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2016年5月 1日 (日)

【ハイレゾ音源再生】Fernando Sor - Guitar Sonatas/Ricardo Gallen(DSD11.2MHz)

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●はじめに

妻がギターサウンド大好きなのだが「ダラダラ流しておけて」「音がイイ」ものが中々ない。フュージョンなら幾らでもあるのだが、もう少し緩慢な(BPM低い)方が良い。

かといってクラシックでギターモノというと「アランフェス交響曲」程度。既に持っているが他にないか。

行き着いたのがこのアルバム。17世紀スペインのギター演奏家・作曲家フェルナンド・ソル(Fernando Sor:1778-1839)の作品をRicardo Gallenが弾いたソロのソナタ集。スペインのEudora Recordsの手により教会で録音されたという。DSD11.2MHz。このハイレート音源はまだ珍しい状況なのでインプレを書く。出力はPCよりUSB→デノンDCD-SX11→ヤマハDSP-Z11→ヤマハNS-F500

・ギター・ソナタ第2番 「グランド・ソナタ」 Op. 25

4曲アソート。1曲目Andante largoは哀調を帯びた立ち上がりで教会のホールトーンが切ない。胴鳴りにフォーカスしたような録音でスタックスでしゃりしゃりかりかりという感じではない。なのでスタックスはナシで行こう(BGM兼用だからそれで全く構わない)。

2曲目Allegro non troppoは聞けば誰もが「スペインでしょ」という音符の運びで陽気。録音したという教会ホールを巡る残響が良く捉えられ、包み込まれる。ソロだしギターだし、あまりこう左右が定位がという楽曲でも録音でも無いが、ピックが弦を擦るキュッという音が鋭い指向性を示し、「ピックの当たる位置」と「弦を押さえる指の位置」の距離感も出る。

・グラン・ソロOp.14

こちらは1曲の中で短調スタート→長調転移と動く。柔らかく立ち上がり、転調後は「ふんふんふん♪」と口ずさみたくなる。クラシックは重々しいの多いので、たまにこういうの鳴らすの良い感じ。

●まとめ

「サラッと」聞けてしまい、あまり「どうだ音いいだろ」という感じはないが、ギターの音域もあろう。その代わり弦を弾いて音波に変じ、ホール内を駆け巡ってマイクへ届く有様は克明に記録されている。256DSD聴き始めはあまりのリアルさに驚いたものだが、聞き込むと慣れてしまった。眉間にしわ寄せて聞くより、ギターの音色に身をゆだねる感じの音作り。なお、録音レベルはかなり低いので、システムのノイズフロアはかなり下げておくことを要求される。ウチはDSDではDLNA再生出来ないので、176/24を作り、ノーマライズのうえNASに放り込んだ。

肩肘張らずに、しかし結構な情報量が聞ける贅沢な佳作。

2016年4月17日 (日)

(オーディオレビュー)ヤマハAM/FMチューナ T-S501 @Yamaha_ongakubu

●冒頭の能書き

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「ラジオを聞く」という行為は「聞きたい物は探しに行く」今日びにおいて、視聴覚エンタメとして決定的に主役ではあるまい。オーディオコンポーネントとしても、コンテンツ・音質両面で「トップクラス」とは今や言いがたい。その一方「どうせ聞くなら良い音で」という贅沢が存在し、ある程度対応可能な音源ではあると言える。従ってソースとして中途半端ではあるものの「コンポーネント機器」として存在する意義はあると言える。ただ、そういう存在故に企業活動としてコストを投じるのは難しく、手頃で一定水準の質を要する製品は多くはない。

そうした中、地デジ化完了で空いた帯域にAM放送を載せて、AMの聞きづらい環境に届ける「ワイドFM」なる形態の放送が始まり、対応し、なおかつリーズナブルな価格のチューナがヤマハから発売された。現有機「F-515」(パイオニア)は1988年の製品であり、秋葉原で店のオヤジと交渉して買いたたいた物で、機能音質とも問題は無いのだが、さすがに古いことと、鉄筋アパートでAM聴取に難があったことから、これを期に買い換えた。ポチッとやったら納期6月で「え?」となったのだが、4月13日突如発送通知が来て「え?」となり、14日に届いた。

以下、操作と音質のレビュー。

●開封からセットアップ

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ドコをどう渡り歩いて来たやら(★ウチに来たのは4月半ばです)。発注来た→在庫あった→送れ、てなところか。

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めいどいんヴェトナム。ヤマハは海外生産長いので特に心配していない。

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外観を確認し、ボタン・ダイヤル類一通りいじる。ダイヤルはロータリスイッチで、往年のチューニングダイヤルのフィールとは違う。固く、渋い。

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同軸ケーブルでつなぎ込む。アンテナは先日紹介した1エレメントのこいつ。もちろん、チューナ買い換え前提でセットアップしたもの。AMはそういう意図でつなぐ気は無い。メモリーボタン長押しでスキャンして記憶。

01:76.1MHz MID-FM(コミュニティ局)
02:77.8MHz ZIP-FM
03:79.5MHz Inter-FM
04:80.7MHz FM愛知
05:82.5MHz NHKFM
06:92.9MHz 東海ラジオ補完放送
07:93.7MHz CBCラジオ補完放送

