隣の席の変な人
隣席庶務ギャルが今日で退職。
朝からえぐえぐしているので
「私は太陽を失ってしまうのか」
とやったら。
「新人彼女がいるからいいじゃないですか」
「彼女サポートしてやらんとなぁ。あなたのキャリア1ヶ月で受け継ごうってんだから…」
現ギャルさんは一般職正社員で入って10何年。徐々に覚え彼女なりに最適化してきた内容を一気に移譲しようってんだからコトは容易じゃない。
「あ、そうだ、彼女のサポートの件でひとつお願いしていいですか?」
我がひんしつほしょーかの責任範疇の製品は軽く200を越す。クルマでいうと、車種のみならずグレードや排気量と言った細かい差違がたくさんあるが、まぁ似たような物。しかも特段理系でもないのにその中身はワケワカラン電子回路だ。古代マヤの迷路みたいな模様の描かれた板に、ハナクソみたいな部品がびっしり並んでいるのである。
「製品の型番にどんな物があって、とか、リスト作っておこうと思ったんですけど、結局作りきれなくて」
「ああいいよ」
それなら不良率抽出用にリストが出来ている。どんな製品で型番の読み方がこうで、と補足資料を付け足すだけ。
しか~し。
世の中何が面倒臭いって
「面倒臭いことを判りやすくかいつまんで説明すること」
説明文にあれこれアナロジー引っ張って小ギャグも仕込んだら小一時間。
メールでポン。
オレサマ@隣の席の変な人です
Re:ありがとうございました。頑張って覚えます。
殊勝な心がけなり。
で、少し慣れたか知らないが頼まれごと。
「ちょっと席外しますんでコレ見てていただけます?」
それは現ギャルさん餞別購入資金の入った封筒。
「いいよ」
と、封筒をまじまじじろじろと見つめてやったら「ぶっ」。
「あのそういう意味じゃなくて(^_^;)」
んん~、ここはマジで突っ込んではイケナイ。
彼女、お楽しみはこれからだよ。←なんのサポートを企んでいるのか
http://www.uraken.net/rail/train/tr_70a.jpg
↑これはまた違う
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