こんち我が家の教育方針
クモとヘビが平気な女の子にする。
……何か?
↓昨日バザー事後処理終焉において、園庭に最後まで残っていた子ども達を、とりあえず園舎の中に引き上げた。
とはいえ中に遊べるアイテムがあるわけで無し。オレサマこういう場合伝家の宝刀「その辺の虫を取り敢えず捕まえる」を実行に移すわけだが、あいにくと11月の声も間近いとなると、虫の姿はぐっと減る。ちなみにその時その場にいた人間以外の可視サイズ生命体は次の通り。
・件の猫
・金魚
・メダカ
・ケガしたムクドリ
・ガ
・ヤマオニグモ
・脱皮した直後のジョロウグモ
猫は園猫だし、ヒレ組は外に出せないし、ムクドリは恐怖の塊。
……お前ちょっと来い。
「ほ~らジョロウグモだよ~」
子ども達どん引き。でも興味はあるよう。但し距離は取る。防空識別圏は確保って奴だ。まぁねぇ、こんな手のひらサイズのクモ手のひらに載せてくるどこかのお父ちゃんは空前絶後だろうし。
糸引いて下がったりして。園長先生とかその場においでであったが、果たして虫取り探検隊女隊長の父の悪行に気付いたかどうか。
「さわる?」
小学生の男の子も一人いたが、勇気なす。
娘もさすがにこのクラスはダメ。
さてこのジョロウグモさん。巣は堂々としているが、本人は実は結構繊細で神経質。あまりいじるとぐったりしたりするので、元いた場所へ戻す。ちょうど妻も用事が終わった。
別のクモ。
「メスがぐるぐる巻きにして放置しておいた獲物に宿六のオスが食いつくも、その振動にメスが反応してオスの元へ突進の図」
ジョロウグモのオスは命がけです。そして九分九厘交尾中に食われます。
さて。
ウチの娘さん、そんな教育方針の賜物か?「アマガエル」は自分で捕まえるし、カマキリはOKである。
冷え込んだ本日、雨の中オオカマキリのメスが一匹。
普通こいつらは雨降ると軒下や葉っぱの裏へ隠れるが、先に温度が下がったようでぬれ子さん。放っておけば偶発性低体温症(人間の場合)で死んでしまう。
まぁちょっと来なさいよ。まぁまぁ。ナニ?お面からせんぺい本体に化けてる?よくお気づきですね。
「あたしにもあたしにも」
娘が指を出すが……行かないんだなこれが。
クモもそうだがこいつら節足動物の足先ってのは、実際にはミクロンサイズの毛がびっしり生えていて、ゆえあって結構敏感。恐らくは「おっかなびっくり」の意識がもたらす微妙な震えや発汗を捉えているのだろう。
で、カマキリが、前足その蟷螂の斧をチョン、と娘の指に掛けた。
「ひっ!」
何もしないってばよ。
「はやくとってよ~」
その「とって」は写真か?カマキリか?フフンまだまだ青いぞ我が娘よ。このカマキリは茶色だが。
こっち見んな。
掃除中カーテンに放かっておき、終わって昼飯。遊び相手ありがとさんで鳥の唐揚げおすそわけ。ちぎって口元に持って行く。少し甘噛みして。
「♪」
斧でガッ。ガツガツ。こらこら指ごと行くな。やりなおし。
え?鶏肉なんか食わせていいのか?カマキリって子ガエル程度なら取って食うからね。両生類→爬虫類→恐竜→鳥類(おいおい)。
それにそもそも本人が食えると判断してるんだからいいでしょ。
虫が食うなら毒もなし。ちゃんとした物と判断します>ナフコ
「虫が食わない」のは「虫も食わない」のだ。
人間なら毒食ってもいいのか?
とりあえず娘がクモとヘビを制覇するまでの道のりはまだまだかかりそうだ。
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