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2014年10月30日 (木)

おっさんホイホイの行方

Tw1

ハイレゾフォルダの中身。単曲で落とした高橋洋子とかShihoRainbowチャンあたりはまだフォルダを切ってない。

見ての通り、クラシックを除けば見事なまでのおっさんホイホイ。買い直しメインである。それでも現在進行形で新録が投じられるジャズやフュージョンはいい方。

日本の普通のポップスどうした。なぜハイレゾ出てこない。アニソンはさておき(それもおっさんホイホイのきらい充分にあるが)。

普通のCDどうなってる。

Tw2

……4K画質で化粧オバケを見てどうするんだという議論がありますが。同様にハイレゾ化する価値がある楽曲なのかという議論はさておき。

「売るべき物」と「売りつけたい物」「売れる物」決定的にずれてないか。

業界に尋ねたい「自然な拡散」(口コミ)が必要なのではないか?幾らごり押しされてもくそだせぇ物へたくそな歌もどき、耳に不味いモノ流行るわけねーだろが。一方で規格やハードでコピーをガチガチに縛ってしまった。スマホでようつべの動画見せて「いいでしょ。どう?」そんな広がり方すると思うか?

あんたらどうやって音楽を知り、広げ、買ってきた。

定額聞き放題やストリーミングがメインになるという流れはあるかも知れない。しかし現下の音楽番組に見られるある種の偏向を感じるに、そうしたどんぶり勘定市場にもバイアスが生じる気がしてならない。DJが選んだパワープレイとカネの力でごり押しするのは根底的にナニカチガウ。物欲ではなく五感の快を揺さぶるものは真の快でないと力を持たない。テレビを消して音だけにするとノイズの塊詰め合わせ、そんなの誰が聞きたいか。

定額もどうだろう。あなたの職場は勤務中にヘッドホンして文句言われないか。ならばコストパフォーマンスは高かろう。しかし実際は通勤・昼休み・帰宅後寝るまで、に

好きなモノ好きなように

聞きたいのが普通ではないのか。で、どうせなら良い音で、こんなところだろう。一方で耳の感度の良い若い頃に良い音楽に触れるのは非常に良い。そこを埋める音楽あるか。

売りたきゃ押しつけずにいい物作れ。違うか。

2014年10月28日 (火)

豪壮サウンドの宝箱「ONN」

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●冒頭の能書き

前に書いてるBlu-Swingではキーボード系のご担当、中村裕介氏のソロアルバム「ONN」をレビューする。電子音源による実験・前衛的な内容と言え、自分が手にしたアートブック仕様はCD限定プレス300程度とか(別にiTunes配信がある)。知らない人がこの板に巡り合い、更に手にする(ジャケ買いする)機会はまずないと思うが、逆に知ってるからって何もレスポンスしないのは意味なさないし、聞く側の視野拡大にもつながらない。この辺りは自分のようなヲタ、マニアの仕事(仕業?)だろう。まぁ、ありのまま書く。ちなみにウォークマン放り込むに際し曲名ちまちま書いてたら、Gracenoteがジャンル選べとやかましいから、「どれでもねぇ」程度の意図でオルタナにしてある。

●印象だら書き

ノイズ・パルスのミニマル反復で始まる。コンデンサ型で全解像して「音の良いノイズだ」となる。それは「4分33秒」のバックグラウンドノイズが無いと褒めちぎるかの如く。

変な書き出しだが、実はこの円盤、再生するシステムと耳への挑戦というのが第一印象である。ウォークマンに突っ込んだと書いたが、殆どのヘッドホンステレオ・イヤホンでは2曲目以降の「低域」は再生できない可能性が高い。ほぼ根こそぎ出ないか、クリップして音圧にならないかのどっちかだ。ZX1+EX1000でいっぱいいっぱいである。出せればあなたの手のひらシステムは優秀だ。

従いスピーカシステムに回すと当然サブウーハが吠え猛る。クロスオーバ40Hzの地鳴り専用空気砲が本領を発揮する。

Tw1

JBLの43やTADはどんな咆哮を上げるのだろう。通奏低音という言葉があるが、そこにどっかと座ってメロディが乗る。演色・エフェクトの類は感じず、カリッカリに乾いた、しかし素材そのものの音色で音と声が乗って行く(ヴォーカルに多少のリバーブは付けてある)。録音というよりパルスコードモジュレーション、変調であり復調解像である。耳も機械の一部と化す。というか良く44/16フォーマットに収めたなこれ。

ジャンル的な話をするのは無粋だが、トランス、アシッド、ハードコアテクノに覚えのある方は意外とすんなり入れるだろう。ドラム&ベースの流れも汲もうが、モダンでクールを突き詰めた感じ。ちなみに爆音テクノの一部に見られるような、脳みそ圧迫するようなまでの低音の窒息感はない。メロディラインやグルーヴ感はジャズの雰囲気。

