う~い
かったる。
10時頃もそもそ起き上がって遅い朝食。
掃除したらもうお昼。買い物に行ったら疲れっちゃってヒルネ。
夕食は味噌おでん。20℃行かない陽気ならこういう鍋物の出番。
ほくほく食べて風呂。
ぼけ~っとローカル線の列車でも走らせるかねぇ。
転売屋さん、はよブツ送ってけろ~。
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かったる。
10時頃もそもそ起き上がって遅い朝食。
掃除したらもうお昼。買い物に行ったら疲れっちゃってヒルネ。
夕食は味噌おでん。20℃行かない陽気ならこういう鍋物の出番。
ほくほく食べて風呂。
ぼけ~っとローカル線の列車でも走らせるかねぇ。
転売屋さん、はよブツ送ってけろ~。
グラフは、名古屋地方気象台の気温データを、9月28日午前1時から、同29日宵の口までプロットしたものである。30度超から24時間で16~17度まで一気に下がっている。これはこの間に夏から一気に秋に変わったことを意味する。
こういう現象をゾーンシフトという。
夏から秋への移り変わりというと、段々涼しくなっていって…という印象があるが、実際には、こうした極めて短期間での移行というパターンも結構多い。
で、こうしたシフトを食らうとテキメンに影響を受けるのが実は人体である。「17度」というと、冬に慣れた身体には暖かだが、夏モードにとっては「肌寒い」と言う方が相応しい。ましてや前日まで間違いなく夏だったのだ。湯冷めや寝冷えを誘発し、これをトリガに体調を崩す。
にしても気温が略半分は中でも極端な方である。躊躇なく妻子には長袖を指定。得てしてこういうのは大げさ、と思うくらいで丁度いいのだ。
タイトルがタイトルだけに、このページのアクセスだけドカーンと増えるんだろうけど。
それで萌え萌えして来た人間の99.975%が、次の1行で萎えて帰る、と。
「作業者教育を徹底します」
部品メーカとひんしつ会議。
と、部品担当専任氏が。
「いっつもそれですね。それで良くなればいいんですけど数字が物語ってますからね。御社がそーゆー体質だってこと自体が問題じゃないんですかね」
…ごめん、オレそーゆー固ゆで(ハードボイルド、と言いたい)な物言いできねぇ。
「(企業秘密)な工夫とかしてみたら如何ですか?」
「はぁ、含めて考えさせて下さい」
「では何時までに何をするかの回答日を…」
誰が何時までに何をするか、その結果どうなったか。
求められるのはそればかり。は~あ。
さて5時で退社。ナゴヤの中心部へ向かうため自宅と逆方向の電車に乗る。
なんだこのファッション雑誌から抜け出してきたようなケバくて若い女の集団は(註:女子大生の集合体)。
に、混じって、どこかで聞いたようなハイテンションな幼女の声。
もしや…ビンゴ。
「フッフッフ」←どんなんだ
「あ、お父さんだ」←普通に反応してる←既に毒されている
「お父さんだよ」
「ドコ行くの?」
「秘密」
妻と娘と、同じバレエ教室に通う女の子とそのお母さん。
夕刻よりバレエ教室の教官が演じる舞台を見に行く由。踊りだけで表現された「ロミ・ジュリ」なんか、幼稚園児が面白がって見るとは と ー て ー 思えないのだが、何せ演者が演者なので半強制に近いのだ。丁度同じ電車になったわけ。
「ばいばい~」
駅で別れる。
さて本論。元よりウチの娘さん、入浴時にオレの身体にある古傷
…水疱瘡の痕とか、ホクロ、乳首(毛まみれ)、などを、「ボタン」と称して指で押す。押されたオレはロボットのマネとか声色変えたりなどして笑わせる、というのが好きなのだが。
最近やたらめったら押したがる「スペシャル・ボタン」がござる。
我が股ぐらの男子本懐。
そらま挙動や触感が面白いのかも知れないが。
「わたしないの?」
「ないよ。おティンティンは男の子だけに付いてるの」
「えーっ!そうなの~!?」
知らんのかい。クラスに一人ぐらい露出主義が居そうなもんだが←なぜすぐ思い当たる
「幼稚園で男の子のおティンティン見たこと無いの?」
「○くんが×ちゃんにティンティン見せてた」
おるやんけ←納得すな
説明。元々人体はどっちになってもいいように(※1)タマゴから成長し、男のオッパイは名残としてただそこにあるだけで用をなさない(※2)。お前のオッパイも10年すればおかあちゃんと一緒。
「え~おっきくなるの?」
「そう。で、男の人はオッパイ大きくならないかわりにおティンティンがあるの」
…が大きくなるの、と言い間違えてはならない。
「ふ~ん」
実際の10年後には出来ない会話。
さて妻からカエルコールが来たのは9時半である。半強制イベントとはいえ、幼稚園児を9時過ぎまでってのはいかがな物か。
『娘二人ともぐったり』
さよけ。ちなみに一緒に行った方のお母さんは赤ちゃん同伴。
駅までクルマを出す。疲れ切った幼女が2名。全員乗ったところでカロッツェリアXフルODRシステム起動。
♪1.2.3.4.プリキュア ファイブ!
幼女揃ってハイテンション。二人で合唱。
「良かった。元気になった」
それ計算してこの皿突っ込んで来ましたんで。
3ウェイスピーカーをバイアンプで鳴らしながら、夜の街を駆け抜ける。
♪めたもるふぉ~ぜ~
はいはい。
※1基本女性が男性に化けるのが真実だが、それ言うとややこしくなる
※2システムそのものは作り込まれてコンパクト化されているだけ。なのでエストロゲン投与すると「復古」する
「シンプロン・オリエント・エクスプレス」
1,2等のみ。ブーローニュ=イスタンブール間毎日運転。
ロンドン________14:00
イギリス→フランス
カレー_________17:33
パリ(着)_______21:17
パリ(発)_______22:20
フランス→スイス
ヴァローベ(着)____05:25
ヴァローベ(発)____05:45
ローザンヌ_______06:26
ブリーグ________08:35
スイス→イタリア
ミラノ_________12:13
ヴェニス________16:00
トリエステ_______18:22
イタリア→ユーゴスラビア(旧)
ポストイナ(着)____19:55
ポストイナ(発)____20:15
ヴィンコヴァツィ(着)_04:34
ヴィンコヴァツィ(発)_04:49
ベオグラード(着)___07:18
ベオグラード(発)___07:45
ニーシュ________11:33
ディミトロフグラード__13:30
ユーゴスラビア(旧)→ブルガリア
ソフィア________16:28
スピレングラード(着)_22:57
スピレングラード(発)_23:10
イスタンブール_____07:20
時刻は世界時。1939年。
ちなみにイスタンブールで渡船接続する「タウルス急行」の時刻も少しあって、その行き先にはハイダパシャとかアンカラとかトリポリ、テヘラン、バグダッドとか。
その時代にこのスケールの列車ネットワークを築いたという事実に驚愕です。
さて昨日の調査結果、妻に言ったら
「あっはっは」
してやったりというか思い知ったかというか(註:信じ合う夫婦のやりとりである)。
日本でこの手の話は民間伝承でとどまっている。ソースとして確たる物というと柳田国男になってしまう。ただ、彼が書いているくらいだから、そこここに伝えられている事象、となる。むしろ、ネット時代になって、誰かが書き込んでオレもウチも、というのが最近の状況。
じゃぁってんで英語でぐぐってみたら結構出てきた。そのためのカウンセリング・コミュニティーもあるとか。ただ、「あることは判っている」というレベルでとどまっている上、中にあったアドバイス文は日本じゃ認めて貰えない。「職場で寝なさい」そら無茶だ。
とりあえずは精神科が糸口になろう。最もらしい説明はそっちの範疇だからだ。
・フェロモン
・心配に伴う心身相関現象
・状態変化に対する身体のストレス反応
英文中にはSympathyなんて文言もあり、心理学飛び越して超心理学なのかもしれない。
ちなみ念のため会社の庶務ギャル(20歳240ヶ月超)にも訊いてみた。
「そんなんあるん?ウチのダンナにはないよ」
一通り状況を話すと。
「それでげっそり痩せてん?」
あまりにもオレが痩せてるんで驚いたそうな。
稀有で謎だが話のリアル化には充分使えるとか企んでることは言うまでもない。
しかししんどいわこれ。
ぎぼぢわ゛る゛い゛。
昨日のブログが手抜きなのもそれ。食欲がない。のべつ胃の上がムカムカしている。吐き気を伴うが吐くわけじゃない。油っこい物は勘弁。
なんだこれは。
それもあって会社サボリ。
「金曜日の件聞きたかったんだが」
悪いなカチョさんよ。アンタと議論しようという精神状態じゃねい。
そんなわけで娘の幼稚園の迎えはオレが出向く。藤棚の下で待っていたらハラビロカマキリがいたので捕まえておく(この辺から一般的でなくなる)。
「あっ!カマキリだ」
「あっほんとだ~」
子供らに囲まれる。子供らが手を出すので、カマキリは逃げてオレの身体を徘徊する。
「背中にいるよ」
「あ、こっち来た」
「頭に行った~」
「○ちゃんに見せる~」
「呼んでくるから待ってて~」
人使いが荒いな最近の幼稚園児は。
身重なカマキリなので、たいがいで解放してやると、藤棚の高いところへ消えた。
さて娘さんは他の子達と砂遊び。
「帰ろうよ」
「あそぶの」
さよけ。
ヒマなので園ネコのタマコと戯れる。
「しっかしお前も、こないなのに毎日もみくちゃされて、よう居着いとるなぁ」
「にゃぁ」
さよけ。ちなみに指先のニオイを嗅がせてやり、お返しに首の下を撫でてやるのがオレ流(本来エウリーの流儀だってのはここだけの内緒だ)のネコ向け挨拶だが、それやるとぺろぺろ舐めてくれるんだこいつ。
いやあのね、だからネコの舌ってのはあんたが思ってる以上にザラザラなんだよ。
とかやってたら、砂遊びに興じていた評判の「わるがき」君一名、唐突にこちらにやってきた。
「たまこ~」
お前さん、その砂だらけの手でネコ撫でるの?
