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2017年1月17日 (火)

直下型の時代が来た

兵庫県南部地震から22年が経過した。

「地震時代」の幕開けだと学者が言ったわけだが、実際はどうなのだろうか。気象庁データベースから「震度5弱以上andマグニチュード5.5以上and震源が20キロより浅い」にて10年間隔で震源を表示させる。

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1946-1955年。ポイントは福井地震

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1956-1965。越前岬沖地震

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1966-1975。伊豆半島沖地震

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1976-1985。伊豆大島近海地震

1986_1995

1986-1995。兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)

1996_2005

1996-2005。新潟県中越地震

2006_2015

2006-2015。岩手・宮城内陸地震

2016

2016年。熊本地震

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年代別震度回数。

①「直下」を目したので震源を20キロ以浅とした。震源が深い「新潟地震」は表示されない
②近年に向かいデータ対象とする地震計が大幅に増えており、応じて「震度5弱以上」の観測回数は増えている

②の条件を除いても1996年以降は増加していると言って良いのではないか。フォッサマグナで分けると、90年代は西日本が多く、2010年代初頭までは北日本が多く、2016年以降は再び西日本…おおざっぱにそんな傾向が見て取れる。北日本は「東北地方太平洋沖地震」以降やや沈静化(余震は除く)の気配はあるが、西日本は影響を受けた節はない。この傾向は「21世紀南海トラフ」まで続くであろう。一方で北日本も3.11余震群が継続し、要するに日本列島のどこでも「直下型」の懸念あり、という結論になる。

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空白の多い地域は特に注意が必要。東海三県なんか南海トラフの震源域なのにここ半世紀大きな揺れがない。あの日神戸で起こったことは、あなたが日本に住んでいる限り、出くわす可能性があること。お住まいの地域における過去の振り返りと、起こったときにどうすべきかの事前確認を是非。

あなたが生き延びることこそ、6434の御霊への報い。

2016年12月28日 (水)

第五の天使がラッパを吹くのか

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いやいやまてまて。

「カンピ・フレグレイ」…あのベスビオ火山からナポリ市を挟んで反対側、海沿いにある。

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この穴ぼこども全部「火口」である。山体のない「穴だけ火山」である。山の体を成してない理由は2つ。溶岩が流動的、及び

「山」が積み上がるなどという甘っちょろい勢いじゃない。

地質学的証拠から

・20万年前
・4万年前
・3万5千年前
・1万2千年前

に噴火し、20万年前はヨーロッパ最大規模、4万年前のものはネアンデルタール人の絶滅を促したとする説もある。歴史時代は1538年に吹いており、富士山のミニチュアみたいなスコリア丘を形成している。ひっくり返して噴火の規模はたいしたことない。

良く書くが、ホモサピエンス20万年の歴史の中で、文明がここまで発達できたのは、この1万年間、地球規模の災害が発生していないタイミングだから、という側面もある。

M9級地震の発生、イエローストーンの不穏な動き、こいつ。比して人類の有する科学的知見・データは余りに少ない。

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っ来たもう。関東は「巣」だ。

2016年12月22日 (木)

21世紀になってなお大火

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糸魚川では過去2度、大火があったとか。木造の多いエリア×南風に煽られて拡大、と、悪条件が重なった。

こういうのは初期消火に失敗するとダメで、延焼防止に尽力しかできない。「火を出さない」のみならず、「まさか」の時の対応も訓練しておく必要がある。

20時前の時点で、南風であり海へ広がる方向と聞くが、今後低気圧の東進に伴い西風に変わってくる。その前に「現状以下」に押さえておかないとならないだろう。現場の焦燥最たるや。

・関東大震災
台風の翌日で風が強かった

・酒田大火
12時間燃え続け、1774棟が焼け、消防士1名が殉職

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雨降ってきたっぽいが。鎮火しますよう。

★21時。「延焼の危険は無くなった」報道あり

2016年12月12日 (月)