家族で飯食いながら流すもん、ではあるまい。一人の夜にオーディオシステムと対峙する楽曲群と考える。趣向合えば耽溺でき心地よくなれる。なおYMOみたいなフルエレキではない。そのBlu-Swingメンバーのサポートも得てアコースティックが少々加わる。曲名ft.と付くのはフィーチャリングヴォーカル(featuring→ft.)つまり歌唱のある楽曲だが、サンプリングして打ちこみや初音ミク的なものではなく、普通に歌っているので念のため。

冒頭のノイズ、パルスはアルバム内随所にチラつく。ノイズを克明に書き出せれば気分が良く、システム的にはそこに静電気放電みたいな痛さを感じるくらいなら勝ち。突き刺さるよ、耳障りに聞こえるよ、ったら負け。低音もボンボン言って主旋律邪魔するならシステムのチューニングが不十分。

●総括

オレはまずニヤニヤしながら聞き、ついで真剣に聞き込み、そして気持ちよくなってウトウトした。開放空間でスピーカでもイヤホンヘッドホンの密閉時空でもOK。少しトリップできる。異世界だが不気味ではない。普段起きていることのない、深夜というには朝に近く、夜明けというには暗すぎる空に、二つ向こうの季節の星が煌めいている静寂の雑音をバックに。

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(2011年12月の皆既月食時)

・機材
CDP:アキュフェーズDP-65
アンプ:ヤマハDSP-Z11
SP:ヤマハNS-F500+NS-SW210
ヘッドホン:スタックス(SRM-323S+SR-404)
手のひら:ウォークマンNW-ZX1+MDR-EX1000

2014年10月26日 (日)

Live! JAZZ! @BluSwing @LiveDOXY

きっかけはプリキュア→林ももこ→サポートのパーカッションの方が
「Blu-Swingってジャズバンド組んでます」
へぇ。

丁度オーディオ本格的に再開してジャズを探していたところ。先に技量が分かったわけで文句はない。これは、と思いCD取り寄せた。以来、オーディオシステムと、そのバックサポート…宮本ブータンさんのパーカッションだけの付き合いだったが、いよいよ、ついに、生で聞ける機会が訪れた。

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Blu-Swing at 栄Doxy。

TOMOAKI “BHUTAN” MIYAMOTO(Ds) @miya_blu_swing
SHINJI HASUIKE(b) @BluSwing_hasu
YU-RI(Vo) @BluSwing_Yuri
SHOW KOJIMA(g)
YUSUKE NAKAMURA(key.sounds)

(メンバ各位の当日の写真等はこちら公式ブログにリンクあり)

バンド名「Swing」そのものである。リズムとグルーヴ感がたまらない。特急列車が適度に揺れながら疾走して行く。ほぼそんな感じである。個々人の技量は極めて高い。集約された透明な結晶であり、シナジーでダイヤモンドに昇華している。「火を噴く」「煙を上げる」とはドラムやストリングスの形容で良く聞くが、なるほどと頷くところ。なお、皆さんそれぞれソロであちこちミュージシャンのサポート参加をされている。

少し特徴を書いておくと

・Vo.は曲によりあったりなかったり。
・エレクトロニクスが適度に入る(キーボード/マニピュレータ、ベースなど)

ちなみにジャズというとマイルスがコルトレーンがクールがモダンがという論が先に出てきてウンザリという方おられようが、とりあえずそういうの放っておいて良い。難しいこと考えず安心してノリに任せて聞いていられる。そして当然、そういう流れをぶった切るものでも無い。オーディオレビューでも書いたが、クールで都会的な「大人の音楽」である。夜の首都高彼らをお供に流して似合う、と書けば良いか。自然に身体動くし、手拍子刻むし指パッチン。ワーオと叫んで拳突き上げ。音楽の「音」を「楽しむ」ここにあり。

「名古屋は6年ぶり」とは、パワフルヴォーカルからはいい意味で肩すかし、たおやかな立ち居振る舞いの淑女Yu-riさんから。「名古屋スルー」という言葉もある中ほんによく来てくれなすったやっとかめ。名古屋めしうまいもの一杯食っていってね。

終わってサイン会。
「ツイッターでごちゃごちゃやらせてもらってますこいつです」
「あーだと思いましたそんな雰囲気でしたから」

わしゃ何者じゃ。やばい奴だなぁ。

余計はさておき演奏も円盤も安心して流しておけるもの。公式を置いておくので、中のデモ聞いて気に入ったら1枚持っておきなさい(何故か命令調)。アナタの夜のひととき、きっとココロ豊かにしてくれる。