まぁ、名古屋で拾えるスタンダードな結果と言えるか。なお、アンプが同じヤマハのDSP-Z11なので、アンプのリモコンをコード05510にすることで選局操作できる。

●受信性能

まず、AM補完は、本放送でステレオの場合は補完もステレオになるのだが、東海だけはフェージングが激しく、ステレオを断念、モノラルに切り替えた。ただまあ、音質重視の音楽番組とか基本的に無いので、困ることはない。逆に、F-515だとフェージングが生じていたZIPがクリア。ちなみに往年のチューナにはレベルメータや感度切り替え、PLLサーボロックなど、機能と応じた操作ボタンがゴテゴテついていたが、こいつはその辺の「感度と質の妥協点探し」に関わるボタンはステレオ/モノラル切り替えボタンしか無い。内蔵のマイコン様が適当に最適化してくれる、ということか。ただ、レベルメータというか、受信レベルを表示する機能くらいはあっても良かったなぁとは思う(同調すると「TUNED」表示が出る)

●音質

質はおなじみ「ジェットストリーム」をチェック。まず気づいたのはSN比の高さ。F-515が劣化したのか、こっちの性能が高いのか。「深々とした夜の闇」が同番組のキャッチだが、深々としたダイナミックレンジで鳴らしてくれる。時々サブウーハも仕事をし、しっかり復調していることを伺わせる。「FMは良質なソース」であると再認識。ハイレゾ野郎が15kHzカチ切りのソースで何を言っとるかという感じだが、密度やディテールなど良い物は良いのである。丁度カーペンターズ「イエスタデイワンスモア」(これがまた好きな曲がかかるのをラジオの前で待ってた、ってな歌詞でさぁ)。を流していたが、アナログのヒスノイズっぽいものが聞こえるほど。
InterFMでピーター・バラカンDJの番組をチェック。やぁ彼の声が太く、深いね。元々F-515を選んだのは、ジョン・カビラの声が、男性ダイアローグが非常に魅力的に聞こえたからなのだが、本機は立派に後継と言って良さそうだ。なお、音声出力レベルは、「CDで+4dBまで振るように合わせたカセットデッキで、ピーク時ドルビーマークあたり」。ひっひっひ、ノラ・ジョーンズが流れてきたよ。しゃがれたトランペットをバックにダランダランでスモーキーな声。「雰囲気」をよく表現する。腰が太く、値段から思わせる上っ面感、締まりの無いイメージは払拭。同じ値段のCDプレーヤでもこんな芯のある音出せる物なかなか無いぞ。

●まとめ

「ヤマハさん、この時代に良くぞ正統派を作って下さった」こうなるか。腰の据わった聞き心地の良い音を出すキカイだ。コンポーネントオーディオでFMを復調し再生する喜び・贅沢を存分に味わえる。深く、太く、豊かで、濃い。アナログの血統と言えるが、その良さが存分に発揮されており、これはこれで良い。どこまでもクリアでハイパーにかっ飛ばすハイレゾもいいが、丸っこいが濃密なのもまた。同じキカイで真逆の味付けどっちも楽しめる。これぞ贅沢である。「チューナ持ってるけど、そろそろ買い換えたい」という方にはオススメ。87点。

2016年4月10日 (日)

オーディオフェスタインナゴヤ2016

←2015はこっち

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去年までは2月開催で、3月終わりになってから「あれ?そういや…忘れてた」と思ったら4月開催でござる。

さて今年はついでの予定を入れたので、聞きたいところガツガツ聞いて、空いた時間で残りを覗いてカタログ集め、と思ったのだが、結果として以下のガチ聞きだけで帰ってきた。

・アキュフェーズ
・デノン
・ヤマハ

ラックスは「レコードと球アンプで…」ではハイレゾ派としては、なのである。ソニーは去年と同じコンポーネントであり、違う事書けない。パイオニアはアトモスで満席。TADも普段なら聞くが、ほぼ、円盤-アンプ-スピーカの一気通貫システムになってきており、「組み合わせて」の確認の意義は薄い。エソテリは「ものすごい」で終わってしまう、他の社は

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お察し下さい。

・アキュフェーズ

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最初にココを聞いちゃっていいのかという説あるが、時間の関係でトップバッター。システムは送り出しがDP-720。アンプが新製品のプリメインE370およびC2420+A47。スピーカは去年と同じフランコセルブリン「アッコルド」

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(無理矢理)

大体ここはエンジニアがプレゼンをやる。ちょっと緊張気味。アンプはE370でスタート。技術的特徴はトランスのコアデカくして供給電力高めた事、プリ段AVAAを採用し、更にトップ段と2段目はパラ使いにしてゲインに対するインピーダンスを下げたこと、パワー段フィードバック回路をスピーカターミナル真裏に設けてループを短縮した事、保護スイッチを低抵抗のMOS-FETにしたこと。結果SNは3dBの改善を見、ダンピングファクターは400。FETは大電力になるほど内部電圧降下デカくなるがええのけ。パワー段はサンケンのコンプリメンタリA1186+C2837。

