お菓子の国に行ってきました……
「Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ」
見てきました。
うーんとね。
冷蔵庫で残り物見つけたんじゃないんだから、有り物で適当にデッチ上げるなっての。
ネタバレしない程度にサラリと。劇場はコロナワールド小牧(愛知県)。
●映像と音
前にも書いたが
・劇場用なのに16ミリで撮るな
・画角がテレビのまんま
これはいただけない。あの動きを300インチにするんだぜ?ゴチャゴチャして目まぐるしいったらありゃしない。
全体の状況を捉えられる引きカットを使ってくれって。
それと劇場側の問題かも知れないが、輪郭が甘い。アニメは映像のエッジが立ってナンボでしょうが。
しかしTV版は35mm+ハイビジョンなのに、なんで劇場版はスーパー16(ビスタサイズ)。
音はDTS。サラウンド効果は要所要所。サブウーハも恐怖の演出で吠えたが、小牧のは音がクリップしていた。突っ込めばいいってもんじゃない。調整しる>小牧コロナ
●中身
のぞみの誕生日パーティの最中、「お菓子の国」からヘルプコールをもらって、「コンタクト」よろしくワープドライブで飛んで行く。実は悪者のワナで、プリキュアをお菓子にして食べたい。さてどうやって脱出して悪者やっつけてお菓子の国を元に戻すか。そんなプロット。お題は「夢と希望と愛と勇気は損得勘定に勝るか?」
前作と同様に5人バラバラにされ、氷菓子にされようとしたり、焼き菓子にされようとしたり。そして一人残されたのぞみに黒いフルーレを向けるのは……となるのだが、冷凍室とオーブンから仲間達が復活してくる部分(多分一番肝心)が、余りにもお手軽すぎて肩すかし。オレなら、オレならだよ、「私たちの熱い気持ちはこの位じゃ凍らない」とか「私たちの方が熱いからチャチなオーブンじゃ焼けないよ」とかする。でもこれはちょっと。のぞみが呼べばなんでもアリかい?最も、リキ入れて描きたかったのは「のぞみとココの関係」だろうけど。……話書くのが趣味の人間としては釈然としない。
全体的には「テレビ版を2.5倍に引き延ばした」作り。脚本はテレビと同じ成田さん。なのでその水準はクリアしているが、世界観の定義づけ(前振りと伏線セット)が長く、必要なのは判るが子どもはそれじゃ退屈する。折角だから映画ならではの「ひとひねり」が欲しかった。「ココとのぞみの二人きりの時間」をここに放り込んでやっても良かったのでは?恋はプリミティブだからアクション無くても女の子の心を捉える。そして恋を描くには時間を使った方がよい(短いと底浅くなる)。映画向きだと思うんだが。
前が良かったから相対的に手厳しい事書いたが、細かい部分の気配りは手抜かりはなく、ちゃんとしている。例えばそのお菓子の国のプリンセス(観客と同年代)が悩み抱えて泣くわけだが、のぞみは彼女に膝をついてより低い視点で語りかけ、くるみは斜め上から「あんたのせいよ!」とやる。但しくるみはちゃんとその後プリンセスのためにトランスレートする。
娘は隣席の似たような女の子と幼い評論を交わしながら見ていた。で、ミラクルライトをぶんぶんやった。
「楽しかったよ」
ならよい。でもオレ的には赤点とは言わないが「お手軽に一本」の感が強く、画質音質の点もあってイマイチ。CDはリキ入ってたのになぁ。
55点。要追試(笑)。春の11人勢揃いで巻き返しを期待する。
「おとうちゃんDVDいつ売るの?」
……おいおい
★おまけ
こんぺいとう。今回は娘こぼさず食べた。こっちのリベンジは上手く行った( ^ω^ )
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