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うぇるかむまいおーでぃおしすてむ。

●ハコ「Doxy」について

レストランバー。ライブはジャズ系メイン。ライブがない日も普通に飯食える。飯はイタリアンがメインで味そのものは美味い。客席音響はエレクトロヴォイスの「SX300」が天吊りで2発。出しゃばらない音作りで好感、なのだが、今日の場合はヴォーカルをもっと盛ってよかった。どうしても「生ドラム」の音量には増幅が欠かせない。
仮に妻と「お付き合い」している頃であれば、確実に今日はここでデートしていた。Blu-Swing×Doxy。一言で書けばそんな結論である。

2014年10月25日 (土)

DLNAを組んでみた【ハイレゾ音源再生】 @OPPODigitalJP

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↑こう組んだ。わかる?ちなみに実際の機材の位置、ケーブルの距離関係も反映した模式図にしている。

って、まぁ、判る人は見ただけで「あんたはそうしたのね」で終わりである。音質位しか読むところはない(この記事のずっと下の方)。あ、パソコン(以下PC)のそばにハブを据えたのは、這い回るイーサケーブルの本数を減らしたかっただけ。
そうでない方とこれからの方のために以下うじうじと能書きを垂れ流す。

●導入の意図

ハイレゾ音源はアルバム1枚で2~4GBとアホみたいに大容量である。CD1枚640MB(0.64GB)と比べればデカさがお判りいただけよう。また、デジタルデータをアナログ音楽信号に変換する部分で、ある程度の質が約束されるのならば、持ってる音源をハードディスク(以下HDD)に移してしまえば、ラックにCD探しに行ってCDプレーヤにセットして……という作業も必要なくなる。ただ、そんなことすれば、PCのHDDはあっという間にパンクする。そこで、専用のHDD用意してやろうとは、誰もが行き着く発想であろう。この際、HDDをPCにUSBで接続すると、そのPCからしかアクセスできないが、家庭内ネットワークにNAS(Network Attached Storage)としてPCから独立して接続してやると、「NASの中身が見える」機械全てから楽曲にアクセスできるようになる。この「NASにいろんな機械からアクセスして好きな機械・場所で楽曲(や写真や動画を)」という考え方で規格化されたのが、DLNA(Digital Living Network Alliance)である。なお、NAS化すると、PC外にバックアップを持つことになり、PCのクラッシュ等から楽曲データを保護することにも繋がる。ちなみに、我が家では画像データ(娘、電車、虫←ちょっと待て)もここに放り込む予定である。

●導入の実際

「DLNA用NAS」に使えるHDDと、「DLNA」用オーディオビジュアル装置が必要である。まずHDDはアイオーデータのLANDISK「HDL-CES」シリーズから、1TB品をチョイス。購入悔恨して、ちゃうわ、開梱してPCとUSB接続し、セットアッププログラムを走らせ、画面の指示通りに作業。終わったらLANケーブル繋いで完成。

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ここではインターネット接続の根幹であるケーブルテレビ会社のルータ内蔵のハブ(HUB)に接続した(白い方がNAS。数日前と配置を変えてみた)。後はPC上で「ネットワーク」の中に見えるので、楽曲・画像データをひょいひょいコピーすれば良い。
次に「DLNA」準拠のオーディオ系は、PCそのものの他、OPPOブルーレイプレーヤBDP-103JP、ウォークマンNW-ZX1が該当する。但し、ZX1は
「パソコンでウインドウズメディアプレーヤに捕縛されたファイル」
しか認識せず、しかもwavかMP3しか再生しない。また、そもそも家の中でウォークマンを楽曲受信・再生機(これはある意味ストリーミング再生)とする使い方しない。なのでこれ以上触れない。
OPPOは最初から無線LANで接続しており、NASぶら下げた時点で「DLNA開通」となり、メニュー画面からNAS呼び出して、再生そのものは出来た。しかし電波跋扈す大都会名古屋(本当か?)のせいもあろう、途切れたり、何より電子レンジに弱かった(使う電波がカブる)。

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そこでイーサネットケーブルを繋いで有線接続とすることにした。応じた機器が到着し、一定時間安定再生を確認し、当記事作成、である。図のようにルータ~PC間にハブを追加し、そこからPCとOPPOへそれぞれ配線した。もちろんルータのハブからOPPOまで延々ケーブル引きずってもいいのだが、PC用のケーブルとOPPOのケーブル2本這いずるのはスマートではないと思った次第。本当はどっちも無線がスマートではある。

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しかし家の中でハブかよ。しかもオーディオ用で。いいのかオーディオはこんなに難しくて。

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(ちなみに小さいので存在感は主張しない。ロジテックLAN-GSW05P)