閑話休題。

まずはオペラ「運命の力」序曲。ブラスが上品で残響が綺麗かつ目の前に残る。アッコルドはフランコ(故人)がクレモナのヴァイオリン工房をあちこち訪ね歩いて音を決めた、そうだが、弦の倍音はキツいかも。ただ、オレのスピーカー安い音だなぁと思い知らされる。普段は楚々と鳴らす方が多いので気にならないが、深さと強さは比較にならぬ。アッコルドは筐体小さいが、箱と視聴人数(30名くらい」を考えると、良く吸収されず朗々と響かすなぁと。能率低いが鳴らしにくい事はあるまい。ただ、ユーロビートには向かない。スケール大きくなると少しビビりが生じ、ブラスが「食われる」感あり。
次はカーペンターズ「イエスタデイワンスモア」SACD。(現在ハイレゾは48/24配信しかない)。アナログ大元のバックグラウンドノイズが聞こえる。シンバルの鳴り方が「ディテールえぐり出すように」カレンの声のサ行は少し刺さる。ただこれはアッコルドのせい。ポップスはボーカルがデカくて少しボワつく。弦向きの少し倍音強調系の作り+大元アナログだとこんなもんか。
メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲(op64)3楽章。アラベラ・シュタインバッハー。音が丸い。ソロは弦楽器の色んな表情見えて綺麗だが、トッティになると「振動領域の取り合い」になって表現力が下がる感。ここは箱のサイズが出るか。
システムチェンジ。円盤とSPはそのままでアンプをセパレートに。森麻季「赤とんぼ」SACD。 柔らかくホールトーンが豊穣。ソプラノボイスが頭蓋骨と共鳴する。しなやかで柔らかでしかしどこまでも追従し「A級アンプ原理主義」の気持ちが分かる。
さてここで時間切れ。デノン行きましょう。

・デノン

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ユーザになったからには聞いて方向性見ておかないとね。送り出しは円盤とアンプがSX1のフラグシップコンビ。スピーカはDALIのEPICON 6。プレゼン担当氏は「最終日だし、理屈抜きでじゃんじゃん鳴らして行きましょう」

カルミニョーラ「四季」より春。ノーマルなCDが歪みっぽいのはハイレゾ病か。その歪みっぽいが空間に充ち満ちる。おいおいSX1コンビなんだろ。調教の大変そうなスピーカーだなおい。ただ、CDが荒っぽく聞こえて、その荒っぽさがそのまま出て来るのはオーディオ的には正しい。
次はアナログで円盤機械はDP1300。ジェフベックの「ワイヤード」より1曲目「Led Boots」。いあぁレコードでエレキギターダメだろ。丸いしザラザラ感あり。ちなみに針先から火花飛んでますがそれはいいんですかね。
ダイアナクラール「ウォールフラワー」よりイーグルスのカバー「デスペラード」。ボーカルメインはまずまず。彼女の渋み大人っぽいがぐぅ。アッコルドはポップヴォーカル似合わないと思ったが、こっちはピッタリ。でもスピーカがそんなえり好みしていいのかなぁ。

そして。

「次はアニソンのレコードを掛けたいと思います」

マジか。で、「ここさけ」(心が叫びたがってるんだ。)のブルーレイ特典というアナログより「Harmonia」。ギターソロは現代的なストレート系の録音。ただ、ボーカルは歪みっぽい感じがあり、更にボーカルとカホンはリミッタの頭打ち感がある。まぁ、いい、んだけど、そこまで「聞こえちゃう」んだよ。もう一皮剥けて欲しい。

「ジャズ行ってみましょうか」

アラン・トゥーサン「ナイトピープル」

ああレコードの音だわ。バスドラがドスドスだが、本当の最低域、ズシンは切ってある。ウーハーブルブル動くのが見え、グループ感抜群。ピラミッドバランスで稠密な音の再現には相性いいのか。
次々円盤回す。エタ・ジェームス「ピースオブマイハート」。映画「ミスター・アーサー」サントラより「アーサーのテーマ」。

上も下もソコソコだが充実した中域によりアーバンでクールな感じ。この曲にピッタリだろう。
ジェームス・ニュートン・ハワードのダイレクトカッティング板(曲名失念)。これは鮮度高い。アナログレコードと分からないくらい。ハイハットなどの高域の表現はアナログ無制限のならではが感ぜられる。これならアナログもアリだし、ダイレクトカッティングのハイレゾ化もあり。
最後にユーミンの「14番目の月」アナログから「グッド・ラック・アンド・グッドバイ」。浅くて重心高い、76年の円盤に文句付けるな?いやユーミンこんな声じゃねっす。うーむ女声変わるタイプか。要は中高に少しクセがあり、ここをどう生かすor仕留めるか、が使いこなしのコツになるか。少し緩めの方が御しやすくて、さればアナログが似合う、とこうなる。

プログラム終了して鳴らしてもらう事にする。アニソンOKならこれもありだろう。
「歴史秘話ヒストリアのOPで」
「あー知ってます」

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Kalafina「storia」(NW-ZX100→nano_iDSD→DCD-SX1…ナニ?上の写真とドコが違う?レコードプレーヤの前に銀色のハコがあろうが、それがnano子じゃ))

♪ひみつ~の~たそ~がれに~

そうか。こう鳴るか。大体自分のがSX11なので似た味にはなるのだが、例の「アナログを挟んでるっぽいささくれ・しゃり感」が少し強調される感じ。されど海外の優秀録音クラシックに引けを取らない情報量は大した物だ。

すると担当氏。

「デモPCにKalafina持ってきてます」

な・ん・だ・と。

「未来」を流してもらう。SX1が96kHzでロックしてリレーがカチャン。弦楽のゆんゆんたるは値段なりのふくよかさ。スピーカDALIかどうかはさておき、送り出しはデノンと心中していいかもね。

