オレのケツ、引いてくれないか?
ウホッ。
もう一つ探して置いた整形外科に行ってみることにした。電話したらぶっきらぼうな対応。最も向こうの声がザワザワしているので忙しいと言うことだろう。
「12時までですよ」
それだけ判れば結構。自転車キコキコして10分。……大きな広告塔がドーン。なんだ?整形外科単科にしちゃ大きいぞ。2階建てだし。しかも随分前からある感じ。
駐車場はギッシリ。自転車で距離があるのでイコール雨だとクルマになるわけだが、こりゃ雨の日は争奪戦か。
駐車場から窓の開いたリハビリ室が見える。腰椎と首の牽引装置。型は古いが数はある。
ドアを開くと予想通り中身は古い。右手がリハビリ室、左手が受付と診察、レントゲン室。患者さんは多く、受付待合いを中心に、診察室へリハビリ室へ行ったり来たり。
受付に保険証を出して、は、初めてですぅ。
「どうされました?」
「椎間板ヘルニアでして」
「じゃぁこれを書いて」
毎度おなじみ初診者用のあれやこれや。
インフルエンザのニュース見ながら順番待ち。見ると結構重症の方が多い。入院も出来るようだ。
「オレサマさん」
へいへい。
「はじめてです」
「どうされました?」
「腰のヘルニアで治療受けてまして。こちらでもと思いまして」
「あーそうですか。どんな症状ですか?」
「L5-s1間が潰れていて」
「場所まで判ってるんですか?」
以下説明。牽引・電気・マッサージ。時々モーラス。主に左足がしびれ気味で座骨神経痛同居。
医師ニコニコ聞きながらカルテに横文字を走らせて行く。ちゃんとL5-s1と書いている。キチンと患者の言うことをまず聞く。これ基本。ははん。「とりあえず血圧」は絶対無いな。
「判りました。レントゲン撮って治療方針を決めましょう」
そう来なくちゃ。え?前の病院からレントゲン引っこ抜いてきた方が良かったんじゃないか?
使い慣れた機械で見た方が判るんだよ。
撮影台へ。看護師が引っ張り出してベッドの下にセットしたのは、お?銀塩ですかい。
ズボンを下ろしてシャッター★チャンス!←骨だけだろうが
あい、おなじみバックライトで投影。
見事に5番腰椎と骨盤の間が潰れて御座います。オレの目で見て判るんだから医師には何か言う必要もない。
「なるほどね」
模型をゴソゴソ。鉄道模型いじりが骨盤模型でインフォームドコンセント。
「ここですと足に行く神経が圧迫されますね」
はい左足がおかしいわけです。
「判りました。では牽引とマッサージで」
カルテにハンコがぽんぽん押されてリハビリ室に移動。
ここの看護師雰囲気はズバリ「おたんこナース」……良く喋るし多少高圧的。ホスピタリティって感じじゃないね。
「マッサージから先に……あ、待って下さい。婦長さんが来ます」
『さん』言うなよ。アンタラには上司だろうがオレには看護師の一人に過ぎぬ。
私語ピタリ。ホンマにマンガのまんまやね。
……で、婦長がナニ言ったか良く覚えてない。覚えてないって事は大したことはないんだろう。
さてマッサージの担当はあんまさんである。コミュニケーションは言葉と触覚。
マルハチの整形外科が男揃いでゴリゴリしていたのに対し、こなた女性でツボをピタピタと押して行くタイプ。
え?どっち行くかって?都度血圧測られてたまるかっての。
tokyo sweets collection 3 千疋屋のマンゴープリン。
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