両手をネコの背中にドン。
むんず。それ撫でるとちゃう。
ズリスリ。
!!。
「ばいばい~」
当然、タマコは背中をブルブルッと震わす。
ネ コ で 手 を 拭 く な !
聞きしにまさるとか、百聞は何とやらとか、いやはや。
帰宅。今夜は中秋の名月である。
でも気持ち悪い。食欲無い。何なのこれ。あ、月がいがんでんのは月齢がまだ14だから。
おえ~と思いつつ、ぐぐりまくったら「っぽいもの」が見つかった。日本では民間伝承の域を出ないが、統計的には「ある」と言い切ることが出来、アメリカの医療機関から、半分ふざけているが詳しい文章が見つかった。
ふーん、ふーん。なるほど。全部当てはまるな。いいや、来週精神科で訊いてみよう。
「そうなった夫は、ジンジャー・ティーでも入れて落ち着くことです」
オレの場合身体がやたら炭酸を欲しがるんだがね。
で、妥協点がこれ。
きっついなこれ。
でもこの症候群どうやってカチョに説明すんだ?
しかし虎さんぐたぐたでんな。口直し。
月光の美しき青きプリマドンナ
恒例のバッタ逃がしに河原まで。
水辺を行く風確かに軽い。
日差しは強いが秋がちょっぴり。
今回バッタは皆放つ。
近所の空き地が丸坊主。
エサの葉っぱが取れないの。
気がかりなのはオス1名。
羽化したメスにすぐ乗るアイツ。
ペットは飼い主何とやら。
翅がちぎれてうまく飛べない。
生涯飼う気でいたけれど。
試してみたら3メートル。
他のは100は行くけどさ。
それだけ飛べれば生きのびる。
オスの仕事も果たしたし。
2匹に対して果たしたし。
オトナに成り立てメス相手。
野生は良…いやなんでもない。
夜更けが段々早くなる。
窓を開ければ虫の声。
今宵の月は雲の奥。
明後日中秋見えるかな。
しかしどうして七五調。
修理場の人とカチョが会話。
うわ~なんか深刻そうな話。
「オレサマさんよぉ」
オレかよ。
「ちょっと悪いんだけどさぁ」
じゃぁ頼むなよ。なんだよ。
「実はなぁ…」
そのなんだ、こう「がつ~ん」とぶつかる現象の後「びよよ~ん」て振動することがありますわな。
どうもそういう状況に合わせた設計になってない部品が、そういう使い方をされる客先キカイに組み込まれ、1年で2回、修理するハメになったらしい。ただ、壊れた場所と中身はそれぞれ違う。
「ちょっとその手の部署行ってさぁ、その条件だと壊れますって加速試験を行う条件ちょっと聞いてきてくんねぇかな」
ちょっと待て。
材料力学に覚えのある方はお判りと思いますが、「がつ~ん・びよよ~ん」の加速の前に、「がつ~ん」に「びよよ~ん」と同じ周波数成分が含まれていないか見てやる必要がある。つまり、「がつ~ん」1発の描く波形が、「びよよ~ん」の描く波形と同じ形をしていやしませんかという話。一致するならそれは「共振」といい、加速試験…長時間かかる試験を条件変更で短時間で済ませ、その代替とすること…のやり方が変わってくる。もちろん、2回で壊れた場所が違うので、ホントにそれが原因か?というそもそも論がある。
「ちょっと」聞いてくるような話じゃねぇぞ。
「ちょっと頼むよ。来週金曜に最終回答って客先に言ってあるんだ」
はぁ?
いつも思うんだが。
な ん で 当 た り を 付 け る 前 に 「 出 来 ま す 」 っ て 約 束 し ち ゃ う ん だ よ 。
コドモかあんたら。
「今のうちアポ取って午後イチでもちょっと、よろしくな」
あんたコトの複雑さ理解してねえだろ。まぁ生粋の回路技術者だからしょうがねんだろけど。
どっちにせよ機械工学系出自はオレしか課にはいないのでどうにもしょうがない。「その手の部署」に電話。
「かくかくしかじかなんですが相談に乗っていただけませんか?お忙しいとこ申し訳ないですが」
ちなみに「ちょっと」とは言ってない。ウソツキにはなりたくないので。
『…はあ、お待ちしてます』
得心行かない様子。さもありなん。
浮かない昼飯を食ってレムリアと遊んで午後イチ、修理場の人と、壊れたその部品、客先の状態やこれまでの想定に基づいて集めた資料などかき集め、訪れる。
「どうも」
「どうもどうもすいませんいきなり」
30分。
「これ…容易じゃないっすよ」
予想通り。ちなみに、2回の故障はメカニズムが違う。2度目は「がつ~ん・びよよ~ん」では生じない。
「部品メーカで作る時無茶したのが追って客先で出たんですよ」
問題はその後の話。客先で取得したデータでは理論と整合が取れない上、再現試験で取得したデータは、客先と条件が違う。
「特殊な製品なんで、客先と同じもの用意しようと思ったら1から作らなきゃならない」
「まず共振食らってるかどうか調べたいですよね」
結局3時間。終わったの4時。ホレ見ろ、「ちょっと」な代物なわけない。
「じゃ、そゆことで」
問題はその後。概要・結論・今後の動きを簡潔にまとめてカチョに報告しなくちゃならない。
結論には小理屈を付けなくちゃならない。
ゴーッ←脳内コンピュータ血流供給中。
5時。まぁ、こんなもんだろ。
カチョにメー…。
“帰宅”
あんたなぁ。
で。一段落してため息一つ。この件ですっ飛ばされていたオレ本来の仕事…翌週の定例会議のデータ処理にようやく着手。
みんな帰ってしまい、同様に「ちょっとまとめておいて」のメモのせいで、上に出す報告書と悪戦苦闘の隣席専任氏と二人っきり。ちょっと、と言えば軽く聞こえる。コーカツ。オトナだね、アンタ。
はーあ、阪神負けてるし、ロクなことねーな本当にもう。あ、10月人事で悲しき専任氏は出向かい。まぁ…今の職場ではちょっとね。
エクセルエクセルエクセル。ヤフースポーツエクセルエクセルエクセル。
「やっと終わった」
「こっちも終わった」
オフィスのロックをして退場。バーロー。今何時だと思ってんだ。
「時にオレサマさん」
「はいな」
「来週頭…唐突にいなくなるかもしれんので」
「というと?」
「妻が予定日。代理で出ていただく会議があるかも」
「ああ、そゆことならいいよ」
満月だし頃合いでしょ。3人目の由。
男二人、出産談義しながら駅までブラブラ。めでてーから全部許す。
でもね。
今回故障のお客さんにそもそも論。バックラッシナンボのギヤ何枚噛ましてるか知りませんが、そんな負荷で「ぴったり止めたい」なら、1周2048カウントなんか使わないでくれる?
と、ちょっと言いたい。
※この記事は圧縮メディアにブツブツ愚痴を垂れているのであって、登場機種の音質評価参考にはなりません
精神科。
自動ドアが開いて。
「オレサマさんこんにちは~」
(ぼそっと)「リタリン処方してください」
「は?」
「うそです」
「…あっは…ゲホ…びっくり…えほえほ…あははは」
んなむせるほどウケへんでも。
でも今日のネタは全然違う。
ケンウッド、アコースティックサウンドシステムの高音質モデル「Kseries」を発売
限りなく原音に近い再生音を実現する当社独自の高音質化技術「Supreme EX」を搭載し、
さらに進化を遂げた高音質モデル「Kseries」を新発売
CD-R/RWに記録された多彩な圧縮音楽データの高音質再生にも対応
株式会社ケンウッド(社長:塩畑 一男、本社:東京都八王子市)は、好評のアコースティックサウンドシステム「Kseries(Kシリーズ)」の新製品、CDレシーバー「R-K711-N/B」とスピーカーシステム「LS-K711」を10月上旬より発売いたします。
品 名 型 番 希望小売価格(本体価格) 発売時期
CDレシーバー R-K711-N/B(N:ゴールド/B:ブラック) 54,600円(52,000円) 10月上旬
スピーカーシステム LS-K711 23,100円(22,000円) 10月上旬
*希望小売価格はすべて消費税込みの価格です。
<企画背景と製品の概要>
クラス最高レベルの高音質再生を実現したアコースティックサウンドシステム「Kseries」は、2004年12月の発売以来、オーディオに精通した団塊世代および団塊Jr.世代に代表される「音質にこだわる」ユーザー層を中心に、高い評価をいただいてきました。
最新のデジタル技術と当社が長年培ってきたアナログ音質技術のノウハウを結集することで、CDの再生音を原音に限りなく近づけることをめざしてきた「Kseries」。
今回発売する新モデルでは、当社独自の高音質化技術「Supreme EX」を搭載することで、その原音再生性能を進化させ、CDの一層の高音質再生を実現しました。また、近年のD.A.P.の急激な普及に伴って大きく変化したユーザーのリスニングスタイルや音楽データ再生にも対応。「Supreme EX」をCD-R/RWに記録されたMP3やWMA、AACといった圧縮音楽データの再生時にも機能させることで、録音時に記録されなかった高音域を補間し、限りなく原音に近い高音質再生を可能にしました。
そして、再生中の音源を判別し、「音楽CDモード」と「音楽ファイルモード」を自動で切り替えることで、音源に合わせた最適な高音質再生を実現しています。
★オレその団塊ジュニアで音質に自分なりの観点持って一言居士でこだわってシステム構築してるけどさ。
90年代だっけ、やっぱりケンウッドが作ってたミニコンサイズの「K’s」は悪くないと思った。コンパクトサイズの本格派。既に一通り揃ってたから改めて買いたい、ってことはなかったけどさ。
で、そのオレが沈黙しか感じなかったのが「MD」というメディア。すなわち圧縮オーディオ。
デルタPCM(差分量子化)という手法は圧縮として確かにあった。ただそれは元の音楽信号の変化を追跡してるという点で、音楽信号自体に手を加えた訳じゃなかった。周波数制限はあるけど、元に戻るものだった。
でも、ソニーがMDに載せてきたATRACという圧縮法は違った。
「大音量のオーケストラで小さな音の楽器が聞き取れないように、人間の耳の特性に合わせ、聞こえない音をカットすることでデータを圧縮する」
つまり「聞こえるわけないだろう」と 決 め つ け て 音量ごとにある帯域のあるレベル以下の音を切り捨てたのだ。データ化する前に切っているのでどうやっても元には戻らない。
聞いて愕然とした。
こもった、そして素っ気も色気も味気もない音。
ある周波数から上がスコーンと無い。情報が足りない。
これはハイファイじゃない。それが結論だった。案の定、他のオーディオコンポと体裁を統一した「MDデッキ」が発売されたが、ほんの数年でリリースされなくなった。「歌の内容が判ればよい」程度の代物でしかなかったのだ。
だから通勤用ポータブルオーディオはDATで引っ張った。ただの1度だけ発売されたポータブル再生専用機WMD-DT1。単3電池4本でドライブする録再機TCD-D7を修理補償期間満了ギリギリまで使った。
そしてようやく21世紀になり、MDに圧縮せず音を記録する高位バージョンが現れた。Hi-MD(はいえむでぃ)である。やっとDATに引退を命じる時期が来たと感じた。しかし、このHi-MD。その辺の電器屋には無いかも知れぬ。なぜならその時既に、iPodが産声を上げていたからだ。圧縮して半導体メモリやハードディスクに書く。「たくさん曲が入りますよ」それがウリ。
でもそれだけがウリ。パソから移す。その利便性が加わっただけに過ぎない。
ケンウッドさん、我々はカットされた音がどうやっても元に戻らないことを知っている。そして我々はそもそも録音時に圧縮モード、メディアを使わない。その我々が貴社のそうした広告文句をまともに受け取るとお思いか。
「大きく変化したユーザーのリスニングスタイル」と言うけど、圧縮は圧縮の音させておけばいいのでは?そういうライトユーザーに「所詮こんな物よ」とハッキリと認識させてこそ「音質」が何たるかの第一歩ではあるまいか。聞きづらさを補完するならさておき、無理くりに作って質に言及するのはどうかと思うが。
「オレサマさ~ん」
処方箋が出た。
「840円です」
「…あれ?リタリンは」
「あっはっは」
2度言うとは思わなかったようだ。つーか、反応良すぎ。
不眠で悩んでるのにナルコレプシーのクスリもらうわけがない。
その1・497!497!
