作者言伝

水曜枠について

8月5日スタート、隔週更新

妖精エウリーの小さなお話「デジタル」を予定します。

とりま以上

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「理絵子の夜話」次回について

「理絵子の夜話」は個人運営のホームページ(!)華やかなりしころに書きためた物で、順次ブログ版に解き放っております。「書いた順序」「シリーズ中の時間経過順」それぞれあるんですが、まぁメチャクチャになりましたwでもまぁ、どこから読んでも構わないので、適当に2020年代に応じたアレンジを付けつつ引き続き放流します。

・「知ってしまったかも知れない」

原稿用紙20枚程度の短編。6月20日スタート。毎週土曜日正午更新。

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【理絵子の夜話】圏外 -あとがき-

理絵子の納涼物語。これが第3弾となるわけですが。
読んでお判りの方もおいでと思いますが、今回は異色の経過を辿りました。すなわちどう見てもコメディであり、ホラーの要素が表に出ないのです。
セオリー通りの展開なら、部員の誰かが禁を破り、「彼女」たちが、悲しい存在として現れ、となったでしょう。でも、部員の誰一人としてそんな行動は取らなかった。
一体どうなるのかと作者自身心配したわけですが、そこに物語を書かせる何者かの意図を感じ、そのまま進めました。前半の宿にたどり着くまでの過程も、本来なら省略して構わないのですが、必要性を感じてそのまま書きました。その結果「取り憑かれた」ようになり、会社の休み時間、そして家で、のべつ書いてました。
書き終わって思うに、ハッキリとしていると思いますが“命をもてあそび死を楽しむ”という、とんでもない傾向が世間に蔓延していると思い知らされることになりました。ホラーというのはエンタテインメントであり、テーマ性を持たせる必要はないし、意図してそうしたつもりもないのですが、それがテーマだったと書いて間違いではないと思います。そうすると、冗談を言い合い、下ネタや死を使わない古典的な笑いである“落語”を劇中作に持ってきた彼女たちの姿勢に、現代の“楽しみの対象”に対する強い問題提起を感じるわけです。
大抵、理絵子の話は放っておいても(あらすじや設定をわざわざ構築しなくても)勝手に進んで行くので、物語自体に魂があるのでは…と常々感じるのですが、今回に関しては「恐怖」を介して「笑い」を批判し、その「空恐ろしさ」について「どうよ」と投げてきたものと言って良く、作者ながら脱帽というところです。加えて、細かい伏線や仕掛けがちょこちょこ入っていることは、わざわざ説明する必要もありますまい。
シリーズ物は全体を概観すると総じて何かを言ってくるスタイルを取ってくると見られます。次シーズンの概要も見えており、今回とは逆に心底怖い物になるらしい旨示唆を受けています。
“超常の力を備える”それは与えられた人生が普通ではないことを意味し、すなわち大きな使命を持っていると言っていいでしょう。占い師が跋扈し、奇異な宗教がはびこり、科学的に明らかに疑義ある有象無象を頭から信じ込む人が後を絶たない時代です。このシリーズの総体が何を見せようとしているのかまだ茫洋としていますが、少なくとも、この時代が続く限り、彼女の話を私は書かされるでしょう。
恐怖を幸せに変える娘。彼女との付き合いは、当分、続きそうです。
2005/08/13 朱泥の陶都にて。

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【理絵子の夜話】圏外 -57・補遺-

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以上で物語を了とする。なお最後に、今回、理絵子が封印の石板を動かしたことによって見つかった、“書”の内容を現代仮名遣いにて記しておく。

この書の開かるるは、全てのことの終わりの時なり。
その時の来たるは、雷(いかずち)の轟きにて知らしめん。
光持つ者の遣わされたるを見る。光は星なり。絆にて結ばるる、畢星(ひつのほし)と昴星(すばるぼし)。
かくもけたたましき星の見知らぬ。
白き光の瞬き(またたき)と、切り取る音と。雷の道を導かん。
巨きな(おおきな)印、小さき手にて大きく動き。
星と星との邂逅(かいこう)を得ん。
通じぬもの通じ、しかし封じるもの封じるを得ず。
(不動明王真言)
この書開かるるまで、禊祓(みそぎはらえ)の儀、途切れる事無かれ。
凛として。
天正拾四年壱月

