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2017年3月11日 (土)

6年の考

名古屋は良い天気だ。電車が止まって会社で夜を明かし、超満員の京成で帰った千葉の空を思い出す。

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名古屋に越してきて「次は名古屋」の危機感は周囲にない。3.11は遠くの他人事で、訓練もおざなり。良く書くが、この状態で彼らは震度4レベルが3分継続し、途中で7に達する大地揺動に冷静に対処し、その後逃げ延びられるのであろうか。

工場のマニュアルだと地震収束後整列点呼、になっている。が、実際は火災とひっきりなしの余震でそんな悠長なことをしている状況ではあるまい。加えて近所に川があるから、下手をすると堤防破れて氾濫し、火と水がダブルで迫ってくることになりかねない。4階5階の建屋に速やかに移動、が筋であろう。もっとも、氾濫の水が火の付いたがれきを外から運んでくる可能性もあるのだが。

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せとでん乗り降りするのに大曽根駅を使うが、その近くに「大幸八幡社」という江戸期からの神社があり、濃尾地震被災と復興を記した石碑が建っている。前に書いた。凄まじい揺れと庄内川・矢田川の決壊でひどい目に遭ったとあるので、東海豪雨で大曽根近辺水浸しになったことも踏まえると、「地震で水浸し」は津波だけと思い込むのは危険である。こうした危険を名古屋市や各区、ウチの会社などもリスクマネジメント出来ているとは到底思えない。

大きな災害をマイルストーンに思い出すのは、セレモニーが目的ではなく、記憶にとどめて自らに当てはめ、再発を防止することにある。犠牲になられた方々も泣かれるだけでは無意味とお感じのことであろう。

死者19418 行方不明2592(理科年表による)。

技術の発達した21世紀にあって、このような夥しい犠牲を伴う自然災害を再度起こしてはならない。

2017年3月 7日 (火)

危機はいつもそばに

「お袋が焼け死んだ」

工場オフィスの隣席氏はそう言って忌引き退社した。

検索すると地元の記事になっている。ご高齢でお一人で暮らしてらした。

自分の立場だったら……言葉もない。

速報メールが飛んでくる。「名鉄瀬戸線にダイヤの乱れ」……ん?

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瀬戸線のホームタウン大曽根駅ではないか。全ての電車が止まるので「自殺」には向かない(不謹慎だがそう)。

ホームの端を歩いていて触車か。

その時間、名古屋市はみぞれが降っていた。待たされていた人は寒かったろう。

こういう時は動かない方が良いような気がする。

いつでも誰でも、遭遇するということ。

皆様ご安全に。

2017年1月17日 (火)

直下型の時代が来た

兵庫県南部地震から22年が経過した。

「地震時代」の幕開けだと学者が言ったわけだが、実際はどうなのだろうか。気象庁データベースから「震度5弱以上andマグニチュード5.5以上and震源が20キロより浅い」にて10年間隔で震源を表示させる。

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1946-1955年。ポイントは福井地震

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1956-1965。越前岬沖地震

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1966-1975。伊豆半島沖地震

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1976-1985。伊豆大島近海地震

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1986-1995。兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)

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1996-2005。新潟県中越地震

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2006-2015。岩手・宮城内陸地震

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2016年。熊本地震

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年代別震度回数。

①「直下」を目したので震源を20キロ以浅とした。震源が深い「新潟地震」は表示されない
②近年に向かいデータ対象とする地震計が大幅に増えており、応じて「震度5弱以上」の観測回数は増えている

②の条件を除いても1996年以降は増加していると言って良いのではないか。フォッサマグナで分けると、90年代は西日本が多く、2010年代初頭までは北日本が多く、2016年以降は再び西日本…おおざっぱにそんな傾向が見て取れる。北日本は「東北地方太平洋沖地震」以降やや沈静化(余震は除く)の気配はあるが、西日本は影響を受けた節はない。この傾向は「21世紀南海トラフ」まで続くであろう。一方で北日本も3.11余震群が継続し、要するに日本列島のどこでも「直下型」の懸念あり、という結論になる。

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空白の多い地域は特に注意が必要。東海三県なんか南海トラフの震源域なのにここ半世紀大きな揺れがない。あの日神戸で起こったことは、あなたが日本に住んでいる限り、出くわす可能性があること。お住まいの地域における過去の振り返りと、起こったときにどうすべきかの事前確認を是非。

あなたが生き延びることこそ、6434の御霊への報い。

2016年12月28日 (水)

第五の天使がラッパを吹くのか

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いやいやまてまて。

「カンピ・フレグレイ」…あのベスビオ火山からナポリ市を挟んで反対側、海沿いにある。

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この穴ぼこども全部「火口」である。山体のない「穴だけ火山」である。山の体を成してない理由は2つ。溶岩が流動的、及び

