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2020年11月12日 (木)

ぽたあんの流転2020

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英国法人iFi_Audio「nano_iDSD」DSD11.2MHz対応USB入力ポータブルアンプ。

2014年で11.2MHzに対応していたのは素直にスゴイと思う。我が家のハイレゾ革命黎明を支え、ウォークマン、そしてCDPがDSD11.2MHzに対応するとサブに徹し、先日からデノンレシーバのアナログ入力のお守りをしていた。デノンレシーバはDSD入力が出来ない。だからこういう小DACの活躍する余地がある。

が、

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逝った。パソコン側は認識しているがウンともスンとも音が出ねぇ。まぁ回路構成は携帯電話ベースだから6年7年持ったのは上等と言うべきか。

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後釜にOPPOを召還した。この人はアナログアンプでもあるので、クルマでウォークマンの出力を増幅して車載アナログへ入力するとき等に活躍していた。が、車載が96/24まで読めるようになったことで閑職。今回アナログ門番を拝命、という次第。

面白いのはnanoより音が良いこと。定価的には1万5千円ほど違うわけだが、レシーバ+BOSEスピーカの構成でも粒子感や広がりの良さを感ぜられる。OPPOは2015年のキカイ。進歩の歩幅は大きかったかもね。

まぁ、当分はアンタで。

メモ・義父手術入院

2020年10月22日 (木)

【ハイレゾ音源も再生出来る】デノンRCD-M41 @DenonJP

●冒頭の能書き

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この銀色の機械1台でCD/ラジオ(AM・FM)/Bluetooth機器/光デジタル入力/アナログ入力

の各ソースが再生出来る。別途必要なのはスピーカーだけ。こういうのを「レシーバー」と呼ぶ。最近の「ミニコンポ」は似たような本体とスピーカがセットで売っていて、何が違うんじゃというところなのだが、まぁ「ミニコンポのセットの値段よりもレシーバの値段の方が高いよ」ということでお察し。主なターゲットユーザはそういうミニコンポから「スピーカを活かしてアップグレード」とか、そのコンパクトさを活かしておいらみたいなサブシステムとか。今回はこの位置にそもそもあったミニコンポが流石に時代遅れになってきたのと、繋いであるスピーカ・BOSE121が遊んでいたから。

●選定の理由

実はデノンのレシーバはより多機能な新しい機種が既にある。

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RCD-N10という機械がそれで、スマホアプリでいじれるしUSBメモリを挿せる。なのになぜ旧機種である41にしたか。

・常にパソコンを接続できるので、USBデバイス・ハイレゾ音源はそこから別のDAコンバータで流し込む。USB無くてもいい
・アンプがアナログ
・旧機種なので安い!

ここでアンプがアナログの理由をくだ巻いておく。N10はデジタルである。しかし仕事でスイッチング電源をいじってる身としては、現行のデジタルアンプは以下の点で疑義を唱える。

①PWM(パルス幅)方式であるから、デジタル信号の「ビット深度」(16ビットとか24ビットとか)はパルス幅に対応する。従ってデジタルデータをそのままパルス幅にデジタル演算で変換できるはずだが、何故かアナログに戻してから三角波比較回路に通す(再度デジタル変換)とか無駄でノイズを誘うことをしている

②負荷がLC双方の成分を含むインピーダンスであり、可変周波数可変負荷である。負荷により、同じ「オン時間」でも負荷(スピーカ回路)がエネルギを消費したり余らせたり変化してしまう。同じスピーカでも印加電力がリニアに変化しない可能性がある

従って②なんか1回周波数スイープしてチューニングする必要があるんじゃないかと思うんだけどね。TADもSPECもローパスフィルタ威張ってるけど。

●音質

この辺で本題、音質行きましょう。アナログなので2時間くらい電源入れて放って置いてから試聴。機材は

・スピーカ:BOSE121
・USB用DAコンバータ:iFi_Audio「nano_iDSD」(11.2MHzDSD対応)

ケーブルは安物。こいつらの音の質が多分に出るのでお含み置きを。

1.まかせてスプラッシュスター/うちやえゆか(CD)

