うが、SX11は「いいものものある、だけど、わるいものもある」というスネークマンショーのネタそのままをさらけ出すキカイだ。キングやエイベックスはまだ良い。但し、「どの機械で聞いてもそれなりに聞こえる」の延長で、ハイレゾの良さを生かしているとは言えない。ランティスは「ユーフォ」OP/EDの出来映えは正直痛々しい。同じ番組のサントラ吹奏楽はよく録られているのにどうしてこうなった。「ハイレゾ」という存在に対する普及に果たしたランティスの功績は評価するが、その間に急速の進歩を遂げたクラシックの出来映えと比較すると、首をかしげるなぁオレは。広々とした音場で堂々たるダイナミクスが繰り広げる「音だけの劇場」…それが可能なのに壁に貼り付いてペタンコはねーだろ。ステレオフォニック・立体音響という奴について再考をいただきたい。

つづく・プリキュアだけ聞いてみた

2015年11月22日 (日)

林ももこ主催3 マン「TRY ANGLE」第4弾 ~ Yellow & Twinkling ~ 林ももこ生誕祭!

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林ももこ主催シリーズで今回は生誕祭も兼ねる(誕生日自体は11/24)。

「トライアングル」の名の通り3人ブッキングで全員好きで応援してるので出掛けたが、チケット買ってからうれしいサプライズを知った。「オープニングアクト宮本佳那子」…彼女は体調崩して長く休養していたが、その復帰初ライブに遭遇することになった。そして彼女も11/4が誕生日なので、ダブル生誕祭、新生・宮本佳那子とするならトリプル生誕祭でもあるのだ。こちらもまたトライアングル、見事ではないか。

●宮本佳那子

独特の歌声の持ち主で好きな人は本当に好きという中毒性を有する。幼い頃から芸能界にいて、テレビレギュラーに舞台、アニメ声優に歌手と広く活躍。ちなみに「ドキドキプリキュア」で声を演じた「キュアソード」の普段の姿は、トップアイドル剣崎真琴だが、あのキャラクタ設定には彼女の普段着の姿がオーバーラップする。こうやってライブのMCや物販で喋った印象を知る側としては。

1.~SONGBIRD~

その「剣崎真琴」名義のキャラソン集よりトップトラック。快速にかっ飛ばして行く楽曲だが、番組では使ったかなァ。良いスタートでイベント一気にスピードに乗った。歌声も変わらずまずは一安心。まぁ、まずは無理せず。

2.笑顔のひだまり

彼女の「感謝」をたくさん詰めこんだというオリジナルアルバム「ありがとうのうた」収録トラック。「これ、yes my homeって部分があるんですけど、家・住まい・ホームってちょっとダジャレにもなってるんです」おお、マイクスギヤマさんやりおる。みんなで歌って終了。こういう、ちょっとかっ飛ばしてるのと、ちょっと暖かいの、彼女の持ち味を出すように思う。
「オープニングアクトなのでこれで終わりです」
「え~~~~~!!!」

●茂家瑞季

1年ほど前からベース抱えてオリジナルの楽曲を1つ2つと増やしてる彼女。今日もベース抱えて登場し、アンプに繋いで弦を調え

3.プリキュアMelody

これだ。元歌「フレッシュプリキュア」ボーカル集に収録され、応じてキラキラだが、今夜はベースにギターをフィーチュアしたアレンジでギンギラギンに出来上がった。弦弾き大分サマになってきたように思うが、へへ、暗譜しようず。
「ベーシストには鶏手羽」
「めっちゃ恥ずかしい」

4.夢旅★Go!ngMyWay

プリキュアシリーズ2015年「Go!プリンセスプリキュア」ボーカルアルバム収録。彼女がベースを弾くこと前提で作られた楽曲。プリソンのコンセプトの一つが「がんばる女の子」だが、応じた出来映え。これ新たなリファレンスになるといいんだけどなぁ。後は慣れだな。

5.情熱
6.光差す未来へ

作詞・作曲は別掲うちやえさん。共にその増やしてるオリジナル楽曲。最初からベースが前提。彼女の音域に合わせて作ってあり、同じく後は慣れ次第だろ。ベースと歌唱と両方日々是前進。タッパがあるのでかっくいいやつ歌いこなせるとサマになる。