「windowsNT系カーネル497日問題」
この「仁義無ききんたまウイルス」と同じくらい日本語的に破綻し、なんだか猛烈な毒電波を脳に受けるコトバの意味するところは次の通りである。
・windows2000/同NT/同XPのパソコンを、497日以上電源入れっぱなしにしておくと何にも操作できなくなる。
何をどうすると「497日」などというマヤの暗号みたいな数値になるのかって話なんだが、そのためには「HAL」って奴の解説をしなくちゃなんない。これがまたどこかの宇宙船に載ってる人工知能と同じ名前でますます怪しいんだが。
HAL
Hardware Abstract Layer(HAL)は、ハードウェアを抽象概念化するソフトウェアの実装で、主にOSのカーネルをハードウェア毎に異なる差異から隠蔽させる事を目的とする。(WiKiより)
抽象概念化で隠蔽…ホントに暗号である。解読してみよう(笑)
コンピュータは機種ごとに電子回路の構成や使っている部品が異なる。そうした差違でアプリケーション(ワープロとか、皆さんがこれを見ているインターネット閲覧ソフトとか、そもそもwindows自身とか)が動いたり動かなかったりでは困るので、どんな回路でも動くよう、windowsなどと電子回路との間を取り持つために組み込まれた、命令変換セットの集合体。
そのなんだ。オーディオ機器なんて「CDを聞く」という行為に対して、「何をどう操作すればよいか」の儀式順序がメーカや機種によって違いますわね。そこにマニアなオッサンがひとりいると、「CD聞きたいからやって」と頼めば、適切に操作してCD鳴らしてくれます。あなた(windowsやワープロ)は、パソコンの機種(オーディオ機器の操作順序)によらず、CDを聞くことが出来るわけです。この「マニアックなオッサン」に相当するのがHALです。そしてwindows自身にHALが組み込まれています。
で。
コンピュータというのは、データの集合体をやりとりして動いています。バケツリレーみたいなものです(バケツの中にデータが入っている)。やってみると判りますが、バケツリレーというのは、受ける、動かす、次へ渡す(ここは「サカイ・安い・仕事キッチリ」のリズムで読むとぐぅ)が参加者全員で揃ってないとうまく行きません。
この場合、リレーの先頭にいるオッサンが、リズム良くバケツを出してくれるとうまく行きます。コンピュータでリレーの先頭をやっているのが「クロック」(まんま時計の意)です。「クロック」は、windows内蔵のHALでは「カウンター」で作っています。「いーち、にー、さーん」と数えることで、先頭の代わりをしてます。その間隔は10ミリ秒(0.01秒)です。具体的には、「1です」「2です」「3です」という信号を出しています。
で
このカウンターが4,294,967,295までしか数えられないのです。これはコンピュータの中で扱えるバケツのサイズが一定で、4,294,967,295で一杯になるため、それ以上数えられるように作られていないためです。加えて「バケツが一杯になった時はこうしなさい」という命令も入っていません。
なので、どうしていいか判らず、バケツ送りが止まってしまう。→コンピュータが何も反応しなくなる、のです。
4,294,967,295×0.01÷60÷60÷24=497.10…です。
このカウンターは、電源をオフすると0に戻ります。ですので「パソコンの電源入れたら497日以内に一度電源オフ/再起動する」ことで回避できる話ですので、一般家庭ではまず問題ありません。1年以上パソつけっぱなしの方いないでしょ?でも企業では24時間365日データ処理に忙しいってなパソもあるので問題になっているのです。にしてもカウンタがオーバフローしたらどうするか考えてないって…しかもそもそもカウンタでクロック作ってるってアンタ…。
その2・ご主人様はオレだぞ
セキュリティの関係で半年ごとにログインパスワードの変更をしている会社パソ。
要求が来たので変更
「完了しました」表示
安心して帰宅、翌朝起動すると
「パスワードを入力して下さい」
はう?
入れると動くし、ネットで日経とか見られるが、アウトルックがメールを読みに行かない。
「パスワードを入力して下さい」
はい?
入れるが今度は「ちがいます」
なんぢゃそら。
一旦オフして再起動、ログイン。
「パスワードが違います」
起動も出来なくなりました。
なんだこりゃ。
仕方なく工場内の情報管理庁の担当(♀)へ電話。
「かくかくしかじか」
「たま~にあるんですよね。うまく書き換わらないみたいです。こっちでパスワードチャラにしますので新しく入れ直して下さい」
実行し、成功。再度電話して報告。
「ああそうですか、よかった」
「なんでですかね。普段マイクロソフトの悪口ばかり言ってるから反逆されたんですかね」
「(笑)個々のパソコンの書き換えと、サーバ側の書き換えにタイムラグが生じて内容が食い違うので、ロックされるらしいです」
なんだよそれ。
えー解説するとですね。机上パソの変更が、メールなどを扱う工場の集中制御コンピュータにうまく伝わらなかったか、伝達にタイムラグが生じたため、机上パソと集中制御コンピュータが認識しているパスワードに食い違いが出来るわけですな。すると「おい設定と違うぞ」ということで、セキュリティが動作してパソいじれなくなる、と。
頑固オヤジが聞き間違いを頑として認めないようなもんか。
…どんなコンピュータだよ。
「それってやっぱり『原因はマイクロソフトだから』って理解でいいですね」
「(笑)そ、そうですね」
やっぱりそれが結論か(ヲイ)。
朝のせとでんは4分間隔。
オレ的には駅前の踏切で一本前を見送って、がデフォ。
今日も踏切が鳴り出し…。
ダッシュ。渡ってしまおうというのではない。時々散歩姿を見かける歩行ハンディのある男性が、渡り切れそうにもないのだ。
当たり前だが鉄ヲタの頭の中には「保安システム」一式も体系網羅されている。
ここで使わずドコで使う?
本来この手のネタは自慢げに語ることではないが、以下参考のために記しておく。
オレが駆け寄った時、遮断機は完全に閉まり、しかし男性は普段電車の通らない留置線までは達していた。
とりあえず事故の危険はない。
電車は駅でドアを開いて乗降中。
「大丈夫です」
男性に一声かけて遮断棒を持ち上げる。この時点で駅ナカの踏切(駅員がボタン操作)担当の駅員が気付いてすっ飛んできた。
男性を通し、駅員が電車に片手を上げて安全を連絡。電車は発車していった。
とはいえ幾つかの偶然がこの裏にはある。
まず、この駅は全ての電車が止まる。このため、発車前の電車は直接制することが出来る。
到着してくる列車も、駅近くに急カーブがあり、電車の速度は高くない。
また、何より男性は電車の通らない場所までは行き着けていた。
で、ない場合は?
こういう物がある。赤ランプが点滅している虎シマの柱か、その近辺に必ず付いている。
コイツを押すと、踏切異常を示す信号が点灯した上で、「緊急停止信号」が放出される。近隣およそ1キロの電車で非常ブレーキが自動的に作動する。電車は法令で、非常ブレーキ作動後600m以内で停止する能力を持たされているので(新幹線は除く)、遮断機が下りた直後くらいであれば、確実に安全は確保される。なお、電車の非常ブレーキは速度がゼロにならないと解除できない仕組みになっている。
ちなみに、駅にはこんな物がある。
動作は同じである。いつもの駅、いつもの踏切、是非、位置を覚えておいていただき、「あっ!」の時に活用いただきたい。正当な理由があれば、作動で安全が守られたならば、鉄道会社は文句は言わない。
…にしても今日の例で怖いと思ったのが、身体にハンディのある方、お年寄りが転んでしまった。或いは車いすの脱輪。
ピンチの状態で誰も通りかからない。もちろん、踏切自体、そういう事態に備えたセンサーが付いてはいるが、万能ではない。
携帯電話に近隣の駅の番号を放り込んでおき、踏切には固有の名前や番号があるので、それを伝えて「動けなくなりました」とする方法はあるだろう。役所や福祉団体を介して、鉄道会社と取り決めておくとなお良い。
防犯ブザーの如くボタン一発で緊急停止信号が出る(電車自体にはそれに相当する装置を積んでいる)のが理想ではあるが。法令もあるから難しかろう。
え?軌道短絡?それはもっと難易度が高いのではないか?