ハキハキしたボーカルが正面真ん中からまっすぐに飛んでくる。このハイレゾ時代BOSEは高域方向が丸いのだが(主宰のBOSE博士は20kHz以上再生してどうするんだ派)音の一つ一つが明瞭なのでそれはあまり気にならない。ただ「ソースダイレクト」モードは眠い音になる。トーンコントロール使って好きな鳴、り方を探した方が幸せ。BOSEは低域重視であり、素のままだとこもる傾向あるので、BASSを落としTREBLEを上げてある。

2.新垣隆+磯絵里子「Rondo」よりタイスの瞑想曲(CD)

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円盤SACDだが非対応なのでCD層の音である。弦の表現はきつい。ピアノは奥手になる。SACDだと豊かな鳴り方するが一転厳しい感じ。相性問題?

3.カーネギーホールライブ/ジャスマスターズに捧ぐ(CD)

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じゃぁ「そもそもCDとして音質の良いもの」聴き直し。録音が良いせいか、かなり頑張った印象。納得できるピアノであり、ドラム、ブラスはこぢんまりなりにスピーカの間中空に定位してミニカーネギーホールを作る。ホールトーンをふくよかに鳴らし背後まで回って心地よい。コントラバスとかは、も少し量感欲しい気がするも、ボワつかず締まった鳴り方。これは「ソースの音質を高めればより良くなる」期待。

4.ロマンティックじゃない?/ダイアナ・クラール(96/24)

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だからって「20kHz超」を考えてないBOSEにハイレゾ突っ込むって意味あるのかと言う話だが。
指向性が高まり、高周波成分多いのは効いている様子。この音源、喉の中まで見えるようなえぐるような解像感があるのだが、流石にそこまでの描写力は得られない。ただ、BOSEの快活さと相まって醸す雰囲気はしっかり確保。

5.うすむらさき/kalafina(96/24)

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中高域=ボーカルの一番刺さるところが強く聞こえる。パッと聞きの「いい感じ」を演出する工夫の一例。やり過ぎると下品に歪むのだがそこまで行ってない。弦は痩せて聞こえる。

6.When you dance with meほか/レベッカ(CDリッピング44/16)

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ビックリしたのがこれ。すごい「明瞭」なの。ボーカルをしっかり描きバックはドンシャリ…80~90年代の音作りにぴったりマッチということ?聞き込んだあの頃の記憶がよみがえるわ。この辺り先代・パナミニコンポより高いグレードを見せつけてくる。

7.「天使のハープ」各曲/西山まりえ(192/24)

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倍音再生してなんぼのソース。さすがに倍音成分でホールの構造が判るような鳴り方にはならない。でも高さは感じるし「スピーカー外定位」も生じる。安心して聞いてられる。

●まとめ

適当に放り込んで適切に鳴ってくれる「安心して聞ける」セット。ミニコンポからの脱出最適だし、スピーカのグレードを上げる楽しみもある。増幅系は中高域=ボーカルのクッキリハッキリ感を前に出す作りだが、音源の質を上げると良さが追従する辺り、素直で底堅い増幅装置だと感じる。場所も取らないしオススメ。ちなみに電源を入れる→聞きたいソースを選ぶ→ソースを再生する…が、一般的な「再生の儀式」だが、こいつ例えばCD入れておけば、リモコン「CD」ボタンを押すだけで電源入って音が出る。機械操作が苦手な人向けにはお気に入りの円盤入れといて「ここ押して」でいい。Bluetoothならペアリングだけしておけば手のひらポチーで音が出る。「刺さる」サブシステムになった。

2020年10月21日 (水)

設置はしたけど今日はここまで

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捨てる。ASIOもWASAPIも使えない上にwindows10非対応じゃ売り飛ばすわけにも。

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この子はお役御免。磨いてハドオフに持って行く予定。二束三文にはなるだろ。

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で、後釜に今日届いたこの子を据えてBOSE121繋いだのだが今日はそこまで。音や使い勝手はまた後で。

2020年10月11日 (日)

ソニーMDR-M1ST with YAXI【ハイレゾ音源再生】

●冒頭の能書き

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「スタジオモニター」として実際演奏家やスタジオでよく使われているMDR-CD900STの令和・ハイレゾ時代向け上位互換。

