リンク

  • 創作物語の館@ココログ出張所
    別途お話を書いています。携帯端末で気軽に読めそうな短いのと、携帯端末でどうにか読めそうなデータ量に小刻みに切り分けた長いのと。 メインはファンタジー、冒険、命を守る。先端科学、魔法、超能力、妖精さん、てんこ盛り、暇つぶしにでも覗いてやって。50作少々あるので。
  • 竹谷内医院カイロプラクティックセンター
    ヘルニアや座骨神経痛と闘うあなたに。ここが私の安心サポート。 (カイロプラクティックまとめ記事はこちら
  • 朋和カイロホームページ
    名古屋におけるオレのケツ腰の守護神。JAC認定カイロプラクティック。さあアナタもLet’sバキボキ

ついったー

  • ついったー(暫定運用)

めーるぼっくす

無料ブログはココログ

« コストパフォーマンスその2:さよならアールビバン | トップページ | 幼稚園のバザー »

2008年10月24日 (金)

かわいそうな29

「にく」ではない。

風呂上がりの数かぞえ。
「いーち、にー、さーん……」
20までは丸暗記させた。当初せとでんの駅数がちょうど20であることから、栄町から尾張瀬戸まで何となく憶えさせようとしたのであったが、この企みは妻に見破られ、脆くも崩れ去った。
そして昨今娘は30へ手を伸ばし始めた。
だがしかし。
「27……28……なんだっけ」
指立てて「9」を示すと。
「9……10……」
29の9の意だという理解がないのである。むろん、ユークリッド的な数の概念、直線性の理解はない。28に1を加えると29になるとは判っていないのである。
数は数える。数字は読める。しかし両者の連結はない。
「いっこといっこ、合わせて幾つ?」
現物を見せると数えて答える。「1個同士」と「2個ある」は別次元なのである。
斯くて今日も29は忘れ去られて飛ばされる。「早くゴールしたい」という気持ちもあるのだろう。28の次は30である。
「29はどこ!?29かわいそう~!!」
泣き真似して言うとケタケタ笑う。29の存在はこの思い出と共に刷り込まれると思うが、やっぱり今日も忘れ去られる29なのである。
貴重な素数なのに。←そこかよ

« コストパフォーマンスその2:さよならアールビバン | トップページ | 幼稚園のバザー »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: かわいそうな29:

« コストパフォーマンスその2:さよならアールビバン | トップページ | 幼稚園のバザー »

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック