クスリの罠
精神科。
「睡眠時間自体は取れてますが、スッキリお目覚め、じゃないですね」
実際起きると顎の付け根が痛いことがある。歯を食いしばっているのか歯ぎしりだ。
なんでそーゆー行動になるかは精神科に説明不要。
「じゃぁクスリ変えましょう。眠気が強く続くようなら半分に割って」
「はぁ」
ユーロジン(欧州人のことではない)。比較的長時間作用するベンゾジアゼピン系睡眠導入剤である。「よーく眠れるように」そんなニュアンス。
「マイスリーで寝付きを良くして、ユーロジンで眠りを持続させます」
なるほどね。
「それで様子を見ましょう。効かないようならもっと強力なのも処方できます」
で少し睡眠薬談義。
経験ある方はご存知と思うが、はるしおん(意図して平仮名とする)を筆頭とする効き目の強い睡眠導入剤・睡眠薬、というのは、実に心地よく眠気に包まれて「持って行かれ」る。特に不眠で悩んでいる場合その差は天地の如くと言って良く、なるほど虜というか、依存症になる人の気持ちも判る。
「でもね、睡眠薬に関しては2週間分しか処方できないんですよ」
法による。なので是が非でも欲しい人は不正に走ると(手段略す)。「ドリエル」人気の背景を察してもらいたい。そのくらい、深刻にして誘因力を有する悩みなのだ。睡眠というのは。
コメント