「山」が積み上がるなどという甘っちょろい勢いじゃない。

地質学的証拠から

・20万年前
・4万年前
・3万5千年前
・1万2千年前

に噴火し、20万年前はヨーロッパ最大規模、4万年前のものはネアンデルタール人の絶滅を促したとする説もある。歴史時代は1538年に吹いており、富士山のミニチュアみたいなスコリア丘を形成している。ひっくり返して噴火の規模はたいしたことない。

良く書くが、ホモサピエンス20万年の歴史の中で、文明がここまで発達できたのは、この1万年間、地球規模の災害が発生していないタイミングだから、という側面もある。

M9級地震の発生、イエローストーンの不穏な動き、こいつ。比して人類の有する科学的知見・データは余りに少ない。

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っ来たもう。関東は「巣」だ。

2016年12月22日 (木)

21世紀になってなお大火

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糸魚川では過去2度、大火があったとか。木造の多いエリア×南風に煽られて拡大、と、悪条件が重なった。

こういうのは初期消火に失敗するとダメで、延焼防止に尽力しかできない。「火を出さない」のみならず、「まさか」の時の対応も訓練しておく必要がある。

20時前の時点で、南風であり海へ広がる方向と聞くが、今後低気圧の東進に伴い西風に変わってくる。その前に「現状以下」に押さえておかないとならないだろう。現場の焦燥最たるや。

・関東大震災
台風の翌日で風が強かった

・酒田大火
12時間燃え続け、1774棟が焼け、消防士1名が殉職

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雨降ってきたっぽいが。鎮火しますよう。

★21時。「延焼の危険は無くなった」報道あり

2016年12月12日 (月)

安全を削ると信用が失われる

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最初このニュースを聞いて何でそうなったか判らなかったが。

あぜんとした。営業中のケーブルカーに同乗して目視してんの。そんなことしてりゃいつかこんな事故起きるわ(タイミングにより削除されているかも知れない)。

秋口に自宅アパートのバス乾燥機が故障し、修理を依頼したところ乾燥機丸交換となった。作業を始めてもらうとブレーカーがばこんばこん落ちる。何のことは無い、商用電源を通電したまま交換作業を実施してショートしたのだ。

「ブレーカー落としたらご不便だろうと」

何言ってまんのや安全第一や。幾ら交流100Vかて変な体勢で筋肉固まったら死にまっせ。

「危険と隣り合わせが続くと危険に慣れてしまう」というのは確実にあるだろう。プレス工場の社長さんが指の2・3本無いとか何度も見た。それはたたき上げの勲章かも知れないがこの先はそうは行かぬ。確かに安全装備・防具防護具法の通りに揃えると戦国武者揃いみたいな有様になる。しかしそれら一つ一つに過去の尊い犠牲の再発防止が繁栄されている。なのにこの手の現場労働債の多さはどうだ。報道が増えただけ?否否ウチの会社でも増えているし、それ系の協会の集計でも増えている。世代交代で引き継がれなかった勘やコツ、何よりコスト削減のしわ寄せがあるのだろう。何せ安全コストは生産性自体はゼロだからだ。このロープウェーの事故なんか典型だ。回転数を検出したり、高解像のカメラで撮ったり、色々「直接目視・触感」の代替はあるだろう。さもなくも安全ブースは付けてあって然るべきだ。むき出しでトン単位の機械に乗るとか何事だ。

アナタにとってそれは慣れた作業の慣れた機械かも知れない。しかし人を死なせる・怪我をさせるポテンシャルは常にある。なれば確率はゼロでは無い。然るに防ぐ努力を怠ってはならない。確かに生産性はゼロだが人命は対価で計算できないうえ、人命とともにその企業体への信用も失われるのだから。

今日も一日ゼロ災ヨシ。黙祷。

2016年11月22日 (火)

平成28年11月22日05時59分頃の福島県沖の地震について

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朝の6時前にPCに仕込んである警報システム全部立ち上がってマグニチュードが読み上げられる。6の後半を過ぎ7台へ。
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大過なかった、と評して良いだろう。宮城が後付けで津波警報に変わったのは「過去例との考え無し照合」の結果であって気象庁の怠慢だ。
 
さておき。
 
気象庁「3.11の余震です」
マスコミ「3.11の余震です」
 
その通りだがそれだけでいいのか。
 
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「正断層」タイプなのだ。つまり、北日本が乗っている「北米プレート」を引き裂く力が働いて、プレートの一部がひび割れて沈んだ。その凹んだことで津波が生じた。
 
3.11はギュッと圧縮されていたのが跳ね返る方向で、跳ねて戻った結果、元の位置を通り越し、少し「伸びすぎ」という見解もあった。その部分がちょっと壊れた、なら、理にかなっているし、ちょっと気になる。
 
従前、「太平洋プレート」側の同じメカニズムの正断層地震は「アウターライズ」として要チェックと書いていた。加えてこちらも、ということになる。3.11の類型は「貞観地震」(869年)だが、その後の余震活動の細かい記録なんか当然無い。
 
