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2013年7月

【恋の小話】星の生まれる場所(15)

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「怒られると思ったんですよ。そしたら、お前の人生だからお前が決めろって。親として必要なことはしたつもりだって。大学を選ぶ時点で、何を身に付けて何を仕事にするかの選択は始まってるんだって。その選択肢に歌があるならそれだけの話だって」
 雄弁とさえ言える彼女の物言いは作詞の語彙に困る娘のそれでは無かった。
 が、そこで彼女の目から涙が一筋。
「でも、本当にダメだと思ったら帰ってこいって。それでも親だからって」
 涙をぬぐう。
「まだ子供だなって思いました。そこで『帰る必要ない』って言えなかったんだから。で、自分、大人ぶってるだけだって」
「卑下することないでしょ。20歳で今日から大人ですって言われていきなり大人の振るまいが出来る人はいない。他の人の模倣や経験による修正が徐々に大人に変えて行く。毎日単位じゃ判らないこと」
 僕はそこで一息置いた。
「でもね、いなくなって帰ってきた君は少女と言うより若い女性だ。女の子と呼ぶには失礼な、ね」
 背後で拍手。ピラミディオンの前が空いた。
「セッティングお願いします」
「請け負った」
 アンプとショルキー、ヘッドセット。
 少し音出しして配合比率を調整。
 譜面台にフライヤーを挟む。件の新人ライブの日程が入れてある。ショルキー構えた自画撮り写真は僅かな微笑みに自信が見える。
「みなさんこんばんはー!」
 元気に言ってキーボードをぱらりぱらりら。真正面特等席で僕が拍手。
 通行人幾らか目に止まったところで今度新人ライブに出演する旨自己紹介。
 フライヤーを手にした若い男性有り。
「出来たばかりの曲を今日ここで一番に歌います。聞いて下さい」
 私が歌を歌うのは、という曲。地味だ普通だと言われて埋もれてる気がした。だから誰もやらないことをやろうとした。選んだのが歌だった。聞いて欲しいから歌います。好きか嫌いかはその後でいい……。ザッとそんな内容。
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(つづく)

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星の川辺で【目次】

●あらすじ
授業中気になったというのがそもそも問題なのだが。
目を向けるといつも“うわの空”の姿というのが、それまでオレの記憶にある彼女の全て。
その理由を知ったのは、ひょんなことから。
-01- -02- -03-
-04- -05- -06-
-07- -08- -09-
-10- -11- -12-
-13- -14- -15-
-16- -17- -18-
-19- -20-(終)

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【恋の小話】星の川辺で-7-

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「すごい」
 彼女が迸らせた言葉……そのまま書こうか。
「本当にそういう風にやるんだ。私マンガで見たんだけどさ北極星を使って付属の望遠鏡で合わせて星を追いかけさせるって。性能を示す数値は口径と境筒(きょうとう)長と接眼レンズがあって焦点距離を接眼レンズの口径で割ると倍率が出るんだってね。そういうこと頭に入れてやってんだへえ凄いなぁ凄いなぁ私も見てみたいダメかなぁ」
 これを一気によどみなく喋った。あなたが可能な限りの早口で朗読に挑戦して欲しいと書きたい位。ちなみに色々間違ってるがまぁいい。
「今夜この二重星狙うから……」
「彼氏だったらなぁ」
「ひょ?」
 それは、オレの口から思わず漏れ出た声というか音。
 互いに見つめ合うオレ達。カエルのような姿勢の娘と、多分ひょっとこみたいな唇で見下ろしてるオレ。
「キャーちゅーはまだ早い」
 彼女は言うと、正座の状態になって両の手で顔を覆った。
 冗談でなくとんでもない娘なのだ。オレはこっそり頷いて彼女のセリフを反芻した。
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『なんつーか付いて行けないんだよね』
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「彼氏なぞ欲しいとも思っていなかったのに今目の前にその人のおり」
 短歌……待て。
「告白か?それ」
 しれっとそういうセリフが出てきたオレもどうかしてるが、その顔を覆った状態でコクコク頷く彼女もどうかしている。
 告白、下駄箱に手紙とか、真っ赤な顔してチョコレートとか。
 そんなことあったらいいな……男の子なら誰もが一度は夢想するもの。
 比べてこう。シロツメクサにぺたんこ座っていないいないばぁ。
 全然、マンガみたいな甘酸っぱさはないのだが、多分本当に照れ隠しなのだろうとオレは思った。
 あぐらかいてどっこいしょ。
「えー、安達美奈さん」
「はい。フルネームで呼ばれるとドキドキします。高台智さん」
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(つづく)

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【恋の小話】星の生まれる場所(14)

