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2008年6月23日 (月)

でっけえマイグレーションだなおい

「マイグレーション」
このコトバを検索してここにたどり着いた方は、十中八九仕事場に回路図が転がっているであろう(ソフトの仕様書かも知れないが)。
でもって、そういう方であれば、タイトルを見た時、こういうののでっけーヤツを思い浮かべたはずである。
オレもどっちかてぇとそっちの口なんだが。
今日取り上げるマイグレーションはもっとデカイ。
肉眼レベル?いやいや肉眼じゃ見えないほどデカイ。
顕微鏡じゃなくて望遠鏡が要る。

太陽系。だ。

えれくとろまいぐれーしょん・いおんまいぐれーしょんは、電界のイタズラだ。で、こっちは天界のイタズラだってわけ。
ナニ?んなダジャレでエレクトロニクスにカテるな?
でっけーものの周りをちっちぇーものが回るって点では金属原子と電子の関係と同じだろうが(ホントかよ)。
バカはさておきこのスーパースケールのマイグレーションは今から46億年前に生じた。とされる。実は太陽系の成因には幾つか謎がある。そのうちの一つが、天王星や海王星が、あの位置であんだけデケーことの説明だ。太陽系が太陽を形成した物質の残りカスなら、太陽に近いほどカスが多く、デカイ星が出来るはずで、んな遠い位置に出来るとして計算したら、100億年でも追いつかない。しかし50億年も経ってない。この矛盾は何だ、というわけである。これを一気に説明できるスヴァラシイ仮説が、このマイグレーション説だ。つまり、天王星、海王星は、本当はもっと太陽に近いところで生まれたものの、重力のイタズラであの位置まですっ飛ばされた、というのである。
安っぽいSFの設定みたいだが、確かに重くなれば遠心力も働くわけで、バランスが取れる位置まで動く。月だってもっと地球に近かったのが、今の位置まで動いたのだ。天王星の自転軸がスッ転んでるとか、海王星のトリトンは逆行衛星だとか、その辺の怪しい部分との整合性を示唆しているようにも思える。ちなみにこの説には、太陽系の外縁を地球サイズの天体が回っている、という惑星ラーメタルを地で行くような仮説が付随している。つーても、公転周期は千年どころの騒ぎじゃないが。
にしても
んなデケーもんがどこにいてどのくらい掛かってここまで動いたんだ?太陽系をズリズリ横切って行くウラヌス様にネプチューン。
……ネプリーグまだ見終わってなかった←そっちのネプチューンか

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