また、正断層の場合、陸側の動きが小さく、海側の動きが大きい場合、「揺れは小さいが津波は大きい」というパターンがあり得る。
 
「揺れが小さいのに警報とか大げさ」
 
勝手な判断厳禁。これ自体「余震」だが、余震の余震あるのでしばらく警戒。
 
まぁ、10年はこの位の規模の余震平気で起こるよ。濃尾地震(1891年)なんかまだ微小ながら余震続いてるくらいなんだぜ。

2016年10月21日 (金)

14時07分頃の鳥取県中部の地震について

職場PC画面に速報ポップアップが出て、「あっ」と思わず声が出た。「震度5弱」以上じゃないと出ない設定。

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1分程度で「S波」の円が名古屋まで伸びてきたので念のため職場に警告「揺れるかもしれません。5秒…4,3,2,1」

ぎしっ…みしっ…みしっ…。

周期が長いのは遠い地震の証。M6.6。震度6弱であった。

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人命被害がなかったので少し落ち着いて書ける。横ずれ型。「中央構造線」は横ずれ系であって、その一族と見て良いかも知れぬ。

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ただ、断層は特定されていない。

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ここ1年ほどの地震活動。徐々に西南西へ移動し、今日、強い地震。

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長い時間軸。そう、鳥取地震(1943)・鳥取県西部地震(2000)・今回と一直線上に並ぶ。鹿野断層は鳥取地震で動いて初めて顕在化した。一方で姫路付近を走る「山崎断層」をそのまま西北西に延長すると今回震源付近に達する。

当面は余震…て、もう言わないんだよな。似たような規模の地震に注意。鳥取地震では3月4日にM6.2。翌日にM6.2。そして9月にM7.2という経過をたどっている。

2000年鳥取県西部地震の余震経過はこう。

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しばらく、ご用心を。夜は冷えるので合わせて。

2016年10月12日 (水)

ガチ避難訓練

「今年から避難誘導隊長をやってくれ」

おうよ。この工場の「名ばかり避難訓練」は、3.11を体験し、南海トラフを控えた状況で毎度むかついていたところ。

13:00

『ぴんぽんぱんぽ~ん。訓練。訓練。地震発生……』
「はいガチで行きます。試験装置の電源を切り、机の下に潜って下さい。机の下に潜って下さい」

地震が起きた時の対応として、火を消せとか身を隠せとか色々言われるが、一般に恐怖パニックが先に立つので、出来る作業は「せいぜい2つ」である。大電力を扱っているので、「電源を切り」であり「机の下へ」である。そして、それら当たり前のことを確実に口にする。恐怖で思考能力を奪われた脳は慣れた行動を反射的に行うからである。その点であの揺れを知っている自分に声かけを依頼したカチョーの判断は正しい。

ゴーゴーガーガーした音が30秒。但しこれもよく書くが南海トラフは5~7分である。3.11東京の揺れ5分間を貼っておく。20110311tokyo

時間軸は「14:46:10~14:52:10」である。震度4が10年に一度有るか無いかの土地で、震度3レベル以上が5分も続いて正常でいられるもんか。なお、矢印は震度5へ遷移する瞬間である。揺れ始めて1分30秒後の出来事であった。

『地震が収まりました。集合場……』
「避難します。周辺に火事やけが人はありませんか?無ければ、ヘルメットをかぶり、出口3へ。ヘルメットをかぶり、出口3へ」

工場放送なんか生きてるわけない。また、実際には色々崩れ倒れて塵埃モウモウと考えられる。夜かも知れぬ。こういう場合スマホの照明機能は文字通り命の灯火となる。なお、火災やけが人は「すぐ対応」出来ない場合は自分の避難を優先する。見殺しになるが「逃げられる状態にある人」が死ぬ必要は無いからである。余震の危険は極めて高い。

「3番から出ます。ウチの課から」
手を上げて示す。闇の中ならスマホを掲げる。
応じて隣の課もガチに。
「続いて当課になります」
出て行く人数をカウント。報告は整列後になるが、残っている可能性をざっと把握できる。ちなみに本物の時は順番など待つ必要は無いし、その「3番出口」が潰れている場合もある。が、混乱の中では決めごとに従うことでパニックからの早期脱出につながる。

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生き残るぞ。まずはそこからだ。

2016年9月 9日 (金)

JR北海道どげんかせんといかんのちゃうけ

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軽減されてるとはいえ「固定資産税」を払わされとる。が、当たり前だが人口密度が少ないので維持費が収入を上回る状態が続いている。

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関東のザックリ1/40。

公有化できるところはすべきじゃないのか。ちなみに赤字→代替にバスか飛行機という議論になりがちだが、鉄道は雪に圧倒的に強く、交通インフラとして維持しておく意義がある。「時刻表」に乗っているかどうかで来る人の数が違うというのもある。

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この広さで「あとは自助努力で」。そりゃひどいってもんだ。本当にそうさせたいなら旭川までとっとと新幹線通して350キロで東京までぶっ飛ばす。その位しないと。

今回の度重なる大雨で、「北海道」の存在意義が八百屋の値札に現れた。我々はもう少し国土国体の維持管理に国民として真剣に考えるべきではないのか。

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