安全を削ると信用が失われる

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最初このニュースを聞いて何でそうなったか判らなかったが。

あぜんとした。営業中のケーブルカーに同乗して目視してんの。そんなことしてりゃいつかこんな事故起きるわ(タイミングにより削除されているかも知れない)。

秋口に自宅アパートのバス乾燥機が故障し、修理を依頼したところ乾燥機丸交換となった。作業を始めてもらうとブレーカーがばこんばこん落ちる。何のことは無い、商用電源を通電したまま交換作業を実施してショートしたのだ。

「ブレーカー落としたらご不便だろうと」

何言ってまんのや安全第一や。幾ら交流100Vかて変な体勢で筋肉固まったら死にまっせ。

「危険と隣り合わせが続くと危険に慣れてしまう」というのは確実にあるだろう。プレス工場の社長さんが指の2・3本無いとか何度も見た。それはたたき上げの勲章かも知れないがこの先はそうは行かぬ。確かに安全装備・防具防護具法の通りに揃えると戦国武者揃いみたいな有様になる。しかしそれら一つ一つに過去の尊い犠牲の再発防止が繁栄されている。なのにこの手の現場労働債の多さはどうだ。報道が増えただけ?否否ウチの会社でも増えているし、それ系の協会の集計でも増えている。世代交代で引き継がれなかった勘やコツ、何よりコスト削減のしわ寄せがあるのだろう。何せ安全コストは生産性自体はゼロだからだ。このロープウェーの事故なんか典型だ。回転数を検出したり、高解像のカメラで撮ったり、色々「直接目視・触感」の代替はあるだろう。さもなくも安全ブースは付けてあって然るべきだ。むき出しでトン単位の機械に乗るとか何事だ。

アナタにとってそれは慣れた作業の慣れた機械かも知れない。しかし人を死なせる・怪我をさせるポテンシャルは常にある。なれば確率はゼロでは無い。然るに防ぐ努力を怠ってはならない。確かに生産性はゼロだが人命は対価で計算できないうえ、人命とともにその企業体への信用も失われるのだから。

今日も一日ゼロ災ヨシ。黙祷。

2016年11月22日 (火)

平成28年11月22日05時59分頃の福島県沖の地震について

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朝の6時前にPCに仕込んである警報システム全部立ち上がってマグニチュードが読み上げられる。6の後半を過ぎ7台へ。
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大過なかった、と評して良いだろう。宮城が後付けで津波警報に変わったのは「過去例との考え無し照合」の結果であって気象庁の怠慢だ。
 
さておき。
 
気象庁「3.11の余震です」
マスコミ「3.11の余震です」
 
その通りだがそれだけでいいのか。
 
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「正断層」タイプなのだ。つまり、北日本が乗っている「北米プレート」を引き裂く力が働いて、プレートの一部がひび割れて沈んだ。その凹んだことで津波が生じた。
 
3.11はギュッと圧縮されていたのが跳ね返る方向で、跳ねて戻った結果、元の位置を通り越し、少し「伸びすぎ」という見解もあった。その部分がちょっと壊れた、なら、理にかなっているし、ちょっと気になる。
 
従前、「太平洋プレート」側の同じメカニズムの正断層地震は「アウターライズ」として要チェックと書いていた。加えてこちらも、ということになる。3.11の類型は「貞観地震」(869年)だが、その後の余震活動の細かい記録なんか当然無い。
 
また、正断層の場合、陸側の動きが小さく、海側の動きが大きい場合、「揺れは小さいが津波は大きい」というパターンがあり得る。
 
「揺れが小さいのに警報とか大げさ」
 
勝手な判断厳禁。これ自体「余震」だが、余震の余震あるのでしばらく警戒。
 
まぁ、10年はこの位の規模の余震平気で起こるよ。濃尾地震(1891年)なんかまだ微小ながら余震続いてるくらいなんだぜ。

2016年10月21日 (金)