●音質

現状、以下の3通り試せる。それだけで極めて贅沢ではある。
①PCで楽曲データを光ディスクやUSBメモリ(ウォークマンもその一種)に書き込む。これらOPPOで読み出し、OPPO-アンプで再生(ネットワークで使わない)
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②NASよりPC内音楽再生ソフト(foobar2000/MediaGo等)を経由し、PC-HDMI-OPPO-アンプで再生。
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③NAS内楽曲にOPPOで直接アクセスし、OPPO-アンプで再生(DLNA)
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音質は良い方から③→①→②である。「ハイレゾの音質の違いが分かるとかオカルトか」言われそうだがかなり違う。
小理屈を書く。まず③は生データをパケットで少しずつ持ってきてオーディオ信号に組み直す。データの演算は1回だけで、オーディオデジタル信号になってからアンプまでの距離も最も短い。変質・損失の可能性は最も少ない。まぁ当たり前である。
①は基本「DSDディスク」である。配信されるファイルは圧縮の有無あれどPCM方式であり、そのままディスクに書いてOPPOはそれ認識するのだが、DSD方式はDAコンバータの動きがPCMと違い「よりアナログに近い」と言われる。そこでDSDでも試せるようにしてみた、という部分もある。なお、DSD言ってもDSD64(2.8MHz)と呼称されるもので、PCMの176.4kHz/24bit相当とされる。こいつはDSDへの変換という演算が1回加わるものの、その呼び出しはOPPOの内部で行われ、以下オーディオデジタル信号としてアンプへ流れるだけであるから、「方式違い」に伴う「鳴りっぷりの違い」、程度のはずである。しかし何じゃろ、密度がPCM比少し足りない。最もそれはPCMの硬質さが無いだけなのかも知れぬ。
②はPC内部でオーディオ信号に変換、更にHDMI規格に組み込まれて長々(10m!)通って来るということで、応じた劣化がやはりあるようだ。変換誤差、伴う訂正、PC各所からのノイズ侵入、伝送クロックもPCが生成する。時間軸・位相にも意味を持たせた高周波信号で10メートル。3つの条件で最も不利なのは否めない。

●楽しみ方

基本③であろう。音が良く、PC使わなくて良く、円盤の出し入れも不要。他方、単曲買いなど「集積するにはタマ数不足」の場合、いちいちフォルダを覗きに行ったり、応じたフォルダ構造を作ったりなど、一手間かかる。
①はレコード~CD~ブルーレイと連綿と続く円盤再生の儀式そのもので、③とは気分次第で使い分け、であろうか。PCMが硬く感じる日はDSDにすれば良いのだ。大元がSACD(スーパーオーディオCD。記録方式はDSD)で、配信用にPCM化されたものなら、DSD化は復古することになり、むしろ原盤に忠実、となる(全く同じデータ配列に復古できるのか知らんがw)。なお、DSD円盤は音源そのもののバックアップも兼ねている。磁気であれ電子回路であれ、メモリ系のバックアップは幾つあっても吹っ飛ぶ危険は拭えない。比して文字通り「焼き切る」光ディスクはワンランク上の安心感がある。またDSD円盤はSACDの派生であるため、そのまま再生可能なプレーヤが存在する。これはCDプレーヤを買い換えた際の音質向上、「音円盤の再生はこれ一台」への集約、取り扱いの統一というメリットをもたらす。「誰でも、これだけ覚えれば、音が聞ける」そういう環境を提供するのはシステム管理者・メーカの義務だろう。
②は主としてプログラム再生やランダム再生、単曲買いの集約再生、などの手段になろう。foobar2000でスペアナのグラフ見てニヤニヤしながら聞くというワケワカラン楽しみ方もPCならではである。

●総括

ハイレゾやるならデカいHDDは不可欠であり、そいつをネットにぶら下げることはPC外への保存(PC故障の影響回避)、PCに依存しない楽曲再生などメリットは大いにある。腕に覚えがあるなら構築した方が幸せになれる、とは書ける。
あと、これ強調しておきたいが、今回調達したHDDやハブやイーサネットのケーブルは「PCパーツ」として量販店販売されているもので、総額で2万もしない。特段「オーディオ用」(キリッ) と謳ったものではない。

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冷静に考えていただきたいが、ブルーレイなりPCなりで加工されるまではパケット化されたデータである。対して、あなたの家庭内ネットワークよりは、インターネットそのものの方が、遙かに転送障害のネタは多い(汚い)。そこかいくぐって届いたデータパッケージであるから、家の中10メートルくらいパケット飛ばす程度で劣化が生じるとはおよそあり得ぬ。「データ」(届けばいい)の階層と「オーディオ信号」(ジッタを嫌う。確固たるゼロ電位を要求する)の階層、よく考え、不必要な投資をされませぬよう。

2014年10月24日 (金)

