趣味と実用
「これ何て書いてあるの?」
娘が差し出した手のひらの小箱には
ヒ エ ロ グ リ フ
要するに幼稚園のお友達がエジプト物のアクセサリの入っていた小箱を幼稚園に持ってきて、娘がその箱の「文様」に……という次第。しかしお前ひらがなより先にそれかい。
「目みたい虫みたい鳥みたい」
そらそうや。で、妻がロゼッタストーンのプリントされたハンカチを探すも見つからず、我が資料コレクションよりエジプト物お出ましと。
♀みたいなカッコしたのはアンクで虫の正体はスカラベでタマオシコガネをネットで調べてやって囲み文字はカルトゥーシュで王様の象徴でそっちの文言は死者の書でそっちの文言は王様の生前の功績でうんにゃらもんにゃら。
「こわいかお」
ツタンカーメンのマスクだ。
「目がこわい」
アイシャドウだ。
「きれ~い」
アメンエムオペト王の襟飾り。
そのうち死者の書を自分語で勝手に解読。
「ゆう君が宝物を見せてくれました」
書いてない書いてない。
いるけどね。エジプト物の展示会でミイラのお棺やウシャブティ(要するに埴輪)に刻まれたヒエログリフ読んでる子ども。え?すごい?我々電車の形式見分ける。根本的にそれと変わらない。
ヒエログリフ変換スクリプトのページ。
http://s-ueno.com/~moji/php/kana_hrg.php
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