14時07分頃の鳥取県中部の地震について

職場PC画面に速報ポップアップが出て、「あっ」と思わず声が出た。「震度5弱」以上じゃないと出ない設定。

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1分程度で「S波」の円が名古屋まで伸びてきたので念のため職場に警告「揺れるかもしれません。5秒…4,3,2,1」

ぎしっ…みしっ…みしっ…。

周期が長いのは遠い地震の証。M6.6。震度6弱であった。

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人命被害がなかったので少し落ち着いて書ける。横ずれ型。「中央構造線」は横ずれ系であって、その一族と見て良いかも知れぬ。

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ただ、断層は特定されていない。

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ここ1年ほどの地震活動。徐々に西南西へ移動し、今日、強い地震。

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長い時間軸。そう、鳥取地震(1943)・鳥取県西部地震(2000)・今回と一直線上に並ぶ。鹿野断層は鳥取地震で動いて初めて顕在化した。一方で姫路付近を走る「山崎断層」をそのまま西北西に延長すると今回震源付近に達する。

当面は余震…て、もう言わないんだよな。似たような規模の地震に注意。鳥取地震では3月4日にM6.2。翌日にM6.2。そして9月にM7.2という経過をたどっている。

2000年鳥取県西部地震の余震経過はこう。

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しばらく、ご用心を。夜は冷えるので合わせて。

2016年10月12日 (水)

ガチ避難訓練

「今年から避難誘導隊長をやってくれ」

おうよ。この工場の「名ばかり避難訓練」は、3.11を体験し、南海トラフを控えた状況で毎度むかついていたところ。

13:00

『ぴんぽんぱんぽ~ん。訓練。訓練。地震発生……』
「はいガチで行きます。試験装置の電源を切り、机の下に潜って下さい。机の下に潜って下さい」

地震が起きた時の対応として、火を消せとか身を隠せとか色々言われるが、一般に恐怖パニックが先に立つので、出来る作業は「せいぜい2つ」である。大電力を扱っているので、「電源を切り」であり「机の下へ」である。そして、それら当たり前のことを確実に口にする。恐怖で思考能力を奪われた脳は慣れた行動を反射的に行うからである。その点であの揺れを知っている自分に声かけを依頼したカチョーの判断は正しい。

ゴーゴーガーガーした音が30秒。但しこれもよく書くが南海トラフは5~7分である。3.11東京の揺れ5分間を貼っておく。20110311tokyo

時間軸は「14:46:10~14:52:10」である。震度4が10年に一度有るか無いかの土地で、震度3レベル以上が5分も続いて正常でいられるもんか。なお、矢印は震度5へ遷移する瞬間である。揺れ始めて1分30秒後の出来事であった。

『地震が収まりました。集合場……』
「避難します。周辺に火事やけが人はありませんか?無ければ、ヘルメットをかぶり、出口3へ。ヘルメットをかぶり、出口3へ」

工場放送なんか生きてるわけない。また、実際には色々崩れ倒れて塵埃モウモウと考えられる。夜かも知れぬ。こういう場合スマホの照明機能は文字通り命の灯火となる。なお、火災やけが人は「すぐ対応」出来ない場合は自分の避難を優先する。見殺しになるが「逃げられる状態にある人」が死ぬ必要は無いからである。余震の危険は極めて高い。

「3番から出ます。ウチの課から」
手を上げて示す。闇の中ならスマホを掲げる。
応じて隣の課もガチに。
「続いて当課になります」
出て行く人数をカウント。報告は整列後になるが、残っている可能性をざっと把握できる。ちなみに本物の時は順番など待つ必要は無いし、その「3番出口」が潰れている場合もある。が、混乱の中では決めごとに従うことでパニックからの早期脱出につながる。

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生き残るぞ。まずはそこからだ。

2016年9月 9日 (金)

