男子は女子に鍛えられて男になる
『男の子牧場』どう思う?
- 2009.05.18 17:00 コメント(18)
携帯電話サイト『男の子牧場』に対し、オープン早々批判が殺到し注目を集めている。このサイトは、婚活中の女性が交友のある男性の顔写真や情報を登録し、メンバー間で閲覧・紹介しあうことができるコミュニティサイトだ。メンバーは自分の“牧場”を所有し、男性を牛、馬、羊などのアイコンを用いて登録する。
「馬 羊のアイコン 嘘だろ…これが現状なんだぜ」「男の子がそんなダサい動物ってか家畜じゃん」と呆れ顔のブロガーは多い。男性を品定めするようなあり方への疑問も述べられる。「こんなシステムつかって男を品定めしているような、自称結婚活動家(笑)はまあ、人間的に信用ならない」(青砥千樹のどーでもいい日常 でらっくす)「婚活するようないい大人の女性が、そんなサイトを利用するとは思えない」(生・なまけもののうたたね)
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婚活SNS「男の子牧場」がサービス停止、開設から6日で
2009年05月19日
サイバーエージェントは、結婚に向けて活動している女性を対象にした携帯電話用ソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)「男の子牧場」のサービスを5月19日に停止した。5月13日に開設したばかりだった。
男性を家畜に例えるものだと批判するコメントが多く寄せられた。(抄)
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洒落だろ?
おにゃのこをビジュアル面で商品化している主体は男の側なのに今更なーにを言うか。
ジェンダー気取るつもりはないが、性別と性格は関係がないと思っている。控えめ←→積極的/繊細←→大ざっぱ……オンナもオトコもない
ただ「らしさ」は絶対に存在する。方や「命宿す側」、こなた「命広げる側」。この基本スタンスの違いによる思考・行動パターンの差は遺伝子レベルで発揮される。だから性同一性の問題が顕在化するのである。
男の子が女の子を初めて好きになる時、きっかけはほんの些細なことである。ふとした表情だったり、思いがけない優しさだったり。
書きかけで絶賛放置中の「おんなのこ・おとこのこ」に出すつもりでいるが、思春期前の一時期、女の子は男の子に対しつっけんどんになる。やんちゃ盛りで悪いことばっかりする男の子に対し、女の子の方が先に大人になるから当たり前なのだが、この時期の存在によって、男の子は女の子に対し心理的な壁を感ずるようになる。「ふとしたきっかけ」は、この壁を消滅させ、避けていた女の子に逆に興味を持つ。多くの場合対象は壁を取り払った本人に向かい、やがて当人ばかり見るようになり、存在を特別化する。恋という感情の芽生えである。
だが悲しいかなこの最初の恋は多く破れる。好意の正体が全くプリミティブな男性原理に基づく……チューしたい抱きしめたいオッパイ触りたい。それだけだからである。当然、女の子は見抜いて離れて行く。
傷付くがしかし、衝動は男の子を女の子に近づけ続ける。目的に近づくために手練手管を考える。しかし隠しておいた目的の故に拒絶される。この失敗の繰り返しは糧となり次第に道筋を整えて行く。
最後にオトコを大きく変えるのは結婚への意識だろう。根本的に男子の目的は「くっつくこと」そのものであり、極論すれば「くっつくまで」である。数多く機会を持って、子孫を残す確率を高めるためだ。結婚により一生を共にすることは、こうした原理から逸脱する。結婚とはパラダイムシフトなのである。原理を捨て、一生という時間に対して(経済的な内容含む)責任を負うのである。
だから、結婚に対し真剣な男性は同時に慎重になる。しかし慎重な男性はパラダイムシフトへの拒絶を含む。数学的な物言いをすれば、慎重は必要条件で真剣は必要十分条件である。
こうして、オッパイ見たいだけだった男の子は、責任を持った一人の男となる。「一緒に暮らそう」は十分に吟味された重い決断を背負っているのである。男はオンナによって鍛えられ育つのだ。男はオンナ無しじゃ男にならぬ。
家畜と言われて傷付く前に、比較のしようもないくらい立派な男になればいいだろう。
それに、家畜扱いって言葉は、人間のために命を捧げてくれる家畜に失礼だ。
名文だ。
投稿: TAC | 2009年5月20日 (水) 00時25分
単なる事実さ。
投稿: すのぴ@ちば | 2009年5月20日 (水) 19時52分