までの書き間違い?ちゃうちゃう。今日からフロッピ。
背景はこんなお達し。
「うーえすびーどらいぶせつぞくするべからず」
無論、ジョーホーローエーを恐れての措置。
規則で縛るのは管理できてない証拠だとどこかのサイトのコラムで読んだ気がするが、まさか首脳陣が「仁義なきキンタマウィルスで」とか言いながら頭下げるわけにもいかんだろう。
で、問題はオイラ。「精神の正常性を保持するために現実逃避が幼少時より必須であり、現状昼休み小説書くことによってこの代替としています。内容の都合上家パソに保存する必要があり、使用許可願いたく」なんて特異にも程がありすぎ。会社全体で見てもどうかってなもんだろう。もちろん、正面切って産業医にマジでアスペルガー傾向があるのでとか一筆…ムリムリ。
かといってメールで毎度飛ばすのもねぇ。トップサーバでログ切られてるし、「GRB」なんて既に500kBあるし。毎日そんなもの添付で飛ばしてたらか確実に目を付けられるし、書いた分だけ飛ばすにしても毎日は…推敲どうすんの。
うーえすびーがつかえねぇ。
…。
今のところ当館で最長の作品は「…同乗記」で、500枚600kB。
!うーえすびーじゃなきゃいーんじゃん(本当か)。
フロッピー復活!
そのかわり家パソにフロッピーを追加しなくちゃならない。
新しいやら古いやら。ぶぶー、ごっごっごっごっごっぶぶーぶーぶーぶー。
インバータの電車取り上げられてツリカケの電車入れた、みたいな(ヲタ専門のアナロジーです)
布団から起動不可能。どうも睡眠安定剤の効き目が強すぎるらしい。今夜から半分に切って飲もう。
妻が傍ら。
「斜向かいのおばさんと11時にインド料理店へ行く約束してきたけど…」
敬老の日である。斜向かいのご夫婦も孫持つ身だが、何やらゴタゴタがあるそう。そこで、娘を孫同様に可愛がってもらってるお礼を兼ねて、そっち方面から何の予定も誘いもなければ、と思った次第。結果がそういうこと。
おばさんのクルマで出る。11時からランチタイムなんだが、到着すると、もう間もなく満席かってな有様。座敷(!)があるので上がり込む。
「おいしいのよ~」
おばさん御用達の店。妻子は先に一度来ており、確かに旨いとの由。
ランチセットはカレーと酢漬け、ヨーグルトを使った付け合わせ、炭水化物はナンとライスからチョイス可能。
ナンが旨いと聞いているので迷わずそっち。カレーに入る肉はチキンかマトン。言うまでもないがインドで牛や豚を食うのは正反対の意味合いで御法度なので念のため。
チキンを選択。
7分くらいで来たカネ。
どーん(ナンだけ)。
735円という値段に最初ボリューム面で危惧があったのだが、これなら充分、ってか、儲け出るのか?と気になるほど。
結論は予は満足。娘も子供用甘口をぺろっと食べた。帰宅時には待ち客があった。そらぁ、このボリュームと値段ならコストパフォーマンス抜群過ぎるわ。ムリして潰れないことを祈る。
さて帰宅後向かったのはauショップ。「誰でも割」という要するに基本料金半額サービスを受けに行こうという物。しかしスゲーネーミングだな。わざわざネーミングせずとも「半額にしました!」と言えばいいような。ただこれは「2年間裏切りません」という条件付きなので「契約」が必要になるわけ。
店に着く。自動ドアうぃ~ん。
「いらっしゃいませ~」
おねえさんにっこり。これがどこもだと見向きもしねぇ。
ちなみにその斜向かいのおばさんは最近どこものワンセグに変えたそうだが。
「い~のよ、接客が。店員が揃って立ち上がってこちらへどーぞって」
何を今さら。前も書いたが10年ユーザのメカヲタクが一切躊躇なく裏切ったという事実をどこもは重く受け止めて欲しい物だ。
戻って。
店は客無し。プラズマで流していた「トムとジェリー」に娘はかじりつく。
カウンターに座って。
「今日はどういった…」
「誰でも割についてauさんから電話もらいまして。こんなヤツでも適用可能なのかとノコノコ来ました」
「…(笑)かしこまりました。お電話番号頂戴できますか?」
笑い取れればこっちのもの(だから何が目的なんだ)事務手続き15分で終了。
「ありがとうございました。こちらをお持ち下さい」
「新機種交換時提示下さればお値引きいたします」
有効期限夏の終わりってアンタ何そのアバウト。誰がどう定義するの。
そしたら。
「あっ。その夏は来年夏でも有効ですから」
ぎゃはは!
笑いを取られ返されるとは「予想外」。
当分、裏切らないから安心してていいよauさん。
鉄道ヲタクである(公言)
従い、大体の知識は脳みそデータベースに揃っているが、そうはいかない対象がある。
「外国の鉄道」
前日記事でオリエント急行の話を書いているが、この列車は国境を越える度、機関車をその国の物に交換する。
従って現物に忠実に楽しもうとするなら、機関車に関する知識が必要となる。
一昔前なら資料集めに苦労しただろう。しかし今は皆さんがこのブログを読んでいる便利な道具と通信網がある。
ぐぐる。
片っ端からひたすらにぐぐる。
出てくるがそこに一つ壁がある。
コトバ。
あったりまえだがドイツの機関車はドイツ語で、フランスの機関車はフランス語で、イタリアの機関車はイタリア語で、wikiでも個人ページでも解説がされている。ドイツなんか物によってはビスマルクによる統一前の残党があったりして、プロイセンとかバイエルンなんて方向まで手を伸ばさないといけない。
ヨーロッパを縦横無尽に走った列車なので、ヨーロッパを縦横無尽に調べる必要があるのだ。ただ、鉄道の技術的な部分は、国によって大きな違いがあるわけではないので、「はは~んこれは日本国鉄でいうところの○○だな」など大体想像が付くのは救い。
その中身もここに書いてもしょうがないのだが、ひとつだけ、「へぇ~」と思ってもらえそうな話を紹介する。いま皆さんのお宅のコンセントに来ている電気。交流100Vで50Hzか60Hzなわけだが、ヨーロッパの古い鉄道では、こういう周波数に出くわす。
16 2/3Hz
じゅうろっかさんぶんのにへるつ。
要するに50Hzの更に1/3である。「ヘンなの」なわけだが、これは20世紀初頭、スイスなど、峠道が多くSLでは二進も三進もいかない部分を早々に電気機関車で運転しようとしたことに端を発する。走行用モータを回すのに交流から直流へ変換が必要なのだが、その変換を、機械的スイッチをパチパチで行っていたのだ(このスイッチ自体は小型のモータで動かす)その動作速度の限界が1秒間に20回程度、ということで、50Hzを回路的カラクリで1/3して使っていたわけだ。ちなみに、現在交流から直流の変換は「ダイオード」という半導体がやってのける。オンオフに必要な時間はナノ秒(10億分の1秒)の世界なので、50Hzや60Hzなど屁でもない。そしてこのダイオードのおかげで、直流を電源とする電子部品が平気で使えるようになり、今の電子制御全盛の家電機器、その最たる半導体の塊パソコンを生んだのだ。そして実は、この「ダイオード」開発の動機自体、電気機関車を普通の50Hzや60Hzで使いたいという技術者の思いに端を発する。この便利な家電品時代の発端は往年の電気機関車の技術にあるのだ。
ちなみに、直流から交流へ変換するには「インバータ」という回路を使う。「あっ!」…そう。エアコンや蛍光灯回路に謳ってあるインバータはこれのことである。ダイオードの親戚である半導体、トランジスタを高速でオンオフして、好きな周波数に作る。新型電車の床下から聞こえてくる「うぃ~んうぉ~んあぉ~ん」という唸り音もこのインバータの動作に伴う。
ちなみに、このインバータも、最初に実用化したのは鉄道である(1967年)。
きたのじゅんこさんの絵のタイトルみたいですが
(それでこのページ開いた方はこちらへどうぞ)
妻の病院からの帰りを待ち、最近土曜の習慣?になっている「バッタ逃がし」に娘と出る。手のひらでぴょんぴょんしてたくせに、草っぱらで虫かごの蓋開いたら50~100メートル平気で飛んで行く。まぁ大した連中だわ。
帰宅後は鉄道模型いじり。最近発売された名鉄瀬戸線の古い電車のテストランを行いながら、「オリエント急行」の客車をケースに収め、ヲタ本からスキャンしたオリエント急行のポスターをそのケースに貼る。
ん?ん…。
ヲタク頭に構成されているデータベースが何やら確認要求信号を出している。本棚ごそごそ。
「せとでん100年」
にたぁ~。
はい・チーズ。
緑のせとでんと、白いオリエント急行(オステンデ・ウィーン・オリエント・エクスプレス)のツーショット。
「あり得ない」
確かにね。でもこの両形式、製作された年は同じ(1929年)。だから、同じ時空を、ただしユーラシア1万キロを隔てて共有してた。
で、ヲタ本で発見したのがこんなもの。
フランス語が読める必要はありません。PARIS JAPON TSURUGAが読み取れれば結構。
これ、オリエント急行を運営するワゴンリ社が作った「シベリア鉄道で極東・日本へ」の旅行パンフ。
同社は自社の客車をウラジオストックまで走らせる契約をロシア帝国と結び、更にそこから日本海を船で渡って敦賀へ至る旅行プランを準備していたのです。
オリエント急行は当初、トルコのコンスタンティノープル(イスタンブール)を終点とし、ボスポラス海峡を船で渡って、対岸からはバグダート、テヘランへの連絡急行が走っていましたが、ワゴンリ社の最終目的地は、真のオリエント…すなわち極東の都TOKIOでした。上記敦賀までのプランはその途上の代物なのです。
ワゴンリ社は前述のバグダート、テヘラン行きの列車にも自社車輛を用意しました。ですから…ここから先は「if」ですが、敦賀から東京へ向かう列車にも自社車輛を用意したでしょう。すなわち「日本国内仕様オリエント急行」が走った可能性があるのです。
明治政府は当初、東京-大阪間を結ぶ幹線鉄道を、中山道経由で計画、後に現在の東海道本線に変更しました。しかしどちらにせよ、岐阜県内、愛知県内で名鉄線と並走します。
瀬戸線のこの緑の電車は、製造当初は名鉄本線サイドで運転され、中山道鉄道計画の一部である高山線を、国鉄のSLに牽かれて走ったこともあります。そうつまり。
このツーショット、実現していた、かも知れないのです。
最もこの壮大なプラン、その後のワゴンリ創業者の死、日露戦争、第1次大戦と、ユーラシア東西間の距離以上に遠い遠い物になって行くのですが。
緑の電車は瀬戸市内「瀬戸蔵」で。
そしてオリエント急行の客車(プルマン車…ホテルロビーの喫茶コーナーを客車にしたようなもの)は、箱根「ラリック美術館『ル・トラン』」で。
それぞれ、現物に出会うことが出来ます。
世が世なら、並んだ線路を、いや同じ線路を、走ったかも知れない、豪華極まる国際列車と、毎日乗る地元の電車。
でもそれは夢のゆめ。
午前9時半。
「オレサマさん、『「そことは別のゲンシリョクプラントで世間様に色々言われた会社」との折衝窓口』から電話です」
キタコレ。
「はい…」
「あんたこれ直してくれたんじゃなかったの?」
それは冒頭の能書き。オレあんたに書いてと言ったはずだが?
