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2007年2月 9日 (金)

不健全ですが何か【1】

子供が生まれるには夫婦二人が最低限必要である、つまり、一人生まれるには二人必要。従って、夫婦と同数の二人の人口を維持するには、ひとつの夫婦が二人以上の子供を産む必要がある。

だからそう考えるべきであるし、産みなさい。 

ジェンダーに理解があるとして名高いかの大臣がのたまった「真意」は、とどのつまりこういう事になる。要は「理論」「数学」。ダンナ、大学で対消滅対生成反応のゼミでも取ってましたかい? 

じゃぁ理論で行こうか。理論で命を語るのに端的な表現は「ベストオブザベストうぃずゲットあラッキーチャンス」だ。

人間でやってみようか。

まず卵子。実は卵子の元になっている「卵原細胞」は、赤ちゃんとして成長する過程で、卵巣の中に同時に作り込まれる。つまり、女の子は、生まれた時点ですでに、卵巣の中に卵原細胞を持っている。

その数100万。700万という学者もいる。そう。お判りの通り、この時点ですでに、「排卵すらされない」卵子が存在していることになる。

そして思春期になると、順番に成熟し、月のリズムで送り出される。この順番は神様が決めるが、当然の話、成熟する能力を持った細胞しか出てこられない。まずここにラッキーとベスト選定が存在する。

送り出された卵子は、卵管の中を動きながら、精子が来るのを待つ。与えられた時間は、

24時間。

卵原細胞として分裂し、何十年も待って、チャンスはそれだけ。卵子単独の話はここまで。

次精子。こちらはむしろ思春期になってから作られ始める。大本の細胞(精原幹細胞)から、多細胞生命の基本、「分裂」によって増える。

ここにショッキングな現実が一つある。

卵子は最初から全部あるが、精子は限られたオリジナルからのコピーなのだ。すなわち、例えば放射線を浴びるなどして、その限られたオリジナルが傷ついたり、或いは、オリジナルのコピー能力が必要レベル以下となると、その後のコピーにはエラー情報が混じったり、コピーそのものが不可能になったりする。つまり卵子の場合と違い「代わり」が求められないのである。この点で実は男の方がリスク高かったりするのだ。これが精子に関する第1のラッキーとベスト選定である。

戻ろう。生まれた精子は1週間は元気である。その間に機会を得て旅に出る。その旅の課程、受け入れられるのはたった1つという部分は、島の姫様を男が泳いでとか、様々なたとえ話で語られるので略する。1億~3億の精子がここで「1」になる。ラッキーとベストの真骨頂である。

それが、期限の24時間で行われたとしよう。卵子との接触に成功し、保護膜を破って中に入ることに成功し、しっぽを切って頭だけで内部に入ることに成功し…全部絶対成功は約束されていない…卵子の核に到達し、減数分裂の相互の遺伝子が出会うことに成功すると、無事受精となる。ここが生命へのスタートラインである。そして第一歩を踏み出した受精卵は、分裂を繰り返しながら卵管の中を漂い、子宮へ向かう。と書くと単純だが、その全てが試練である。そもそも子宮へ送られるか、卵割(細胞分裂)が始まるか、卵割が進むか、子宮内の着床可能な場所に降りられるか、着床するか。

卵割から大まかな部位形成に移行するか、…以降は生々しいので略するが、育ち、生まれ出ずるまでの全てが、そこから先の絶対が保証されていない試練なのである。え?怖くなってきたって?それ普通の心理。よう生まれて来られたねぇアンタ。しかも太古は、これに「生まれた後、まともにものが食えるか」という試練が一生、つきまとったのだ。 

選ばれて選ばれて選ばれて選ばれて… 

そして生まれてきたのが、他ならないこれ読んでるアナタ。ええ、生まれるということは、選び抜かれたエリート中のエリートであって、歓迎と祝福の裡にあって当然のことなだ。

機械だの二人以上だの、簡単に言ってくれるよ。

(つづく)

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