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“自分の経験や、将来の夢から、もわもわに近いキーワードを見つけるだけ見つけて、寝なはれ。寝ている間も脳は動く。その日の出来事から重要と思うものをまとめるんだってさ。もわもわの扱いもその仕事に任せとけばいいよ”
“わかった”
 以後3日ほど。
 彼女と出会うことも、会話も、SNSのメッセージも無かった。電話番号やメアドまでは知らないから、SNSに反応なければこちらからのアプローチはオシマイ。
 終いにたい焼き屋に行って、店長氏に話を聞いたところが、1週間ほど実家に行くので休みを取ったという。何か急な用事でも出来たか。
 ライブハウスのデモ音源提出締め切りまで2日。
 快速急行を降りて改札を抜けると、ショルキー背負った娘がそこにいた。
 雰囲気ガラリと変わっていた。そばかすだらけの眼鏡娘であった。
 すっぴん、ということだろう。が、僕を見つめる目は変わりない。
「お帰り」
「出来ました。聞いて下さい。あなたに最初に聞いて欲しかった」
 ピラミディオンは先客有り。
「実家帰ってたって?」
「はい。その、背伸びするよりも、今のままの自分の方がリアルだろうと思って。アルバム見たり、大好きだったところに行ったり、そしたら、化粧が嘘みたいに思えて。すっぴんごめんなさい」
「気にすんな。濃すぎる化粧は嫌いだ。おっさんだからかも知れんけどね」
 実家の周囲を歩いて回って、忘れていたことを色々思い出したという。
 合わせて、もやもやが、ひとつひとつ、形になってコードが付いていったと。
「親にも話しました。実は歌もやってるって。やっぱ諦めきれないからって」
 秘密にしていたそうである。確かに一般に行く末の見えない、不安定な仕事を親は嫌う。仮に彼女が自分の娘だとしたら、やはり否定的な印象を持ったであろう。
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(つづく)

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【恋の小話】星の川辺で-6-

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「あたし綺麗?」
 それは親父に聞かされた“口裂け女”のセリフ。大マスクの女がこう話しかけてきて、マスクを取ると耳まで口が裂けている。
 さておき、ここでオレとしてはどう反応すればいい?
 回答に迷っていたら彼女の方が照れた。
「うわやだあたし何言ってんだろ」
 両の手のひら広げて(じゃんけんのパーにして)、両頬ぺしぺし叩きながら背を向け、足はその場でルームランナー使っているようにじたばた。
「女の子外見じゃねーべよ。最も内面に応じて外面ににじみ出ると思うけどね。まず外面取り繕う奴にロクなのいねぇ。って親父が言ってた」
 じたばたが止まった。
 その足もとに見つけた物。
「そのまま動かないで」
 彼女の足もと……クローバーの四つ葉がある。
 オレは引き抜こうとして、躊躇した。ここまで色々と彼女の行動予想外である。さればここで抜き取ってあげるよと言えば普通は喜ぶが。
「そーっと。四つ葉のクローバー」
「うそっ!」
 その時彼女が発した声は、爆発にも似た瞬発力と大きさを備え、流れを跨ぐコンクリートの橋の下で反響した。
 誰かが聞けば女の子の悲鳴と勘違いされるかも。オレは慌てて周囲を見、その心配が無いことを確認した。
 確認して見下ろすと彼女は……誇張じゃ無いぞ、カエルみたいな姿勢で手足折り曲げ、這い蹲って四つ葉をしげしげ。
「初めて見た!」
「まぁそういう人多いだろうね」
「高台君は?」
「ここに来るの夜だから意識したことはないよ」
「夜?」
 彼女はカエルの姿勢で首だけ持ち上げて訊いてきた。
「ああ、天体望遠鏡ひろげに」
 買ってきた雑誌の後ろの方、天文台の学長の連載記事。今月の星空見所と星座の逸話を見せる。
 彼女は少しの間目を走らせ。 
「赤道儀とかセットできるわけ?極軸合わせとか出来るわけ?追尾しちゃうわけ?」
「そりゃ、まぁ」
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(つづく)

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【恋の小話】星の生まれる場所(13)