「こう直してよ…」
口頭で言うならその文面見てる便利な道具で直接書けや。
「発信名は?」
言うと思ったよ。
実はこっちの名前とハンコを要求されるのを嫌って 故 意 に 直さなかったのだ。
存在が中途半端だしね。ブチョ印が夜8時にもらえるかっての。
「はぁすいませんごめんなさい技術文書直すのにかまけてこちらど忘れしました。すぐ直しますんで」
大嘘つき。
結局現地に着いたカチョと相談し、カチョの手書きサインで「公式」とした。ひひ。
で、ご一行出発したらしく音沙汰無くなりこっちぐったり。
しか~し。
週明け会議のテメェの宿題がこの案件のせいでまるで手つかず。
エクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセル。
飯食ってレムリアと遊んで。
エクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセルエクセル。
ひぃはぁ。
電話。
「ああ、オレサマさん、今帰ってきました」
結果、案ずるより何とやら。向こうだって40年前のキカイだって知ってんだ。量産維持の努力くらい買ってくれらぁよ。
一件落着。問題点はあるが、ニューバージョンをテストしてみるってさ。
メール。
「週明け会議の資料の状況を把握してない。教えろ カチョ」
要点だけって言うくせに細かいことグチグチ言うのが上司。
さあ3連休。ハネ伸ばそうっと。あ、トノサマバッタ羽化した。←そっちの翅が伸びてどうする
うわぁナトリウム漏れだ!←もんじゅ違い
そことは別のゲンシリョクプラントで世間様に色々言われた会社に出す書類の製作(諸般の事情により大変持って回った表現となっております)。
実質子会社丸投げ製品なんだが、自社ブランドで出していて責任窓口がオレの部署。で、オレが書類作り。
まずその子会社と審議。
「この件は検討中、程度にとどめましょう」
「コストはこんな書き方で」
「将来性を匂わせるニュアンスでこんなコトやりたいって書いておいて」
はいはいはい。
作って責任窓口のウホカチョに説明。
「ここは、だめだよ。こんなコトやりたいなんて書いて『じゃぁやれ』って言われたら誰やるの」
はいはいはい。
修正、と、そこでブチョから電話。
「なんでオレサマがこの件やってんの、ウホカチョが行くの?。だめだよこんな出張」
責任関係がオレ部署と子会社の間で宙ぶらりんでんねん。オレに言われても困るわい。
子会社ブチョに電話。
「オレブチョがかくかくしかじか」
「あ~オレが説得してやる」
ウホカチョからOK出た電話。ほ。
で、この時点で修正終わった書類を「そことは別のゲンシリョクプラントで世間様に色々言われた会社」との折衝窓口に出す。
音沙汰無し。
帰ろうかな?りりり~ん。
「オレサマ電話」
キタコレ。
「出張から帰って今見たけどさぁ」
ぬぁんだと?
「(企業秘密)ってこと?」
「はい」
「あとさぁ、これじゃ全くの技術レポートだからさ、お客様に出せるようにテーサイを」
ん?それアンタが…いーよいーよ判ったよ。修正がてら直すよ。
びふぉあ …ある。…である。
あふたあ …です。…ます。
ぴなふぉあ …それはメイドカフェ
投げた。
…。
来ないな。
…
反応しないな。
10分(阪神リード)
よしPCオフ!指切ったっ!
「もし『「そことは別のゲンシリョクプラントで世間様に色々言われた会社」との折衝窓口』から電話来たら、『血反吐はいて帰った』って言っておいて」
「え?あはは、はいはい」
ウホカチョ。後は任せた。
バタッ。
「ITメディア」まぁそれ系の情報サイトだわ。そこに載ってる小寺氏のコラムを時々読んでいるが、彼がこんなことを書いている。
昔の「大ヒット」はメディア提供側が仕掛けたものに「乗った」結果。今は欲しいものを自分で探してハマるので、仕掛けても釣られてこない。
メディア側がオーディションやスカウトで発掘し、育てて売り出す。「流行」と煽られると人が載ってきて行列が行列を呼ぶ。ははん。そんなものかも知れぬ。要は提供待ち。他方現在はありものから自分で探す。
実際、このお話の館にしてもそうやって検索してご来訪頂き、以降ちょくちょくというリピーターさんがお見えになる。そりゃ、趣味のサイトとは言え、閑古鳥鳴いてるよりはカウンター回っていた方が嬉しいし、モチベーションも上がるので、めたたぐを少しずつ充実させているのは前にも書いた通りである。また、セルフプロデュースで「祭り」を展開して、見せ方・切り口を広げようともしている。その代わり、妙な話だが、どこかの懸賞に放り込んで一発大賞を当ててやれみたいな野望はあんまりこう、なのだ。物語創作するからには本にするってのが一つの目標になってしかるべきなのだが、「なりゃもうけもん」程度の認識しかない。これは自分のは「売れ筋」じゃないし「懸賞審査員受け」するタイプのもんでもない、という自覚があるから、でもある。
実際、現行、部数という形でぶっ飛ばしてるのはライトノベルだと思うが、比して重いし展開もゆっくりだろう。魔法少女なんてラノベの保守本流キャラなのだが、例えばレムリアの心理情動なんて同様に懇々と書いたら退屈に映るだろうし、じゃぁってんで「ブリリアント・ハート」みたいなジェットコースタースタイルの展開に主眼を置いたら、彼女という存在が軽くなる。多感な年頃で背中に重たいもの背負ってるからレムリアなのである。
他方保守本流と比してどうだろう。その小寺氏が書いてる「オーディションで育てて」系である。記者会見が設定されるタイプの賞の作品を時々覗くが、これでそーゆー賞ならオレのは絶対ありえんな、である。えっ?比較するなどおこがましいだろうって?「傾向」の比較する分には別にいいでしょ。
とはいえ、自覚はあってもその通りかどうか、ちゃんと業界の方に見てもらったことがないのは確かである。そこで、極めてスタンダードに作ってある「謎行きバス」試しに出したら佳作程度もらったので、まぁ、読めないことはないのだろう。「なんとか賞」が何にもないのも寂しいから丁度いいやと「受賞してます」と書いてはある。体のいい人寄せパンダだ。ちなみに「250万出したら出版してやる」と言われたが、一も二もなくお断りしたのはその時書いた通りである。ありゃ、「あたしの作品はこんな傾向です」という試供品向けだ。なお、正確に言うと、立ち会い出産の体験記が産科のサイトに数年ドカーンと載っていたことがあるので「オフィシャル化されたオレ文」がないわけではない(特許公報は別格)。但し印税経験のある妻とは比較にならない。ちなみに、体験記は、世の中周産期トラブルが昨今続いているので、世のプレパパ向けに自サイトに載せてやろうかとも思っている。
戻って。
そんなわけで調子に乗って書いているわけだが、その「受賞」でチト心理的に変わってきた部分が存在する。このまま無手勝流でいいのかということ。
文体や表現法が独特なのは承知しているし、それが自分らしさだという自覚があるので、その辺は何言われようと変えるつもりは毛頭無いが、ノーコントロールも如何なものかというわけだ。大体創作なんてのは自己満足の世界だが、それを理解頂くためには「適切・的確」な表現が必要で、困ったことにはその判断自体自己満足なのである。自分は「OK」と思っても、人様には「なんぢゃこら」な可能性もあるわけだ。そして得てして「なんじゃこら」反応が来るのは怖いし、実際来たら傷心自信喪失、というのは良くある話。
で、考えているのが、それ系の講座講習をちょっと受けてみようかというもの。背景にはその受賞ゆえにめったくそけなされて…までは行かないんじゃないの?及び、仮にけなされても傷心自信喪失にはならず、素直に受け止められそうな気になってきた、というのがある。ちなみに脳内的には「空き教室の理由(2006)」を境にワンランク異なる。自分なりに納得行くレベルになってきてるという自覚があるのだ。けなされたとしても「もう一つ何か足りない」と自分なりに受け止められそう、というわけ。
この趣味始めて20年かそこいらだが、どうやら話自体は苦心惨憺せずとも量産?できる脳みそらしいし、看板娘のエウリー以下シリーズ張ってる娘達は見捨てずに付いてきてくれてる。レムリアなんか世に出してやらんと勿体無い娘だろう。だったらこっちもそれなりにスキル持ってやらなくちゃならない。ただ、目指しているのは作者名やホールドタイトルだけで売れるベストセラーなんかじゃなくて、ボロボロになるまで読み返して貰えるようなタイプ、とだけは書いておく。
いい大人だし、そろそろ一皮ムケなくちゃ(笑)。
3人組で押しかける。受付ぎゃるずに。
「すいません名古屋から来たんですが」
「…お二人は来訪者登録がございますが」
無いのがオレ。
「えーんえーんしくしく」
「ぶっ」(笑)
よ~しつかんだぞ←バカ
実際は同行の方々は「関連会社」なので前々から申告が必要だっただけ。
はい入りましょう。内容は省略。決めること決めて終わり。で。実は行き先東京。
終わってしまえば。
でへへ~(笑)
鉄ヲタが都心出て何もせず帰るわけなかろうが。銀座→秋葉原と模型屋行脚。
銀座は時計と宝石と鉄道模型を扱う。でも線路に塗る高性能の油だけ買って退却。
地下鉄乗るため潜る。階段でベビーカーのママさんが困ってる。
スッと持ち上げて物言わず去るのがオレ本来のスタイルだが時代が時代なので一言。
「お手伝いしましょうか?」
はよこういう段差どうにかしようやメトロさんよ。
末広町で降りて秋葉原へ向かって歩きつつ模型屋巡り。しかし想像以上に多いねメイド。
「営業中で~す」
ふりふりコスチューム、ねこみみ、うさちゃんしっぽでニコニコしながらチラシ配ってる。
はいはいかわいいね。
でもね。
秋葉原はメカとエレキの街だっ!
