焦っちゃ だ・め
【3】
最近5時まで座ってるのがしんどいです。
「ケツ学かい?」
……さて。
仕事の最大効率点を発見するには多量の知識が必要だ。それを得るには何が必要か。
「TPM活動」ちゅーのがある。とーたる・ぷろだくてぃぶ・めんてなんす。
定義
生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)をする企業体質づくりを目標にして、生産システムのライフサイクル全体を対象とした“災害ゼロ・不良ゼロ・ 故障ゼロ”など、あらゆるロスを未然防止する仕組みを現場現物で構築し、生産部門をはじめ、開発、営業、管理などのあらゆる部門にわたって、トップから第 一線従業員にいたるまで全員が参加し、重複小集団活動により、ロス・ゼロを達成すること
小集団活動ってのが出てきたね
定義
「小集団活動」とは職場に少人数のグループを作り、自主的に業務に関連する目標や計画を立て、実行していく活動。
これ読むと「最大効率点の発見は自主活動」となる。つまり業務に臨むに当たっては、「その時点で必要な知識全て持っておけ」というのが会社の立場。まぁそうだろね。
でも、その仕事に特化した「効率点探し」って、仕事の場からじゃないと考えられなくないか?
図面引きも然り。電源回路の本を読んで知識増やすのは趣味か仕事か。
オレは鉄道ヲタクで元々電気回路は趣味でいじる。仕事になったところでああそうですか、である。が、その部品がどうやって作られるか、材料は何であるか、は、趣味では無関係だが仕事では大事なこと。
「それが壊れたのは部品メーカが材料の鮮度管理を怠ったせいだね」
例えば不良に対してこんな一発回答が出せれば「効率の良い仕事をした」ことになるのだろう。でもこのためには材料の鮮度管理が必要であることを知っておかなくてはならず、そして一般に仕事に遭遇して初めてそういうことは判るのだ。
+ 小集団活動・QC活動の時間は労働時間か +
≪Q.≫
当社では、所定労働時間外に生産現場の生産性の向上を図るため小集団活動・QC活動に取り組んでいますが、小集団活動に参加した時間は労働時間として取り扱わなくても差し支えないでしょうか。
≪A.≫
設問の回答に当たってはまず、労働時間の定義を確認してみることにしましょう。
労働時間とは、一般に「使用者の指揮命令下で現実に労務を提供している時間」と、解されています。
実際に作業(業務)に従事している時間はもちろんのこと、就労のため待機している作業の合間の手待時間や作業に必要不可欠な準備・整理時間なども、労働時間になります。
さて、設問の小集団活動の時間が労働時間に該当するか否かは、その実態に即して判断することになります。
つまり、小集団活動が労働者の自主的な活動であれば、当然使用者(会社)の指揮命令下に行われているものではなく、労働時間ではないといえます。
一方、使用者の指示に基づく活動である場合には、本来の自主的な小集団活動とはいえず、その時間は労働時間になると考えます。
したがって、所定時間外にこのような小集団活動を行っている場合には、使用者は労働基準法の定めるところにより、割増賃金を支払う必要があります。
また、直接的な指示がないまでも参加しなかった場合に、昇給・昇格、賞与などで不利益な取り扱いがされる場合には、使用者が間接的に参加を強制しているものであり、労働時間と解されると考えます。
小集団活動・QC活動の態様は個々の会社で異なりますので、上記の判断基準に照らし、適切な取り扱いをしてください。
社会保険労務士 金子 賢一
引用元
http://www.active-hiroshima.jp/tsushin/m_235.htm
「効率よくやれ」
「一方、使用者の指示に基づく活動である場合には、本来の自主的な小集団活動とはいえず、その時間は労働時間になると考えます」
主張しましょう。「効率向上も仕事の一つ」で、そのための知識を集めるには、超能力でも持たない限り時間が必要です。
「効率向上」には、それが動き出すまでにどうしても時間と手間が欠かせない。
労働者も、使用者も、焦っちゃダメだ。
タグチメソッドは、条件に対しシステムの挙動を観察する「予備実験」を行っている。
仕事とて、同じ事。
「まだか?」
急かすな。
「すいません」
謝るな。
それは必要な仕事なのだ。
これからイザヤ書を読む。
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