産婦人科の診察券を持つ男
不妊症・不育症で診察検査を受けない「男」は結構多いとか。
「欠陥はあんたじゃ」と言われるのが怖いのだろうか。受精卵の性質上、遺伝子起因の場合確率は50:50なんだが。最も自分の場合、既成事実があるので、「それはねーだろ」と予想が付いているから抵抗がないとも言えるが。
てなわけで今日は休暇。妻に代わって娘を幼稚園に送り届ける。
朝からハイテンションの子ども達と、のんびりマイペースの園ネコ・タマコの対比が面白い。娘は一瞬も振り返らず一散に駆けて行く。
帰宅して妻と出る。妻自身は本日用なしである。産婦人科に男一人では心細かろうし、わざわざ意図と妻の名を口にするのはめんどくさかろうという配慮。
地下鉄に乗って市大病院到着。リニューアル工事中で診察関係のあれやこれやは極力電子化。
「初診です」
「診察券を作りますのでここに書いて番号札もってお待ち下さい」
住所とか氏名とか。診察科目は「産科婦人科」。
呼ばれて…まずは保険証見せるだけ。
「産婦人科ですか?紹介状は?」
妻が説明。
「…診察券作りますのでお待ち下さい」
待ち人は4人か。窓口では昔日のおねーさんがモニタ見ながらカチャカチャ。すぐだな。
30分(おい)。
ようやくお呼び。コレ持って産婦人科の待合いへ。
なぁ、4人分の情報入力するのになんでそんなに?
シンドラーのエスカレータに乗って3階へ。手すりベルトとステップの上昇速度違いすぎですぜ。
さてどのくらい待つかなと取り出したのはヲタ本。妻はDS。
読む。
読みふける。
眠くなる。
ウトウトする。
目が覚める。
2時間。
プラズマディスプレイに番号が出て診察室前の待合いへ。
そこで15分。
診察室へ。
美人女医。
「今日奥様も診察ですか?」
「いえ妻は男一人の産婦人科を不憫に思って付いてきてくれましてヨヨヨ」
「(笑)」
ヨッシャつかんだ(だからこういう人笑わすの好きなんだってば)。
んで?えーっと、妻の診察段階で「量」「運動能力」には問題ないねって話で、遺伝子調べるんだよな。
どーやるんだろ?
「採血します。コレ持って採血ルームへ」
電子カルテに書いて保存、お、おしまい?
「結果は奥様の方にお話しして今後の治療方向をご説明しますので」
オレ用なし。
注射器1本分の血を抜く。抜いたら絆創膏貼っておしまい。受付に戻り、診察券を精算機に突っ込んで8500円
会社休んで。
電車に乗って。
30分掛けて診察券作って。
2時間待たされて。
血抜くだけ。
8500円。
もう来なくていい。
磁気ストライプの立派な診察券。
(・・)
院内スタバ(つーてもスタバはスタバであって何か特別なことは何もない)で飯食って帰った。
(・・)
夏は近いね。
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