code name:TOTAL ECLIPSE
2009年7月22日。サロス136番中37回目の皆既。日本では1963年7月21日以来46年ぶりの「パスポートの不要な皆既日食の見られる日」がやってくる。世紀の瞬間であって、天文ヲタとして逃すわけにはいかない。とりわけ娘には小学生になってからの出来事であり、文字通り一生モノの思い出になるであろう。
とはいえ、皆既日食が見られるエリアは、屋久島と奄美大島の間のトカラ列島である。2001年の「しし座流星群」のフィーバーぶりから言っても、天文ファンのみならず「カネと行動力」のある人はこのエリアに殺到する。
対しこのエリアが受け入れられる人の数は限られる。「しし群」の時は観測用の夜間飛行のツアーがあったが、同様の観測ツアーがないとやってられないだろう。
このため、どうするのかと注目していたのだが、結果自治体が先頭に立って、観光誘致をしつつも、野放図な受け入れをしないようにと動いた。要するに旅行代理店が観測ツアーとしてまとめる形を取ったのだ。実際、エリア内のホテル旅館に問い合わせたら、軒並み一般からの予約受付をやらないと回答された。最も仮にやったとしても、今度は移動する交通手段が絶対的に不足する。
で、公式に受け付けを開始した一番手が近ツリさんだ。どうせ抽選になるから当たればバンザイで放り込んでおこうかとページを開いたらこの状態だ。
http://www.knt.co.jp/eclipse/
島に泊まり込む一週間コース(しかも野営)
http://www.knt.co.jp/eclipse/detail/tokara_tour/tokara_tour.html#courseandprice
小学1年の娘にそれはムリ。船か飛行機のツアーは?
http://www.knt.co.jp/eclipse/detail/nipponmaru/nipponmaru.html
2泊3日だが「にっぽん丸」
で、どっちも共通しているのが「良いお値段」。
妻からは当然、コストパフォーマンスの点から疑問視。
JTBは?……現時点で募集しているのはこれ。
http://www.jtb.co.jp/shop/royalroad/info/cruise/tour2/ak0412/
飛鳥II 2009年 世界一周クルーズ
世界一周航海の最後に今世紀最大級の皆既日食を「飛鳥Ⅱ」船上で観測する予定です。2009年7月22日の皆既日食は、(以下略)
にょー!
要はその時間にそのエリアに行って戻れば良いのである。ここまでの必要はござらぬ。
セントレアからジャンボジェットかエアバス380で行って戻る弾丸ツアーを期待する>航空各社
ナニ?そこまでの燃料を消費し地球温暖化に加担するまでして見たいのか?
2012年の金環食まで待て?2035年なんか関東平野で見られるじゃないかって?
それはそれ。これはこれ!←だめじゃん
2009年7月22日東京(天体シミュレータ)
2012年5月21日東京(同:これは綺麗だ)
2035年9月2日東京(同:もう少し北に行かないとならない)
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