「Kalafina綺麗ですよね」

担当氏、好きらしい。アニソン愛好各位よ。kalafinaならNHKがらみで堂々と鳴らせるし、デノンならアニソン自体に理解がある。まぁハイエンド系も「若い人」に買ってもらわないと後が無いので、そういう取り組み大事。

「ありがとうございました~」

でヤマハへ向かう。デノンブースはkalafinaが鳴り続ける。

・ヤマハ

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本年発売予定の新・リファレンス。NS-5000のデモ。司会のお姉さんがいて、恬淡と楽曲を鳴らして行くスタイル。送り出しは円盤・アンプとも3000シリーズ。素材Zylonにモネル合金を蒸着なんだって。特性コントロールは吸音材を使わずチャンバーで実施。コンセプトは等速・等質の音。

まずダイアナ・クラール「夢のカリフォルニア」(ザ・ママス・アンド・ザ・パパスのカバー)クールで理知的なクラール。「80年代のエクスクルーシブみたいな」と言えば古い人には膝を打つ表現か(古いなぁ)。いわゆるヤマハビューティはほぼ感じない。弦楽泣くような音は抑えた表現で好感。ただ、モニターな鳴り方で、リラックスして聞く感じではないような。

「どの音域も優れていますので、オーディオで表現しにくいビブラホンの楽曲を」

山本玲子tempus Fugitの「Wilton's Mood」より「ザ・クロッカー」。ジャジーでサロン風でいい雰囲気。なるほどビブラホンの鳴り方は強弱・高低で大きな違和感はない。ただ、金属板ひっぱたく楽器にしては鋭さが足らない気が。名盤、だそうだが44/16で録ったらあかんちゃうけ。丸い、シャリっとが欲しい。ハイレゾ病か。
マリア・ジョアオ・ピリス。ピアニストとして参加したベートーベン「ピアノ協奏曲第4番」2楽章。 ピアノも相変わらず難しいねぇ。バックの弦楽は締まりがあって良いけど、ピアノは左手がビビり、硬質で微音が痩せるわ。
森麻季「見上げてごらん夜の星を」96/24。このスピーカソプラノとの相性は抜群と見た。小さく締まったサ行の表現から輪郭をカチッと出すことが分かる。ただ伴奏のピアノは残念かな。
アル・ディ・メオラ「エレガントジプシー」3曲め「地中海の舞踏」。ギターサウンド。アナログ起こしSACD。機材の付帯音が耳まで飛んでくる。1音1音ずつ丁寧に描いて行く印象。これはスピーカーと対峙して聞く曲で、5000向きかも。
SACD角田健一ビックバンド「危険な関係のブルース」ブラス真面目だが窮屈かも。奔放に鳴らすと真逆、音波制御、みたいな。ディザとかそうだが少しノイズある方が生っぽい感じ。それとは逆の志向。トランペットの音は鮮やかだ。
最後シンフォニー。ベルリオーズ幻想交響曲第5楽章96/24。微弱音が多いのでSN問われる。ライブなので応じた多少のざらつきある。さてこれ、同じロス響の円盤持っているが、違うテイクのようだ。ティンパニの地鳴りは固まらず解像。大きくなってもちゃんと追いかける。サブウーハの重低音はわざとらしいのだろう、ただ、これも「空間振動」まで出ているかというと無理。多分アンプの不足。ちなみにアキュフェーズでねじ伏せればウーハぶるぶる出来ると思うが、押しつけがましい音になるかもね。

で、この後ラックスに行ったのだが、レコードを球で…。ソニーは去年と同じ…。となり、そのまま引き上げ。まぁこれまでガチで聞いてないとこ聞けたんでいいのではないか。なお、帰りがけ、まだデノンはkalafina流してた。そのまんまベスト盤「Blue」を通していたらしい。好きだねぇw

●総括

アナログ総回帰、そんな感じ。ハイレゾで引きずり回されてリスナーが疲れたか?まぁオーディオにカネ出してくれるの団塊より上だもんね。スマホでようつべ見て「音楽」を満足している若者を如何にハイレゾへ引き込むか。容易じゃないぞ。ハードとソフトが車の両輪となって進まないと。特にソフトは円盤枚数至上主義とキチガイじみたコピー禁止・著作権主張をやめないとダメだ。「良いかどうかも分からないのにカネ出さないと聞けない」これじゃ広がらない。どうしてもイヤだというなら、音楽番組を内実共に濃くしないと。女の子の数でギャーギャーやってるようじゃダメ。
その点アニソンは「真摯」な方を向いてるとは思うが、そのトップ企業が音圧主義から目覚めないと音質面でクラシックの背中は遠のく。中でkalafina頑張ってると思うが、少なくも数百万クラスのシステムで鳴らしてサマになると思うが、「鮮度」これがもうちょい。スーパーの入荷したての刺身だが、魚市場の水揚げ直後、までにはなってない。折角エレキからアコースティックまで多様な楽器を使うユニットなのだ。カネは掛かるが、「あと数dB」頑張ってくれぇ。
ハードはスピーカがボトルネックになってきた。機械構造物だから過渡特性にはどうしても限界がある。素材、形状、各社各様。個性、無個性、これも懊悩。一通り回路の向上は済み、スピードダウン。まぁ、ハイレゾは始まったばっかだ。じっくりやってくれや。でもって、ハイレゾ充分ならレコードも鳴らぁよ。
個人的には今回聞いた三社を主として追尾して行く。トレンドの把握と対応が早いと見られる。

2016年4月 5日 (火)

