冷静と冷酷の間
こうやって重ねて撮ると、「生存時間」は製品の寿命…の様に思えるが。
内容(「BOOK」データベースより)
生存時間データが統計的に従う確率分布について考察。
内容(「MARC」データベースより)
Excelの基本的な機能のみを用いた、生存時間解析の解析法を紹介する。また、生命表や生存時間確率分布表、およびこれらをもとにした種々の計算表がどのような原理に基づいているのかを、数学的に解説する。
うん。メインはそっちらしいんだ。つまり
「5年後生存率○%です」
を出すための本。ってこと。
最も
「Excelによる生命表の作成方法や生存時間解析の分析手法を理解できる
生存時間解析は医療統計学、生物統計学のみならず、工学系の寿命分析(信頼性工学)、経済学でも使われる統計分析手法。本書はExcelを使って、生存時間解析をわかりやすく解説した。Excelによる生命表の作成などを具体的に説明している。」
であって、当然、オレが使う方にも適用できる。いやむしろそっちの方が冷静な判断の元になる。
対しこの本の「主目的」についてはどうか。統計・確率で扱う話か?という議論はあろう。そう言われてどう反応するか、は、恐らくは統計結果を左右する。ネガティブよりポジティブの方が絶対に身体にはいいからだ。
だがしかし。
リスクの見積もりというのは絶対に必要である。その場合統計は「この先」を確率で示す。
この場合数字は冷酷であろう。そして冷酷であるが故に冷静さに影響を及ぼす。
「マハラノビスの距離」もそうだが、命の数字は品質系の手法概念と分かちがたく結びついている。
ふと思ったが、これは「工業生産品」といえど、生き物と変わらない(そのつもりで付き合え)ということを表しているのではないか?
工場で作られるとはいえ、大元を生み出すのは全て人の手だ。
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