7.Let's! フレッシュプリキュア! ~Hybrid ver.~

「フレッシュ」後期OP。ベースを通奏にしたアレンジ。「フレッシュ」は当初高校生という設定でスタートしたそうだが、それをちょっと思わせる年上な出来映え。これはこれでアリだろ。キー下げるとかっこよくなる。
「次で最後です」
「え~~~~~!!!今来たばっか~!」
これお約束な

●うちやえゆか

シリーズ10年を越したが、プリキュア楽曲の軸足として外せない存在。というかその間ハイトーンボイスキープできてるのすごい

8.Smile

最近のイチオシ。今日のライブはギターを大いにフィーチャーしてるが、元々ギターがメインの楽曲なので応じてノリノリ。クラップして天を指さしスマーイル!

9.My Dear Friend

「プリキュア5」ボーカルアルバム収録。ここまでかっ飛ばし系が多かったので一転しっとり。普通、ファルセットにする音域をギリギリで切って行く歌い方がこの上なく心地良い。プリキュア円盤ひととおり音良いが、生聞くとまだ追いついてないと感じる。ハイレゾで出るべき声という気がする。

10.ショコラdeケセラ

オリジナル歌唱アルバム「Sweets」から。「やえどん今日は大人スイッチ入ってますよ」ストールに腰掛けてゆったり。じっくり聞かせるやえさんです。

11.Beautiful World

初代プリキュアのボーカルアルバムから。やえさんのプリキュア歌唱はここから。「子守歌みたいで好き」と以前に聞いたことがある。

12.まかせて★スプラッシュ☆スター★

この対バンでこれ歌わないとやえさんは終われない。全員アクションC&R手順承知で揃ってプリキュア!

●林ももこ

白い半袖Tシャツにデニムのショートパンツ。そこへチェックのワンピを羽織っただけという大人っぽくしかし「風」を思わせる衣装で登壇。パンツの「フレッシュ」4色リングちゃんとチェックしてるよ。

13.TAKEOFF!!

ジェットエンジンというかロケットエンジンみたいな猛ダッシュ。この楽曲は冒頭からハートキャッチされるので導入に持ってくると何も考えずにノリノリ。

14.SPARKLE!!
15.彗星カウントダウン

飛ばす飛ばす。ため込んでいた物爆発させるかのように。こういう溌剌と弾けるももさんは大好きだ。ちなみに今夜は会場「STAR PINE'S CAFE」でオリジナルのカクテルとディッシュを用意。自分は「ブロコさん」のハンバーグ包みをいただいた。

16.H@ppy Together!!!

「フレッシュ」後期エンディング。自分も含めて多くがこの番組をきっかけに林ももこを知ったわけだが、最近では毎週1-2回ペースで行っているライブを通じてという方も増えてきたそう。いいこと。「後ろ向きだった私を自分の力で歩いて行こうという気にさせてくれた曲です」プリキュア楽曲は子供たちにとって作品世界と日常との接点なのよ。

17.Howl!

「今の私の気持ちに最も近い思いというか遠吠えというか」ワンコインCDとして発売中の楽曲。最新の楽曲で応じた気合い充分。自分で目標を設定してモチベーション高めるって難しいわね。

18.落書き
19.君とロケット

「落書き」はちょっと振り返る、みたいな感じのポップスなのだが、アレンジ次第でいくらでもバリエーション持たせられる面白い作りになっていると理解した。君とロケットでTAKEOFFより飛び続けた7曲は締めである。

アンコールでサプライズイベント。バースデーライブだしさ。佳那子ちゃんと二人一緒にハッピーバースデー。

ENC1.Come on!プリキュアオールスターズ
ENC2.ガンバランスdeダンス~希望のリレー~

4人の共通点であるプリキュアより2曲持って来て締め。「オールスターズ」は歴代プリキュア全部集めたらどうなる!?という制作陣の遊び心で始まった映画シリーズに合わせた楽曲。今日の4人はそれぞれ別々のシリーズに関わり、逆に「オールスターズ」だと全員で歌って良いのである。「ガンバランス」は元々キュアカルテット(五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子)で構成だが、佳那子復帰祭りでもあるからしてピッタリなセレクトであろう。

