幼稚園のバザー
ジャンケンで負けた妻が係を仰せつかったバザー当日である。
半年前から様々に準備をしていた。販売品の納入業者と打ち合わせを繰り返し、頒布品の手芸作品を毎夜遅くまでちくちく。
傍観者決め込む立場でないので手を出す。娘は最早単独放置で問題ないので、力仕事だの、業者さんのクルマこっち止めてーだの、タスキ掛けて周辺警戒だの。
B&Oのイヤホンマイク付けて「パトロール」とタスキ掛けてりゃそれだけで威圧感充分である。
今日の仕事:うろつく
妻は模擬店で目の回る忙しさだっつーのに。
さて幼稚園園庭には子ども達が遊べるように起伏があり遊具がある。但し今日は使用禁止。子どもが多いので危険も多い。至極もっともである。
「そこから出てね~」
今日は子どもに嫌われる日である。ちなみにこういう場合「ワザと入り、目が合うと逃げる」とゆーゲームに及ぶ子が必ず現れる。子どもの遊びはエスカレートするのが常で、しかも気にしているのはオレサマの動きと目線だけ。
本人達は勿論、よそ見して動き回るので、他の子ども達も危険なのである。
こういう場合は気付かぬふりをして物陰に隠れ、近づいたところを見計らってヌッと出てやる。
いきなり出くわすと固まるのが後ろめたいココロの常。
「ええかげんにせいや」
低い声でボソッと言ってやる。大声や甲高い声はダメだ。「オヤジ本気で怒らせるとコワイで」…テキメン。
イベントは2時まで。後片付けに首を突っ込んでアガリは3時。だが、妻が後処理で容易に出てこない。
薄暗くなって行く園庭で子ども達は一人減り二人減り。
しかし娘は意に介せずぶんぶん走り回る。「最後にひとりぼっち」を怖がるタイプではないらしい。
日暮れて妻がようやくアガリ。まぁご苦労さんでござった。
↓ぎゃぁぎゃぁ子ども達が騒ぐ中最初から最後までここでダンゴ。しかも「猫の額」に花載せられても知らん顔。
なぁ「猫の手も借りたい」って知ってるかい?
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