割引目当てにソニーストア行ったら「在庫切れてまして」。

託送を頼むと「明日発送です。納期1ヶ月待ちの時もあるんですよ。タイミング良かったですね」……ホンマかいな。eイヤホンとか在庫あるけどね。そのeイヤホンより数百円安くなったのでその場で手配。10日土曜着。しかし本体に比してこの梱包よ。

なお、後述するが日常ユースなのでイヤーパッドは最初からYAXI製に変えてある。

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なので「withYAXI」で音質。再生機はデノンDCD-SX11。アンプはアキュフェーズE-470。アキュフェーズは専用のヘッドホンアンプ積んでるそうな。

●音質

1.まかせてスプラッシュスター うちやえゆか(CD)

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ニチアサアニメ「プリキュア」シリーズより「スプラッシュスター」のOP。サイン入りで判るように生声知ってる。だからリファレンスになる。時々書いてるが「アート引越センター」の以前のCMで透明な歌声の主の方、である。「ああ!」という方多かろう。

一聴して明瞭で「ハキハキ」した印象。サ行発音は「刺さる」寸前のギリギリを攻めてる印象。ドラムスのスティックのアタック音や弦楽のピチカートなど、インパルス系の立ち上がりをよく捉える。モニター系は「張り詰めた」感があり、それは感じるが、むしろキリキリに出してくれる心地よさが好感。

2.サルタレッロ / ゴシックハープ[15世紀メムリンク・モデル]/西山まりえ(192/24)

中低域にこもり感あり。でもそれはまぁ「ヴォーカル」がハッキリしている裏返しかもしれない。ハープであってゴリゴリ「はじく」系の楽器だが、その弾かれた「ピン」感をよく出す。但しSTAXほど克明ではない。

3.シューベルトピアノ五重奏曲 イ長調 作品114 (D 667)「鱒」/KoikeStrings(DSD11.2MHz)

ピアノの左手が弱いかな。高域方向と弦は艶があって綺麗。モニターで艶もへったくれもないが得手不得手はあるでしょう。ちなみにハイレゾマーク付きのキカイだが、良くあるシャリ系の小細工は感じない。

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4.Hard Rain / Wakana(96/24)

「Kalafina」一員だったwakanaさんのソロ活動楽曲。ピアノ、ドラムス、弦楽、シロフォンと各種楽器が登場するが全部分離する。「モニター」の面目躍如か。女性Vo.は大好物な鳴り方である。

5.When Dance with Me / レベッカ(44/16)

2分過ぎから入ってる低音聞いてみよう。基本的に「締まった」音でドンドン鳴ったりしない。ただ、立ち上がり、切れ味の良さはここでも発揮され、バスドラムが「ビシッ」と決まる状態は快感だ。

6.Music For The People / Dave Rodgers(44/16)

男声Vo.聞いてみる。ジャニ系「V6」が歌ったアレのオリジナルである。保守本流ユーロビート。シンセ打ち込みなので声だけ。抑制の効いた感じで好感が持てるが、声質上、重心が低域に寄るので若干バックトラックに埋没気味になる。但し、ヘンな低域ブースト感はないのでスッキリ聞こえる。

7.Coextensive / Master GUN(44/16)

保守本流「ジュリアナ系テクノ」である。重爆ビートの重ね打ちなのだがごんごん鼓膜を揺さぶって心地よい。ディストーションきついのだが「端正」に鳴るので、そう、うるさくはない。正しく再生される歪み感。

8.ロマンティックじゃない? / ダイアナ・クラール(96/24)

オーディオ雑誌で良く試聴に使ってるヤツ。脳内にかなり大きく定位する。唇の動きが見えるほど克明に録られていることが判る。彼女に囁かれたい人には手放しで勧められる。

9.SOUND OF DESTINY / 緒方理奈(CV.水樹奈々)(SACD)

スピーカー再生すると中空にふわっと水樹奈々降臨して非常に心地よいのだが、M1STかなり張り詰めた出来映え。なんだ、「対峙して聞く」印象強い。耽溺出来るとも言う。

10.Concerto No. 1 in D Major, RV 549: I. Allegro / Brecon Baroque(192/24)

ヴィヴァルディ。弦楽とチェンバロで実に豊穣に鳴ってくれる。倍音とか派手さはないのだが刮目して聞くとちゃんと聞こえる。本来そんなもんだし「モニター」だからそれでいいと思う。この辺りまで聞き込むと「不自然さ」が消えてきた。