精神科。
「睡眠時間自体は取れてますが、スッキリお目覚め、じゃないですね」
実際起きると顎の付け根が痛いことがある。歯を食いしばっているのか歯ぎしりだ。
なんでそーゆー行動になるかは精神科に説明不要。
「じゃぁクスリ変えましょう。眠気が強く続くようなら半分に割って」
「はぁ」
ユーロジン(欧州人のことではない)。比較的長時間作用するベンゾジアゼピン系睡眠導入剤である。「よーく眠れるように」そんなニュアンス。
「マイスリーで寝付きを良くして、ユーロジンで眠りを持続させます」
なるほどね。
「それで様子を見ましょう。効かないようならもっと強力なのも処方できます」
で少し睡眠薬談義。
経験ある方はご存知と思うが、はるしおん(意図して平仮名とする)を筆頭とする効き目の強い睡眠導入剤・睡眠薬、というのは、実に心地よく眠気に包まれて「持って行かれ」る。特に不眠で悩んでいる場合その差は天地の如くと言って良く、なるほど虜というか、依存症になる人の気持ちも判る。
「でもね、睡眠薬に関しては2週間分しか処方できないんですよ」
法による。なので是が非でも欲しい人は不正に走ると(手段略す)。「ドリエル」人気の背景を察してもらいたい。そのくらい、深刻にして誘因力を有する悩みなのだ。睡眠というのは。
散歩がてら娘と買い物。娘は自転車に乗ることでようやくオレの歩行と同等の速度で移動できるようになった。
しかしいかんせんウロウロよそ見するので自転車自体もあっちへフラフラこっちへフラフラ。
あまつさえはブレーキを握る握力がない。
きびしくなるが仕方がない。左に寄りなさい、交差点では止まりなさい。
「自転車に乗る以上交通ルール守らないとタイホされちゃうよ」
「えっ!タイホ?」
「ケーサツにつかまるの」
「ケーサツってなぁに?」
_| ̄|○
さて買い物先はスーパー。カート拾って中に入ると通路の真ん中で子どもがトレーディングカード広げてる。
そばで親は他の親と喋ってる。
「んなとこでカード広げてんじゃねーよ」
いやみたらしく言いながら過ぎるが無頓着なのか聞こえてないのか。
レジを通して帰ろうか。
…そのガキが目の前でやってるよ。
「邪魔だよどいてね」
言ってもどかねぇの。背後から
「○○ちゃんどきなさ~い」
お前
バカ親だろ
親父っぽいのもいたけどよ。
スーパーの通路と買い物カートじゃなくて、
道路とクルマだったらどうするつもりだったんだ?
想像力の欠如というか…
モンスターのカード如きでテメェの子ども死なせたい?大人になって何か役立つでなし。
だいたいイタズラ好きだが(37歳が書く文章のツカミか)、「驚愕をもたらした」という点で最大の成功例はこれだろう。
「カチョ、直前ですいません、明日金曜なんですが、休暇を頂戴致したく」
(いかにも緊急という感じの深刻な顔で)
「ん、何かあったか?」
「はぁ、結婚式で」
「ほぉ、社内の人か?」
「はい、自分のです」
「お前結婚すんのかっ!」
課内の男共は一斉にこっち見るわ、庶務ギャルさんが
「え~っ!!」
って大声出すからフロア中がこっち見るわ果ては研究所の所長(同じフロアのドア向こう)が何事かと顔出して大騒ぎ。
ちなみにオレはプライベートは一切語らない「クールな一匹狼のヲタク」(なんじゃそら)で通っていたから、初めて口にした「プライベート」がこれとあっては破壊力メガトン級。
「いつからどこで…○○さん電報の準備を」
「あーいらないですジミ婚ですから」
1回しか使えない爆弾。有効に使わせて頂きました。
さて結婚となると新生活の立ち上げという奴でいろいろ物いり。住居は社宅として、生活用品のうち音響映像関係は自分の第2システムを持ち込んで。
必要になるのが台所回り。電機メーカーの人間ですから自前で揃いますワナ。構内売店に立ち寄ってカタログをひょいひょい取って、
「あのーすいません」
「はいはい」
「これこれこれこれこれこれください」
「あらご結婚か何かですか?」
(満面の笑み)
「ええまぁ」
「では30万円以上のお買いあげですので、送料無料で5%お値引きさせていただきます」
そう来なくちゃ。
一方妻の方はというと、元より名古屋娘なので、親が娘にドーンと持たせるのがスタイル。なのでそちらはそちらで少々生活用品を用意して下さるという。
『家具屋のトラックに荷物も積んでもらうことにしたんで』
問題はこの後。荷室の横っ面に「寿」と大書きしてあるトラックでというのだ。
『透明で中が見えて、バックしちゃいけなくて(嫁に行くのが戻るなど縁起でもないってこと)、最後に近所にモチまきして』
名古屋嫁入りの伝統スタイルだとか。
『紅白幕を付ける場合も…』
湘南の朝陽に煌めく寿トラックかい。
さすがに、湘南を疾走するには奇異な姿になるので、オプションフル装備はお控えいただいた。
んで、結婚式当日。人生最大の儀式と言っていいのだが、緊張するタマではないのであしからず。家族で入り、式場最上階レストランでお茶して紋付きメタモルフォーゼ。妻は白無垢。
「重い」
そらそや。式は神前式。誓いの言葉に三三九度。うわっ本物の日本酒じゃねーか。
ちなみにオレがアルコールを食道より奥へ入れたのは後にも先にもこの時の杯だけ。
衣装替えしてチャペルでパチリ。妻の場合ウェイディングドレスだと「かわいいお嫁さん」に仕上がったので、是が非でも写真だけ撮っておこうと思ったわけ。
式後は家族で食事会。横浜なので?てゆーか事前の食べ比べで選定した中華フルコース。
終わって自分の式のお勘定(笑)。
「デビッドカードで」
現ナマはみっともないだろ。
さてこれで式は終了。帰宅先は新居。まずヤッたのが…
…なにカンチガイしてるんだよ。婚姻届を市役所に持って行くんだよ。
5時はとうに過ぎているのでガードマン氏に。
「今日はもう終わりましたよ」
だーかーら!婚姻届は無関係なの。事務作業自体は明日かも知れないけど婚姻成立日は出した日になるの。
もうひとり出てきてどうにか解決。ああ、びっくりした。
これでようやく二人の生活がスタート。際して妻に伝えたのがオレの取扱説明書及びテレビチャンネルの読替表、及び…
「コーミソースは売ってません」
「えーっ!」
「みそ煮込みうどんも寿がきやラーメンもありません」
名古屋と関東の文化の違い。
クルマで駆けつける郊外スーパーに対して、ちゃりんこでうろつき回る駅前商店街。
食材も違うし味付けも違う。
そんなこんなしながら「なんにもわからない」から始まった新米夫婦。
時を経て名古屋に移り。
家族も増え。
当時住んでいた社宅は民間に払い下げられて立派なマンションに変わったけれど。
我々夫婦の出発点がそこであることは今でも変わらない。
本籍を変更するのは、安住の地を得てからにするつもり。
今日からまた一歩。
965hPa
ハリケーンのカテゴライズで書くとレベル1です。
台風0709号。アジア共通名FITOW(フィートウ:ミクロネシアの花の名前)。
今朝はどうにも起きられず身体動かず貧血気味。仕方ないので午前半休で午後出社。
気象レーダで渦巻きの絵を出したままエクセルいじり。
覗き込んで同機係長氏が一言。
「いつまで大丈夫?」
(いつまで残業していいか)
んなギリギリ狙わんとはよ帰ればええがね。
「7時くらいがギリじゃない?」
「んん~」
そらどういう意味だい。
仕事好きなのか多いのか。彼はDINKSである。
ヤマハよりDSP-AZ11発売の報あり。オーディオに興味のない人には驚異的な代物かも知れないが実家に放り込む。
…で555ESJが空くんだよな。ケミコンオーバーホールするとして…後どうしよう(^u^)
7時15分。オレが起床した。若干眠気が残る物の、カーテンを開いて朝陽を浴び、パソコンを少し叩いて脳を活性化し、朝食を摂る。トレドミンを服用し、トノサマバッタを日向に移して出社する。
8時25分オフィス着。朝礼後執務。今日はエクセルで遊ぶ。10時前お話のインスピレーションが到来し、10時の小休止で浮かんだフレーズをとりあえずワードに叩き出す。昼前カチョと本社出張に関して打ち合わせ。
「行くな」
「行ってくれと」
「行ってくれるよな」
上で決めてくれ。
昼食は工場弁当。とっとと切り上げてワードに叩き出したフレーズから話に組み上げる。短編だが表紙用にはチト長いぞ?まぁいいや上下分割だ。
5時で退社しリハビリ。最近ここでうたた寝するようになった。疲れているのか。定期券を窓口で更新し、特売の牛肉にオイデオイデされて購入。国産200g580円なら文句言わないよ。帰宅してバッタ用の葉っぱを確保。夜闇にワイシャツネクタイが切り花ハサミで雑草をチョキチョキその有様の妖しさ。
着替えてベネッセより文句付けたメールの返事を見る。先方も確かにヤバイ内容との認識。
------------------------------
今回のお話は、虫がちょっと苦手というお子さまにも、
親しみを持っていただきたいという趣旨から掲載させて頂きました。
しかし、オレ様にご指摘頂いているとおり、
お子様がお話の真似をしてカブトムシと一緒に入浴してしまったら
カブトムシは非常に危険な状態に陥ってしまいます。
同じ絵本の中で、自然科学的にカブトムシを扱いつつ、
一方のお話であまりにも現実離れしすぎたことを扱ったことで
お子様に混乱と、おうちのかたにご不快な思いを抱かれたことにつきまして
心よりお詫び申し上げます。
(ただ、表現方法に行き過ぎの感はございましたが、
決して他意はなく、少しでも昆虫に対する親しみを持って頂ければという願いだけはご理解頂けましたら幸甚です。)
今回のご指摘は編集部で共有させて頂き
危険性の周知と再発の防止を図らせて頂ければと思います。
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不快ちゅーか「危険」を感じたわけだがまぁいいや。でも「周知」ってどうやるんだろう。
ブラウザをオペラに変える。キツネだと何してるか知らんが、開くにせよこうやって書くにせよ、なんかHDDにアクセスしてモタモタするのだ。
トレドミン。
脳神経系以外の代表的な副作用が実は「便秘」。
「体調悪いなら宿便取りとかしてみたら?」
「そういや4日出てないなぁ」
クスリ増やす前はそうでもなかったから、増やした影響であろう。まぁ、減らしたのでいつかは復活すると思うが、4日ご無沙汰はチトきつい。腹の重さ、食欲のなさ、それが原因とすれば合点は行く。
で、ピンクの小粒。朝、自然に近い…の宣伝で有名なあれ。
服用、睡眠、覚醒
…。
痛えぞ腹ヲイ。
すげーいてーぞこれオイ。
おお襲ってくる襲ってくる。自然なお通じどころか自然の驚異ハワイの伝説の大波ビッグウェンズデーのように、オレの腹に波が来る。
うおー腹筋が締まって息ができねー。
天啓!
