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2007年11月 2日 (金)

2000円の耳かきの必要性を説明する学術的なお話

科学雑誌「Newton」の主筆で知られた、故・竹内均東京大学名誉教授が、晩年ライフワークとしていた「日本人起源論」によると(またどえらい高みから降ってくるようなツカミだなヲイ)。
日本人のうち、「大和民族」(ここではアイヌ民族と起源上の区別を行う必要性から便宜上こう記述する)の起源は大まかに2系統あるとされる。ひとつは南方より海路島伝い、陸伝いに琉球へ、或いは大陸南岸経由で列島へ達した人々であり、主として渡来した時代からひとからげに「縄文人」と呼ばれる。もう一つはシベリアで氷河期を耐えて生きのび、南下して到達した人々で、稲作伝来と期を一にすることから同じく「弥生人」と呼ばれる。但し双方それぞれ一度・一時期のみではなく、数度に渡る渡来混交を繰り返しており、また、こうして生まれた「大和民族」が一部大陸へも生活範囲を広げていたらしいことが彼の地の遺跡と日本との遺跡の類似から指摘されている。(※1アイヌ民族については文末で触れる)
このように大きく2系統に別れる大和民族には、この2系統を起源とする遺伝的、身体特徴が交雑して顕れている。ひとつは血液型Bである。これは寒地適応の過程で生じた突然変異と言われており、その起源から想像されるように北方系である(※2)。
そして南方系の特徴がなんと「湿った耳垢」である。これは外耳道内の汗腺種がアポクリン腺主体であることを意味する。本来哺乳類のアポクリン腺のレゾンデートルは「フェロモン分泌」による自己存在の主張であるが、南方では多く汗をかくため、アポクリン腺の多い個体の方がフェロモン分泌量が比して増加、当然異性との邂逅、性交渉の機会を多く獲得することが出来た。従い当然アポクリン腺を持つ子孫が増える結果を招いた、と推察される。
以上前置きで。
何が言いたいって娘さん湿ったタイプなのである。このタイプは剥がれた細胞片が常時湿環境に置かれるため、雑菌の繁殖→中耳炎を招きやすいのだ。従ってこまめな耳掃除が求められるのだが、一般に耳掃除に用いられる「綿棒」が容易に使えないのだ。なぜなら外耳径に対して綿棒先端が大きいので、外耳に挿入する際に肝心の耳垢をより奥へ押し込んでしまうという逆効果を招くのだ。耳鼻科に通って都度吸引してもらえばよいのだが、そんな時間はなかなか確保できない。必要なのは子どもにも使えるほど細く、しかし確実に耳垢をキャッチできる「耳かき」である。
Pb020710

2000円。でも中耳炎にさせるよりは良い。

※1アイヌ民族の起源について
実は諸説あって定説はない。B型が多いことと北海道在住であることから北方系出自とされるが、彼らの伝承に出てくる「コロボックル」は、太平洋島嶼域~オセアニアに分布していた、低身長で肌の色の濃い種族の伝承が極端化した物、と見られることから、北方→南方→再度北方…北海道~樺太に定住、というのが、今のところ「最もらしい」説である。文字を持たない民族であるが、天体や自然物など身の回りの物に関して大和民族と共通の語もあることから、太古同一の起源であったか、言語固定期に同地域に同居していたかのどちらかと推察される。

※2血液型について
このようにタイプBは最終氷期ごろ(1万年前)に出現した新型であり、モンゴロイド及びその周辺の民族が分布の中心である。日本人では2割ほどが血液型Bである。このため、氷期にユーラシアに留まらずアリューシャンから北米へ渡ったアメリカ原住民、及びその系統に属するイヌイットは、同じモンゴロイドでありながらB型は5%に満たず、また、ほぼ混交は無いと思われるアフリカ系民族ではなんと0である(90%近くO型)。となると、まことしやかに語られる血液型と性格の関係だが、それが正しいとするなら、「ある人種はこの性格」と言い切ってしまう事になる。血液型で性格を推し量るのが果たして妥当な行為なのかどうか、自明であると思うが如何であろうか。

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コメント

ののじ耳かきは私も愛用しております。
しかし、耳かきにへばり付いた後の処理がちと面倒…(同じく湿ったタイプの耳垢持ち)

ベビー綿棒とかじゃまだ太くて入らないですか?

>くま
ベビー綿棒でもいいんだけど、外耳道の中央を外耳道壁に触れることなく奥へ挿入し、外耳道壁に付着した耳垢をこそげ取りながら引き抜くという高等テクニックを要求されるですよ。
だもんで、それよりは多少ラクなこれを選択、ってわけ。
悩み多き縄文人です。

なるほど。
子供の穴は小さいからねぇ…


そう言えば世間では、幼少時の耳かきは母親にしてもらうんですね。私ゃ父親にしかしてもらった事無いっす。
ちゅーか!母親になんか怖くて耳預けられないですよー!いつ鼓膜突き破られるか(笑)

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