●まとめ

高域:CD900STより伸びており繊細感あり。ただし「ハイレゾ感」求めると不満かも
中域:ピアノの左手領域に若干のこもり・持ち上がり感あり
低域:抑制と切れ味が好感
解像感:インパルス・ステップ変化をよく出す。
S/N:MDR-1A比ひとつ沈んだというか、1Aが感度上げたあまり増幅系のノイズを拾うと言うか
量感:あっさりしてる方。スピーカだと低音出せないからヘッドホンで…という用途には向かない
ヴォーカル:女声は艶っぽく、男声は引き締まる

「よくぞ作ったCD900ST後継機」になろうか。ありきたりだが。パッと聞いて似ているが高域も低域も伸びていて良く締まり深く沈む。
一般にモニター用は「聞き疲れ」すると言われるが、水樹奈々みたいな「耽溺して聞きたい」場合にはもってこいの機械。一方で「スピーカだと環境上難しいことを補うため」とするには不満を持つかも。ハイレゾ系聞く分には帯域制限・位相特性劣化がないのでそれをそのまま出してくれる分、聞き疲れは起きづらいと思われる。

さてここでCD900STで聞いてみる。う、音が足りない。バランスはいいのだが特に高音方向がダラ下がって聞こえる。張り詰めた感もきつさを持って聞こえる。

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まぁ。サブへ転職ですな。ちなみにM1STはMDR-1A用の各種ケーブルがそのまま使えるので、ウォークマンではバランス駆動するしイヤホンマイクでweb会議もやるw

2020年10月 8日 (木)

まぁ、まぁ交代でええやろ

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パナソニックDVD/MDシステムステレオ「SC-PM900DVD」

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2004年製品。義父が買ったもの。義父宅で円盤回しの業を得ていたが、2014年においらがHAP-S1に置き換えてしまい、以降閑職。最近は深夜に「ジェットストリーム」(FM TOKYO)を流すくらい。

見ての通り3ウェイでバイアンプ駆動(!)なんだが、f特書いてねーんだよな。「100kHzまで再生出来るスーパーツイーター」とはあるけど、応じた復調・アンプになっているかは別の話。こーゆーセットステレオの中ではスッキリ感のある音を出す方だと思うが、何せ古くなった。

そこで遊んでるBose121とくっつけられて、円盤回せてアナログ入力を持つ一体型コンポを見繕うことにした。

…デノンとマランツしか見つからないが仕方がねぇ。

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デノンの41。古い機種だが量販店で半額(!)。Bluetoothを受けるので、将来娘に下ろしてもスマホかウォークマン流し込めるし、光で192/24を受けるからUSB→光コンバータを挟めばパソコンでもOKとなる。

まぁムダにはなるめぇ

2020年9月30日 (水)

一段落したと思ったら

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ソニーMDR-1A。

ヘッドホンに本気になり出したのは就職して新幹線で出張するようになってからである。長時間イヤホンでは耳が痛い。

通勤時は冬だけ使っている。これは駅まで自転車の頃に、耳当て代わりに使えるじゃん(音は出さない)と考えた故で、MDR-CD900STからこいつに乗り換えた。2015年夏頃の話。

「冬だけ」なので経年劣化は起こりにくいと考えていた。が、今年になって「在宅リモート会議用ヘッドセット」という役目が加わった。

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その所為かどうか、人工皮革部分がハゲて来ている。ちなみに在籍が1年先輩に当たる900STは特に変化はない。まぁ900STはスタジオユースで耐久性はかなり違うと思うけどね。

で、何が言いたいかというと買い換えを考えている。5年で外観ボロボロなのは納得いかないが、MDR-1系の音は流石に古くさい。修理よりは最新化も図りたい。候補にしているのがMDR-1系の思想に基づきCD900STの後継として開発されたMDR-M1STだ。

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こいつはケーブル類1A互換であるから、通勤、ヘッドセット用、多分一手に集約できる。しかもYAXIから専用イヤーパッドも発売。

って、まずは音聞いてみないとね。

2020年9月21日 (月)

【ハイレゾ音源再生】STAX SR-L500MK2 #ハイレゾ @STAX1938

●冒頭の能書き「STAX」って何だ?

