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2007年7月13日 (金)

格差

ヤな言葉だね。
先日のニュースで報じられたのは。
結婚間近と報じられる女性俳優が億単位の装飾品を身につけていましたという話と。
生活保護に関する役所との行き違いから男性が「餓死」した話。
…。
「餓死」とか「貧困」とか、豊かで「美しい国」のニュースにされる言葉かい?
で、この手のネタはいつも二分した極論がぶつかり合う。行政や周囲の怠慢だって話と、本人の自助努力が不足だって話。でも恐らくは、その双方の及ばぬエアポケットが、この状況を生んでいるんだろうと思う。すなわち、「不足」と「それ以上要求するのは無体」との隙間。

「ワーキングプア」という言葉がある。幾ら働いても貧困から抜け出せない。経費以下の賃金しか貰えない。特に、家賃に達しないというのが大きな壁だ。非定住=住所がない、だと、そういう賃金レベルの仕事しかないので、壁を乗り越えることが原理的に不可能なのである。同じような制限が年齢や性別、学歴に存在する。「競争社会だから」と言ってしまえばそれまでだが、うんそうだねとあっさり頷けない。じゃそれで「死ぬ」にまで至っていいのか。それ仕方ないと言い切っていいのか。なんだこのモヤモヤは。

このモヤモヤをこねくりまわして気付いたことが3つある。「餓死者」を出すなんざ先進国を標榜している国として、世界に対して非常に恥ずかしいと言うこと。こうした格差に弾かれた人々の末路が「死」に至るという想像力の欠如。そして、そもそも「死」に対する捉え方が軽はずみだから、「死ぬ」という最終状態が解に出てこないという実態。

当たり前だが生物が「種」として存在し続けるには、あるレベルの数を維持する必要がある。だから群れるのである。人間もそうして群れ、糧を獲得する手段を確立してきた。農業なんか集団の力あってこそのものだ。でも今はどうだろう。オレがオレが…だまし、出し抜き、のし上がる。群れとベクトルが逆ではないのか。

死んでも知るか、は、地球生物の根本原理…「生きる」ことの本質を、人類が忘れかけている証明に他ならないのではないか。

今これを読んでいる方で「明日、自分が生きているかどうか」を心配されている向きはないと思う。夜闇に紛れてサーベルタイガーが闊歩した狩猟採集の時代ではない。食い物はあるし食われる心配もしなくていい。人間は生きていて当たり前なのである。この結果、元々食物確保・子孫繁栄のために遺伝子が獲得していた「欲望充足」という機能は、娯楽や贅沢がもたらす快楽追求へと、その姿を変えていった。格差の壁の向こうで、「勝ち組」を自認している向きが、得た金銭を何に投じているか、書くまでもあるまい。他ならぬウチのタタミの上の鉄道は、その典型だ。

生物の必要としなくなった機能器官は退化して行く。
「生きる」機能を失った生物は、果たしてどうなるのだろうか。
ね、乳飲み子ほったらかしで飯食いに行った代議士センセ?

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