作者註
1.畢星
ひつのほし、ひつほしとも。おうし座の首星アルデバランのこと。記紀での書き方
2.昴星
すばるぼし、すばる。おうし座プレアデス星団。秋から冬にかけ、まず、アルデバランが昇り、次いでプレアデスが昇ってくる。このため、アルデバランがプレアデスを先導する者とする伝説もある。肉眼では5~6の星が見えるが、ギリシャ神話では7人姉妹である。
3.天正14年
「理科年表」によると、天正13年末に中部地方を震源とする大きな地震が記録されている。話中の山津波はこの地震によると見られる。
4.その他
この「書」では、密教の真言と神事の継続が併記されているが、これは、大和時代以降の神仏合習に起因すると見られる。
5.おことわり
この物語はフィクションです。類似の事象伝説が存在しても本編とは関係ありません。

「圏外」/終

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体裁崩れについて

かなりの数のページでココログの改修に伴う体裁崩れが発生し、非常に読みづらくなっているのを確認しました。

「行変え」が「段落変え」になっているのが主要因で、対策としてはネチネチ段落替えタグを消して行くしかありません。

順次やって行きますが時間掛かります。えらいすんません。

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さーて来週の「理絵子の夜話」は?

……壊れよんかワシは。

「令和最初の土曜日」より「圏外」をお送りします。彼女が所属する文芸部の合宿での話です。なお、今回から1回あたり1000文字表示でお送りします。

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3月からの水曜0時

「謎行きバス」終わりましては久々の「魔法少女レムリアシリーズ」

転入生担当係(但し、魔法使い)

を始めます。但し、まだ本体が未完なので、2週間に一度くらいのペースになるかと。まぁ、ゆっくりやらせてちょーす。3月6日開始。

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2019年の予定

今年もよろしくお願いします。

この小説ブログは出来たモン恬淡と載せて行くだけなので、暦の区切りはほぼ意味を持たないのですが、それもまぁ機械的に過ぎるので人間の作業によることをアピール。

「謎行きバス」はもう少しで完結。その後は未定。水曜更新は童話か小話枠。「出張所」の名の通り「本家」があって携帯向けのブログ版、という位置づけですが、本家をニフティの「個人向けホームページサービスの見直し」に合わせて蒸発させたのでこっちオンリーの状態。

土曜日はしばらく理絵子で引っ張ります。国際運動大会が終わっても多分やってると思う。

レムリアは書いてますが、主たる「執筆時間」である会社の昼休みに寝てるパターンが多いので遅々として進んでいません。載せるとしても2週間おきとかそんなペース「転入生担当係(但し、魔法使い)」中編という所。