CelticWoman「DESTINY」on96kHz/24bit【ハイレゾ音源再生】

妻が好きだというので過去作円盤買っていたが、新譜はハイレゾ配信もされた。

「配信って歌詞カード無いんじゃ……」

音質至上主義。なおDL先は国内配信会社もあったがHDTracks。だって安いんだもん($17.98)。

再生はDLNAよりOPPO-103JPにてPCM変換。同軸でデノンDCD-SX11。アナログでヤマハDSP-Z11→NS-F500。スタックスも併用する。

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●ケルティックウーマンについて

アイルランド出身の女性で構成される4人組の音楽グループ。但しメンバーと人数は固定していない。コーラスワークを主体とし、ギターやフルート、バイオリン、ハープ、パーカッションなどで伴奏。名の通りケルト音楽および現代ポップのケルティックアレンジを歌う。

●「Destiny」概要

最新作「Destiny」は2015年10月発売で今更だが、音質気に入ったので特出しする(公式サイトはいつまで2014年のクリスマスアルバムのままなのか)。

そもそもCDがノイズフロアの低い清らかな空間でハッキリクッキリ音を配する音作りだったが、ハイレゾでそのノイズの少なさに磨きが掛かり、音はより階調豊かにしなやかになった。ハイレゾの真骨頂というか、良いところを存分に生かした。そんな作り。

ハープの音が跳ね、ボーカルは豊かに前へせり出す。あとEnyaにも共通するが、独特の腰の低い低音のビートが基調にあって、これが締まって出てくる。サブウーハが仕事をする。音の密度高く、埋没というか浸れる作りである。音量取れれば存分に楽しめ、音量上げても「うるささ」は全くない。

●いくつかピックアップ

2曲目「Siúil a Rún」ケルトの土着の楽曲とかで、1stアルバムの8曲目にも入っている。アレンジもメンバーも違うので一対比較はできないが、クリアネス・音数どちらも向上。豊穣な、そんな表現が使えるか。

3曲目「Ride On」Jimmy McCarthyのカバー。クリスティ・ムーアのバージョンの方が知られているか。聞けば「ああ」という方あるのではあるまいか。フィドル(要はバイオリン)の伸びやかで艶やかな響きがたまらなく心地よい。

5曲目、ゲーム「スカイリム」のメインテーマ(曲名Dragonborn)。十重二十重に音の重ねられた力強く大きなスケールの楽曲で、充足感が心地よい。残響が拡散して行く。

6曲目「How Can I Keep From Singing」アングロサクソンの伝承曲で、これも聞けば「ああ」となる。コーラスワークだけのアカペラで始まり、少ない楽器でゆったりと進む。「音に包囲されたい」という気持ちになる。

8曲目「Tír na nÓg」ティルナノーグ……ケルト神話で外せない伝説の地「常若の国」。明るくダンサブルだがどこか切ない楽曲に仕上がっており、ノスタルジア刺激される。雲の位置低いが透明な空。そんな見通しの良い録音。

●まとめ

クリアで快活なことこの上ない。声質好きなら震えが来るだろう。「心震える感動を」とはウォークマンの煽り文句であるが、それを実感できる。透明で「高い」「よく通る」音。シャリシャリでもキンキンでもないが、静寂から刹那で立ち上がる音の鋭さは高周波まで伸びていないとでないもの。ギターの音にここまでの輝きを持つ物を知らぬ。スタックスで聞くと、吹奏系やヴォーカルに若干の「マイクの吹かれ」を感じるが、スピーカ経由なら些細。「ポップスのハイレゾ」この位のクオリティ備えて欲しい。当面のリファレンス。 

2016年4月 2日 (土)

ワンエレメント~ラジオにはアンテナを~

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ベランダに同軸ケーブルがとぐろを巻いている。どんなご家庭でも良くある光景ですよね。

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FMアンテナを買いましょう。

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借家で大げさなことは出来ないが、放送局に近いので1エレメントタイプ。しかしF専用ってデカいね。

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V=300000000m/s(光速)
f=80000000Hz
λ=3.75m

大体1/4波長に取るので94センチくらい。まぁこんなもんか。

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剣と魔法のファンタジーに出て来る武器じゃないわよ。

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工事をしましょう。

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オレの世代でオーディオやってる人は、ほぼすべからく同軸ケーブルの工事が出来ると思うが

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どうも世間一般では高度なスキルに属するらしい。就職してすぐ、実習で町の電気屋に入ってテレビの設置とか手伝ったが、アンテナ配線が出来ると言ったらえらい驚かれ喜ばれた記憶がある。

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物干し竿の突っ張り棒に仮止め。なお、夏場はゴーヤとアサガオのよい弦巻場になる模様。

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ベランダケーブルの正体は引っ越し当初引き込んでいたCATV会社のインターネット用。ベランダ這わせてホットメルトブリブリで乱雑に止めてあり、エアコン穴から引き込んである。追って光に切り替えて不要になったのだが、エアコン穴から外すの面倒だし、

「次に住む人が使うかも知れませんので」

とか称してケーブルだけ放置にしておいたもの。自分が使ってやんのw。屋外だから防水仕様の良い接栓。

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アンテナ系は面倒くさいので業務用のまとめ売りを大須で買って来た。自己融着テープとかサクッと買えるようになったのはBS放送のおかげ。