JR北海道どげんかせんといかんのちゃうけ

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軽減されてるとはいえ「固定資産税」を払わされとる。が、当たり前だが人口密度が少ないので維持費が収入を上回る状態が続いている。

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関東のザックリ1/40。

公有化できるところはすべきじゃないのか。ちなみに赤字→代替にバスか飛行機という議論になりがちだが、鉄道は雪に圧倒的に強く、交通インフラとして維持しておく意義がある。「時刻表」に乗っているかどうかで来る人の数が違うというのもある。

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この広さで「あとは自助努力で」。そりゃひどいってもんだ。本当にそうさせたいなら旭川までとっとと新幹線通して350キロで東京までぶっ飛ばす。その位しないと。

今回の度重なる大雨で、「北海道」の存在意義が八百屋の値札に現れた。我々はもう少し国土国体の維持管理に国民として真剣に考えるべきではないのか。

2016年9月 1日 (木)

防災の日2016

きっかけは「生き物のような」台風の挙動だったと思うが、そういう気象擾乱や自然災害に興味を持ち30余年が経過した。家族を持ち大きな地震も経験し「防災」はライフワークの一つになった。

そんな眺め続けた30年、日本の自然災害は変わったか?問われれば首肯する。

今とこれからを書き散らす。

●地震

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日本海中部地震(1983)や長野県西部地震(1984)千葉県東方沖地震(1987)が個人的に色々と調べた最初か。長野県西部地震は自由研究として学校に出したら「内申点」を上げてやるからと発表させられた記憶がある(ひどい災害を利用したわけで後悔を兼ねてあえて記す)。

で、姿勢が変わったきっかけは言わずもがな兵庫県南部地震・阪神淡路大震災(1995)である。学者が言った「日本は地震の活動期に入った」。

日本の地震サイクルはフィリピン海プレートの介入が大きな鍵を握っている。南海トラフに代表される太平洋側の海溝型巨大地震群であり、関東大地震である。南海トラフに向かい、その前50~100年は内陸の地震活動が活発になる(ビスケットを割ろうとした時最初に表面の各所にひびが入る)。江戸期~昭和初期の南海トラフ活動が収束し、「次期南海トラフ」に向けて動き出した、というわけだ。「東海地震説」が言われ出したのは1970年代後半だが、その後解析が進み、大きく150~200年周期で発生するものであり、1944/46年の東南海・南海地震は、「濃尾地震(1891)に誘発された」とした方が納得が行く、というのが最近の見方だ。ならば、1854年の活動から200年…2050年頃までに確実に発生し、その50年前に内陸の地震活動が始まる。ピタリ一致する。熊本地震もエネルギ源はフィリピン海プレートの介入であり、この考え方を裏付ける。

実はその点で三陸沖地震活動の流れを近代科学の観測網で捕らえられたのは一つのヒントになる(不謹慎だが学術的には)、と言える。岩手・宮城内陸地震(2008)は東北地方太平洋沖地震・東日本大震災(2011)に向かう「ビスケットの割れ目」である。そしてこのことは日本の地質構造が大きくフォッサマグナで東西に分かれることと、「M9」が最大クラスであることを示した。南海トラフへの備えの一助になると言って良く(すべきであり)、その点で行政も国民も意識が甘い。まだ10年程度の余裕はあるはず。アナタとアナタの大事な人が生き延びるための努力を。