疲れている。CD2枚のレビューで勘弁してくれ~朝崎郁恵&谷山浩子~

仕事自体はじっくりこなしているのだが、次から次へ来る。ぶっちゃけ5時で逃げてきた形。

●あはがり/朝崎郁恵

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NHKのテレビ番組「新日本風土記」のテーマ。奄美の島唄。妻が興味あり、とのことで取り寄せた。

独特の歌い方というか、自由な歌い方というか、音程これで合ってるの?というのは正直感じる。

特筆すべきは録音である。大体この手の民謡、土着の音楽は独特の楽器があって、そのダイナミックレンジが大きいので録音レベル控えめが多いのだが。

これも同…

ようつべをPCやスマホじゃワカランと思うが3分0秒あたりから「嵐」が来る。すげー。これスッと再生できるシステム構築するの容易じゃないぞ。

●しっぽのきもち/谷山浩子

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ファンタジックと哀愁を漂わす1988年のアルバム。「みんなのうた」歌唱曲が多い。子供向けの歌の集積がこれ。妻が「ダビングしたカセット」を持っていたが、良く鳴らすので円盤化。

Blu Spec CD(青レーザで正確に穴掘り、転写性の高いポリカーボネートでプレス)であるが、リマスタリング等音源いじりしたわけではない。音は丸い。が、カッチカチシャキシャキの「デジタル」よりもその世界観には合っているのかも知れぬ。

ちなみに中身こう。レコード風でレトロ感覚。スペーサを入れたくなるわ。

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しっぽしっぽ~♪

2014年10月21日 (火)

私用で休暇

休暇である。理由は「私用」。

私用:毎月の短歌を郵送提出→終わり

もちろん、真の目的はこれではない。端的に言うとちょいと疲れた。座骨神経痛が出たというのもある。

音楽鳴らして模型の列車を走らせごろごろする。

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これで耳鳴りとか完全に消えた。結局自分はそこへ行き着くというか戻るというか。

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昼飯、じゃねぇ、カロリー補填。

夕刻「Supereurobeat」の231番が届いたので回す。電子音源なのでハイレゾにせよとは言わぬ。Z11に好き放題ドライブさせる。妻子にEDMディスコサウンド聞かすのもなんだかなで滅多にスピーカから放出しない。その辺もやり放題。サブウーハが吠え、ヤマハの3ウェイが切れ味良くやかましいのを叩き出す。やかましい音楽に忠実であることの快楽。

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徹底的に電車と音楽。それでいいらしい。安上がりなのか高く付いてるのか分からんけど。

2014年10月19日 (日)

父の日曜日

…韻律は悪いが仕方が無い。

プリキュア終わる前に娘出て行く。見続ける必要ないがスマホアプリが番組連動なので消す訳に行かぬ。しかし今回はトラブル補填で。

「既に持ってるよ」

お、おう。ウチはトラブルなかったからな。

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しかし物語はドコへ行くのか。

さて今日のミッションはPCデスクの買い換えと室内干しの確保。
及び、秋だしナスでも買おうかと。

ナス。

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IOデータが野菜進出?否否

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らんでぃすく。

Nas

ネットワークアタッチトストレージ(Network Attached Storage)略してNAS。ナスでござる。要するにハードディスクの増設なのだがPCからUSBで、ではなく家庭内のネットワークにぶら下げる。ご承知のようにハイレゾ音楽しこたまDLしていて、PCのHDD容量じゃ心許ないのと、ネットワークにぶら下げておけば、ネットワーク内の他の機器から直接聞ける(DLNA状態)ことから、有用であろうとこうした。

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一旦USBで接続しセットアップツールを走らせる。言われた通りにクリックして行けば終わり。ネットワークにつなげて下さい。本当かね。

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Network Attached Storage(キリッ)

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認識したらしいのでハイレゾおよび車載用のwavファイルをボカボカとコピー。別途DSDディスクとか作ってあるのでPC本体のファイルは消しても良い。

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テスト。

【PC内foobar2000】
バッファを2万ミリ秒(20秒)に設定。

NAS→イーサネット(有線)→ルータ→イーサネット(有線)→PC→HDMI→OPPO→HDMI→DSP-Z11

にて192kHz/24bitまでOK。

【OPPO BDP-103JP】
無線でぶら下がっている。そのままNASを呼び出す。

NAS→イーサネット→ルータ→無線→OPPO。

ここからの直接再生は44・48系は全く問題なくOK。ハイレゾも概ねOKだが途切れることもある(96・176・192・DSD2.8Mでテスト)。特に電子レンジ運転すると完敗であるw。まぁ使用電波帯カブるから仕方ない。カンペキ再生にはOPPOまでLANのヒモ引けってか。

ちなみにオーディオラック周りはOPPOの他、HDDレコーダ、テレビ、Z11とイーサネット機器が4台ある。オーディオラックにイーサのハブかね。ってゴシャゴシャ書いたが皆さん付いて来られているか。オーディオはいつからこんなに難しくなった。

簡単に戻す。

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音楽流しつ野球を見つつ、室内物干しを組み立てる。工具不要と書いてあったが、蝶ねじでアルミパイプに穴開けで組み立てる物で、それなりにトルクを要する。ねじの数も多いので指が痛くなった。女性にはキツいんちゃう?

