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2008年12月10日 (水)

派遣労働(2)

「正社員候補」
現在の問題と対極にあるように思える。だが事実である。特に技能者だが、スキルを身につけ最大効率で生産に携わってもらえるまでは会社からの持ち出しになる。そこが派遣だと最初からできあがっている。特に冒頭書いたような「プロ級」が来てくれれば会社としては儲けものだ。技能職は団塊世代退職の余波をもろに受けている。プロ級が後釜に座ってテキパキこなしてくれればそれ以上の物はないのだ。このため所定契約期間内にスキル次第では契約延長、更に正社員へ移行、を出来高オプションで付けている。
ナニ?問題になっているような「派遣切り」対象が存在しないって?
以上建前。
本音の部分ももちろんある。会社が労働者に期待するのはスキルアップと応じた売り上げ貢献だ。給料100万突っ込んでも120万バックがあれば御の字なのである。スキルに応じた賃金は用意する。
対してそのスキルが上限という人は、いつになってもキックバックも一定なわけで、そういう人の給料を「在籍が長い」だけで上げたくないというのは当然の理論だろう。ましてや「ちょっと教えれば誰にでも出来るようなこと」を「ただこなすだけ」なんて場合には。

正社員登用して教育するより、より安い人件費で済まそうとするのは当然なのではないか?

え?「俺たちがそんなレベルとお前は言いたいのか?」そうじゃない。早合点しないでいただきたい。

3.認識のズレ

約束を反故にするのは全面的に会社側の責任だとオレは思う。そこは責めて然るべきだ。そこまでしないと首が回らないような経営しているような会社がアホだし、大体雇用というシステムに立脚する上で同義にもとる。非難の矢面に立ち、恥ずかしい気持ちになるのはプロパーの社員達だという認識に欠けている。リスク管理が出来ていない。

一方で派遣さん、期間工に会社が求めているのは書いた通りである。そこに働いている原理は競争であって、この点はプロパーの社員と何ら変わりがない。トップレベルのスキルがあれば、切るどころか逆に欲しいのである。

4.一つハードルが高い。それは確かだ

言わんとすることは通じたと思う。派遣・期間工でも利とすれば会社側は抱える。他方で派遣業務に「で、あれば安定」を求めるのは申し訳ないがキツい。「その職にあること」だけで得られる安定感は、プロパーとの間にハードルが一つあるのは確かだ。つまり要求される競争のレベルが一つ高い。「……だけ、やってりゃいいや」はあなたの立場を危険に追い込む。「……だけ、しか出来ない」なら「そのくらいなら誰でもいい」からだ。
「しか無かった」という消極的選択を理解するが、そこから確保すべきだったのはプロパー以上のスキルだ。少なくともプロパーになる、或いはプロパー同等の待遇を得るには、プロパー以上が必要条件だろう。そこ抜きにして文句だけ言ってる手合いはあるまいね?オレ何か間違ったこと言ってるか?

オレはヘタレだからプロパーになった。流離いながらのべつ競争している狼になる勇気はなかった。
狼になれ。品質工学はあなたの牙だ。

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コメント

オレサマさんが間違ったこと?言ってませんよ。
ハケンの首切りについては最近問題になってますが、企業側の行儀の悪さは確かにある。いきなり「あしたから来んでいい」「3日以内に寮を出ろ」はないわね。それはそれで一つの問題なんですが、別な問題として、やっぱりハケンに甘んじてきたというか、本人側の原因はゼロかというとそうとも言えんような。
ちょっと話は違うかもしれんけど、バブル期になりゃ「金融や証券は高給でええわなあ」、不景気になりゃ「公務員はええわなあ」。「ええわなあ」って言うんだったらそれ選択すりゃいいじゃん。それ選択しなかった、出来なかったなら、別の道でベストを尽くす、スキルアップ狙う、しかないじゃん。結局、「ええわなあ」と羨んでみるより、今の自分は自分が築いてきちゃった(普通は)んだから、そこに立ち返るしかないですよね。私?今の会社?嫌いですよ。「何でこうなの?」って思うことばかり。でも、自分は会社が嫌いでも、カスタマーサービスには努めなければ、わが社のファンを増やさなければとは思う。そこで給料貰ってるんだからね。最低でも貰った給料に見合う仕事しようとは思います。何でも対価をもらったら、それはどんな小さな一面でもそれがプロだと思うから。
だから、ハケンといえども、正社員ではなくとも「プロ」であるという気概があるかどうか、ってこと、もうちょっとウラから見る人いないのかな、と思ってた。
ゆえに、オレサマさんに全部。
こんなこと言ってると、「あんたらはええなあ正社員で」って聞こえてくるか。

とおりすがりさん

コメントありがとうございます。
仕事には何だってリスクがあると思うんですよ。安泰言われる公務員だって「財政再建団体」とゆー事実上の倒産がある。そうならないようにみんなで組織をもり立てて行く必要があるんです。

派遣さんは言わば「オレサマ株式会社」。引く手あまたか有限会社かは社長やCEO兼火元責任者の能力次第。逆に言えば努力に応じた結果がダイレクトに得られる職種だと思うんですけどね。

孤高の狼であれ。

忙しい真っ最中で、長そうだったのでパスした記事です。

すのぴさんの記事は勿論、とおりすがりさんのコメントにも同感です。
企業側の対応の悪さは確かに人権を無視していると思いますが、派遣の人達個人の問題もやっぱりあると思います。
正社員はサービス残業もあるし、責任もあるからイヤと派遣を選んだ人もたくさん知っていますが、プロ意識を持って、スキルアップしていく人達は会社は離さないです。

私たち正社員だって、立場に甘んじている人は(いっぱいいるけど ) スキルアップしていかないと。 プロなんだからと思います!

上のコメントにつけたし。

リストラされ、派遣しかなくなってしまった中高年層や外国人労働者の方へは、何かしらの対応が必要と思われます。 行政の力にも限度はありますが、余力のある民間の力も借りて、最低限の人間らしい生活が出来るように。

この問題は企業側の倫理観と労働側の責任感が「ごちゃまぜ」になっている部分がありますね。ひとからげに「派遣・期間社員問題」と扱ってしまうとややこしくなる。「しかなかった」と「で、いいや」は違う。

一寸先は闇。自戒を込めて。

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