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【妖精エウリーの小さなお話】けだもののそんげん-09-

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 その呪文はテレポーテーション能力と書けば説明は簡単です。
 実際には次元を跳躍するのですが、科学的にどうこうという説明は書けないので横に置きます。
 湖の傍らです。足下には7匹の犬猫たち。
 彼らは一見して成犬・猫の肉体を持っているように見えますが、それは魂本来の状態を反映してそう見えているだけ。
 以下人語で書きます。
「ここは」
「天国。でもあなたたちが本来戻る所じゃなくて、フェアリーランド」
 高原地帯、と書ける風景です。一面の草むら。湖があって、向こう岸にギリシャ神殿様式の城が佇んでいます。実際標高は高く、雲がその草むら表面すれすれを滑って行きます。空気は概して冷涼。
「遊びたいかも知れないけれど少し待って。会ってもらって、状況を説明して欲しい方がいらっしゃる」
 目指したのはそのお城。中に女神様がおいでです。名をガイア。
 Gaia。言わずと知れた地球自体の精霊。
 天使さん達は人間さんの指導・後見が任務です。比して地球という生態系全体の庇護者がガイア様です。
 テレポーテーション。
 城の入り口、列柱ホールの片隅窓口に声を掛けます。
「重要な用件だとはガイア様も既にご認識です」
 若い彼女は答えて頷きました。私たち妖精、中でもニンフ族は、人間さん同様に19歳位まで成長し、以後そのままの姿で千年、となります。その点で私は19歳より210年ほどが経過。比して彼女は本当の新入りさんでリアル17歳とか。
 許可が出たのでホールに遊ぶ子達を集めて奥へ向かいます。複雑な回廊を歩き、奥まった空間。
 謁見室。
 四角四面の大理石の空間で、しかし窓も照明も無いのにほんのりと明るくなっています。普段ガイア様はアストラルボディ(霊体)で降臨されるので、姿が見えて会話は出来てもそれまで、なのですが。
 

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