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NAS登録静止画1号最近見かけるアルビノのスズメ。吉兆でありますように。

2014年10月17日 (金)

ものすごい音源vsものすごい再生装置【ハイレゾ音源再生】

ハイレゾ聞くなら「演奏を直接ハイレゾデジタル変換しました」じゃないと面白くなくて。

そーいう音源は現状まだ少ないので、それしか買わないと縛りを掛ければ自制にもなる、と←本当か

で、一個取り寄せてみた。

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ベルリオーズ「幻想交響曲」。ゲルギエフ指揮・ロンドン交響楽団。輸入盤。SACDのマーク見えてると思うが、のみならず。

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ブルーレイオーディオディスクである。映像円盤のブルーレイだが、映像入れずに超高音質をお楽しみ下さいというコンセプト。メニュー画面以外のビジュアルは入っていない。

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5.1チャネルDTSマスターオーディオ。5チャネル全て192/24なのだ。何という贅沢なオーディオフォーマットか。

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アンプはこう表示される。さて結論から言うとこの板の再生は非常に難しい。「とても良い」とHiViの麻倉さんが褒めていたが(この方は大学で音響理論の教授もしており、演奏と録音のどっちも良くないと褒めない)、録音レベルが低いので増幅系の負担が重い。但しなるほど5チャネルで降ってくる192/24はこの上なく素晴らしい。おや?

「ヤマト運輸です~」

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ジョーシンからデカい箱。また大げさなキカイを買ったか妻にびびられたが。

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中身はこの銀色の人。スタックス専用イヤースピーカドライバSRM-323。要はヘッドホンアンプである。上の黒いのは今までの物。

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鎮座ましましてこう。イヤースピーカ本体はSR-004。佇まいでお分かりのようにものすごいキカイである。メーカサイトを見るにプリアンプはFET、電圧580Vのドライブ段はバイポーラのエミホロ。アナログ使いなので放熱もそれなりあってスリット部は40度くらいになる。

音は至高。コンデンサ型は原理器そのもので、音質の大半は発音体が支配し、エレクトロニクスはひたすら元波形に忠実に充放電さえしてくれれば良く、しかるに、途中の回路が増えるだけデメリットの元だし、凝っても音質にそう差は出ないはずなのだが。

こいつ根本のノイズが非常に少ないのでとてつもなくクリアである。クリスタルガラスの存在を知って水晶のわずかな偏光を知る、みたいな。さて早速なのでこいつで↑のベルリオーズ再生すると、その小さく微弱で、しかし美しい音連なる中に録音会場の音楽以外の音ががさごそ入っているのが聞き取れる。普通のスピーカでそこまで解像しようと思ったらアホみたいな金額必要である(それを絶賛するんだからこの辺も聞き取れてるんだろなぁ麻倉さんのシステムは)。コンデンサ型はシレッと出す。

いつぞや紹介したバッハのオルガン。もうため息しか出てこない。天上の音だこれは。

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テウチ突っ込んでみよう。「ふたりはプリキュア・スプラッシュスター」の歌手と声優4人がそのままユニットを組んで活動している。

いやなんかもうニヤニヤする。なんだこれ。「女性ヴォーカルさしすせそが難なく聞こえる」これだけで分かる人は分かるでしょ。

さて今回「ブルーレイオーディオ」紹介した。ブルーレイのプレーヤorレコーダ有れば板から音出すこと出来る。ただ当然だがそれなりの音質で聞こうと思ったらオーディオ装置要する。「SACDとドコが違うんだ」という話はある。ブルーレイのレコーダなら大容量録画というメリットもあり「新たにSACD再生機を買う」より導入のハードルは低いだろう。その点で麻倉さんなんか推してるわけだが、いかんせん、こんなものの存在知ってるのはオーディオエンスーだけで、そういうのは大体、すべからくSACD手を出しているか、ハイレゾはコピーなど取り回しの良い配信で、という向きが多いことだろう。まぁ間違いなく流行らない。5.1みたいなマルチチャンネル音源がぽつぽつ出て来れば上等、ではないのか。ただDSDとPCMの違いはあれど、SACDとどっちが残るかつーたらブルーレイだろう。DSDの本当のメリットは最初からDSDで録音してナンボなので、DSDの「編集のしづらさ」を考えるに(量子化ノイズが重なって行く)、PCMから演算でDSD化することが多くなろうから、それならそのままPCMでぶっ込めるブルーレイの方が楽である。またDSDならそのまま配信で流せば、ナンボ売れるかワカラン板に作るリスクも少ない。「SACDでなければならぬ」選択肢は少ないのである。