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STAX:スタックスは埼玉県にある音響機器メーカである。SPレコード原盤制作やコンデンサ型マイクの製造を経て技術を確立し、1960年より今回取り上げる「コンデンサ型スピーカ」応用製品の発売を始める。一時期はDAコンバータなどにも手を広げたが、現在はほぼコンデンサ型の「イヤースピーカ」とその「ドライバ」(アンプ)の専業になっている。

●コンデンサ型発音体の原理

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一般にスピーカと呼ばれる「ダイナミックスピーカ」は、コイルに音楽信号を流し、コイルの中心に突っ込んである磁石を動かして音楽信号を振動に変換する。磁石の先に例の丸い紙が貼り付けてあって音波として放出する。

一方コンデンサ型は、薄い膜を鉄板で挟み、膜に高い電圧(スタックスのシステムの場合580V)を加えておき、鉄板に音楽信号を与えると、静電気でホコリや髪の毛が吸い付けられるのと同じ力で薄い膜が動く。で、音楽信号が音波に変換される。なお、この高い電圧を要するために専用の駆動装置(ドライバ=アンプ)を要する。

すなわち、ダイナミックスピーカは電気→磁気→磁気→紙の振動とエネルギが変換されるのに対して、コンデンサ型は電気→膜の振動と変換が少ない。以下比較を省略するが要はシンプルでロスが少なく、反応が早いのである。ただ、膜の動きが微小なので大きな音が作りづらいことから、STAXではヘッドホンの形状「イヤースピーカ」として販売している。

●出会い

1980~90年代オーディオブームの頃、電波新聞社が「オーディオビデオ」という雑誌を出していて、その中で「ヘッドホン」を特集した。ここで「STAXは別次元」と書かれていて興味を持ったのが始まりである。早速八王子「ムラウチ電気」(通販のみ現存)に聞きに行き、衝撃を受けた。

「何じゃこの透明な音は」

原理で書いた通りロスが少なく反応が早いから、超高音まで歪みや遅れなくスッキリ再生される。今思えば現在のハイレゾ野郎な自分の原点は、この時の「透明な高音」であろう。当時1日中音楽聴いていたが、深夜にスピーカ再生は気が引ける。導入する大義面分と用途は揃った。

●リファレンスとして

Lambda Nova BASIC SYSTEM(ラムダ・ノバ・ベーシック・システム)

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ハイファイ堂さんのサイトより。売約済み)

1994年、STAXが発売した最廉価なドライバと発音体のセット。当時4万3千円なり。イヤホン・ヘッドホンは、フィギュアスケート羽生のそれが40万とか、今でこそ「高級趣味商品」として開拓された感があるが、当時はヘッドホンに1万円出すだけでもタワケ扱いされていた時代だ。なぜならオーディオは部屋にスピーカを屹立させて聞くもので、ヘッドホンは「代用品」というステータスだったからだ。

さておき、就職3年目のボクは応じて収入源があり、同期がみんなクルマを買う中、最初にアキュフェーズのCDプレーヤを買って「高音質信号源」を確保済みであり、STAXのシステムは「高音質出力装置」として「もう買うしか無い」以外の何物でも無かった。

アキュフェーズ×STAX。

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俊敏で透明でストレートで制限なし。全身が熱くなりそのくせ鳥肌が立ったのを覚えている。頭の中で雷が落ちたような音がし、堆積していたサビが剥がれ落ちて鋼鉄が輝きを取り戻すような感覚があった。「理想の再生」そのものであった。声も出せなかったのを覚えている。グラモフォンが当時最新技術で円盤にしたヴィヴァルディ「四季」とか弦楽、ピアノ曲、女性ボーカル「これが本当の音か」と聞きまくった。

