温暖化ねぇ…
ソースはアサヒでフルタチ。
戯れ言はさておき扱っていたのはバングラディシュ。
ここが元々災害…とりわけ水害に対し脆弱なのは確かである。大河のほとりで海抜が低く人口密度が高い。人々は情報を得る術が無く、災害や避難に対する知識も乏しい。なのに治水対策は進まず熱帯低気圧が上陸する。
凄まじい数の被害者の情報にどんだけの強大な…と思ったが、最盛期データ(上陸前日くらい)で945hPaとあった。日本の台風被害で最も甚大な伊勢湾台風で上陸時929であるから、なるほど構造的・人的要因で被害が大きくなったと考えられる。
で。
温暖化がナニ悪さしてるって低地を浸食しているというのだ。ただでさえ低い土地に海水が進入してきているのである。何でも温暖化に結びつける風潮は好きではないが、この現象は事実である。そして地球シミュレータあたりの解析結果から、温暖化が進むと熱帯低気圧は「数は減るが個々は強力」になることが予想されている。また、全地球的に温かくなる…のみならず、「降るところはより多く、降らないところはより降らなく」なることが段々分かってきた。これは言わずとも、こうした「貧しさ故の災害脆弱性」に深刻なダメージを与える。格差社会の世界拡大が言われているが、温暖化は貧しい地域の命の危険をより高める可能性があるのだ。
アメリカ人は今世界で何が起こっているか知らないという。報道されないからである。アメリカが富める国であれば世界はどうでもいいからである。全てはアメリカが優先なのだ。温暖化すらもアメリカには逆らえない。
そして2004年、史上初の「南大西洋サイクロン」がブラジルを襲い…当然ながら政府側の対応困難もあって、人的被害をもたらす。
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カトリーナはこの翌年のこと。
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