まぁ、ゆる~く。大体、この辺買う奴は、どんなメディア、ルートで出されても良いようにシステム出来ている。好きな方式で出してくれや。

2014年10月13日 (月)

0.1chの領分 @Yamaha_ongakubu

集合住宅なのでオーディオはサブウーハ無しの「5.0」チャンネルで運用していた。しかしメインスピーカであるF500がシアター用で、サブウーハ前提であるのと、映画など低音の多いソースで少し苦しげに鳴っているのを見て、本当低い領域アシスト程度に欲しいと思って追加した。但し、500シリーズ用本来のウーハ「NS-SW500」では置くのにデカいのでグレードダウン。

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ヤマハNS-SW210。YST方式で最も安価でスリムな筐体。ボンボンとがなっている必要は無くて、地鳴りみたいな奴だけズシッと出してくれれば良い。そんなスタンス。

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「スピーカーなの?」
「空気砲だよ」

バスレフポートさえこっち向いていれば事足りる。YPAOを走らせてチャンネルデバイドとイコライジングはコンピュータにお任せ。

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エラいところにクロスオーバ持ってきたな。本当に地鳴りしか出ないぞこれ。ともあれ、低音多いの流してみよう。低音専用スピーカテスト近所迷惑ここに極まる。

●Enya/Watermark

癒やし系で知られるエンヤだが実は大地の鼓動の表現か知らんが重低音が所々に入っている。「ウォーターマーク」は最たる物で1分から2分に掛けて所々ズドンと来る。下品でなく表現。

●MJ/Xscape(96kHz/24bit)

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盛りすぎだろ。で、スペアナの通りボンボン言うのだが、地鳴りみたいに出るかというとさにあらず。まぁドンシャリですわな。

●Rebecca/When you dance with me

間奏に相当するところでバスドラムが吠える。ドンドン再生。バランスも悪くない。

●TMN/Just Like Paradise

「あるの?」
イントロからドスドス言う。ちなみにボンボン言ってる「Love Train」の方が重低音領域はさほどでも無い(80位で切っている)。理由は知らん。

●鬼太鼓座/怒濤万里(192kHz/24bit)

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「おんでこざ」と読む。名の通り大きな和太鼓を疾駆する。CDじゃ入りきらないという理由でアナログレコーディングされた一作。地鳴りというより空間を満たす音響エネルギというか、スケール感に効く。

ちなみに鬼太鼓座は「富岳百景」が実家にある。また低音ソースとしては「コントラバス・マリンバ・エクスプロージョン」が実家にあるし、最たる物として「序曲1812年」(大砲をぶっ放す)があるが、まぁ、この子にそこまで求めない。大体、出したら大迷惑。

●映画

「ダイ・ハード」ブルーレイからFBIのヘリを爆弾でぶっ飛ばす場面をチェック。これもスケールに効く。

●五條真由美/Rose in rose

実は風吹くように低音が入っている。心の叫びのようにも思える。決してブーミーではないし自己主張もしないのだが、有ると無いとで強さが違う。

●林ももこ/君とロケット

林ももこを大音響で轟かすという鳴らし方はしたことないのだが(やるタイプの楽曲ではないが)、ウーハ繋いであれっと思って一通り聞き直すことに。彼女の楽曲にはベースとドラム・パーカッションが常在しているので当然の帰結、とも言えるのだが、ボーカルが強いので締まった低音は良い対比をなす。

●ハピネスチャージプリキュア/勇気が生まれる場所

映画挿入歌。プリキュア映画は「オールスターズニューステージ3」から5.1chとなり重低音が付加されているが、応じたいかにも劇伴という重心の低い豪壮な楽曲。

●総括

「映画でしんどそうに」と書いたが、コンピュータの解析ではクロスオーバ40Hzで、本当の意味で「重低音」と呼べそうな領域にそっと添える感じになる。テストトーンを流すと空気砲が吠え、かざしたティッシュが震えるが、普通に映画・音楽流す分には滅多に反応しない。

でもそれでいい。本当の重低音は音ではなく風であり部屋を揺るがす。こそっと支えてナンボ。

2014年10月12日 (日)

林ももこ「CIRCLE」ガチ聞き

●概要

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林ももこソロで通算4枚目のアルバム。昨日ライブで発売開始を入手し早速試聴。
全曲ダイジェスト動画を貼っておく。

