秋葉っ原哀歌2
ニフティ鉄カテから来たあんたよ。悪いけど車輛も線路も出てこないんだ。
でも、あんたらにも判ると思うから鉄カテにも分類した。良かったら読んでやってくれよ。
それにいるだろ?アキバの模型屋巡りしてるヤツ。
思い出す知ってる姿と、テレビに映る今の現実。
あの場所があんなことに。
「オレの秋葉原」って昨日書いたよ。でもそれ多分、みんな同じだろうと思う。「俺たちの秋葉原」。
デジャヴ覚えたなと思ったら、その元を思い出したよ。尼崎の事故だよ。
「なるほど」と思った鉄、多いと思う。信じていた、まさかと思った、崩された。犠牲が生じた。
その点で同じなんだよ。鉄カテに振ったのもそのせい。
言葉にできない思いがあるんだろ?判るよ。みんな同じ気持ちあるから、今日、山ほど花が捧げられたし、その花が雨に濡れちゃいけないってんでカサまでさしかけられてあったんだ。そしてその気持ちが分かるなら、それはおまいらのココロにも「アキバへの思い」にも、同じようにナイフが突き刺さった、ってこと。
アキバってココロとリアルの接点だもんな。ココロの出先機関でもあるんだ。
尼崎だって同じだよ。現物の鉄道はココロの出先機関なんだ。
そこぶっ壊されたんだよ。おまいらが傷つくのは、当たり前だよ。
自分が刺されたわけでもないのにこの気持ちは何だって?そういうことさ。変でも何でもない。怒り、悲しみ、喪失感、そのないまぜ。価値観の否定と言ってもいいかも知れない。「俺たちの秋葉原」が不当に否定されたんだ。
たださ。
最後に望みのあること書かせてくれよ。ラジ館だと思うけどさ、回路部品屋のおばちゃんが、「怖がって来客が減る」って心配してるんだ。これ、絶対そんなことない。自信持って言える。根拠?
山ほどの花束が沈黙を持って雄弁に語ってるじゃんか。おうよ、金なる沈黙が銀なる雄弁で教えてくれてるよ。
「俺たちの秋葉原」を俺たちが裏切るわけがないんだ。
だからこそ、俺たちが守るんだ。
「電気街じゃなくなった」
嘆く御仁がある。とんでもねーよ。今でも最先端の電気街だよ。アニメにゲームだって要はデータでありバーチャル世界、それこそ先端じゃんか。真空管のラジオ、オーディオブーム、マイコンブーム、先端家電、ネットとパソコン、次にそのコンテンツ。ムーブメントはいつもここから。どこか飛躍があるかい?
一人の馬鹿のためにグダグダにされてたまるか。秋葉原が秋葉原であり続けることが、巻き込まれた彼らに対する俺たちの責務だとオレは思う。
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