どっちもどっち
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/world/bob/NARGIS/MTS108050206.NARGIS.0.1024x768.jpg
サイクロン「NARGIS」。ミャンマーに上陸直前のショットである。特徴は
1.図体は小さいが雲の密度自体は高い
2.眼が鮮明であり強力
これから推測される現地の状況は、急激に天気が崩れて暴風雨になり、脆弱な家屋が高潮や洪水で崩壊。
その壊れた家々の材木や、なぎ倒された南洋の大樹が、嵐の中逃げまどう人々に巨浪と共に襲いかかるという地獄絵図。ちなみに昭和34年9月26日の深夜に同じ状況を愛知県から三重県のあたりで引き起こしたのが伊勢湾台風である。
で、「政府」と呼んでいいのか知らないが、為政者の主張は「後は自分たちでやるから物と金だけ寄越せ」。
「人は足りている」というが、人が多ければ多いほど物資や救助は急速に進行するんじゃないのか?
実態は内外両面に押し隠し「国民投票に行きましょう」…要するに助かるべき人命よりも自分たちの為政者権利、既得権益が優先なのだ。「オレのためにお前達死ね」…しかも千から万の単位である。普通に考えると、このまま放っておけば、海へ向かって引いて行く水に乗って大量の遺体が国内からインド洋へ流れて行くことになるのだが、それをどうやって「隠す」つもりなのだろうか。「死人に口なし」は大間違いである。
地震の方。気象庁公式によれば現在のマグニチュードは7.9である。言うまでもなく関東大震災と同じ数値であり、このように陸地内奥で生じる地震としては最大規模である。ただ、この地震活動はヒマラヤ造山活動を引き起こすテクトニクスによるもので、メカニズム自体は東海地震などの陸地版と言って良いかも知れない。
従って当然。
震源地のブン川県はなぜ「陸の孤島」に?
新華社のウェブサイト「新華網」によると、12日にマグニチュード7.8の地震が発生して以降、ブン川県城との連絡は数十時間にわたり途絶えた。ブン川県城はなぜ「陸の孤島」になったのか?成都軍区震災救援活動前線指揮部の魯平成大佐は、その原因を次のように分析する。
(1)複雑な地形
(2)悪天候
(3)止まぬ余震
これは「阪神・淡路震災」の際、夜が明けヘリが空撮するまで神戸の状況が判らなかったのと同じである。震源直上(震央という)には、まだ「確認のための人員」がようやくたどり着けた段階である。
なのに
中国側から支援要請なし、日本の医師ら足踏み
中国四川省で起きた大地震で、国内では、人的支援をしようという動きも広がり始めているが、発生2日目の13日も中国側から正式な援助要請がないまま。関係者は焦りを募らせている。
理由は?
北京の外交筋は14日、中国側の受け入れ拒否は政治的なものではなく、技術的理由に基づくとの見方を説明。「宿泊施設や食料を自前ですべて用意できる軍隊型組織でないと現地入りできないようだ」と指摘した。
その一方
北京オリンピック組織委員会の劉敬民・執行副主席(北京市副市長兼任)は13日、同日開幕した第4回北京五輪スポンサー大会で、北京五輪の準備状況を説明し、開閉幕式のリハーサルがすでに全面的に展開され、開幕式の聖火の点火方法もすでに確定していることを明らかにした。「中国新聞網」が伝えた。
しかも
中国・四川大地震の発生翌日の13日、北京五輪の聖火リレーは福建省竜岩で予定通り実施された。しかし、スタート時には犠牲者を悼む行事はまったくなく、インターネットには「われわれ中国人には良心のかけらもないのか」との批判や、「リレーはすぐ中止すべきだ」といった書き込みが多数、寄せられた。
竜岩でのリレーでは、第一走者の重量挙げ選手、張湘祥さんがメディアの取材に「リレーが被災者に元気をもたらすように」と答えたが、黙とうなどは行われなかった。
これに対しネットには「笑顔を浮かべる走者の姿は見ていられない」、「聖火リレーをやめ、節約したお金を救援活動に回すべきだ」と反発する声が集まった。(共同)
まぁ最後のは単なる共同通信の垂れ流しですから信憑性はさておき。
結局国民の立場に立ってないんだよね。少しは某国の「為政者」よりマシかと思ったが同じだったか。
ん?
ミャンマーのサイクロン被害で、同国軍事政権は14日、中国、インド、タイ、バングラデシュの4か国から医療などでの緊急支援要員計160人の受け入れを決めたことを明らかにした。
軍政が国外からの人的支援の受け入れを、限定的ながらも表明したのは今回が初めて。一方で、軍政は、米欧に対しては拒否の姿勢を貫いており、国際社会の支援を全面的に受け入れる可能性は低い。
へー。ちなみにサイクロンの方は、為政者の公式で死者数が3万8491人に達し、2万7838人が行方不明。だそうな。でもさ
国民全員誰がどこにいるか把握してるか?この為政者。
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