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2013年12月25日 (水)

【妖精エウリーの小さなお話】けだもののそんげん-11-

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 普段はひたすらに温和で優美で。
 しかし、その言葉から発せられた峻厳さは、人間さんが“自然の猛威”と受け取る感覚そのもの。
 青天の霹靂。
「あなたの念動力を解放します。応じた権限を与えます。あなたは、あなたの意志のままに力と権限を行使し、全てをつまびらかになさい。心ある人々の目に触れさせなさい。翼の方々には私から伝えておきます」
 込められた言外のメッセージが一つ。人間に見られても構わない。
 私たちは基本的に人間さんとのコミュニケーションを許可されていません。これは人間さんが“妖精の存在を認めない”としていて、これを覆す権限が私たちにないからです。
 だからこんなことをを聞いたことがあるはずです“妖精が見えたと思った瞬間見えなくなった”。これは、そうした制約に伴うものですし、応じた超常の能力を私たちは与えられています。されど、私が象徴的ですが、翅の有無以外は基本人間さんと同じ外見。これは、往時同じ空間に暮らしていた裏返し。実際、ギリシャ神話にもありますが、ニンフの仲間には人間さんと夫婦になった者もいます。
 でも、この場合は違うでしょう。
 構わずなすべきことをせよ。
「承知いたしました」
「任せます。最後に確認と連絡です。まず確認です。人工構造物を相手にします。あれは持っていますね?」
「はい」
 あれ。それは妖精にあるまじき、とある機械です。追って使うことになるでしょうからその時に紹介します。
「なら結構です。連絡はこちらです」
 ガイア様は言い、映像付きのイメージが送られてきました。
 地上でさっきの動物たちがそのまま待っている。
「これは」
「彼らに事象を伝えました。そうしたら、あなたを手伝いたいと」
 つまり、動物たちと協力し、事実を白日の下に。
「判りました」
 私は答えました。
 

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