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アンテナと接続。あとは屋内工事。

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これは部屋の中でとぐろ巻いていた5CFB。

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延長してチューナに接続。

Cfa4ea4viaapodq

最後にヘッドホンかぶってアンテナに取り付いて音聞きながら向きを調整。ちなみに送信アンテナの方向自体は真南で、ベランダとの角度相違から分かるように、アンテナの方向は理屈と違うのだが、ここが一番感度・音質とも良いので仕方がない。これは反射や回り込みの影響によるもので、「波」故の結果論の世界。しかしまあ「パラボラ」なら衛星放送と分かるが、これはどうだろう。怪しいよねぇw

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感度は今まで使っていた屋内アンテナに比べ、総じてチューナの10段階表示で「1」アップ。でも同じ場所から出ているはずのFM愛知とZIP-FMで音質がえらく違う。

Cfakvjauyaaufoq

放送聞くならradikoで拾ってHDMIでオーディオに放り込んでやれば良い。だが、ビットレートのせいかスッカスカなのが気にくわないし、妻にやらせるには扱いが面倒。一方、このチューナも動くが四半世紀は君臨しすぎである上、鉄筋アパートなのでAMが感度悪く困っていたところ。そう「FM補完」対応がてら買い換える予定。アンテナだけジョーシンアウトレットが出たので先にセットした形。ワンエレメントとは言え卓上アンテナとは雲泥の差で、腰の据わった落ち着いた感じがする。

聞けばラジオが若者にブームとか。本当か?スマホがモノによりラジオ聴取アプリ入っているからなんだって。ちなみにそこでエアチェック…が俺たち世代のアクションだが、今は放送している曲名がラジオ局のサイトに出るので、気になったら検索してDLすれば良い。圧縮音源150~250円でばら売りしてる。そう負担でもないだろ。

みんなラジオ聞こうぜ(^^)

2016年3月23日 (水)

AVアンプはこの先生きのこれるのか

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DSP-Z11。随分陳腐化した印象。2008年のキカイである。AVアンプで8年とか致命的に古い。が、「オーディオアンプ」として8年なら技術の成熟もあって(新機軸はナイので)さほど古い印象はない。

で。

2018~2020年には買い換えの時期になるのだが、後継をAVアンプにするつもりはない。元々AVアンプは、録音・再生専門・放送の各メディア・キカイがバラバラだった時代に、集中管理し、同時にマルチチャンネル音声情報を解読するのに丁度良いから流行ったのだ。しかし現在、ディスクメディアや配線規格であるHDMIは朝令暮改言わんがコロコロ更新・バージョンアップされ、数年でアンプが陳腐化(=規格に非対応)になってしまう。ちなみにこいつもパソコンからHDMI繋ぐと信号流せるが、その先にテレビ繋ぐと、テレビに併せて音声信号が48/16に限られてしまう。また、

・マルチチャンネル音声はテレビ放送か円盤メディアだけになってしまった。ここでウチのブルーレイはOPPOでマルチチャンネルをアナログで出せるので、

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テレビのマルチチャンネル(ほぼスポーツ中継のみ)にこだわらなければ、AVアンプで無くても良い(その放送もARCで放り込める説あり)

・音楽再生装置はUSBで受けられれば事足りる。映像再生も映像はテレビへ、音声は音楽と共通のDAコンバータへ繋げばよく、AVアンプである必要は無い

要は「サラウンドデコード」を映像機器が持ってしまえば、オーディオはピュアで済む、とこうなる。OPPOがあるおかげでZ11自身は時代遅れでも延命出来ているし、次のアンプはフロント2チャンネルにしっかりしたものを奢り、センターとリアはD級のコンパクトな物で充分、にできる。

そもサラウンドデコーダは専用の機械が必要で、AVアンプならそこにあるので全部そこに流し込めるようにしておけば良かった。21世紀15年過ぎ、サラウンドデコードはほぼ円盤再生時のみしか使わず、円盤キカイに付いていれば充分になった。時代の流れが需要と供給の関係をひっくり返してしまった。逆に言うと、AVアンプにHDMIの入力いっぱい付けても、繋ぐのはブルーレイのキカイが1台2台。

存在意義は終焉に近いのではないか。

2016年3月 1日 (火)

【ハイレゾ音源再生】シューベルトピアノ五重奏曲 イ長調 作品114「鱒」(DSD11.2MHz)

●冒頭の能書き

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(画像クリックでダウンロードページ)

音楽の教科書でおなじみ、シューベルトの「ます」である。小池弘之氏率いる弦楽集団Koike Stringsが、ゴースト騒動で脚光を浴びた新垣隆(にいがき・たかし)をピアニストにフィーチャーして、256DSD(11.2MHz)で録音したもの(ピアノ・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)。デジタル録音といえど、DSD方式は「切り貼り」「ミキシング」編集が出来ないのだが、これはコンサートホールを5日間借り切り、条件を追い込んで一発録音したもの。言わば現代のダイレクトカッティングである(そのソース)。購入2タイトル目の256DSD音源ということでガチで書いておく。37分4000円、5.8GB。価格べらぼうだがデータ量もとんでもねぇ。システムは次の通り。送り出しはウィンドウズPC+ソフトウェアfoobar2000。USBケーブルはその辺の量販店で買った3m(←わりとアコリバにケンカ売ってる)。DENONのDCD-SX11に入力し、アンプとスピーカはヤマハDSP-Z11+NS-F500。スタックスも併用する。ヒートランは2時間ほど。

