あう子その後・LISMOを試す
W43H au by KDDI
機能テストを徐々に手を広げて行っているが、この週末はミュージック機能を調査した。
誤解のないよう書いておくと、このキカイで聞ける音楽はダウンロードだけ、ではない。電話と共にソフトが同梱され、これを使ってCDからPC経由で放り込んで使うことも出来るのだ。なので、ちょっと試してみようというわけ。
比較対象は「Hi-MD」である。こいつは普通のMDではなくマニア向け仕様。ディスクも専用で、棚に山積みではなく、店員に頼んで恭しく出してもらう。しかも録音モードは16bitリニアPCM。要するにCDクオリテのまんまコピーしたもの。オーディオ機器ではなく、PC経由でデータとして転送した。
コピー後の容量を比較する限り、あうの圧縮率は1/4。その結果や如何に!?
・カーオーディオにて
別記カロxのAUX入力から放り込んでやる。なお、中でAD変換して処理される。
第1印象。テラショボス(´・ω・`)
音が薄い。狭い、やせている、がさつ。…とにかく好意的な印象は持てない。
圧縮率1/4以上に様々な情報がスポイルされ、聞いていてみじめだ。それでもシステム側がなけなしの情報を精一杯出してくれているおかげで、音楽としての体はまぁ、なしている。
「電話に音楽入ってるけどクルマで鳴らしてもらっていい?」
「どうぞ」
ってなもんですね。エクストラであって、積極的に音楽ソースとして捉える気はないです。
・ヘッドホンステレオとして
別記ヘッドホン、CM700Tiをつないで聴いてみる。
これはひどかった。ペタショボスだ。Hi-MD比較どころじゃない。出汁を取り忘れた素うどんだ。この手のインナーイヤーは元より低音など出やしないので、音のスピード、解像力を重視して選んでいる。f特的には高域方向が伸びる形になるのだが。
何せ情報量が欠落しているから、その特性が裏目に出るのだ。ヴォーカル帯域のみでチャラチャラ音が出ているだけで非常に落ち着きが悪い。曇りガラスを通して見ているようなボケボケ感、高域方向の音のなさは欲求不満もいいとこで、2分と聞いていられなかった。使えたもんじゃない。悪いがDD9でアナログカセット聴いていた方がマシ。
「想定外に時間が出来てしまった。そういや電話に何曲か入れてあったな。しょうがねぇからそれ聴いて待つか」
ってなもんである。しかも「大好きな曲だから鳴ってさえいれば質は問わない」位のモノじゃないとダメだろう。好きだからこそ大切に聴きたいという思想ならNGだ。
・評点
5点。100点満点で5点。某「はいび」ならネコが座ってる。0点じゃなくて5点なのは、ケータイでそれなりの曲数貯蔵して聴けるようにした、専用のソフトまで用意して添付した、事に対する努力賞。心意気は買うが、ある程度質が伴わないとダメです。
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