アフターバーナー
言わずと知れたジェットエンジンの推力増強装置。
排気ガスにまだまだ酸素が残ってるんで燃料の灯油をぶっかけてドカーン燃焼させて。てな仕組み。
瞬間的にパワー出して逃げるとか、超音速領域への加速へ使うとか、設計方針と利用法は様々。
でものべつ使ってるとあっという間に燃料が無くなる。危険な魔法の装置。
最近思うのは、バブル崩壊後今までの雇用の流れって、働く人に「アフターバーナー常時全開」を強いてきたそのものじゃないかって。
出そうと思えば出せる。じゃぁずっと出してろ。
カネがないなら頭を使え、効率上げろ、早くしろ。
が、それが普通になってしまうと余力がないし長く持たない。
耐久性も落ちてくる。超音速巡航中の機体は空気との摩擦でチンチコチンなんだってさ(コンコルドで91℃になるとか)。
最近の戦闘機はアフターバーナーを使わないと超音速を維持できない設計が多い。何故?超音速じゃ小回りがきかないから、戦闘機の主要な用途である空中戦ではどうせ使わないからなんだと。ここ一発の逃げや加速でドーンと使う。
総武快速E217系。100キロ越えて弱め界磁領域に入ると、小刻みに震えて多少滑りながらじわじわ120キロまで上がって行く。必死になって走ってる。必死になって働く人たち一杯乗せて。
明日も朝からアフターバーナー。
« 八重歯の血脈 | トップページ | 妻は全身を刺され、夫は骨を »
コメント