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れっつご。

●聞いたまま

第1楽章バイオリンの輝かしさよ。当たり前のように4弦の位置と奥手のピアノがわかる。音符で表現される以外の物理的なディテール(ピアノの弦をひっぱたく音、弓が弦に当たる瞬間の音)もごっそり録れている。いわゆるハイレゾっぽい高域シャリーンなわざとらしさは無い。変な話だが「ヴァイオリン」と「ヴィオラ」の音色の違いを初めてはっきり聞き取った気がする。

第2楽章第1部の弦の歌い方はうっとり聞き惚れる美を有する。ピアノはオフ気味で「箱鳴り」が前に出た録り方だ。第2部はコントラバスがゆったり流れ、チェロとの間でヴァイオリンとヴィオラが輝く。ここらのピアノの鳴り方はそれまでとまた変わる。曲の閉じ方はため息をつくよう。

3楽章はprestoで応じた高いBPM(おいおい)での始まり。抑揚がハッキリ付けられており、そのダイナミズムや緩急を存分に楽しめるのはハイレゾの余裕の仕事。安いスピーカーでもわざとらしい音にならないのがいいよね。ヴァイオリンとヴィオラの掛け合いがおもしろい。

第4楽章。いわゆる「ます」として最も知られる旋律。弦の掛け合いのみで語られる主題はとても穏やかで贅沢である。変奏部の高域に定位したヴァイオリンがことのほか美しい。キツさがなく、ふくよかに鳴るのはハイレゾ「してやったり」とでも書くか。コントラバス(こいつの音像がカチッと出ればあなたのシステムは申し分ない)の向こうでピアノの技巧が炸裂するがあまり目立たない。脇役で複雑を要求するとは贅沢な曲だ。

第5楽章。弦が重なって大いに盛り上がり、ピアノも強くなる。4弦1鍵で結構なエネルギだ。逆に言うと4楽章なんかを十分な音量になるよう合わせると、ここで大きな音が出てびっくりということになる。それでも「うるささ」を感じないのは歪みの少ないハイレゾならではと言えるか。重なり合う弦の奏でるハーモニクスの向こうで、ぽろんぽろんと転がるようなピアノが美麗だ。ただ、新垣氏の弾き方は少し太いかも知れぬ。

●総括

マイキング、ミキシング色々工夫されて録られている一方、「ステレオフォニック」ならではの音像の出来方とはひと味違う。音場は眼前の空間にふわりと広がる感じ。高域を伸ばそうという作りではないが、不自然でなく倍音を感ぜられ、落ち着く。自然な響きと言える。「カーン」とか「シャリーン」みたいな擬音で語られる「高解像度感」を求める向きには合わないかも知れない。但し、ヘッドホン(スタックス)で聴くときわめて稠密な「シューベルトの世界」が頭の中を埋め尽くす。

オーディオ的な「聞き込み」より、「演奏会の独り占め」を目した感。それはそれでよい。大体高レートのハイレゾはマニアが眉間にシワして聞くものだが、これは「音楽の流れる贅沢な時間」とでも書くか。ただ、逆にサラッと流しておくには用意すべきシステムが大げさすぎる。その点「スイスの専門の会社で用意されたプログラムにより」忠実に変換された176.4/24のPCMも用意されており、それは「ハイレゾ」と書かれたキカイなら大体どれでも再生できよう。ウチも192/24に変換して、BGM用をNASに、寝込み用としてウォークマンに放り込んでおくつもりだ。

家の中で「生っぽさ」を楽しむアルバム。ただ、ピアノはそれが制作者の意図通りとは言え、聴衆の観点からは多少違和感はぬぐえない。正直もう少しピンと尖った部分が欲しい。辛めに82点くらいとしておく。

2016年2月 1日 (月)

kalafina整いました【ハイレゾ音源再生】

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クレカ決済月変わってDL。これでアルバム音源はハイレゾで揃った。まぁここまでハマるとは思わなんだ。

ちなみに彼女らのハイレゾはベスト盤「Red」「Blue」が初出で、以降の新譜はハイレゾ同発、追って過去4作がハイレゾ化、という経緯をたどった。自分はそのベスト盤から入ったのでスムーズにハイレゾオンリーで整えられたが、CDで過去作持ってた音質厨は…まぁ、買ったか、構わず。kalafinaに限らないが、販売側はハイレゾを出すならタイムラグ置かずに同時に、そしてCDは単純にハイレゾを44/16にコンピュータで演算した物で出して欲しい。良くヤマハの10モニやラジカセでCDの音質をチューンするとか聞くが、ハイレゾ環境はやはりオーディオセットの対象としては敷居が高く、限られた器の中で音質が欲しいとなるとCD、となる。「どんな機械でもそれなりに」は圧縮音源でやっていただければ良い。CD回してスッカスカだと寂しいことこの上ない。

さてこのブログで扱うからには音質に触れる。率直書くと以下のよう。

・初作「Seventh Heaven」から最新「far on the water」まで音質の差は感じない
・クラシックの最新盤に比して「掠れ」「しゃりつき」「輪郭のささくれ」を感じる部分があり、高域方向の伸びは丸い
・44/16に変換すると驚くほど情報量が減る

まとめると「ハイレゾらしさは存分に持っているが、最新・最高と比べると差がある」。音の掠れ方から、プロセスのどこかにアナログ段が入っている物と見られる。まぁそれはそれで「音色」を作るので一概に否定は出来ないが、「純化結晶」はこのコーラス・ハーモニクスには似合って美麗のはずで、是非最高峰の音質を目指していただきたい。オレは最高音質のクラシックとタメ張れと過去に書いたアーティストは無いはず。そこを競れと書いている。相応の価値があるように思う。「音楽」のf特を再掲しておく。

