カミングアウト
朝礼後のミーティング。
4月からの組織図に当然オレの名前はナシ。
「転勤です」
一緒に仕事してるOパブ氏がびびった位。
まぁ元々外様である。「来たばかりで要領を得んのですが」と尋ねても「んなこと位知らんのか」みたいに見られる。名古屋の良くないところに自分の常識が世間の常識みたいな視点ってのがあるが、その真骨頂というか集合体がこの工場なわけ。押しつけがましい営業。「カタログ定格と同じ定格の素子使ったらいかんの?」そんな設計。壊れるとまず部品メーカーのせいにする。
「定格越えするがメーカー見解で実力で大丈夫」
なんぢゃそら。どうやっても定格以下に収まるようにしておけば、そんなヘンな質問しないで済むんじゃないのか。
そんなギリギリを繰り返しているせいか、職場の雰囲気の悪いこと。緊張ばかりが存在し、冗談の一つもない。これでチームプレイの協調感、ならいいが
「お前何やってんだよ」
「あの結果はどうなったんだ?」
結果結果結果。早く早く早く。
で、飯が不味い(笑)。
オレがめんへらになったのは思い返せば当然。
だから、死んでも名古屋色には染まるまい。キャラ殺して突っ張った。村八分を防ぐために品質工学を武器として「オレしか知らない」を背中に背負った。
そして設計図に名前が残った。
なら、いい。
午前9時解禁の異動通知を見るに、新職場は同様にもう一人拾ってきたようだ。回路はいじるがジャンルが違う。
会社が何を考えているか判らないが、畑違いの人間を方々からかき集めてって所に、危険さと共に大スケールの予感を覚える。
とりあえず新居の間取り見ながらどうやってオーディオ置いて線路敷こうか考えてる(笑)
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