●台風

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地球は温暖化している。台風は「赤道付近の暖気を極地に運ぼう」という大気大循環における局地的な空気の乱れ「擾乱」の一種である。温暖化はこの循環リズムを変えるので、応じて台風の性質も変わる。スパコンのシミュレーションでよく言われるのは「数は減るが強くなる」である。すなわち中々発生しないが、一旦発生するとエネルギ貯まっているので手に負えない、ということだ。伊勢湾台風(1954)は化け物だが、室戸台風(1934)は同等の化け物であり、そのくらいの周期、確率で現に起きている。その上で「強力になる」ということは、今後これらを上回るものも起こりうる、とすべきだろう。現に2016年は日本近海で台風の発生が相次いだ。これは応じたエネルギ供給能力を日本近海が有していることの証左であり、応じた勢力を維持して接近する可能性は大いにある。伊勢湾台風が、そして先の台風10号がそうであるように、台風の移動速度は時に時速80~100キロにも達する。そうなると「衰える暇も無く」および「移動速度自体が風速に上乗せ」されて、未曾有の暴風雨をもたらす。ルート、発達の経緯、そして暴風域を伴ったまま東北に上陸と、「異例」と「観測史上初」を各種記録したこの台風から、我々は多くを学び、予測するべきであろう。「900hPaクラス」日本は対応できるであろうか。

●局所的風水害

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「馬の背を分かつ夏の雨」とは夕立の局所性を指す言葉として昔からあるものだが、近年のそれは度が過ぎる。「30年」で最も大きく変わったのは、この局所的な風水害の極端さだろう。勤務先の工場ですら、東半分は土砂降りで西半分は傘も要らないとか唖然とする出来事も起きている。南木曾や広島安佐南の土石流はその最も痛ましい結果の例だ。宅地開発がそうした軟弱地盤・傾斜地に広がっていることも影響していよう。バックビルディング現象だとか、大陸や熱帯地域の豪雨メカニズムを日本で考えなくてはならないのだ。それは同時に突風や雷の発生もセットになっていることに注意すべきであろう。竜巻もF2が稀、であったところ、1999年の豊橋や、2006年のサロマ湖など、「F3」が出来はじめている。巨大竜巻はアメリカの大平原というイメージだが、地形によっては周りから風が入り込むのに丁度良いというパターンもあり得る。考えておいても他人事ではない。

地勢を知り、手のひらに情報をスグ取り寄せるリンクを。情報機器は情報を取得活用してナンボ。アナタとアナタの大事な人を守るために。

2016年8月31日 (水)

待つな、頼るな

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昼になってニュースサイト開いたら何だこれは。
・三陸に暴風域持った台風が東側から突っ込んでくるのは初の事態である
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・記録的な大雨が予想される
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3日前から気象庁は警告していたではないか。
 
台風は地震と違い、ある程度精度良く進路と「最悪の場合何が起こるか」が読める。そこで、
 
・避難不可能(道路寸断・停電・夜間)になる前に避難を終えておく
 
を目指し、逆算して前倒ししてことを始める。「タイムライン方式」と呼ばれる減災の考え方である。高齢者施設であれば、停電の許されない生命維持ユニットや人工透析の準備、移動手段の確保、などは前もってやっておく必要があろう。 それは当然、勧告だの指示だの出てから動き出すのは遅いと自明である。
 
「夜になって避難勧告を出すのは逆に危険と考えた」(役場)
 
予報をし、警報注意報を発表するのは気象庁=専門家である。対して、勧告や指示を出すのは自治体≠専門家、であることに注意が必要である。危険水位を超えたから指示だ勧告だ…そういう機械的な対応は文字通り機械で出来るのである。肝心なのはそうなると「手遅れ」なので事前に全て済ませておくこと。んなもの、役所の物言い待ってたらダメなのは自明である。こういうのは事前に仕組みを考えて実施できるよう訓練しておかなければならない。
 
ちなみに小本川は多数の中小河川が合流していて、近年の記録だけ見ても、昭和56年、平成2年、平成6年に氾濫している。何故何らのアクションも取られなかったか知らんが、これは「防ぐ努力が必要だった」事例であろう。情報も技術もある時代に何をやっとるか。南海トラフをいかに生き抜くか考えてる身にとっては脱力感しかない。
 
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熊本もまだまだ気が抜けない。なお、関東の地震活動も沈黙しているからと言って安心しないこと。揺れてない方がおかしい。

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