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 後は彼女の感性の問題。どれがいい?と訊いたら与謝野晶子に取り付いた。否、取り憑いた。
 僕は僕で立ち上がって自分自身の本を探しに行った。品質改善だのQC活動だの。ちなみにQCというのは……野暮だ、説明しない。高いから買わずに借りてる、とだけ書いておく。
 選んで戻ると、どこを読んだか半べそで引き続き熱中。借り出すわけにも又貸しするわけにも行かないので、隣に座って品質改善。
 双方幾度かトイレに立ったりした後、
 彼女が一首指さしながらパソコンに書く。
“これ”
 斎藤茂吉、のど赤き……
 ムネアカツバメの説明が必要かと思ったら、そうじゃなかった。
“短歌って遠回しの表現が多いって思ってたんですけどこれ違いますね。死、ってダイレクトに書いてある”
“そういう点ではなるほど珍しいかもね。比喩って奴ね”
“なんだろ、死にたもう、死んだって言葉がすごい強い”
“何で直接、死んだ、と書いたんだと思う?”
 が、そこで蛍の光。閉館時刻が迫って参りました。
「え?何時ですか?」
「4時だよ」
「やばいバイト」
「早よ行き。後はやっとくから」
「すいません」
 彼女は図書館にあるまじきドタバタぶりでその場から走り出した。
 パソコン筆談に残った言葉。
“何か胸の中でもわもわする”
 それは、読みあさった作品たちが、自分の経験や心情と混交を始めたと言うことであろう。
 そこまでのプロセスがこの筆談である。僕はそのまま保存した。
 メールが飛んで来たのはその晩10時。
“もわもわするんだけど言葉が出てこない。言葉を表す言葉が見つからない”
 言葉にしたいがうまく行かずイライラしているらしい。
 が、ここで僕が思い出したのは、再び星が生まれるプロセス。それこそ、ガスが充分に凝縮しないと、星として光り出さない。
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(つづく)

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【恋の小話】星の川辺で-5-

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「お、おう。元気な姿が見られたとかタウン誌にあったな」
「よかった。生き延びた妙(たえ)なる命よあるがまま」
 彼女は五七五で言うと、先の短冊の封を切り、ポケットから筆ペンを出して、以上二句一首を書き留めた。
「スマホ欲しいなぁ」
 筆ペン戻して一言。まぁ、アレに書いて保存するのが手っ取り早い。
「でも中学生じゃムリだろな」
「ごめんね付き合わせたみたいで」
「別に。面白いし」
「ホントに?」
 くるり振り向き、両手パチンと鳴らして、彼女は訊いてきた。
「ああ」
 頷くが覗き込まれたまま。
 理由を述べよってか。
「君多分、目に付いたもので思いついたこと話してるだろ。だから話題がぽんぽん飛ぶ。そこが面白い」
「すご~い。判っちゃった。テレパシーみたい」
 見てりゃ判るって。
 で、気が付けばもう元の向きに顔を戻し、しゃがみ込んで流れや岸辺を眺めている。何か探しているようにも見える。ちなみに遊歩道はシロツメクサ……クローバーが一杯。
 そこに女の子が座り込んでるのは絵になるのだが、そのはずなのだが。
“うんこ座り”なのだ。ある意味女の子っぽいの極地なのだが女の子っぽさ皆無とも言える。
 と。分析していて気付く。オレどうしてこの娘の一挙手一投足追いかけ、心理分析なんか試みてるんだろう。
「えっち!」
 突然振り返って指摘される。
「な、なんだよ」
「お尻見てたでしょ」
 無茶苦茶。ただ、見てたのは確かだ。尻じゃないが。
「胸と尻ばかり見てると思った?」
 反射的に言ったのはそんなこと。
 すると彼女はふっと真剣なまなざしを見せ、こっちを向いて立ち上がった。
 しゃがんでいたのでシワの寄ったスカート、緩んだスカーフ。されどセーラー服。
 幼いが、美少女ってわけではないが要は地味。
 三つ編みも単に“面倒くさい”から。そんな気がする。
 すっぴん、なのだ。
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(つづく)

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【恋の小話】星の生まれる場所(12)

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 ノートパソコンを起動、ワープロ画面で筆談。キータッチは静かにコソコソ。
 まず感想を聞いて質疑応答形式。解釈の仕方、言葉の意味、君なら同じ場面をどんな言葉で表現する?この歌に続きがあるとすれば?この恋人があなただとすれば何と返す?
 以下はセリフ形だが口にしたわけではない。
“え、でもこれ男性の気持ちになって返せってことですか?”
“百合だったら?”
 彼女は目をぱちくり。
 古今東西老若男女与謝野晶子ファンの皆さんごめんなさい。
“何て読むの?”
 そっちかい。
「ゆり、レズっ子」
 声に出したら果たしてその場に居合わせた数名の視線集中。
 が、彼女は気付いてない様子。どころか道を説く君頷いて。
“分かる気がする。憧れが恋に変わるような、相手が同性か異性かどうでも良くなっちゃうような。で、その気になってしまって後になってから『駄目だよこんなこと』やることやっといて何言うか”
 おいおい。が、まぁ同じ言葉でも幾らでも意味は広がること知ってもらえれば良し。
 与謝野晶子さんごめんなさい。
 幾らか短歌を見た後、智恵子抄。
“短歌じゃないですよね”
“智恵子の言葉は智恵子が感じたままの言葉。シンプルの集合”
 高村智恵子が心患っていた話は説明要るまい。本当の空の解釈は格好のテストネタ。
 しかし。
“これ東京の空は公害で汚れてるというと書けばマルもらえるんだ”
“私もそうしました”
“でもねぇ、東北地方って寒いでしょ?だから雲が出来る位置が低いんだ。そこに気付いて智恵子が呟いたんだとしたら話が変わってくる”
“雲が近い”
“いいフレーズ出たじゃんか”
 彼女は僕の顔を見た。
 スマホを取り出しフリックフリック。
 図書館で携帯ポチポチなんかいい印象ではないが、スリスリなら音は出ない。
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(つづく)

