春うららかな地獄
寝坊して朝食を取り、劇団四季バージョンの「美女と野獣」(ミュージカルの音だけ)を流したら、ほどなく娘がDVDのラックをゴソゴソし、アニメの方持って来てニコニコ。
「おとうちゃんこっちがいい」
はいはい。昼までシアター。…だから怖いって逃げるなってばよ。見たいと言ったの君でしょうが。
昼食後おもむろに模型の線路の間に座って制御装置の電源オン。
「おとうちゃんあそぼ~」
運休。
とはいえ家の中で遊ぶにはネタがない。
仕方ない。外へ出るか。…こういううららかな春の日には外へ出たくないのである。ヘン?
花粉症なんだよ。
マスクして出陣である。行き先は娘のリクエストで近所の公園。
「あ、モンシロチョウ」
春だねぇ。はくしょん。
行き着いた公園は無人だったが、程なくお腹の大きなお母さんが、娘と同じくらいの歳か、姉弟を連れて来、子どもたちは一緒になって遊び出す。聞けばお姉ちゃん6歳との由。春から小学生か。
続いて改造バイクや原付の若者が…ゴロゴロ入ってきた。
バイク談義なので別に…でもそれは止めてくれ。
「小さい子いるからタバコはやめてくんねぇかな」
「はい、すいません」
こーゆーの近寄りがたい雰囲気を出しているが、言えば聞くもんである。
しばらく遊ぶ。その別の子もブランコに乗せて一緒に動かしたり。声色変えて笑わせたり。
でーも1時間が限界。目が鼻が…。
「お~い父ちゃん身体の具合が悪いよ」
娘は素直に言うこと聞いて帰宅する。
「また遊ぼうね~」
多分「また」はないよ。あ、今度はキチョウだ。
帰宅。
したらまぁクシャミ止まらない目薬はどこへ行った。う゛ぇやっぱり外出るんじゃなかった。それどころか身体がだるい。
「おとうちゃんあそぼ~」
まぁ勘弁してくれ。
夕刻寝込んでしまった。アナフィラキシーか何かかこれ。
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