●聴取機材

今回からオーディオ装置にサブウーハを加えている。5.1のシアターシステムだが、そのうちメインの2本とウーハを駆動。

1.室内オーディオ再生
・CDP:アキュフェーズDP-65
・アンプ:ヤマハDSP-Z11(スタンダード再生。室内特性に合わせたイコライザとサブウーハへの振り分けのみ行う)
・スピーカ:メイン=ヤマハNS-F500/サブウーハ=ヤマハNS-SW210

2.ヘッドホンモニター再生
・CDP:同上
・ヘッドホン:スタックスSR-004(コンデンサ型)

3.ウォークマン
NW-ZX1+イヤホンMDR-EX1000(音源はflac形式44.1kHz/16bitで収録)

●全般音質傾向

クリアで清涼感のある音質で好感が持てる。いい意味で軽さがありハキハキとした音を繰り出す。それは本人の歌い方に通じるところがあり、生を閉じ込めたエレクトリックという観点で「OK!」と声に出したくなる。手のひらの端末に彼女の歌声抱きしめて。そんな愛おしさがある。

実は彼女の声は録音が難しい部類と思われる。「ハスキー」と一般に表されるが、全域にちりばめられた微粒子のような音要素で構成され、女の子っぽい可愛らしさも重ね持っていて、持ち出そうと思うとマイクや機材、サンプリング周波数まで考慮した、高度な内容を要求する。比してこの板はハイレゾ機器で取り込んでデジタル演算でスパッと切った明快さを有する(※)。Tr.3「Tokyo」の録音など秀逸である。

●定位・奥行き・広がり

ボーカルは中空の前に出て浮遊感を持って定位する。音像自体は大きいがリビングにヴァーチャル林ももこ降り立つ姿はオーディオ再生の快楽最たるところ。
バックサウンドは壁に沿って展開される形となり、動く絵画の如く。それはプライベートライブを投影したかのようだ。ただ、ステレオフォニックかと言われると左右はさておき手前←→奥行き方向のベクトルは少ない。贅沢な要望として出しておく。

●周波数・ダイナミックレンジ

実は別記事書く予定だがサブウーハの追加で林ももこ全部聞き直した。そもそもベースとドラム・パーカッションが常在しているので当然低域ある程度持つ。それは知っていたのだがサブウーハが結構重心下げることに気付いたからだ。上で「いい意味で軽さ」と書いているが、低域まで十分なシステムだと安定感のあるサウンドになる。「君とロケット」などハッとさせられる。
ダイナミックレンジ、すなわち音の大小は彼女の場合重要なファクターである。バラードが多く、囁くような歌い方多く、耳に届けるのに混濁は邪魔をする。この板はスッと出てくる。静寂の中に彼女の応援する歌声がある。その点で例えば「星の降らせ方」は消えゆくように作品を閉じて行く。

●総括

時代のゆえ、手のひらイヤホンの聴き方が多いと思う。安心できるヴォーカル・録音なので、少し大きめ、マッシヴに再生する楽しみ方提示できる。高域補完・疑似ハイレゾ化の類いは不要。また是非に自室で、あるいは音響ショップのショウルーム等で、スピーカから雄大に響かせて「溺れる」ように聞くという体験を一度試みられたい。特に今作顕著だがリリックが心象世界・気持ちであるから、笑みであれ痛みであれ、あなた自身の経験と寄り添う言葉が流れた時、その時の風景や空間を呼び出すことになるだろう。ちなみにそっち方面で贅沢を書くと、「東京」と書いて東京を知らぬ人には東京が思い浮かばぬというデメリットになる。テレビに出て来る東京はドラマの中のスタイリッシュな都会生活であり、行列の出来るオシャレなスイーツのお店であり、場末のやさぐれを有する「本当の」東京では決して無い。この辺は恐らく「初めて林ももこを聞いた」10代以下若年層への説得力に繋がる。

彼女は本作を楽曲作成からトラックダウンまで本当に苦労したとネット番組で語った。応じた成果物になっていると思う。自分は彼女の追っかけに分類されるだろうが、オーディオヲタクの矜持は外さぬつもりである(きついこと言ったこともある)。その点でも満足な円盤と書いておく。

いっそうの飛躍に繋がることを願う。

※について。この辺は自分でハイレゾ音源を同様に加工した場合の結果との比較の話で、実際どうかはもちろん分からない。
ちなみに音質の落としどころについては、自分の記事を見た歌手の方や、歌もリリースされる声優さんなんかともやりとりしたが「まんべんなく」聞ける音質にチューンしたり、CD用、圧縮配信用それぞれに「聞きやすく」することが多いようである。だがそれは今の時代は不要というのが自分の印象。ハイレゾ→CDフォーマット→MP3と落としていっても、楽曲のエッセンスのような物は充分保たれる。最強を一発作ってデジタル演算に任せるで聞く側としては十分である。

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