「ふー、うん。ふー、うん」
そうラマーズだよ。
爆笑している向きもあるかも知れないが、痛みを逃がすという機序はどっちも同じ。使えるのだ。逆に言うと、出産時に「いきみたい」と思わせる瞬間が来るが、その際に反応している神経も同一部位。は?妻の代筆じゃないよオレ本人だよ。
夫が知ってなくて妻のアシストなんか出来るか。
「立ち会い出産」ってのはただボケッと突っ立って事の次第見とるのとちゃうで?
まぁ妻の状態見て「何かできないか?」と考えない夫はいないと思うけどさ。
第一波通過。
4日分だからこれで終わるとは思えないが、午前休暇願い:理由=うんこって訳にも行かないのでここぞを見て出社する。9時フレックスを依頼し、出立。
駅まで歩く。ヤバイと思ったのはこの直後。そう、歩くというのは上下にシェイクする行為だから「降りて」来るのだ。くだらない男がくだり始める。
頭をよぎるJR西の車掌の彼。
駅に着く。この駅にはラッシュのさなか、一本だけこの駅始発の電車というのがある。腹に刺激を与えない…なるべく動かないに越したことはないので、この始発電車で座って行く。レアな行き先や列車は悉く脳に自動インプットされる鉄ヲタの神経メカニズム。鉄ヲタをやっていてよかった。嗚呼、鉄ヲタバンザイ。
車輛の揺れに身を任せ、うつらうつらしながら、いつもの駅へ乗って行く。途中、1~2度波が来たが、伝説の波にあらず。駅を降り、ゆっくり歩き、会社の敷地にたどり着く。これでともかくは車掌氏の悲劇は免れた。
すると安心したか、ビッグウェンズデーの影が腹を右から中央へ、更に左から下方へと移動して行く。
キタキタキタキタ
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
オフィスに着く、カバンを置く、パソの電源ボタンをポチッ
トイレダッシュ。
さぁそしたら今度は戻れない。押し寄せる波、波、波。終わったと思ったら波。立てない。くだらない男一転、つまらない男に変身。おうおうおう誰か止めてくれ。非冷房の個室で汗まみれ。これ4日分どころの騒ぎじゃない。どう考えてもオールリセット。そんなボタン押した覚えはないぞ。
こんな線路配置の駅に置いて、1番が発車するのに合わせ、2番に到着する、というものだ(2番が発車する時にはまた1番に到着する)。これにより、前に電車が止まり、客が乗り降りし、発車し、それでようやく後続の電車が止まれる。という行程が大幅に短縮でき、電車の本数を増やすことが出来る。
満員の15両編成が客を降ろしたかと思うと、もう次の15両編成がやはり満員で到着し…
ラッシュ1時間(笑)
ピンクの小粒。恐るべし…
月曜日の朝←マンデーモーニングブルーと言いたい
あ、カチョ休暇か。
いつものように会議で飯食って仕事して5時で引き上げ。今日は心療科。
「トレドミン効き過ぎっぽい」
こいつ度が過ぎると逆に思考停止状態(意識がはっきりしない)とか、言葉がうまくでないとか、あるのだ。8月30日本欄に「口を聞くのも億劫なほどへばった」と書いたが、ありゃ実際億劫なのでなくて、度が過ぎた可能性が高い。あの妙な感じは…話のネタに使おう(おいおい)。
てなわけで事情を話して。
「んじゃ減らしましょう」
あい。帰宅して飯→風呂というオヤジパターン。と、半井♥からまんま流していたNHK「クローズアップ現代」は「キレる大人」…電車で携帯電話をやめない若い女をオヤジが怒鳴ってド突くとか。
「鬱病の裏返しなんですよ」
ハッと思い出したのがオレ自身。今回の診断が出る直前だが、些細なことでカチンと来るのだ。阪神が負けたりした日にゃそりゃもう(笑泣)。
鬱病ってのは「思い通りにならない」(フラストレーション)ストレスの積分なので、常に堪忍袋パンパン。そこへ腹の立つこと+相手与しやすしという方程式が成り立つと、鬱積していた電荷を爆発的に放電するのである。昨日だったか酔っ払いサラリーマンが幼子の髪掴んで水の中に放り込むというとんでもない事件があったが、似たような流れを感じる。
「感情をコントロールできるのが大人というもの」
いやいや認知的不協和が極限に達するとココロを保守するために超法規的になりまっせ。自我(エゴ)とはそんなもの。客観視して冷静に…も実は対処能力の限界に近いのと違いますか?
メルマガで企業がアンケート。良くあるパターン。
購読者は全国のいろんな年齢層、或いは逆に特定年齢層(主婦とか)なもんだから、ターゲット絞り込み、逆に狙いに対する感触など、情報を効率よく集められる。購読者側は、ポイントが貯まったり、抽選で何か当たったりなど、それなりのキックバックもある。
そんな中、先日妻の元に届いたアンケートがこんなの。
「行田市の観光」に関するアンケート調査
は?
この調査は、埼玉県行田市が観光振興を進める上で、市外の方々の認知状況やご意見を求めるためのアンケート調査です。アンケートの結果を使用して、魅力的な都市づくり、市内外の方々が「行田市を愛し楽しむことができるまちづくり」を進めるための計画策定に活かしていきたいと考えております。
調査結果に関しましては、統計学的な分析を行って処理されます。
平成19年8月
行田市役所 環境経済部商工観光課
「行田市」(ぎょうだし)と聞いて「あああそこやね」とポンと浮かぶのは、市民の方と周辺の方、この街に縁故がある方と地図ヲタ鉄ヲタくらいなもんだろう。先に最高気温の記録を出した熊谷より若干東方、群馬との県境に位置する。多くの方はココまで書いて「ふ~ん」てなものではあるまいか。「市外の方々の認知状況」を「統計学的な分析」とあるが、母集団の推定をある程度の確度で出そうとするにはそれなりの標本数が必要なわけで、正直、根本命題としてそこまで標本が集まるか、と個人的には思っている。ナヌ?埼玉だと思ってバカにした?とんでもない。今回はたまたま埼玉行田だっただけの話でドコでも同じだ。全国区の街なんて県庁所在地と著名観光地を有するところくらいなもんだ。従って、この手のアンケートにはまず「この街知ってる?」があってしかるべきである。「認知状況」を問うなら尚のことだろう。
「…やるの?」
「うん」
「この街知ってる?」
「全然」
名古屋市在住の普通の主婦だ。まぁこんなもんだ。ごく一般的な「市外・非認知」の回答者と言えよう。
だが、充分想定される、そういう回答者に対し、用意された質問てのが。まず性別とか年齢とか訊いて。
★問4 あなたのお住まいはどちらですか。(1つにチェック)
1.行田市
2.行田市以外の埼玉県
3.東京都
4.埼玉県と東京都以外の関東地方
5.その他の地域
…「東京」を意識する必要があるかどうか疑念があるが、まぁ一般的だろう。で?主に選ぶ観光地(山か海かなど)、その情報源を訊いて。
★問7 あなたは首都圏近郊への1日の小旅行先として、関東と周辺で好きな観光地・場所はありますか。それはどこですか。(2つまでチェック)
1.伊豆、富士、箱根など伊豆箱根地域
2.横浜、鎌倉、茅ヶ崎など神奈川湘南地域
3.お台場、ディズニーランド、房総など東京湾ベイエリア
4.東京都心、多摩地域など東京都内
5.日光、那須、軽井沢、大洗など関東北部地域
6.さいたま、秩父など埼玉県地域
7.その他
待てコラ(笑)
問4の5「その他の地域」に該当する人に訊く内容かこれ。しかも都内・埼玉はやたら細かい区分けのクセに北関東の大ざっぱさはなんだ。
5.日光、那須、軽井沢、大洗
なんで突然「大洗」が出る?別荘地か?海岸だったら夏限定になるじゃないか。袋田の滝とかならまだ話は判るが。
で?次の問いが?