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【恋の小話】星の川辺で-4-

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 彼女の発言と重なったがオレは構わず自分の声を押し通した。
「すとれんじ……」
「あぶのーまるじゃないってこと。ちょっとアレな人と言うよりちょっとレアな人」
「レアな人か!」
 満面の笑みで言うことかそれ。
「レアな人友達自体がレアアイテム」
 彼女は続け、それが五七五であることに気付く。
「字余り」
「ばれたか」
 学区境界の川に到着。堤防下、流れの脇まで遊歩道になっている。
 彼女は公園に到着した幼稚園児の唐突さで堤防をそこまで駆け下りた。
 飛行機の真似して両手広げてブーンというのを誰しも一度はやったと思うが、ほぼその状態に等しい。三つ編みでセーラー服が翻る。
「ここサンショウウオいるんだよね」
 で、振り返ってそう言う。確かにそうだが脈絡もなければ、そもそもオレが聞いてること前提の発言。普通そう話振られてそれなりの反応返せる人間おらん。
 とはいうものの、オレ自身は確かに彼女を追って堤防を降りているわけだが。
「特別天然記念物だよ。触っただけで文化財保護法違反だよ。そんなのがここにいるんだよ。不思議だよね」
 中学生の女の子のセリフじゃない。そもそも1メートルからの両生類。女の子はキャーキャー言って逃げそうなもんだが。
「見たことあるの?」
「ないよ。だから想像力が膨らむんだ」
「“赤毛のアン”みたいなやっちゃな」
「それ外れ。あたしアンみたいにお喋りじゃないし」
 男には充分マシンガントークだが。
「どこにいる動く天然記念物触らないから姿を見せてよ」
 三十一文字。
「それね、それこそこの雑誌のレポート見る限り、大雨で流されてきたんじゃないかって話。上流の元の生息地に返されてるよ」
「なんだつまんない」
 彼女はまず言い。
「でも良かった。ね」
 振り返って小首を傾げ、同意を求める。
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(つづく)

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【恋の小話】星の生まれる場所(11)

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「そういえば……」
 こっちの素性を喋る番。工場の製造ラインで不良が作られないか確認するのが仕事。そろそろ独身寮を追い出されるので住処と食い物どうしようか。
「独身……」
「だよ。おっさんくさいだろ?」
「いいえ若く見えます。彼女さんとか」
「ありがとさん。彼女いてこの状況見られたら修羅場だぜ」
 すると急に意識したのか彼女は真っ赤になった。
「ファン1号ということで」
 彼女が言葉に詰まる前に先んじてそう言った。ぶっちゃけそう言うには乏しいが事実上応援者なのは確かだ。
「あ、はい、ありがとうございます」
 自分の方が少し早足らしいので、ゆっくり目に歩いて行く。
 図書館のチェックイン。カードをかざしてゲートを通る。同行者は書類を書かされる。
「あの……」
 オイデオイデされて覗き込むと“入館者との関係”。どう書こうかというところか。
「友人、で良くね?」
「あ、そうですね。はい」
 閲覧のみですと念を押されて古典のフロアは2階。車いすのおばあさんがいたのでエレベータで一緒にご案内。
「あら、お父さんと図書館?」
 ウィッグに紫のメッシュが入ったおばあさんは首をひねって彼女に訊いた。
「あ、いえ……」
「な?オッサンくさく見えるって言ったろ?彼女は歌手のタマゴなんですよ。で、相談役と言うことで」
「あら、歌手なの?どんなの歌ってらっしゃるの?」
「えと、聞いてる人が夢や希望が持てたらいいなって」
「そう。素敵だわ。頑張ってね」
 ちーん、着床。
 これもまた彼女の本音だと僕は思った。
 日常生活や単純な愛だ恋だをだらだら並べる歌が流行りだしてどのくらい経つだろう。
 時代劇を探しにというおばあさんと別れ、目指したのは俳句短歌。
「座って」
 閲覧席に座らせて心当たりを幾らか持ってくる。現代仮名遣いの口語体で、渋いの。
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(つづく)

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