●で「SR-L500MK2」

長くなるので端折るが、引き続き「スタックスのシステム」は音質的リファレンスとして君臨している。

イヤースピーカー:ベーシックシステム→SR404(2004~)→SR-L500MK2(2020~)
ドライバー:ベーシックシステム→SR-323S(2014~)→接地線追加(2020)
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SR404をお役御免にしたのは、聞いてると「ピー」とか「チー」とかノイズが入るようになったから。原理からそういう信号が発音体に重畳されているのであり、それは要らぬ電流経路が出来たか、入り込んできているかである。「出来た」原因として発音体がコンデンサとして劣化し、ちょっと漏れている(580Vに対する絶縁が劣化している=感電危険)が考えられ、「入り込む」原因としてドライバ装置が「真の0V電位」(アース)を見失っている可能性がある。そこで発音体を更新し、ドライバ装置のアース端子をコンセントアース線と接続することを考えたのである。これで再生装置はデノンDCD-SX11→アクロリンクのRCAケーブル→STAXシステム。

「507MK2」自体のレビューとしては遅いし、ドライバがメーカ推奨と異なると思うが、まぁ書いてみよう。

1.千葉史絵/rougequeue(DSD11.MHz)

STAX同士なので大きな違いは無いはずなのだが目ん玉ひん剥いた。「あれ?こんな情報入ってたっけ」粒立ちとか陰影とかディテールを追いかけるのが楽しい。ピアノであれシンバルであれ、楽器の動きが目に見えるよう。やはり404徐々に劣化していたのであろう。ちなみにピーピー音は解消された。

2.Keiko/Ray ほか(48/24)

ヴォーカルユニット「Kalafina」活動停止してのソロ活動。「けこさま」シングルである。その歌いこなす能力のステキさは折り紙付き。

が。

歪むしサ行刺さるし音質的には残念の一言。勿体ないことこの上なし。なお変な話だが、404では刺さらないので、「ぐしゃぐしゃになった波形」を追従し切れていない、ということであろう。

3.H-el-icel//Amanhecer ほか(CD)

こちらは「Hikaru」さん。「ヘリカル」と読む。女性ボーカル聞いてて楽しいのはそのクリアな歌声どこまでクリアにしてくれるか、応じて耳そばで実態感持って聞こえるか、なのだが、まぁご本人彷彿させる再生音。ただCDゆえの帯域制限感はあり、応じた「オーディオ通してます」な音となる。

4.Wakana/時を越える夜に ほか(96/24)

更にWakanaさん。しかし3人でフォーマットバラバラとか。
音質的に安心できるのはレートが最も高いこともあるがこちら。新鮮なままパッケージされた印象で息づかいまで聞こえてゾクゾクする(50歳のおっさんの感想です)。

5.西山まりえ/作者不詳(ロンドン写本より): サルタレッロ / ゴシックハープ[15世紀メムリンク・モデル](192/24)

ハイレゾ系再生装置のリファレンスはこの曲。ゴシックハープを弾く「ピン」という音がどこまで俊敏さを備えて再生出来るか。
楽勝である。大きなストロークが出せないので「重低音」は概して不得手だが、逆に高音方向はどこまでも出てくる。カテドラルに長い長いディレイを伴って響き渡るその空間が頭の中に複製される。天国の音そのものである。

●総評

404に比して少しシルキーだが、出てくる音のディテールは遙かに濃密で、トランジェントを追いかける楽しみがある。駆動装置と発音体で15万円というセットになるが、同じ音を普通のスピーカーで出そうと思うと100万円でもムリ。ただ、ヘッドホンにカネ掛けようというならダイナミック型よりこっちだろう。ハイレゾに代表される「透明無垢・解像度指向」なら文句なくイチオシ。女性ボーカル・声優歌唱が好きというなら「一線を踏み越える」価値があるとしておく。

今日の新入りメカ

●マウス

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Bluetoothの古いマウスが反応おかしいので廃却。ロジクールのゲーミング用……なのだが、正直持ってるギミックそこまで使わない。ただ、使う時間は長いのでタフな方が良い。そんだけ。ヒモが繋がっているが有線では無く内蔵電池の充電中。単三単四の呪縛を離れた。

●STAX SR-L500MK2

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ヘッドホンに見えると思う。その認識で大きく間違いはないが、発音システムが普通のスピーカー(ダイナミックスピーカー)と違う原理によるため、大きな音を出すのが苦しくヘッドホンスタイルに収まったというのがより正確な出自のシロモノ。20年ほど使っていて発音体は3代目。音質?100万円のスピーカーでここまでの音が出せる奴はないよ。過去「オレニュース」で詳しく書いたことはないので別途記載の予定。

