つれづれ書き
朝。
出社してパソ開いて受信したメールはカチョから。
「教えてください」
ん?
「ドキッとするのが事故に繋がるヤツ、何て言うんだっけ。判れば詳しく」
さぁこれでカチョの言わんとすることと、何を答えればよいか判る方はどれだけおみえだろうか。
ハインリッヒの法則
1件の重大事故の背景には、29件のインシデントと300件のヒヤリハット(ヒヤリとすること、ハッとすること、どっちも「わっ!危ねぇ!」な出来事を指す)がある。
詳しくというので知る限りを思い出して書いておいた。これは損保会社の技師だったハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが、5000件の労働災害例から導き出した経験則。また、労働災害の98%は未然に防止が可能で、これとハインリッヒ則をくっつけ、ヒヤリ・ハットがないように、「~かも知れない」という能力を磨く「KY(危険予知)活動」を生み出す元となった。
何でそんな背景までしっかり把握しているかというと理由がある。今の工場、「安全巡視」が本質を忘れた見てくれ重視の歯抜けなのだ。良くあると思うが、書類が直角置きじゃないの、菓子の食いかけの箱が置いてあるだの、全然関係のないことをギャーギャーうるせ~のである。オマケに率先してギャーギャー言う当人はポケットに手を突っ込んで工場内うろつき回っていると来やがら(当たり前だが作業服に前ポケットはない。畢竟、後ろポケットに手を突っ込んで歩くことになり、その見てくれみっともないことこの上ない)。ちなみに先のブログで喫煙者だからと落胆したその人物である。いつか逆襲してやろうと理論武装しておいたわけ。ちなみに逆襲のチャンスはあっさり訪れた。実験室に、試験中の製品が発火した場合に備え、消火シート(箱からヒモ引いてバッと引っ張り出して火元にかぶせる)があるのだが、これの取り付けがやっつけで、ヒモを引こうとしても配電盤が邪魔で引けないのだ。で、写メって「巡視の目は節穴か」とメール飛ばしてやったのである。
…総務部長までコピペで飛ばされて大騒ぎになったのだが。
昼前
庶務ギャルに頼まれて怪しいコンシェルジュが暗躍したのは前に書いたと思うが、その後どうなったのか訊いてみた。
「取れたよ」
まずはOK。
「JR東海ツアーズのおねえちゃん『私判ってるわよ』みたいな顔してやってくれた」
ほ~!
「でも帰りの分はホテル担当から来たばかりのおじさんでさ、『こんな取り方あるんですね、勉強になりました』って頭下げられちゃった」
まぁわざわざ「のぞみ」から「ひかりレールスター」に乗り換えるって発想はせんわな。
午後
困った部品メーカとの定期連絡会。
「まだ壊れてますが前より減ってます」
だ~か~ら。まだ壊れるって事は、原因究明が正しくないか足りないってことでしょ。
ちなみに品質問題の責任者は交代とか。交代後の責任者は大手メーカで品質担当。
「○○××?」
「理路整然蕩蕩」
打てば響くとはこのことか。
要領を得ない回答に終始し、不安ばかりが募ったこのメーカとのやりとりだが、今後は多少、改善が見られそうだ。
夕刻
目が痛いので5時で引き上げる。今年から隣の職場に来ている庶務ギャルと一緒になる。
超美形のメガネっ娘である。話す機会はそう無いが、1週から2週単位で髪型を変えるので、
「良く変えるよね」
「イメチェン好きなんです」
「そう?ちょっと楽しみだったり」
「♪」
時代ゆえに言葉を選びますこういうのも。
帰宅して妻が一言。
「しその葉にヨトウムシ」
ヨトウムシ。漢字で書くと夜盗虫。夜行性で食欲旺盛なガの幼虫である。一般にイモムシは匂いのきつい葉っぱには付かないが、こやつは特別である。シソはもちろんハーブ系の葉っぱ、匂いの面で最右翼のミントですら食ってしまう。蚊を寄せ付けないとされるモスキートショッカーも丸坊主では役に立たぬ。
「結構退治したんだけど」
いやいや夕刻から出てくるのがヨトウムシ。懐中電灯片手に娘とニラメッコ。
枝のフリして知らん顔して貼り付いていてもダメ。ひょい、ぽい。
葉っぱのフチにいても判るんだよ。ひょい、ぽい。
根っこのところは最初に探しますオレは。ひょい、ぽい。
「おとうちゃんいた~」
はいはい。ひょい、ぽい。
10匹は処理したかね。後でもう一度見なくちゃ。
深夜。
「アースノーマット」の液が無くなった。とっくに薬局は閉まってる。
「コンビニにあるかな?」
「行って見りゃわかるしょ」
edy1枚持ってブラブラ出かける。財布持ち出すより安全上有利。外は田んぼに水が入ってカエルゲロゲロ。いい案配だ。
液は店入ってすぐにあった。
じゃらり~ん。←決済音
ブラブラ帰る。しかしサービスエリアで「おやき」買ったり、CD買ったり、蚊取り液買ったり。大活躍だなうちのポケモンedyは。
大分の地震が気になる。
« だるいや | トップページ | …いいのかそれで »
« だるいや | トップページ | …いいのかそれで »
コメント