夢は空よりも高く
H2Aがそれこそ工場のおじちゃん達の浪漫、「まいど1号」持って上がった。これ要するに「コンポーネント」式衛星の実験機なんだな。
こういう提案で
http://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/cosmo/haihu18/siryo18-4-6.pdf
こうなって
http://www.jsforum.or.jp/event/contest/what/history/10.html
こうなった
http://www.ard.jaxa.jp/res/stdrc/a00.html
わけだ。衛星ってのは調整も修理も利かないから、「100%」の信頼性を求められる。従前そこ莫大なカネかけて解決していたわけだが、そこを「小さな100%」の集合体で何とかならないか×職人のワザってわけですわ。
軍事的野望を背景に国家レベルでの開発に端を発する宇宙機だが、ここに来て学校や町の工場で作れるようになってきた、というわけだ。見ている側はコタツで丸くなってみかん食いながらって点で変わっていないんだが、時代は確実に進歩していると言えるんじゃないだろうか。
ちなみに宇宙開発の次のエポックは有人火星探査だが、その前に21世紀になって幾つか惑星探査機が上がっている。
水星探査機「メッセンジャー」
http://www.astroarts.co.jp/news/2008/01/18messenger/index-j.shtml
何か持って行った訳じゃありませんよ。ヘルメスに行くからさ。
冥王星探査機「ニューホライズンズ」
http://pluto.jhuapl.edu/
人類が初めて冥王星に送った衛星。「ホライズン」……地平線という名には「その先」の意味がある。太陽系の末端、エッジワーズ・カイパーベルト領域の観測も視野に入れているのだ。
人類、それは地球史上初めて、地球外へ視野を向け、自分たちを囲む全てを知ろうとした生命体。
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