●ゲタ電

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「また新しい電車買って」
「新車だけど古いんだよ」
「???」

実車は戦争末期のデビュー。現在主流の「扉4つの通勤電車」のスタイルを確立したのがこれ。土日鉄道には1990年代から配備されているが、ヘッドライトと動力システムのリニューアルに合わせてそこいらを置き換えるべく導入。これまで30年走ってくれたので、更にあと30年走ってくれればオレの方が寿命w

2020年9月14日 (月)

音楽ファンとオーディオファンの間の「溝」

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「レコード」の売り上げ>CDの売り上げ、というお話。アメリカだけどね。

良く書くけど「楽曲を聴く」(コンテンツに触れる)ことが首題の人には安くて早いのが最適で、ストリーミングや、ヘタしたら動画サイトのブックマークで充分という話になる。

一方オーディオマニアは「音質」への比重が高いことから、「好きな楽曲」をその時代最高音質のフォーマットで「所有」したくてカネ出して買う。現代のそれはハイレゾ音源のダウンロードとなる。

すると値段のワリに音質も最高レベルではなくなった「CD」は中途半端なメディアとなる。「聞ければいい」人にも「最高を所有したい」人にも食指が動かない。

「レコード」は昔は「ソレしか無かった」だが、今はニッチなメディアである。指向する人は二種類。

・30センチサイズの大きなジャケットを持つことによる「コレクターズアイテム」
・途中にデジタルデータによる処理を含まなければ、原理上、オリジナルの音楽信号がそのまま記録されている「高音質」
コンピュータを使った音楽再生について行けない人の懐古趣味

…で、レコードの音質を決める要素は大きく3つ

・円盤そのもの:如何にオリジナルに忠実に音楽信号を刻むか(微細成形技術)
・円盤の回転:如何に一定速度で回すか(精密に制御するか慣性モーメントを大きくするか)
・信号の復調:刻まれた溝から如何にオリジナルの音楽信号へ戻すか(バネ質量系なので完全復調はムリ)

21世紀20年過ぎて、応じた技術の進歩でそれぞれ改善革新が進んでおるのですよ。機械的構造物の出来映え精度向上、強力な磁石による電気信号への変換とか、レコード全盛期だった1970年代と比較にならぬ。

その結果、「アイテム収集」「音質指向」およびその複合という人の心を捉えておるのですな。とはいえ、CDがめちゃくちゃ減った結果、少量生産だったレコードよりも少なくなったというのが実態なんだけれども。

翻って日本。CDを求める人は円盤でもそこに刻まれた音源でもないものが欲しくて買ってる場合が多いのはご承知の通り。その「本質」とずれた方向でもっと売り上げを伸ばそうと引き続き躍起。

2020年8月25日 (火)

垂れ流し #ハイレゾ 【ハイレゾ音源再生】

在宅勤務最大のアドバンテージは音楽聴きながら出来ること。

勿論当初は好みの曲を選んで鳴らしていたが、だんだん「仕事の邪魔にならない(割り込んでこない)」曲へシフトし、最終的にはクラシックをダラダラ流すようになった。この状況で大活躍しているのがDLNA…NASからのネットワーク再生である。

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全部サーバにあるので「ベートーベン」とかクリックしてランダム再生で放っておけば良い。しかも当初は昼休みとかweb会議で一旦止めていたが、最近はそれすらもせず朝から夕まで流しっぱなしである(音出て困るときはボリュームを絞る)。円盤取っ替え引っ替えではそれが面倒になってしまってこうは行かぬ。パソコンオーディオならではのアドバンテージ。

ちなみにそのベートーベンは「ピアノソナタ全集」で103曲10時間というシロモノであり、普通に考えて「そればっか一気に聞く」ものじゃないのだが。

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(このアルバム自体は音源サイトに既に載ってない)

書いている用途においては実に好都合である。ちなみに「邪魔しない」というのは、まるで耳に入っていないかの如くで一見演者に失礼に聞こえるかも知れないが、音質が悪かったり演奏歌唱がアレだったりすると「その瞬間に邪魔になる」わけで、聞いてて気にならないのはすなわち一流の証なのである(力説)。

ナニ?サブスクかその嚆矢である有線放送入れときゃ済む話だ?そこに「邪魔因子」が混じっていない保証はないべ?

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