●総括

いや予想はしていたがめっちゃ盛り上がった。ももさんここ最近では一番の勢いだったし、佳那子氏無事迎えられてホッとした。

「歌いたいなと思ったときに呼んでもらえて本当良かったです」
「おかえり」

プリキュアつながりのシンガーは感心するほどの個性の違いと、互いの信頼とリスペクトを感じる。それが聞いてる側にも居心地がいい。

「…ここが『ホーム』に、戻ってくる場所と思えるようなライブに出来たらいいな、と思って企画しました」

ああ、「あるべき姿」だと思うよ。更なる飛躍を。でも、迷うことあったらまたここへ。

2015年11月20日 (金)

【ハイレゾ音源再生】Enya「Dark Sky Island」on96kHz/24bit

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7年ぶりの新譜はリリースの報を聞いて考えてはいたが、やっと?とうとう?96/24で配信開始である。この人の楽曲は一人コツコツ多重どんぶり……テープレコーダを使ったセルフの重ね録りと聞いていて、ヲタク的にはPCMでやってくれとずーっと思っていたのだが、一足飛びに96/24。期待は高まる。リリースを出先で知ったのでスマホで購入手続きだけ実施、帰宅するとe-onkyoとリンクしているパナのレコーダにDL完了。早速聞いてみた。代表2曲紹介。

1.The Humming...

弦ものイントロだがここだけでもうスケールが違う。音場が手前にふわっと広がり、オレは勝手に「ケルティックドーン」と呼んでいるが、大地の咆哮のような重低音がズドンと地を這う。周波数レンジ自体は「広い」とは思わない。ただノイズフロアは格段に低い。メインボーカルはセンターやや手前に空中浮揚、自声コーラスとギターが左右にパンニング。サンプリングメインだし、元々コーラスを重ねて架空の音楽空間を作るので、いわゆる「生っぽさ」はない。しかしハイレゾの恩恵は絶大と言って良く、デジタルの作った透明な空間にハーモニクスが飛び回る。一般に芸術家は一度これと決めた手段をなかなか変えないものだが、彼女の場合ハイレゾリューションデジタルミキサーを見事にねじ伏せたと言って良い。タイトルハミングだが「ハニング窓」見ていて楽しい。なお、イントロでそのハニング窓32kHzに何か出てくるが耳には聞こえない。ディザでもないようだ。広がりと指向性はこいつが与えているのかもしれない。

7.Dark Sky Island

タイトルトラック。静かにハミングで始まる(むしろこっちが!)。メインボーカルはツイータ同士を結んだ線、よりも若干高い位置に立つ。やや上から降ってくる感じの音場。幾重にも重ね録られた彼女の声がスピーカから耳までの空間に充ち満ちる。さざ波から大波までベクトル異なる波同士重ね流れる水面のようで(Dark Skyなのに!)圧巻である。ハイレゾはスピーカで聞け。なお、彼女の作品はほとんどが「声」で、楽器は脇役的な音作りが多かったが、これは弦たち十分な階調が与えられ声の海中で埋もれず分離できる。壮大なコーラスワークに埋没耽溺しつつ、弦の響きに鼓膜を任せる。至福の時空である。

●まとめ

声が主体でサンプリング楽曲なので、高域伸ばして倍音ゆんゆん、ひっくり返して「ハイレゾっぽさ」を強調した作りではない。それ期待すると肩すかしを食らう。むしろSACD的なナチュラルさが持ち味で、そこはひょっとすると個々声トラックオリジナルはアナログで(っぽいひりつき、付帯音が少しある)、どんぶり作業をデジタル化したのかも知れぬ。どっちにせよノイズフロアが低い分、浮揚感を得ており、北欧の冬の星空を彷彿させる「音だけの空間」確保に成功している。これはコンピュータ作業とハイレゾならではの世界で贅沢だろう。是非スピーカからスケール大きく鳴らして欲しい。なお、一通り聞き込んで前作「And Winter Came」を再生すると「え?こんな音だったっけ?」と愕然とする。音が引っ込んでしまい、丸く、(特にピアノが)金属的に聞こえる。逆に言うと、エンヤは楽曲はさておき音質が……で躊躇っていた向きにも(そんな偏屈がどれだけいるか分からんが)、手ばなしでおすすめ。浸るように聞いて、「どーん」で圧倒されてしまえ。

Enya2

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