オオクワガタその後
面白い虫だね。
・飼ったことのあるクワガタ
コクワ・スジクワ・アカアシ・ヒラタ・ノコ・ミヤマ
で、飼い方変えたことはないのだけど、こいつはちがう。
まず、上記のクワガタたちは大抵毎夜毎晩(ミヤマは昼から)出てきてエサ探すけど、このオオクワは「数日に一度」。生きてるかいなと思わず掘り起こしたくなるほど。ちなみに早起きした時覗いたら、カブトムシもすっかり引っ込んだ虫カゴで一人悠然と昆虫ゼリー食っていた。寿命長いせいか、あまりあくせくエサ食って交尾、という属性ではないらしい。他のカブト・クワガタ連中どころか、昆虫一般として見ても、生活パターンを大きく異にする。
指の間からコンニチハ。これは土を替える際のヒトコマ。何せ臆病だからどこか掴まっていないと安心できないらしいんだな。カブトムシは娘の手のひらにひょいひょい置いておいたが、こいつはオレの手の中。この後駄賃に砂糖水に酒入れた特製エサをこさえたが、調合してる手の上を歩き回りやがんの。それはそれて慣れてくれたか。
慣れと書いたが虫には個性がある。同じ属・種でも性格が違う。今回のカブトムシだってガツガツエサ食ってるヤツもいれば、終始おとなしいのもいる。カマキリもド突くと威嚇で返すのもいれば、一散に逃げるのもいる。ちょうちょイモムシから育てると慣れて、羽化した後指に載ってくる。それを野に放つのが好き。
余談。
こいつ図体の割に滑稽なくらい臆病。コイツしか飼ったことないから他知らんが、指から戻したら即この有様。そばに昆虫ゼリーあるのに身を隠すのに腐心。ただ、それがちゃんと周囲状況見て一番隅っこに動くからアタマ使ってるなぁ(この表現は正しくない)と感心。知的だ。
まぁ放っておくから(これ重要)コソコソ長生きせいや。あまりびくびく神経質だとハゲるぞ。
補足説明
「この表現は正しくない」
昆虫は人間のようにどこかに脳があるわけではない。神経細胞の塊が身体のあちこちに分散配置され、協調して全体を統括している。言わば億年前に神様が設計したクラウドコンピューティング。
「これ重要」
だから好きにさせておくのが一番。あまりかまうとストレスを与えて良くない。エサをやり、土を湿し、エサが無くなったら替える。ただそれだけ。気を遣うと言えばそうだが楽と言えば楽。やはり不思議な虫。
« カイロプラクティックその後 | トップページ | ネタがない日のつれづれ書き »
コメント