玄米
「5kgで2000円のがあったら買ってきて」
勇んで買った米袋。妻が早速封を切って「あっ」
「玄米じゃん」
ウワサはいろいろ聞く。固いだ不味いだ。しかし古代人雑穀入れて食ってたわけで。
玄米にあって白米に無いもの……「ヌカ」の正体はビタミンB1。オリザニン。後者は日本の鈴木梅太郎の発見。彼はB1欠乏による足の病「脚気」に玄米が効くことに気付き、抜き出すことを試みた。成功したが注目される前にビタミンBの名が先に付いた。
逆に言うと末梢神経(五感や筋肉の制御に直接関わっている神経細胞)の働きを活性化するわけで、血の巡りを良くして老廃物の処分を早める。
喘息という診断をもらってきて、野菜嫌いな娘。
妻の肩・腰は勿論、
オレの腰や座骨神経痛にも良いのである。
「そのまま食ってみよう」
炊飯器玄米モード。5時半に仕上がり予定で3時半に炊飯器起動。
「早すぎない?」
「そうかな?」
タイマー炊飯指定しても即座に起動する。要するに時間が掛かるのである。
炊飯中のニオイは相当なもの。換気扇を使用。
「保温禁止」
「ええ~!」
「ニオイが付くから」
出来上がった茶色飯。妻の主義(趣味?)で麦だの古代米だの雑穀だの、それこそ玄米も混ぜて炊くことは良くあるが。
フルチューン玄米は初めてだ。
しゃもじで切った感触は言われる「固い」のイメージなし。ちょっとお焦げもあったりして。
茶碗によそって食う。
充分に柔らかいし、別に不味くはない。娘も積極的ではないが嫌がる風ではない。
気付いたこと。自然に良く噛む。
理由、日本人のDNA……だったらカコイイが恐らく違う。柔らかい中に固いつぶつぶ(胚芽)が混じっている。本能的にそれを噛み砕こうとするらしい。
良く噛めば早食いを防止できる。
良く噛めば麦芽糖が出て甘くなる。
歯も鍛えられる。乱ぐい娘に必要なこと。
良いことずくめではないか。
あとは継続できるかどうか。しばらくチャレンジ。
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