サンタクロースのクリスマス
「あんた今年は来るの遅かったねぇ」
「いろいろと寄るところがありまして」
「硫黄島に何の用事があったのさ」
「サンタクロースですから。で、如何でしたか?」
「そりゃ喜んだですよ」
「そりゃ良かった。色鉛筆はどうでした?」
「水彩色鉛筆だってその主旨を説明したら、べしゃべしゃの絵筆でべたべたに広げましたわい」
「あっはっは」
「ただ、あれは、淡い境界線を持つ花なんか描くのに向くかもね」
「お?自称絵心ゼロにあるまじき発言」
「いや、大人の概況把握能力を踏まえての物理的見解」
「あら残念」
「ともあれ、ご苦労様でした。サンタ苦労すとはよく言ったもので」
「いやいや、NORADのサイトに張り付いてスクリーンショット撃つのもなかなかの苦労と思いますよ。さぁ問題は来年です。小学校に入学なさる。私、仕事ありますかねぇ」
「さぁ、どうでしょうねぇ。こればっかりはどうにもねぇ」
「まぁ、とりあえずお手紙お待ちしてます。ごきげんよう」
「ごきげんよう」
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