東名って退屈
名古屋-東京間を車で移動する、とした時、一般的に思い浮かぶルートは東名高速だろう。
しかし実家が江戸の外れの人間としては中央道の方が都合がよい。また、中央道の方が山岳地帯を走るために風景が良く、長大トンネルだの諏訪湖だのランドマークがあるので、ここまで来た、とか、あとどのくらいとか、見当が付きやすいのだ。
でも今回の帰省行、復路は河口湖から御殿場へワープして東名で帰ってきた。諏訪地区の温度が氷点下で、オールシーズンタイヤ(225/40のスノータイヤなんか探したくもないし、探しても買うカネ無いし、買っても置く場所がない)のローダウン、リアウィンドウたれぱんだ搭載としては、「降れば雪。凍結可能性アリ」は困るからだ。
そんなわけで久々に東名を走ったわけだが…まぁ単調な道だわね。アップダウンのある中央道より疲れる。10キロ長いがガソリン消費は少ない。でも疲れる。
単調だけが理由ではないのでは?濃いコーヒーをグビグビ煽りながら考える(グビグビ煽ってもあくまでコーヒーです)。
ひとつ自己完結したのがこれ。
「行けども行けども静岡県」
東西に長い県を東西にぶち抜くから当たり前なのだが、なまじ「ずっと静岡」なもんだから、先へ進んでいる実感が湧かないのだ。御殿場は静岡。裾野駆け下りても静岡。海が見えても静岡。薩多トンネルくぐったら静岡(笑)。日本坂トンネルくぐっても静岡。茶畑見えても静岡。牧ノ原台地越えても静岡。浜名湖見えても静岡。
全行程350キロ余の200キロ超が静岡なのだ。
伊豆と駿河と遠江に分けたらどうだ。…道路脇の標識だけ。
ナニ?じゃ北海道はどうなるんだって?
「見晴らし」が違うでしょうが。
なお、東名高速の名誉のために書いておくと、当初この道のバンク角は、「自重1トンの車が時速100キロで走っていれば、ハンドルに軽く手を添えているだけで勝手に誘導される」というまるで鉄道線路のような設計になっていたという。
だから全体にゆる~いのである。
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