●行田市の観光についてうかがいます
★問8 あなたは行田市に行ったことがありますか。それはどのような目的でしたか。
(あてはまるものすべてにチェック)
1.仕事
2.買物や通学
3.観光・遠足や修学旅行・レジャー
4.ドライブなどの途中で立ち寄り
5.親戚・知人に会いに
6.上記以外の目的で行ったことがある
→それは何ですか
7.行ったことはない
(・・)
そこへ飛ぶか。関東全域を問う次の質問がこれか。ちなみに7.行ったことはないにマルをつけると。
★問9 行田市の以下の観光資源や特色についてあてはまるものを選択してください。(それぞれ1つにチェック)
また、この中であなたが好きな場所・ものを選択してください。(3つまでチェック)
1.行ったことがある 2.知っている 3.知らない 好きな場所・もの
1.さきたま古墳群を中心としたさきたま古墳公園がある
2.忍城御三階櫓があり、郷土博物館で行田の歴史や文化に触れることができる
3.古代蓮の里で行田蓮(古代蓮)を見ることができる
4.水城公園があり、四季折々の草花が楽しめる
5.多数の神社仏閣や文学碑があり、至る所で歴史の息吹を感じることができる
6.蔵が多く、蔵を利用した店や体験が行われている
7.市街地には童の銅人形があり、道行く人を優しく迎えてくれる
8.さきたま火祭りや行田浮き城まつり、忍城時代まつりが行われる
9.利根大堰があり、水上レジャーが楽しまれている
10.南河原観福寺には石塔婆があり、国指定史跡となっている
11.フライやゼリーフライなど、地域特有のグルメが豊富である
12.市内の循環バスを利用することで、市域を無理なく訪れることができる
13.好きな場所やものは特にない
★問10 行田市の以下の食べ物や飲み物、特産品について、あてはまるものを選択してください。(それぞれ1つにチェック)
また、この中であなたが気に入っているものを選択してください。(3つまでチェック)
1.食べたことがある 2.聞いたことがある 3.知らない 気に入っているもの
1.フライ、ゼリーフライ
2.奈良漬け
3.十万石まんじゅう
4.和菓子・せんべい類
5.日本酒
6.藍染めの小物、足袋、衣料品、スリッパ等
7.気に入っているものは特にない
★問11 行田市内で行われる祭り・行事には次のようなものがあります。
この中であなたが実際に観たり参加したものはありますか。
(あてはまるものすべてにチェック)
1.桜ボンボリまつり
2.さきたま火祭り
3.蓮まつり
4.浮き城まつり
5.とうろう流し納涼大会
6.ささら獅子舞
7.行田市菊花展
8.商工祭・忍城時代まつり
9.酉の市
10.行田ゆく年くる年
11.観たり参加したことがない
●行田市の観光についてのご意見をうかがいます
★問12 行田市がより魅力的なまちとなる上で、次のどのような要素を大切にしていくべきだとお考えですか。(2つまでチェック)
1.行田蓮(古代蓮)のまち
2.風格ある城下町
3.利根川沿いの水と緑のまち
4.悠久の歴史と文化を感じさせるまち
5.商店や蔵が残る商業と足袋のまち
6.ものつくり大学などと連携した現代感覚のまち
7.その他
★問13 行田市がより多くの観光・行楽客を迎えるために、どのような点を改善したり充実させたらよいとお考えですか。(2つまでチェック)
1.イベントや観光情報を効果的に発信する
2.案内・看板やサインなどを整備し、よりわかりやすいまちにする
3.主な観光スポットを整備・充実する
4.足袋などの産業観光(楽しめる工場見学など)を強化する
5.田畑や農産物を活用しての観光(グリーンツーリズム)を進める
6.おいしい食べ物、観光土産品、特産物の開発とPRを進める
7.いろいろある資源の活用と関連付けを進める
8.観光ボランティアなど、まちをあげて「もてなしの心」を高める
9.市内バスルートをはじめ、道路・交通条件を改善する
10.その他
待て待て待て待て。
…だからよ。
「行ったこと無い」
つってんだろがよ。
「知らない」
んだよ。
部外者に何訊いてんだよ。
マイクロソフトのQ&Aみたいに本当に欲しい選択肢がない物にどう答えろと?で、仕方なく選んだ物に何の統計的な意味があると?
あのねこれね、前~の方にも似たようなこと書いたような気がするけどね、考えた人の「常識」が世間一般でもある程度通用するという「前提」で作られてるのね。
わたしゃ元埼玉県人です。東武電車を眺めながらザリガニ釣って遊んでました。別に埼玉で幼時を過ごしたことを恥ずかしいとも何とも思いません。鉄ヲタですから脳内地図に「行田市」→ここっ!と秩父鉄道の電車と共にイメージ出ます。「十万石」ってお土産のクオリティ充分あるお菓子だよねとか知ってます。でもね、こういうの見ちゃうとね。
「だから埼玉なんだよ」
と失笑してしまうのです。
自分を見て欲しいのは判ります。「ださいたま」払拭したいのは判ります。だったら、まず背伸びしない。余計なコトしない。そもそもは後から人が集まった地です。土着の物は少ない。なのに変な脚色して地域色出そうとするから的外れでバランスを欠き、垢抜けない「ださい」状況になるのです。
観光で街を盛り上げよう大いに結構です。それならまず特色を見つける。その質を高める。人誘う前に「自分たちが知りたい」と思わないと。全国区にブチ上げようとする前に「アド街」が取材しに来るような街じゃないと。
ちなみに行田の最大の宝物はなんと言っても埼玉(さきたま)古墳群でしょう。埼玉の名の由来であり、畿内に対し「辺境」であったこの地において、当時地方中核であったことを物語る遺跡です。関東平野の成立(縄文海進以後~坂東太郎の流路変遷)、富士山の火山活動、記紀等歴史書物との照合、同時代の墳墓で全く形態が異なる同じ埼玉県内の吉見百穴との比較検討…
充実させてごらん。てゆーか調べること山ほどあるんじゃないの?博物館に国宝並べて終わりかい?とんでもない。
全国区を目指すなら、折角ネタはあるのです。全国に通用するレベルに仕上げることです。作っておけば人は来るだろう…それは甘い。必要なのは本質。見てくれじゃなく中身です。ヘンなモノはいりません。ゼリーフライじゃくじゃくかじりながら関東の成り立ちを見つめる…ロマンとスケールがあっていいじゃないのさ。
同じ税金使うなら、もっと効率のいい使い方しようや。
※解説
さきたま古墳群:5~7世紀頃に作られた古墳群。日本最大クラスの円墳などある。
ゼリーフライ:要はおからとジャガイモのコロモ無しコロッケ。行田特有
十万石まんじゅう:つぶしあんこのまんじゅう。行田の菓子業者が開発。熊谷駅の売店でも買える
行田蓮:大賀蓮と同様な古代ハス。公共工事で掘り出された物が発芽。繁茂させて公園にしている。同市の天然記念物。なお公園のサイトに行くと、きつねうどん500円が新メニューとして加わったと告知されている。だから埼(以下自粛)。
危険率どのくらいで母推定できるかな(^^)
今日は予定していたネタがあったが事情によりチト変える。
育てていたトノサマバッタが羽化した。
早速オスが乗った(笑)。ペットは飼い主に似(以下略)
「これなにしてんの?」
「交尾」
「こーび?」
「バッタのらぶらぶちゅーちゅー」
大人になったら逃がす約束。その前にちょっと学用患者になってよ。
「ここが耳。バッタはここで音を聞く」
「うん」
「で、このお腹に点々が付いてるでしょ。これが気門。昆虫はこのお腹の気門から空気出し入れして息してるの」
「ふ~ん」
はい、協力ありがとう。この後届いたばかりのマイチャリに娘を乗せ、元の河川敷に連れて行き、放したら200メートルほど羽ばたいて飛んでいった。虫かご育ちなのになぁ。ちなみになんか最近のトノサマバッタ唖然とするほど飛ぶように感じるのオレだけか?なお、この飛翔力であるから、後ろ足が片方ないのは翅を持てばハンディじゃなくなる。
これは単なる日記。でもこれをふまえて。
ベネッセの教育雑誌「こどもちゃれんじ」…雑誌と付録とで構成され、雑誌の方は「よい子のお手本」みたいな童話風小話が載っている。正直ワルガキ出身としてはチト失笑してしまう内容だが、まぁ悪い事は書いてないので心配はしていなかった。
わ け だ が 。
「すてっぷ」の方8月号「ふしぎはっけんえほん」掲載の「おはなしげきじょう」
「リュウとヘラクレス」(文・絵 ふるかわ タク)
には異議を唱える。
あらすじは水嫌い風呂嫌いの男の子リュウが、虫取りの途中カブトムシのヘラクレスと出会い、彼がお姫様のルーシーと結ばれるのをアシストする、というものなのだが。
問題はそのお姫様と結ばれる条件。
「カブトムシ王国のお風呂大会で風呂に入って1曲歌いきる事」
気門のシステムは昆虫一般に共通のもので、カブトムシとて同じ事である。気付いた方あろう。…とりわけ拙作「謎行きバス」(註:原稿用紙150枚程度)を読んでいただいた方はお判りだと思うが、
子どもがこれマネして風呂に入れると、カブトムシは窒息して死ぬ。
ちなみにこんな話が載っているのは、この号がカブトクワガタ特集(夏休み向け)だからなのだが、呼吸器の解説は一切載ってない。親御さんの昆虫に関する予備知識が特集記事の内容のみであり、呼吸に関する知識がない、という可能性は充分に高い。
の、状態で。
「虫と一緒にお風呂に入れる♪」
子どもがここに着目したらどうするんだ。イヌでも飼ってりゃこの発想が出ても不思議じゃないぞ。
ちなみにヘラクレスがヘラクレスオオカブトムシ(Dynastes hercules hercules)を意識した物であることは疑う余地もあるまい。そして今日び、ヘラクレスは気の効き過ぎたペットショップに行けば結構なお値段ではあるが手に入る。ヘラクレス持ってる子供がいておかしくないのだ。
マネしたらどうすんだ。宝物みたいな虫がお姫様どころか死ぬんだぞ?
雑誌にあるふるかわ氏の経歴には「ちいさなかがくのとも」にも著作があると記してある。にしてはお粗末すぎる内容ではないのか。
童話とて命に関わる仕組みを無視した内容は許されない。ベネッセにはマジで抗議した。結果は追って。
※ゲンゴロウなど、水の中にいる連中は、翅とお腹の間に空気を貯める構造を持っており、気門の穴はそっちに開いています。なので気門と水が触れることはありません。
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