おんなのこ・おとこのこ(3)
でまた中空けて唐突なんだが3回目である。
学校から帰ってきた娘がのたまう。
「男の子って悪いんだよぉ~」
小学生になって2ヶ月である。先に書いた「男女の心理的な溝」の萌芽が既に見られる。
このことは「思春期を迎えるのが早く、変化がドラスティック」という「先に女の子の方が大人になる」という身体的側面に原因を求めると説明しづらい。
そこで、男の子は幼稚園坊主からして既におバカだったにも関わらず、娘の述懐は小学生になってからという部分に注目したい。すると。
1.先行は勝利の価値観
↓の参観日ネタでこういう発言を書いている。「もうやったよ」「くもんで言ってた」。
アイデンティティ確立への一歩なんだが、自分の特別性を主張したがる。勝ち負けの価値観と併存した時、「自分の方が先に進んでいる」という認識は勝利に直結する。
2.いつもそばにいるお母さん・いつも会社に行くお父さん
女の子なら「お母さんになる」と意識するし、男の子なら「お父さんになる」と意識する。
で、お母さんはそばにいて真似できるが、会社にいるお父さんの真似をするのは困難である。どころか「家にいるお父さん」はぐうたら酒飲んで屁をこいたりしている。
お母さんの真似が出来ること、すなわち「お手伝い」である。これは女の子にとっては「大人の女」に近づくことを意味するが、男の子の場合はそうではない。あくまでアシストである。「お手伝いありがとう」という成功体験は、女の子に「成長」の意識を育てるが、男の子は「良い子」の自己判定の指標でしかない。
成長という自己認識。優越感とは言わないが、心理的優位性の一つになっていると言えなく無いか。
男の子が感じる「小生意気な女子」…そこに男の子たちは、「小うるさい母」と印象が重なる部分を見ていたのでは?。
え?まだ希薄?うん、オレもそう思う。ただ、何か心理を誘導するものが目につくからそうなるんだよなって。
その一つが最も身近なオトナのオンナ、母親であろうと。
もう一つくらい原因を探したい。ってことでまた次回。
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