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kalafinaは3人ヴォーカルのコーラスワークが何よりの特徴で、「ring your bell」の終曲部分などハーモニクスに包まれて至福の瞬間、となるのだが、楽器に何でも使うというのも特出しして良いであろう。ハイレゾだとハーモニーとの親和性もあって特に弦楽が似合うのであるが、ギター・ベース・ドラムス、電子楽器もじゃんじゃん出て来る。アラビックなテイストを持つ物(シタールか?二胡も?)まである。和にしてアジアン、女性的で遺伝子に直接コンタクトしてくる。

ちなみに生楽器とサンプリングの差は結構歴然と出て来る。生楽器は指向性情報が多いせいか音像がスピーカと自分の間の空間からせり出して結像し、一方電子楽器はスピーカ同士を結んだ線にぺたっと貼り付く。

まぁ「最高」とは言わないが「ハイレゾとして素直に楽しめる」音質は有していると判断する。ただ、「しゃり」「ささくれ」はシステムによっては「刺さり」と感じる可能性があると見られ、装置をハイレゾ化する場合は音源USBに放り込んで、店に持ってって視聴して決められたい(「うすむらさき」なんか出やすい)。アキュフェーズ+ソナスファベールとかB&Wのダイヤモンドシリーズとかで好きな傾向を探して、予算に合わせて選んでもらうといいだろう。オペラに近いのでボーカル物と言うよりはクラシック向きのチューンでOK。まぁ、贅沢していいと思うわ。

通奏低音を有する歌姫トリオの至宝に栄光あれ。

2016年1月28日 (木)

1万2千キロ彼方より調和の霊感どぶろく1杯

喉が痛い。痰の切れも悪い(きたねぇなヲイ)。

近々プレゼンで喋るので、治しておくべきと考え、インフルエンザだと困るので休みにして病院へ。「インフルエンザ?そんなんじゃないよ」あそ。薬もらって帰る。睡眠薬に花粉症、そして咳止め関係。薬漬けジジイ肝臓平気か。

さてこういう場合は音楽聞いてゴロゴロしてるのが一番なのだが、その時タイムラインに配信会社から新譜案内が飛んできた…駄菓子菓子。

「あの名演がハイレゾでよみがえる!」

レコードのハイレゾ化は文化継承の面から粛々とやっておればよく、ハイレゾの大義を考えると、それを前面に押し出すのは間違いとちゃうんけ。良く書くけど。

で、そんなのが流れてきてカチンと来たのと、以前、ヴィヴァルディの「四季」を含んだ組曲「和声と創意の試み」のSACDを買ったので、ペアであるべき(?)「調和の霊感」も欲しいなぁと思っていた所、

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円盤だと2枚組定価4700円大元の配信サービスで27ユーロであることを発見。

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ポチる。NagoyaCityとかアカウント作ってクレカ決済。ZIPロックのDSDファイル3.7GB12000キロ彼方オランダより召還、である。ただまぁネットは距離より管の太さであって、15分くらいで落ちた。

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AudioGateに取り込んでDVD-Rに焼く。

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「レコード芸術」レコードアカデミー賞音楽史部門、ポッジャー指揮&バイオリン「調和の霊感」SACDどぶろく完成。1枚に全曲収まったので使い勝手はこっちが上。192/24に変換してNASにも放り込んでおく。こういう「買った後の使い勝手」はSACDではどうにもならん。

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しかもCDと同じブックレットがpdfで付いてくる。この辺り、楽曲だけで歌詞すら付いてこない(あるいは別売り)の国内ハイレゾ配信各社改善して欲しい。「よりよい音で聞きたい」それだけのためにサーチャージ。こんな優良ユーザー()無視かい。

ちなみに音は弦が生々しく大変よろしい。倍音ゆんゆんで癒やし効果抜群。音像も空間にふわり定位し目の前でポッジャー氏他面々に演奏いただいているかのよう。SNの良さは圧倒的で、がんがん音量上げてもひずみもビビリもしない。雑誌の特選だの受賞だの頷ける。ハイレゾはこうじゃなきゃ。どんどん気鋭の演奏家を高いレートで録ってくれ。実力派の円熟を細大漏らさず録ってくれ。

ええ買い物したわ。ちゅーか日本の売り手の古さを思い知らされたわ。すぐ出しゃばるJASRACとかただの利権バカにしか見えん。

さて癒やされる霊感なのでウォークマンにも転送しとこうか。編成小規模でヘッドホンで聴いてもみすぼらしくならないだろうし。

2016年1月 8日 (金)

N700で聞く物は

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西下する。

新幹線の中ではヘッドホンをかぶる。高速度のゆえに合わせてダンス系を聞くことが多かったが、最近は耽溺できる癒やし系を好むようになった。この点でKalafinaと巡り会えたのは幸せである。気分良くなってうとうと。

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からの、何故か伊吹山で目覚める。雪の無い冬の伊吹山はただの禿げ山。

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551のシュウマイ買って帰りはレベッカ。ウォークマンに突っ込んで持ち歩くのはなるべく新しい楽曲……にしているが、レベッカだけはハイレゾリマスターを待って整えた。

音質・ノリ重視・リラックス重視……25年分の奔放なわがままを集積した256GB。

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