そんな感じで。

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あとがき~アルゴ号の挑戦~

「前に、前に」書き終えての率直な感想である。何が起こるか知識として知っておき、可能な範囲で予知、必ず出来る直前警報、そしてすぐに避難。これらをすべからく強制的に通知する手段。
「起こってから」一つ一つに対処するのは膨大な時間を失うのである。3分早く知るだけで100人1000人の命が救える。比して事後72時間で救える命は余りに少ない。
東北地方太平洋沖地震では、情報自体はどんどん更新され、流されていたが、現地でそれを受け取る手段が無かった。停電によりテレビは見られず、携帯電話は電波が輻輳。「津波の高さ10メートル以上」これを現地で知り得た人がどれだけいたか。知り得なかったから、あれだけの人命が失われたのである。21世紀になって、先進国日本で、自然災害で2万とか何事ぞ。
実はこれを書いている時点で、ネットで見かける気になる書き込みに以下のようなものがある。明日の天気は?えー降ってきた聞いてないよ。
んなもん、今これを読んでいる多くの人が「調べておけば出て来るし、リアルタイムの情報取得も可能だ」と思うであろう。が、それは多数派ではないのである。「自分で調べる」がアクションアイテムとしてそもそも存在しない人も多いのだ。ネットで人づてに訊く行為は滑稽に映るが、そうした人はネットがコミュニケーション手段でしかないのである。ここに「強制的に押し込む」必要性が発生する。
ただ。
現状、その手段は防災行政無線、携帯電話のエリアメール、程度である。よしんばそれらで危機を知っても「その後どう動くか」プランが何も用意されていない人の何と多いことよ。況んやネットで人に訊くレベルの人が如何なものか、推して知るべしであろう。
さておき、話中で幾つか現在の技術で可能な減災システムの提案を行った。衛星からの一斉送信であり、端末の移動を追跡しての避難方向指示である。また、現況把握にも衛星を用いた。「準天頂衛星」である。詳しい説明は省くが、赤道面に対し斜めに軌道を配することで、日本の真上に衛星を通すことが出来る(気象衛星「ひまわり」は赤道の上空にいる)。これを使った所在把握サービス、緊急警報サービスが実際考えられている。また、本作では“空飛ぶ船”が出てくるが、これを飛行船に置き換えると、上空からの把握と指示、無線中継等はそのまま実用に供せられることに気づくであろう。そう、現実離れした内容では無いと考えている。
ただ、ただ再び。
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例えばこれは仙台空港である。滑走路上から海は見えず、ここが津波に覆われたなど想像しがたいであろう。携帯の位置情報から逃げろと情報飛ばしても、受ける側がそれに対応してアクションしないと何の意味も無いのである。出先の地形と避難所を常に把握することは困難であるから、位置情報に応じてナビゲーションが起動する位は必要と考えるが、その指示に従うかの最終判断は情報を受けた個々人である。「言われた通りにしなさい」という教育が必要で、その根拠として震災で起こった事実の周知が欠かせない。
あれだけの大災害をたかがネットのファンタジー物語に取り込むことを不謹慎と思われる向きもあろうが、その能力を持っても「単位時間当たりに救助できる人数」がいかほどのものかはイメージできたのではあるまいか。本作の趣旨はそこにある。そして、予防保全として、「何が起こるか」知ることと「取るべき行動」を知ることが実際に必要なことである。そこが喚起できれば本作の目的は達する。但し、失われた御霊に報いるのは、「次」に同じことが起こらないという事実を達成できた時点となる。それは南海トラフかも知れない、三陸沖アウターライズかも知れない。富士山の噴火かも知れない。
日本は1944/46年の南海トラフ以降、真に巨大な地震に対峙することなく過ごし、応じた危機意識の不足は否めないであろう。
その不足を補う時間はあまり多く残されてはいない。南海トラフの典型、宝永地震から300年が経過した。
 

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「天使性」~天使のアルバイト・あとがき~

●あとがきの冒頭の能書き
 
1999年のクリスマス商戦。
東京駅八重洲口・大丸デパートでは、その販売促進ポスターに、きたのじゅんこさんの「遠い音色」という絵画作品を使っていました。要するに天使の絵なのですが、天使が売り上げアップに一役買ってるというわけで、「天使のアルバイト」と私個人は呼んだわけです。
「天使のアルバイト」
そのフレーズは即座に「本当に天使がアルバイトすることになったら?」という発想に結びつきました。
物語インスピレーションの到来です。すぐさま冒頭のシーンとストーリーの断片が幾つかイメージとして浮かび、制作に着手しました。こうして生まれたのが本作品「天使のアルバイト」(そのまんまやんか)です。当初流れのままにストーリーを追いかけ、とりあえず完結を見ましたが、スカスカで密度が薄い印象があり、いつか充実させたいと考えながら5年が経過、そこでようやく再度のインスピレーションを受けて手を入れ、科学的知見の最新化などを行い最終バージョンとしています。
 
●天使性
 
天使には神のそばに使え、神に近しい姿をするものもあれば、人に近似のものもあり、更には堕天使もいます。このことは少なくも、彼らが“人間型生命体”の仲間であり、しかし光と闇の狭間に存在している、とは共通項として書けるでしょう。すなわち人間にも同様の光と闇の揺らぎが存在し、それは否定するものではないことを示唆します。人は己の邪悪さに気づくと自己嫌悪を抱くことが、まま、ありますが、天使達の存在はその邪悪性を逃げる必要も、嫌う必要も、ないのだ、と教えてくれます。「ある」からあるのだし、「必要」だからあるのです。もし、邪悪さのかけらもない人間型生命体があるならば、その「人」は多分「人間くささ」もかけらもないことでしょう。そして、そんな人に守護する天使は必要ない。
あなたはあなたを見守る天使が、いた方が良いですか?それとも、必要ないですか?
 

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